計画を練る

Posted on 2018/01/19

つい最近までお正月気分だったと思ったら、もう1月も中旬。ということは1年の1/24が終わってしまったわけで。まだ今年の抱負がぼんやりしているという人は決意の程お急ぎください。

かくいう私も偉そうなことを言えるほど立派なビジョンが描けているわけではないですが、今年はトレンクルによる更なる長距離サイクリングで体を動かし、写真関連では、現像・複写技術とボタニカルを融合させた新たな表現スタイルに挑戦してみたいと思っています。どちらも時期的に春以降の実施となりそうですが、今のうちから準備できることはぼちぼち進めておこうと思います。

まあなぜ急にこんなことを書き始めたかというと、自宅で育てている水草や公園で見かける植物達は春に向けて徐々に成長期に切り替わってきているようで、ここ最近急に新芽を出し始めたり、茎や葉の緑が少し濃くなってきたりしており、満開の時だけ感激して眺める桜だって人知れず四季を感じ取って今から準備を整えているのだな...と、そんなことを考えたわけで。

何百年も何千年も同じように花を咲かせてきた植物でさえその準備を怠らないというのなら、昨日今日の思い付きで ”今年は何をしよう”と考える私はそれ以上に計画を練って当然ですね。

暗い事の美しさを知る

Posted on 2018/01/18

写真をRAWで撮るのが習慣になっている人の多くは、家に帰ってきてその日撮った写真を見返したりいじったりするのが好きなタイプだと思います。私のように撮影と後処理の2プロセスで一つの作品が出来上がると考える人は、食事に例えたらご飯とみそ汁がセットで和食!と呼ぶような、それくらいどちらも重要な工程と考えると思います。例えがあれですか...。

一眼デジカメを使うような人ならRAWという言葉はなじみ深い響きだと思いますが、一般的にコンパクトデジカメやスマートフォンで撮る写真はJPEGですよね。上記「撮影」と「後処理」の2プロセスで写真が出来上がるとしたら、RAWというのは撮影まで、JPEGというのは後処理までをカメラ内でやってくれる...そんなイメージで考えるとわかりやすく、JPEGの場合は最終的な見栄えを優先した撮り方なので、裏を返せば目に見えず不要な情報は捨ててしまうことでファイルサイズを小さくできています。汎用性は高いですがそれを素材として更なる後処理をしようと思うと捨ててしまった分の情報量が足りない...ということになるわけですね。だから後からいじることを前提とした場合はRAWで残したほうが有利なわけです。

また、日々後処理を繰り返していると撮影のコツみたいなものもおのずと見えてきて、撮影時はわざとオーバー(明るく)で撮っておき後処理で暗くする事でノイズを減らすとか、エンハンサーをかけずに撮っておき後処理でシャープネスをかけたほうがエッジが綺麗に仕上がるとか、その時の見栄えよりも後処理に有利な撮り方をすることも多々あります。星景写真なんて良い例で、仕上がりは夜空に満天の星って感じで綺麗ですが、撮影時は白に近いグレーの空として撮っていますからね。

なので、撮影した直後にモデルさんが小走りでカメラに近づいてきて「どんな感じに撮れてるの?見せて!」って言われても、その時点では後処理に有利な撮り方をした途中経過でしかないので、むしろスマートフォンで撮った写真のほうが綺麗に見えたりして困ることもあります。

一方、そうした ”仕上がり最優先” の撮り方や後処理を繰り返していると、大事なものを見失うこともしばしばあります。綺麗な夕焼けを撮ったらアンバーのグラデーションの階調再現はどうかとか、暗いところは潰れてないか、白いところは飛んでないか、コントラストの高いエッジにジャギーは出ていないか、レンズの色収差は補正する必要があるかとか、言い出せばきりがないというか、逆に後処理でそんなところばかり目が行くようになる...。

仕上がりが点数で評価されるようなものなら、たぶんこの先人間より機械のほうが優れた結果を出せるようになると思います。でも芸術の世界がいつまでもそうならないのは、表現というものは点数を追いかけるような作業ではないからだと考えます。

写真は随分長いことやってきましたが、最近ようやく暗いところの美しさ、暗いところから見た光の美しさがわかってきたような気がします。

東京でこの氷はどうやって維持しているのか...

Posted on 2018/01/17

人との会話の中に「長野出身です!」という言葉を出すと、多くの場合「じゃあスキーとか出来るでしょ」みたいな社交辞令的な質問が待っていて、「残念ながら出来ません」と返すのが私にできる定番のリターン。ソリなら得意ですけど。

それでも私が生まれ育った長野(南部)の小学校には皆さんが想像する通りスキー教室が授業として組み込まれていて、確か5年生と6年生の時だけ近場のスキー場で滑り方を習いました。そこで捻挫をしたのがきっかけでプライベートでは積極的に滑りに行かなくなったのかもしれません。

そんな未経験に近いスキーとは対照的に、小学校のグラウンドに水を張った天然リンクで毎朝練習したアイススケート。得意ではありませんでしたが普通にトラックをぐるぐる滑るくらいは私にも出来ました。今思えばスキーで転ぶよりスケートで転んだほうが地面が硬いぶん頭でも打ったらダメージが大きそうですが、斜面を滑り降りるスキーと違い平らなリンクゆえ自分のペースで練習出来るスケートはチャレンジしやすかったのかもしれません。

東京にもいくつかの巨大屋内スケートリンクがありますが、冬の間は赤坂や六本木の屋外スケートリンクも即席で作られて一般客がおぼつかない足取りで滑っているのを見かけます。中にはその隙間をすり抜けるように軽快に走る上級者もいますが、私が子供の頃の上級者というのはスピードスケートのようにひたすら高速でトラックを周回する滑り方だったのに対し、東京の上級者はフィギュアスケートに近い華麗な滑り方。時代が違うのか文化が違うのか...。

今の私、いったいどれくらい滑れるのか気になるところです。

ところでこのスケートリンク、東京の暖かい冬の屋外でどうやって溶かさずに管理しているのでしょうか。

音質と手軽さのバランスに追加されるのは ”可能性”

Posted on 2018/01/16

私が子供の頃だった80~90年代は今よりずっと音楽業界に勢いがあり、テレビをつければ週に2,3本は音楽番組が放送されていましたし、何よりCDが一気に普及した時代ですから街の電気屋さんにはかっこいいCDラジカセやミニコンポがズラリと並んでおりました。1枚のCDからいかにうまくカセットテープの両面に曲を振り分けるか!それが楽しみでもありました。まあ私は欲しくても買ってもらえませんでしたから友人のラジカセを借りてカセットにしてましたけど。そしてウォークマンが流行ったわけですね。

そんな音楽スタイルも今ではファイル再生が普通ですから専用プレーヤーなど必要とされず、スマートフォンで事足りるわけですが、さすがに自宅で音楽を楽しむのにスマートフォンの内蔵スピーカーでは心もとないということで近年注目されているのがモバイルスピーカーですね。あらゆるメーカーからお洒落なデザインのものが様々リリースされていて、ショップの売り場でもひときわ華やかさを放っています。

そんな小型スピーカーもここ最近のものはスマートスピーカーなる名前を身にまとい、これまでの ”音が出るだけ” の存在から、ネットワーク機器をコントロールするような立ち位置に進化しつつありますね。「OK、Google!」のアレもその一つなわけで。

Appleさんから昨年発表されたHomePod、ちょっと興味ありますけどそろそろ発売されるんですかね。

光を選ぶ

Posted on 2018/01/15

もう六本木は飽きているんです...というくらい頻繁に歩いています。何かと私好みのイベントが開催されることが多く散策がてらの散歩をセットにするのがルーチンになっているためです。

それでも見慣れた景色にハッとするような瞬間を感じる事もあります。多くは光の当たり方に魅せられるケースで、自分以外の人にどうそれを伝えるか、その手段が写真だと思っています。もし私が文章を書くのが得意なら文字だけでその状況を伝える事が出来るのかもしれませんし、この目で見た景色をメロディに載せられるなら歌でも歌っていたかもしれませんが、少なくとも今現在は文字や歌より写真で伝えるほうがうまくできそうな気がしています。

モノには順序というものがあります。最近ではカメラの性能が飛躍的に向上したのでそれらを手にするとついその恩恵を活かせるようなものを探しに出かけることになります。撮るために出かける!それが出不精を解消するためのきっかけになるならそれも良しです。でも、出かけたから撮ってくる、どちらかというとそれが自然な流れ。

散歩のコースは出来るだけ太陽に背を向けないように歩きます。朝なら東へ向かって、日中なら南へ、夕暮れ時は西を目指して歩きます。それがいつもと違う景色を見るコツであり、そこで見えてきたものが写真に残すとハマったりするものです。大事なのはレンズを向ける事より先に自分の体を光に向けることだと思っています。

 

どんなご家庭にも簡単に組み込めるIoT電球

Posted on 2018/01/14

注文してあったPHILIPS HUEが届きました。知っている人からすれば「今更ですか?」と言われてしまうかもしれませんが、私的には「あれば便利」だが「どうしても必要な物ではなかった」のでこれまで何度も購入を見送ってきていたものです。

自宅のダウンライトの調光器リモコンが不調を訴え始めたのは1年ほど前から。その後は騙し騙し使ってきましたが昨年暮れあたりからいよいよ動かなくなってきて、リモコンを叩くと何とか反応する!みたいな感じに。それならいっそうの事PHILIPS HUEに付け替えてしまおうというのが大方の流れ。

PHILIPS HUEはスマートフォンからコントロール出来るフルカラーLED電球。HUEブリッジと呼ばれる四角い箱を自宅のWi-Fiルーターに接続するだけで全ての電球はワイヤレスにコントロール出来るシンプル構成。ネットワークに参加する...すなわちこれはIoT照明。他にも類似品は多々あれど世界的に見てもオーソドックスで定番なライトと言えばこれですね。

最近流行りのスマートスピーカーと組み合わせて音声コントロールは勿論の事、位置情報を連携させる事で帰宅/外出時は自動点灯/消灯させたりとか、明るさや色味をシーンで保存しておき部屋の使い方によって切り替えるとか、メールの着信があったら指定した電球だけ点滅させるとか、明日の天気予報を色で表現させるとか、色々な使い方が出来ます。

用途に応じて多くのアプリが出ていますし、PHILIPS純正アプリだけでもかなりの事が出来ますが、ひとまず今日のところは点灯/消灯が出来て、私の生活に適した輝度に調整したものをシーンとして保存出来れば良しと言う事で最低限の設定。

スマートフォンからの新規セットアップは非常にシンプルでスムーズですが、どういうわけかセットに含まれる3つの電球のうち1つだけ正常に消灯が出来ない...一旦は消えるのですが再びMAXで光ってしまう。色々試してみましたがどうやらその1つだけ不良品のようです。他の2つは正常動作どころか気持ちが良いくらい自由自在にコントロール出来ます。購入元のAmazonに依頼をしたところ明日には交換品が届くようです。対応早いですねAmazon!

たかが電球、されど電球。PHILIPS HUEは照明でもありインジケーターでもある。ちゃんと使いこなすのは交換品が届いてからという事になりますが、この電球いろんな可能性を秘めていますから今後どう発展させようか今から楽しみです。

創意工夫が面白い

Posted on 2018/01/13

東京ミッドタウン・デザインハブで開催されている ”クラフトNEXT-第57回日本クラフト展” に足を運んでみました。イベントタイトルからして既に57回目だというのに私にとってはこれが初参加(出展ではなく見るほう)。

陶磁・漆・木・竹・ガラス・金属・など約800点のクラフト作品を展示との前情報だったのでワクワクしながら会場を訪れましたが、想像していたほどの巨大なスペースではなかったものの、展示されている作品はどれもアイデアいっぱい且つ精巧な作りで目移りしてしまいました。

東京ミッドタウンにあるこのデザインハブという施設は、多くの人をデザインの力でつなぎ、動かす場として、デザインのプロモーション・職能・研究教育を担う機関が連携して実現した団体のようです。ハブという名前からもなんとなく目指している方向性は伝わってきますね。

ガラス張りの向こう側では今日も親子で参加するワークショップが開催されていました。自分オリジナルデザインの箸を作っておりました。

 

入り口付近に展示されていて目をひいた照明シリーズ。緑の巨大なボールみたいな照明は素材や作り方は不明ですがとにかく細かな網目状に組まれたランプシェードに注目です。仕上りの美しさや作品としての評価以前に、やはり作り方が一番気になるところです。想像するに硬い糸のような素材から手編みで編んだんじゃないかと。

そして隣に展示されていたウッド製ランプ。ランプと言ってもその光の使い方が斬新すぎて何かを照らしたり周囲を明るくする目的ではなさそうで、私は白色LEDの新しい使い方を見た気がしましたね。

LEDを下向きに配置してテーブルを照らしているわけですが、その光のこぼれ方は太陽光を連想させるもので驚きました。日当たりの良い部屋の入り口の扉が少しだけ開いていて、今まさにその扉を開けて部屋に入ろうとしている時の光のこぼれ方ってこんな感じだなって! 人工光から本物を連想出来るって凄いなと。

 

この展示会はデザインがテーマですから、創意工夫によって手作りされているものであれば恐らくエントリーの資格があるのではないかと思います。それ故、展示されている作品も形式張った物ばかりでなく、あらゆるジャンルの、場合によってはいったい何に使うのか分からないようなものまで並んでいて実に面白いです。

上の写真の歯車の塊で出来た作品は、ハンドルを回すと棒の先のトンボ達が本物のような細かなギミックで羽の一つ一つが動くというからくり人形ばりの仕掛けがあります。これもいったいどういう仕組みでそのような動きが作り出せるのかじっくり眺めてみても理解出来なかったのですが、感心するのはそれだけ精巧に作られていながらメカメカしくなっておらず子供でも関心が持てそうなところ。デザインとは人と違うものを考えたり、奇抜さを形どる事ではない!という事を教えられた気がします。

昨年のDESIGN FESTAで木象嵌(もくぞうがん)について教えてもらった ”木工房 千舟” さんの作品も展示されていました。今回は木象嵌のを駆使したものではなく可愛いこけしシリーズでした。まんまるな頭はやはり旋盤で作るのでしょうかね。

 

私の好きな寄せ木シリーズ。近年寄せ木細工って流行の波が来ているんでしょうかね。あらゆるイベントで見る機会が増えた気がします。そしてそのどれもが実に美しい。まあこうした展示会に出品するのですから最高に美しい状態で持ってくるのは当たり前かも知れませんが、問題はこうした寄せ木細工は1年とか2年とか時間が経ってからですよね。

私が自宅で愛用しているオーディオスピーカーは寄せ木によって作った特注品ですが、そこから学んだのは、寄せ木というのは種類の異なる材を組み合わせたり木目の方向を変える事で仕上りの模様を形成しますから、完成した作品にいずれ大きな湿度変化が加わるとそれぞれの材の歪みが異なる方向に出て繋ぎ目にズレが生じる可能性が高いです。私のスピーカーも爪が引っかかる程度のズレが出てきていますからそろそろ修正が必要な事かと考えていたところでした。

そうしたトラブルは恐らく素材が十分に乾燥し伸縮しきった後で最終的な面研ぎをすれば最小限に抑えられるのでしょうが、だとしたらこれらの作品は1点作るにも相当な時間が掛かるんじゃないかと思います。そういったノウハウについて作者の方に聞いてみたいですね。

確かステンレスと書かれていたと思います、上の写真の細い針金で編んだようなオブジェ。イヤリングなどのアクセサリー類と並んで展示されていましたから普通に考えるとネックレスですよね。首に掛けて丁度良いくらいの大きさの針金で出来た玉。作っている現場を想像すると気が遠くなりますね。力を入れて作ったら潰れてしまいそうで、一旦潰れたら自然な形に戻すのは難しいでしょう。オシャレしてこれを首からぶら下げていてご飯でも食べようものなら、うっかりテーブルと体の間に挟まって潰してしまいそう。それでも美しいなら身に付けていたい...そういうものですか。

 

エアプランツを入れたら似合いそうな手ごろなサイズのプランツポットが並べられていました。白も黒もどちらも良いですね。これだけ特徴的な柄ですから置き場所は落ち着いた場所の方が似合いそうです。

最後に、驚いてしまったのが真っ赤なランチョンマットに載せられていたおせち料理のお重。これ木で出来ているんです。重箱がじゃないですよ、中身のおせち料理が木で出来ているんです。かまぼこもだてまきも栗も煮物も。確かによく見れば本物じゃない事は分かるんですけど、遠目にはソレっぽく見えました。何より全部手作りなわけですから相当根気がいりますよね。プラスチックなら型を作って流し込む!とか出来ますが木ですから一つ一つ削って磨いて色を塗って...と。

他にも沢山の作品がありましたが紹介しきれないのでこれくらいで。

ハンドメイドフェスジャパンだったりデザインフェスタだったり、あそこまで規模の大きなイベントではなくても、これくらいの展示会が時々行われるのも良いかも知れません。殺人的な来場者にならないのでじっくり見れます!

ボイラーが心配

Posted on 2018/01/12

寒くなると何かと出不精になるもので、コタツでみかんを食べながらTVを見て過ごすのが何より幸せな冬の過ごし方。特に今日明日の早朝は東京でも氷点下と言われていますからね。

でも実はしっかり厚着をして出かけるならあまり気温というのは関係ないんですよね。露出している顔などは風に当たることで冷たさを感じますが、それ以外の部分は布団を着て歩いているようなものですから冬も夏も関係ないといえば関係ない...。ようは行動に移すまでの決断ができるかどうかということに尽きますね。まあ自転車に乗るなら着太りで多少体を動かしづらいみたいなことはありますけど。

行動するかどうかは自分次第ですが、私にとって冷えた朝はベランダに設置されている給湯器のボイラーが凍らないよう気を付けるほうが重要です。昨年はそれが原因でボイラーが凍りお湯が使えず水で頭を洗って仕事に向かった記憶がありますので...。凍りつく前の明け方に一旦お湯を使えば大丈夫かと思います。

こういうのでツーリングがしてみたい

Posted on 2018/01/11

ん?原形はスーパーカブでしょうかね(いえ写真を拡大したらリトルカブと書かれていました)。カスタマイズもこういう方向があるのか!という驚きのいじり具合。でも確かにこうして見ているとカッコよく思えてくる。

カブもモンキーと同じくらいアフターパーツが豊富にあるのでしょうね。実用的且つカスタマイズのベースモデルとしてはハーレーダビッドソンもびっくりの存在じゃないでしょうか。

燃費なんて100km/l以上ですよね。ローターリー式シフトを駆使してカブでツーリング!楽しそうですね。

考えるな、感じろ、誰かそんなこと言ってましたね

Posted on 2018/01/10

物事というのは基礎からしっかり学ぶようなプロセスを経た場合、知識や技術はある程度身につきますが、逆にそこから逸脱した考え方や捉え方をする事が難しくなる傾向にあるような気がします。私の場合、日々写真を撮っていてそれを感じるわけですが、綺麗な写真を撮ることは実はそれほど難しくなくて、ピントがきっちり合っていて、適正露出から大きく外さず、バランスのとれたフレーミングをし、ロケーションを見極めればそれなりの写真は撮れます。

でもそれらをあえて外すような演出意図で作図しようとするとセオリー通りに撮るよりもはるかに難しくて、私の場合は大体 ”ただの失敗作”のようになります。ピントなんて合ってなくていい、”見る” より ”感じた” 光を残し、フレーミングなんて考えるまでもなくノーファインダー撮影。どこかのミュージシャンに言わせればそれこそ”ロックンロール” みたいな撮り方。

私の知り合いにそういう作品作りが凄くうまい人がいます。彼女に言わせればそういう画はやっぱりフィルムで撮るほうがフィーリングが合うんだとか。モノ作りは知識ではなく感覚のほうがよほど大事ですね。