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(20) いったいどんな時に    2003/07/07

七夕を実感するにはあまりにも忙しい一日であったがそんな中で少し気になった事があった。以前にも考えさせられたその内容は、「今日の昼まずかったよねー」 などという他人の会話でありその言葉の意味についてだ。自分が食したものに対してどのような感想を持ちどのように表現しようとも私ごときが評論する事ではないのかもしれないが、その言葉の響きが私にはどうにもしっくり来ないのだ。
今まで二十数年生きてきて自分が食べたものに対し 「まずい」 と判断したことがあるだろうか?確かに美味しいか美味しくないかと問われれば美味しくない部類に入るものはある。しかし 「まずい」 と言うにはあまりにも勿体無い。「美味しくない」 と 「まずい」 は似ながらにしてまったく別の表現方法だと考える。叙々苑の特上カルビもコンビニの焼肉弁当も美味しさの方向性は違ってもコンビニ弁当がまずいとは思わない。

もしかすると 「まずい」 という言葉には複数の意味合いやニュアンスが含まれているのかとも考えた。普段よく使う言葉の中には 「適当に」 というのがある。これは適切に当たるという捕らえ方が本来の意味であると考えるが、日常会話の中では 「いいかげんに」 といった感覚で使うことも多い。「まずい」 という言葉を単に 「美味しくはない」 という意味合いで使う人もいるのかもしれない。

いずれにせよ仮に 「まずい」 ものでも 「まずい」 と感じないことは幸せなことだ。



(19) 心地よい音色    2003/07/06

駐車場へ向かう。でもいつもと違う日曜日の午後。
道のりの途中で少し懐かしい響きを耳にした。わりとゆったりとしたメトロノームのリズムにのせやわらかいピアノの音。ピアノの音自体は稀に耳にする機会もあるが、メトロノームは中学校以来だ。たまに聞くととても気持ちの良い音がする。

私も以前鍵盤楽器が弾きたいと思い知人にキーボードを借りて練習したことがあったが、両手で弾く段階であえなく降参!となった。狭い部屋ゆえにその都度弾けもしない重いキーボードを準備するのがその原因の一つではあったが、やはり何をやっても三日坊主の私であるから今更それほど疑問もない。

無い物ねだりとはよく言ったもので弾けないとなるとなおさらその響きが美しくも感じられるのだ。最近はろくに音楽も聴かなくなったが静かな夜にバラエティー番組を消し音だけに耳を傾ける時間もなかなか良いものである。


(18) お知り合い?    2003/07/05 

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久々のドライブ。と言うにはあまりにも熱い走りの奥多摩周遊道路。本来この時期は気温も高くエンジンにも体にもかなりの無理が掛かるのだが、今日はちょうどいい曇り空。周遊道路とは言うものの本気モードは、ある駐車場から次の駐車場までの一定区間のみ。その区間を行ったりきたりしては時折ボンネットを開けクールダウン。この楽しみは一部の走り屋クンを除く一般の人にはなかなかわかってもらえない。
しかし同じような人はいるもので、駐車場では好きモノ同士自然と集まってくる。今日はロードスター、S14、インテR、シビックでモータースポーツ談義。気が付けば1時間も立ち話。楽しい時間はあっという間だ。「また今度お会いしましょう」 などと言い残しその場を後にする頃、先に出発したインテRがコーナー飛び込みオーバーランで自走不能になっていた。明日は我が身などと思いつつも走り始めれば頭の中は真っ白で他のことなど考える余裕
はない。「今日は乗れてる」 などと自画自賛しながら前を見れば250ccの走り屋バイク。彼は難なく道を譲ってくれた。

しばらく走ればその付近で一番大きな駐車場がある。走りに夢中で膀胱にもかなり負担?がかかっており、いろいろな意味でほっとする一時を過ごした。
濡れ雑巾でガラスをこまめに拭いているとどこかで見たような人に声をかけられた。
「早いっすね、今日見た4輪の中で一番早かったですよ。追いつけませんでした」
...?!
そうかさっき抜いてきた1台のバイクの人だ!と話を聞くと私の後ろを必死に追走してきたらしい。気を良くした単純な私はまたしばしロードスター談義。
ふいに昔話を思い出す。ウサギと亀ってこんな事を言うのかな?
その後浮かれた私は我に帰り、こんな時が一番危ないのだ!と快適ドライブモードに切り替えた。

このロードスターに乗り始めていろいろな人と出会う機会が多くなった。こんな風に知り合える人たちも実は貴重な存在だとこれを書きながら振り返る。


(17) 時代は休まず    2003/07/04

忙しい一日も終わりTVをつけると某プリペイド携帯のCMを見た。
お姉ちゃんと弟、幼い兄弟ふたりが街に出て一生懸命自分の力で帰ってくる。そんな内容だった気がする。

私も小さい頃、兄と二人で親戚の家に遊びに出たはいいが行きで降りるべきバス停を間違え延々歩いた記憶がある。目的のバス停はとっくに通り過ぎたと勘違いして降りたバス停が手前過ぎたのだが、子供にとってその不安はたまらなかった。親戚の家の近くには小高い丘のような山がありそれを目印に歩いたのだが行く先には大きな川。橋も掛かっていない。唯一渡れそうなのは頭上を通る高速道路のみ。子供ながらに高速道路を歩くことは出来ないと、川周辺の工事をしていたブルドーザーに乗っけてもらい渡ろうかとも考えた。でも所詮は子供の発想。結局は一番近くの橋まで歩くほかなかった。しかも片手には買ってもらったばかりのラジコンカー。いとこの子と一緒に遊びたい一心で2kgを越すラジコンカーを兄弟で交代しながらひたすら何時間も歩いた。到着したのはもう日も暮れる頃。でも心配はない、そのラジコンカーは15分位しか走らない。バッテリーがそれしかもたないのだ。その15分のために歩いた数時間と目の前に流れる大きな川は今も鮮明に覚えている。

あの頃もし携帯電話があったならその子供ながらの発想と、「がんばったんだ」 と今も残るこの記憶は決して生まれてこなかっただろう。そんなことを思わせるいいCMだった。


(16) 今日こそは    2003/07/03

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昨日は車高調整作業に取り掛かろうとしたら日が暮れてしまった。天気予報で今日は曇り。やるなら今日しかない!
洗車したばかりでピカピカな愛車は自然とどこかへ出かけようという気にさせる。調整後は奥多摩にでも行ってくるかと気持ちも弾み生活リズムの崩れも相まって昨日は寝ていない。眠い目をこすりつつ朝6時に作業開始。車高調整はちょこちょこやっているのでお手のものだ。

車高調には MAZDASPEED のものを使用しているがこれがなかなかいい。それほど乗り心地も悪くなく峠などではその気にさせる。街乗り、普段乗りも考えればこれくらいのスポーツサスペンションが限度に思う。しかし最近はスポーツサスにありがちなキコキコキュンキュンというショックの悲鳴が気になりはじめた。まだまだわずかではあるから心配ないとは思うが酷くなったらショックのオーバーホールが必要かもしれない。

車高の調整には専用の工具を使用しロアシートを回転させることで好みの高さに合わせていく。ロアシート1回転で車高が5mm位変わる。今回は左リアを1回転、左フロントを3/4回転下げる方向にセットした。車高は調整後少し走ってちゃんと荷重をかけないとうまく落ち着いてくれない、などとわけのわからない理由から近所を一回り。近くの洗車場でガラスを綺麗に拭いて雑巾を洗っていると降ってきました。またまた雨。もううんざりです。奥多摩は山奥だから余計に降っているだろうと勝手な予想をし、そのまま自宅へショートドライブ。家へ付いてしばらくすると嘘のように雨はあがったが再び出かけようとはせず、自転車で周辺のお散歩。

あの雨は寝不足ドライブの不吉な予感を安心へと変えてくれたありがたい雨なのだ。


(15) 50キロでも    2003/07/02

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久しぶりに晴天に恵まれた一日、いや半日であった。最近はぐーたら生活が続いており目が覚めるともうそろそろおやつの時間なのだ。こんな晴れた日は外へ出ないとと急いで支度をして車へ行くと遊びに行く前に洗車を訴えるロドスタ。まあオイル交換も店員任せで自分でやることと言えば洗車くらいだしいっちょ綺麗にしてやるかとまっすぐ洗車場へ向かったわけだ。

洗車ついでにワックスも。ここ数ヶ月私のワックスのかけ方は変わってきた。車全体にはかけないのだ。今日はドアと左右フロントフェンダー、前後バンパーのみ。それ以外のところは1週間ほど前にかけたのだ。しかも左右フェンダーだけはカラーワックス。飛び石などで小傷が目立つためだ。こうしてブロックごとに作業するといやにならない。時間的にも短くて済むしこれからの暑い時期体力的にも楽。毎週、せめて2週間に一度の洗車であればワックスの部分的効果も影響ないだろう。

 

で、自宅駐車場にて前々から気になっていた運転席側の車高。明らかに低い。やはり普段1人で乗ることが多いため運転席側だけスプリングがへたるのか?私の体重は50キロだからそんなに重い方ではないが。確か車両自体の重量配分も右フロントが一番重いはずだから仕方ない。早速調整と思いきや日も暮れて都会の駐車場で作業するには少々迷惑か。また明日の課題としよう。それもまた楽しみの一つだ。


(14) はっさくは    2003/07/01

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2週間ほど前から無性にはっさくが食べたくなった。近所のスーパーを何件かまわったがどうしてもオレンジやらグレープフルーツしか売っていない。私はあのちょっとポソッとした ”はっさく” が食べたいのだ。閉店間際だったから売り切れたのか?勝手な思い込みは後日もう一度同じスーパーに足を運ばせたがやはり売っていない。家に帰ってからさすがに調べてみた。こんなときのインターネット。そしてビックリ、とっくに旬は終わっていた。春だったらしい。インターネット販売のサイトはどこもかしこも「本年は終了しました」季節感のない毎日を送っているとそんなことも忘れてしまう。

ショックだった。みかんの部類で一番好きな はっさく が今年は1度も食べられなかった。食べられないとなると何としても食べたくなるものだが季節は変えようもない。なんでも手に入る現代社会とは勘違いかもしれない。


(13) ここにも時代の変化    2003/06/30

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 近所の駅前に半年ほど前から大きな建設物が。

東京のわりには静かな住宅街?だった近所周辺も少しずつ変わっていくことを実感した瞬間だった。田舎育ちの私はあまりにぎやかなところが好きではない。たまにはそういった場所もいいのだが住むならやっぱり静かで落ち着ける場所。20代にしてすでにじじいのような感覚は昔からだから仕方ない。ただ、いったい何が出来るのか今から楽しみではある。

この写真を撮っていたら工事現場のおじさんに声をかけられた。
「どうかなさいました?」
工事現場の写真なんか撮っていると怪しく思われるのか、または苦情の証拠でも取っているように見えるのか?
「いえいえ写真撮るのが趣味なんで」
と、交わしたもののさすがにその後は撮り続けられなかった。

逆の立場になれば邪魔者以外の何者でもないか。


(12) 早い車はカッコイイのか    2003/06/29

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昨日のF1ヨーロッパグランプリ予選を見た人はいるだろうか?
私も昔はF1は見ても決勝のみであったが、今年からは予選ルールが変更されその戦い方が決勝に大きく影響されるようになり見逃すわけにはいくまいと意気込んで見ている。夜の2時や3時にはONAIRされる予選模様ではあるが昨日ばかりはちと違った。FNS27時間テレビとやらでテレビ欄を見てもいったい何時から放送なのかわからない。仕方なく1時位からテレビをつけしょーもないコーナーに付き合うはめに。
しかし4時を過ぎてもまだお笑い番組!ん?おかしいな。もしかしてもう終わったか?と思いながらも眠い眼をこすりつつ外はもう明るい。あきらめかけた頃始まりました予選!!時間を見れば5時半。おいおい冗談じゃないよほんとに。愚痴を聞いてくれる人もいないまま始まってしまえばどこ吹く風。フジテレビの番組枠の問題か、たった30分で終了。考え方によっては眠い朝にはちょうどよかったのかもしれないが。

予選の情報量の少なさにいつもより新鮮に見えた今日の決勝であったがシューマッハがまさかのスピン。ちょっとだけ応援していただけにショック。それよりなによりマクラーレンがそろそろ新車を出してくるとか。個人的にマシンデザインは一番カッコイイと思える。私の愛車もあのデザインにオールペンか?!


(11) 植物には大切な季節    2003/06/28

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私は車は綺麗でないと乗る気がしない。だからいつも天気予報とにらめっこ。ところが最近は降ったりやんだりで1週間と晴れた日が続かない。これくらいが一番悩みどころ。洗っても明日か明後日には汚れるかも。せめて一週間に一度くらいは綺麗にしたいものだ。

車はまだいい。問題なのは湿度の高さ。東京のじめじめとした空気にも慣れたが、そうは言っても部屋の中はせめてカラッとしたい。エアコンのドライ運転でも十分にカラッとなるのだがいささか寒いときもある。数年前から愛用している除湿機ではあるが今年はフィルター交換をしていないから十分な性能を発揮出来ていないかもしれない。それでも5リットルのタンクは1日で満タンになる。6畳にも満たない狭い部屋で1日5リットルとは...

でもこの季節が植物を成長させおいしい野菜が食卓に届くのである。植物も人間も互いの生存場所を共有している以上その環境を大切にせねばならない。そのバランスが崩れたとききっとどこかに歪がくるのである。

今年の夏の電力は本当に大丈夫なのか。


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