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engine design

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SMARTの床下はエンジン及びトランスミッション手前までフラットボトム化されており、ラジエターグリルから吸い込んだ大量の空気はフロントホイールハウス後方へ抜けていくものと思われる。

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小型エンジンとはいえ非常に狭いスペースに上手く配置がなされている。3気筒インタークーラーターボエンジンは横置きでやや右寄りにレイアウトされ、左寄りのスペースにはトランスミッションが収まる。右側のドライブシャフトが長いのはそのためである。トランスミッション上部にはインタークーラーがマウントされている。

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インタークーラーはレース車両のVマウントを思わせる前傾スタイルで、専用のクーリングファンが装着されている。走行風は車両床下に設置されたエアーインテークからエンジンルーム内に引き込む仕組みである。エアクリーナー及びインタークーラーコアをフロントに配置しないのは吸気側パイピング延長によるアクセルレスポンス悪化を避けたものと考えられる。

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エンジン形式 15
種類・シリンダー数 SOHC・直列3気筒インタークーラー付ターボ
総排気量 cc 698
ボア×ストローク mm 66.5×67.0
最高出力 kW[PS]/rpm(EEC) 55[75]/5,250
最大トルク N・m[kg・m]/rpm(EEC) 110[11.2]/2,500-4,500
圧縮比 9.2
燃料供給装置 電子制御式燃料噴射
使用燃料 無縁プレミアム
燃料タンク容量 L 33
燃料消費率(10・15モード) km/L 18.4

BRABUSによるエンジンチューンは、ブースト圧を通常の0.8barから1.0barに高め、コンピューターによる電子制御の最適化とスポーツエグゾーストとの組み合わせで、最高出力を45k[61PS]から55kW[75PS]に、最大トルクは95N・mから110N・mにまでアップしている。

SMART全車に共通するデュアルイグニッションと呼ばれる各シリンダーに2個(3気筒で6個)のスパークプラグの配置は、SOHC方式の宿命であるカムシャフトセンター配置に伴うスパークプラグレイアウトの制約から、燃焼効率の悪化を補う手段として用いられたと考えられる。

実燃費はアクセル開度によりかなり変動するが、概ね15km/L〜18Km/L程度である。



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