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power train design

SMART-POWER002.JPG
変速比
  2002 coupe 2003 coupe 2003 BRABUS
1速 14.203 13.230 13.230
2速 10.310 9.604 9.604
3速 7.407 6.899 7.350
4速 5.625 5.235 5.796
5速 4.083 3.800 4.208
6速 2.933 2.730 3.220
final 4.208 3.920 3.920

年式とモデルによる変速比の違いは、当然の事 排気量が600cc〜700ccへと変更された事に大きく影響され、2002モデルよりも2003モデルがハイギヤード設定となっているのは、トルク増大に伴い実用低回転域での高速クルージングを狙ったものと考えられる。

一方、同2003モデルでもホッテストタイプにあたるBRABUSでは1,2速はcoupeと変わらないものの、3速以上はかなりのローギヤード設定となっており、近年稀に見るクロスミッションとして仕上がっている。これは時を同じくして発売された SMART ROADSTER と共通の値であり、実際の走行では、時速50Km/hで1速〜5速のどのギアでも走れるというパフォーマンスを見せ、パワーバンドを常に外さないという設計の意図が伝わってくる。
勿論これは標準装備されるパドルシフトあってのスポーツドライビングテイストである。

尚、ギア比からのエンジン回転数計算法は以下の通りである。

選択ギア比  ×  ファイナルギア比  =  タイヤ1回転に必要なクランク回転数

前途した通りSMARTには通常のマニュアル車と同等のミッションが装備され、使用されるクラッチも乾式シングルと、決して珍しいものではない。初めてSMARTを扱う人に怪訝されがちなシフトタイムラグは軽量フライホイールに変更する事である程度緩和されるとも予測できるが、3気筒という 回転ムラの多いエンジン特性と、小排気量ゆえの細いトルクを考慮すれば、安定と信頼という観点から、いたずらに軽量化を計る事は難しい。



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