コンパクトさが際立ち取り回しがよさそうな印象のスマートであるが実際に運転してみると意外な死角の多さに気づく。一般的な車と異なり運転席と助手席が若干前後にオフセットされたレイアウトは右ハンドル左ハンドル問わず助手席側後方の視界が想像以上に遮られる。更にルームミラー及びドアミラーはデザイン優先のサイズ設定のためか実用上かなり使い辛いのは否めない。そこでCZより発売されているワイドビューミラーを装着した。680Rという曲率で体感上ノーマルのおよそ1.4倍程の広範囲がうつりこむ。勿論広角レンズ的視覚効果は距離感が多少分かりづらくなるが、リアフェンダーが確認できる分、ノーマルより車庫入れなどはしやすい。 付属の説明書によるとノーマルミラーの上から両面テープで貼り付けるよう指示があるが、あまりの曲率の違いから貼り付けたミラー同士に隙間が生じ、納得のいく仕上がりには程遠い。そこでドアミラーから一旦ミラーステーごと取り外しノーマルミラー（ガラス部分）を剥した後、代わりにワイドビューミラーを貼り付ける事であたかも純正ワイドビューミラーのように仕上がった。 このミラーはMAZDA ROADSTERコーナーで紹介しているブルーサイドミラー同様、ブルーガラスであることから多少の防眩効果も期待できる。