Leica LUXというiPhone用カメラアプリが気になっています。Leicaはあのライカ、35mmフィルムでスチル写真のフォーマットを作ったライカ。
ストリートフォトグラファーなら誰もが憧れるM型はあまりに有名ですが、ボディもレンズもとにかく高い。ボディだけで100万円オーバー、レンズが50万円から200万円くらいですから、最小セットで200万円くらいは覚悟しなければなりません。私も昔はフィルムのライカを持っていましたが現在のデジタルライカは手が出ませんね。
そんなライカがオフィシャルに公開しているiPhone用カメラアプリがLeicaLUX。 ライカレンズの特徴を上手く再現した描写とシンプルなUIが特徴。 iPhoneの LiDARセンサーを活かした被写界深度の再現は今風に言えばコンピュテーショナルフォトグラフィそのものですが、ボケの感じはiOS標準カメラアプリのそれと比較してもかなり柔らかく感じられ、アプリ内で数種類選べるレンズの中にはボケの癖までも再現されている感じ。
上の写真では、街角の複数の柱が規則正しく写っていますが、遠景になる程柱のコントラストが低くなっているあたりかなり忠実に再現されているのが分かります。フィルムグレインやフィルミーなルックの数々を組み合わせれば、これがなかなか楽しい。スマホなのにライカで街を切り取っているあの楽しさが味わえるのです。
私の好きなフィルム画角3:2で撮れる点も◎。iOS標準カメラアプリなどの多くは4:3ですからね。
アプリダウンロード後36枚は無償版でも数々のレンズシミュレーションが試せて気に入ったら有償版に移行してね!というよくあるサブスク戦略。どうやら28mmレンズだけは無償版でも使い続けられるようですが、やはりライカなら50mmを使いたい...となると毎月お金払ってねと。
私はこうした戦略にはなかなか引っかからないほうなんですが、このアプリのアウトプットを見るとちょっと課金しても良いかな?と思ってしまう完成度です。
ただいかんせん強気の価格設定にたじろいでしまうのです。月々1,000円、年払いなら12,000円(今ならセールで10,000円)です。
近年のクラウドストレージの価格帯を思えば驚くほどの数字ではありませんが、スマホのアプリに年間10,000円支払うのは度胸が試されますね。だって普通のカメラアプならどんなスマホにも標準で入っており写真そのものは撮れるわけで、となるとライカルックにそれだけお金を払うか?ということになります。
商品撮影のように使用する期間がはっきりしている場合は1ヶ月のみ課金するような運用も可能だと思いますが、ストリートフォトグラフィーは日常的にカメラを持ち歩き、カメラの目線で街を眺め、最高の光とタイミングを見つけて撮るスタイルですから、アプリは常に必要ということになります。1日街を歩いても撮れる日もあれば撮れない日もある...そこにお金を払い続けるかどうかですね。
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