月別アーカイブ: 2014年11月

今日射した光

Posted on 2014/11/30

diary5524

自宅に設置された屋外の湿度計は2日連続で80%以上を維持。風邪やインフルエンザの予防以外に有り難みは無いけれど、外を歩くなら肌寒いくらいの今日が良いチャンス。

降らないまでも晴れない天気は自宅を出た瞬間にモノクロームを意識させてくれました。

代々木公園をゆっくりゆっくり歩いて、周りを見渡しては足を止め、犬の散歩のおじさんや紅葉の木によじ登る子供にホッとしつつも1枚として写真は撮れず、今日はこのまま帰宅かな?と思ったところで遠くのビルに光が射し始めたのが見えました。

東京にいて母国の事を思い出しているようなそんな背中。

ハイレゾ音源の再生はやっぱりこれ

Posted on 2014/11/29

diary5522

我が家もようやくハイレゾ音源対応機器が揃った(と言ってもアンプを対応させただけ)ため、一週間前からMac用ハイレゾ音源再生ソフト ”Audirvana Plus ” を使っています。

サンプリング周波数とビット深度がCD以上の情報を持つ音源であれば一口に「ハイレゾ音源」と呼ばれるわけですが、そのファイル形式や圧縮方式には数種類あって、一般的なリニアPCM、パルス変調方式を用いたDSD、ALACやFLACといったロスレス圧縮技術等、CDをトレイに載せてプレイボタンを押せば音が出た時代とはだいぶ状況が変わってきています。

そこで数あるこれらの音源を再生する手段を考えるわけですが、一番手っ取り早いのはやはりパソコンを使う方法。スピーカーを駆動するアンプやヘッドホンアンプとの間をデジタルで繋げられれば安上がりで高音質なプレーヤーになるわけですね。だから近年はオーディオ界がやたらと ”USB-DAC” と騒いでいるわけで...。

それはさておきパソコンで音源を再生するにあたり大切なのは扱えるファイル形式の対応状況。恐らく世界中で一番多く利用されているであろうAppleさんのiTunesはFLAC圧縮やDSD音源の再生互換が無いため残念ながらハイレゾプレーヤーとしては役不足。そこで私が選んだのが  ”Audirvana Plus ” というMAC環境では定番ハイレゾプレーヤーソフト。

上のスクリーンショットを見て分かる通り見た目はiTunesそっくり。でも流石はハイレゾプレーヤー、見えないところで良い仕事をしてくれています。具体的にはMAC OSの出力設定をこのプレーヤーは再生ファイルに応じて自動的に切り替えてくれる点。

下のスクリーンショットはMAC OS標準のAudio MIDI設定の画面ですが、ここでソースのサンプリング周波数とビット深度を決められます。逆に言うとここで指定した値で出力信号が固定されますから、仮に192kHz24bitの音源をアプリで再生したとしてもこの設定が44.1kHz16bitになっていたら、せっかくのハイレゾ音源がMAC OS上でダウンコンバートされて出力されてしまうという事。つまり、再生ファイルに応じてその都度この設定を適切なものに切り替えなければ真のハイレゾ出力にはならないという事です。

ハイレゾ音源配信も過渡期ということもあり、アルバムによっては曲単位でサンプリング周波数やビット深度がバラバラで収録されているようなものがあります。それを再生しようと思ったら1曲聞くたびにこのOS設定を切り替える必要が出てくるわけで、とても現実的とは思えません。

そう ”Audirvana Plus” はこの切り替えを自動的に行いながら曲の再生をしてくれるのです。何て楽チンな!

また、私のようにiTunesと併用する場合において、iTunesライブラリとAudirvanaライブラリを分けて管理出来る点も使いやすいです。iPhone等の圧縮音源管理はiTunesで、ハイレゾ音源はAudirvanaでといった具合に。でも時にiTunesライブラリの音源も自宅のステレオセットで聞きたくなる場合があるわけで、その際はAudirvanaの ”iTunes Integrated Mode” を使えば、AudirvanaからiTunesをコントロール出来ます。つまり、iTunesライブラリの音楽ファイルをAudirvanaライブラリにインポート!なんて無駄な事をする必要が無いのです。

それならそもそもiTunesで再生すれば良いじゃないか!と突っ込みが来そうですが、これまたサンプリング周波数とビット深度の入り交じるiTunesライブラリの再生でさえAudirvanaならその切り替えを自動で行ってくれるのです。

無償お試し期間中に私の運用で想定される様々な使い方をしてみましたが今のところパーフェクトなソフト。このまま購入となりそうです。

しかしアレですね、DSD音源のデータ容量には驚きますね。アルバム1枚で5.5GBですと...。

diary5523

決して焦らない、一歩ずつなら歩幅は必ずあわせられる

Posted on 2014/11/28

diary5521

身近で一緒に仕事をしている仲間が次なる人生の一歩を踏み出すとあって、実質今日がお別れの日となりました。

こういう時私は周囲の笑いを誘うような、それでいて元気に送り出してあげられるような上手い言葉は浮かびませんし、何か形に残るようなものを作れる技術もありませんが、唯一本職の映像編集であれば多少なりとも力になれるのではないかと思い、微力ながらお手伝いさせて頂きました。まあ私の性格ですので映画の編集も社内ビデオの編集も常に全力で取り組みます。プレゼントした映像がまさか8バージョンも作られたものの1つだとは誰も気付かないでしょうね。

常々気の合う仲間と思って仕事をしていましたから正直今は少し寂しいですが、こんな時いつも私は誰かが言っていたこの言葉を思い出します。

「人は所詮ひとりぼっちです。でもだからこそ同じ気持ちを分かち分かり合える事が素晴らしいと思います」

他人の歩幅に合わせて歩く事があります。偶然歩幅が合う事もあります。いずれにしても揃った足音は気持ちの良いものです。相手の歩幅を意識していれば人生は案外上手くいくと思います。

記憶より鮮明に

Posted on 2014/11/27

diary5520

数年前に月に1、2回のペースで北京に行っていた事を思い出しました。今ほどではないにせよ少なくとも日本より埃っぽい空気と沢山の車の排ガスの影響で、少し離れた景色はいつも靄が掛かっていたのが印象的でした。

数日前に歩いた新宿のこの場所がちょうどそんなふうに見えたのです。一見クリーンな感じがしつつも少し先はホワッっと柔らか。親子があと2、3歩進んで地面にしっかりと影が出るのを待とうと思ったところへ自転車のおじさんがフレームイン。親子の位置と自転車の位置どちらを優先しようか一瞬悩みましたがこの雰囲気には自転車が重要でした。おかげで中国の公園っぽい画になったと思います。

自分の目で見た景色をこうして直ぐに形に残せる。記憶の中の中国の景色はもうだいぶデフォルメされてしまっていますが、写真の力ならその時の印象を数年後にもほぼ変わらない形で残せる。だからこそ奇麗なものを撮る事が、奇麗な写真を目指す事が、人に上手いと言われるような写真を撮る事が、大切なわけではないと思っています。

カメラを持っていればそこに空気の存在さえ意識する...面白いですね。

シャッターが押せれば写真は撮れる

Posted on 2014/11/26

diary5519

時々使っているSONY RX1。発売から丁度2年が経過しましたが今でも現行モデルとして店頭に並んでいますし、価格が全然下がりませんね。と言う事は本当に原価が高いのだと思います。

そんなRX1も含まれるRXシリーズのムック本がリリースされたというので先日ヨドバシカメラの書籍コーナーでペラペラと目を通してみました。ムック本やテクニック集の類いにはあまり興味のない私ですし、ましてRX1の事なら本など読まずともユーザーの自分が一番理解していると思っていますが、今回あえて見てみようと思ったのはあの内田ユキオさんがRX1を使って何枚かのスナップを撮ったとの情報を得たから。私が知る限り内田さんがSONYのカメラを使うのは初めてではないかと。

掲載されていた写真は「やっぱり内田さんだな」と思えるようなすばらしい作品ばかりでしたが、ご本人的にRX1のレンズの歪曲収差が気になったようです。こればっかりはあのコンパクトサイズにフルサイズセンサーの組み合わせですから仕方がないですね。だからといって撮影後にソフトで補正すると力のない画になってしまいます。この辺がレンズの力だったりするわけでして...。

さてそんなムック本は全体に目を通したところで棚に戻し、購入したのはこの本。ハービー山口さんのフォトエッセイ。

長い長い写真の歴史の中で、時代と共に高度な機能が追加されカメラは難しく変わってしまいました。だから写真関連の書籍といえばテクニック集や機能紹介ばかり。何を感じ何を撮るか(撮ろうと思うか)よりも何をどう使いこなすかにスポットが当たりがち。私の感覚ですと写真を撮る行為はもっと漠然とした気持ちなんじゃないかと思います。テクニックなど知らなくてもシャッターが押せれば写真は撮れます。

きっとこの本には私のソレに近い事が書かれているのではないかと思い表紙だけ見てレジに進みました。

そのまま暖かくすれば直ぐ眠れそうな

Posted on 2014/11/25

diary5518

なんだか最近は急に日が短くなったような気がします。いえ絶対に ”急” って事はなくて夏から冬にかけて徐々に短くなっているはずなのですが、どうも私にはその変化が大きく感じるようです。

となれば秋の夜長をどれだけ充実させるかがこのシーズンの満足度に大きく影響するわけでして、そういう意味では今年の秋は自分でも上手く使えている気がしています。

深夜就寝前に程良い音量で音楽を聴いたり、本を読んだりと、人が真っ先に思いつくような時間の過ごし方をしてみては、確かにこれらの行動は秋の夜に上手くマッチすると今更ながら再認識です。

昔はあまり聴く事の無かったピアノとベースのジャズがなんとも心地よく...。

想いのこしの無い日にするために

Posted on 2014/11/24

diary5517

夏の終わりに頂いていた映画のチケットがこの時のためにずっと保管されていました。楽しみにしていたのは一昨日公開されたばかりの「想いのこし」という映画。

私は平川雄一郎監督の映画が好きでして、「陰日向に咲く」や「ツナグ」はもう何度も見ていましたし、元々テレビドラマ出身の監督さんですから「世界の中心で愛を叫ぶ」、「JIN-仁-」、「とんび」といった名作もお馴染です。ストーリーの善し悪しは脚本次第としても、平川さんは撮影手法や演出面で独特の見せ方をしており、それが見るものを作品の中に引き込む要因になっているのではないかと思います。

例えば三脚を使わずカメラを肩に載せハンディで撮影する事で映像に揺れを作り、それが客観視ではなく役者本人の目線の映像として見せています。このあたりの演出は堤幸彦監督と共通しますね。また、そういった映像の中に誰の目線でも無いカットが作品全体の中に1〜2カット含まれていて、主に空を見上げていたりするシーンに使われているのも特徴です。その場合は人の腰の高さくらいから役者の背中越しに狙っている事が多いですね。今回の作品も例外なくそれらの手法が使われていますが、あまり書いてしまうとネタバレになってしまいますので是非映画館で見て頂けたら良いのではないかと思います。全体を通してすばらしい映画に仕上がっておりました。

驚いたのは最後のエンドロールで、感動の結末にボーっとしながら見ていたら見慣れた名前が。編集はどうやら私の先輩が担当していたようで。身近な人の作品だったと知りちょっと嬉しくなりました。

映画館の雰囲気を伝えるような写真を撮ってこなかったため、帰りに立ち寄った公園で紅葉を撮りました。曇天のフラットな光で見る紅葉はあまり見栄えがしないものですが、こんなふうに面で表現する場合は逆に好都合ですね。ここにもし太陽など入れ込んだら目線がそこに集中しちゃいますから。

お昼には急いで帰宅し、せっせと仕事の準備に切り替えた祝日。

秋の3連休

Posted on 2014/11/23

diary5516

この3連休はあまりゆっくりしている場合ではないのですが、イベントも終わってホッと一息つきたいのが正直なところ。今日こそはと意気込んで吉祥寺のヨドバシカメラまでポタリング。そのついでに井の頭公園を散歩。

良い陽気ということもありますしいよいよ東京にも紅葉前線が降りてきたとあって沢山の人で賑わっていました。ちょっと癒されたのは、その誰もがどことなくゆっくりしていて何かに追われる事なく思い思いの時間を過しているように見えた事。

趣味に没頭する人、恋人と過す人、はしゃぐ子供、秋の光。これが撮れた時、さあもう今日は帰ってもいいや...と思えました。

一番小さく、一番いい音

Posted on 2014/11/22

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オーディオ機器更新計画第二段はアンプです。いえ、本当は先週スピーカーと同時に購入する予定でしたが今回チョイスしたモデルの発売日が昨日だったものですから買えずにいたのです。

NANO COMPOシリーズと呼ばれる超小型オーディオにNANO-UA1aという最新プリメインアンプが追加されたため購入に至りました。スピーカー同様私が拘ったのは小型で気軽に使えるものである事...。そこを追求していったらCDジャケット3〜4枚を重ねた程度の手のひらサイズになってしまいました。電源はなんとACアダプター。オモチャにしか見えない...。

でもこのアンプ音を出したらびっくりするくらい高音質です。第一印象は聴感上のS/Nがとても良い!。音楽ソースが止ると殆ど無音になります。室内の生活環境音が気になってしまうほど。それから内蔵DACがとても良い音しています。MACとUSB接続すればそのままUSB-DACとして機能し、192KHz24bitのPCM音源を再生したらこれまで使用してきたアンプとは段違いの音が出てきます。

となると、長年愛用してきた私のアンプの音は今の時代にはあまり通用しない音質だったという事なのでしょうね。考えてみたらもう20年以上も昔に購入した定価4万5千円程度のもの。学生時代になけなしのお金で買ったため愛着はあるんですよね。

さて、今回使ったハイレゾ音源についても日頃からAstell&Kern AK120で聞いていたわけですが、今回の経験からヘッドホンで聞くよりもスピーカーで聞いたほうがハイレゾの御利益は大きいという事がわかりました。深水 洋さんのドラムソロアルバムなんて目の前で本当に叩いているみたいに聞こえます。

これだけ良いことずくめで消費電力は8〜24W、ラジカセ並のエココンポ。ちなみにこれまで私が使用していたのは230W。電気代1/10で音質は最高! なんて良い時代になったんでしょうか。秘密は内部の電解コンデンサにあるようで、ACアダプターという貧弱な電源を使っていても、音楽ソースの弱いところでコンデンサに電気を溜めておき、ここぞという所ではそのコンデンサから電力供給する仕組みなんだそう。なるほどそれなら常時強力な電源を用意する必要はありませんし、平滑化された超安定化電源にもなります。実際私のような小さなスピーカーに限らずフロア直置きの巨大スピーカーも楽に駆動出来るようです。

ただしCDジャケットサイズという小型ボディに、デジタル(光)、デジタル(同軸)、USB、LINE(アナログ)、スピーカー出力、とまあ、ぎっしり端子が並んでいるため太いスピーカーケーブルなどは取り付けに限界がありますから、今回はオヤイデ電気製のオシャレなバナナプラグを使う事にしました。これにてケーブルは筐体真後ろに真直ぐ延びますから接続がすっきりします。

昔から私もオーディオには色々お金を掛けてきましたが、今後はこのセットで十分ですね。20cmの小型スピーカーと12cmの小型アンプ。だってこれが今までで一番良い音がしているんですから。

今後の課題はネットワークオーディオ化ですね。

このイベントでお披露目となりました

Posted on 2014/11/21

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今年のInterBEEも大盛況のうちに幕が閉じました。初日のペースでいくと体力が持たないな?と感じたものの終わってみればあと1日くらいあっても良いかも!なんて思えるのは毎年恒例ですね。会場にてお声かけ下さった沢山の方々誠に有り難うございました。中には私が離席している間も待っていてくださった方もいらっしゃり大変感謝しております。

さて、そんなわけで例年以上にてんてこ舞いだったイベントですが最終日の今日は少しだけブース見学の時間が頂けたため、いくつかのメーカーの方々と情報交換させて頂きました。内容については映像業界のマニアックな技術話ですのでここではその道中で見かけた気になる展示を2点ほど...。

もう写真を見れば一目瞭然、DJIの新製品Inspire1です。実機の展示は今回のイベントが日本初になるのではないでしょうか? 時間が無かったためろくに話も聞けずたった2枚の写真が撮れただけですが、パッと見の感想は「想像したよりデカイ」という事です。まあ機構などを考えれば妥当なのでしょうがPhantomのような気軽さは無いですね。欲しいですが私には買えませんので横目で見ながら通り過ぎるくらいで丁度良かったのかも知れません。

一方、もう一つの驚きはいつもお世話になっているSYSTEM5さんがPRODRONEブランドを立ち上げていました。プロ用映像機器を扱うプロショップがいよいよDRONE業界に進出ですね。ただ一般的な模型屋さんと違うのは、機体を売るだけでなくメンテナンスやトレーニングまで含めたトータルサポートを行うようです。トレーナーはRCヘリ競技会(つまりF3C?)第3位の方が行うのだとか...。う〜んそれって誰だろう。

写真に撮ってきたこの12枚羽はペイロード10kgと言いますから小型カメラは楽々載りますね。今のところ準備出来るのは2.5メートル幅のペイロード30kgモデルと言いますからびっくりしますね。小さな子供なら持ち上がります。機体はどれか分かりませんが先日の御岳山火山事故現場でも撮影で活躍したらしいです。確かに映像のプロとRCのプロがタッグを組んだら安心とクオリティが両立出来そうですね。

これまでは映像音響機器のみだったInterBEE、だんだん様子が変わってきましたね。私にとってはこの上ない方向性です。