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(100) 調子が悪い    2003/09/25

今月に入って購入したモバイルプリンターの様子がおかしい。購入当初から紙の吸い込みが悪かったのだが、もっぱら厚手の写真用紙が原因だと思い込んでいたところ、最近になって普通紙でも同様に吸い込んでいかない事に気づいた。普通紙であれば3回に1回位は正常に動作するのだが、それも運が悪ければ斜めに印刷され半分位 くしゃくしゃになって出力される。これはいかん!と思っているのだが、なかなか修理に出そうという気にならない。
電化製品の当たり外れは確かにあるようで、結果から言えば私はハズレくじが多いようであるが、形あるもの...と言うように一生壊れないものなど無いのであるからそれが長いか短いかだけの違いである。とは言うものの購入直後から不調があれば大金を出した者にしてみれば気分が悪い。修理に出すにも購入店に持ち込むか、サービスセンターに送るはめになり、それが大荷物だったりすると事はやっかいだ。その分の送料なども考えれば血眼になって安く購入したのも意味が無くなり、どうせなら信頼できる店で普通に購入すればよかった!と言う結論にも達する。

そんな事を言っているうちに物はどんどん古くなる。保障が利くうちにやるべきことはやっておかねば。
保証書を探して気づいたが、最近のコンピューター本体は3ヶ月保障なのね。初めから長く使うことは考えていないということか...



(99) 機械のせいじゃない    2003/09/24

普段の生活の中でメールを使用する機会が増えてきた。一昔前まではメールというよりもニフティーサーブのパソコン通信で、少々マニアックな響きにも聞こえ、そうそう普及するとは思えなかったのだが、Windowsの出現とインターネットの普及に伴い、今では無くてはならないアイテムになっている。私も日常生活で E-MAIL を利用する機会は多いが、どうしてもなじめないのが携帯電話からの送信である。そう言ってしまうとかなり年寄り臭く聞こえるかもしれないが、あの細かい数字を、2222、66、77777、0、11、333、クリア、22222、と押すのがやりきれないのである。更に、根気良く打ち込んでいる途中で、切断ボタンなど振れてしまった日には、どひぇ〜〜〜。また最初から?もう二度と打ち込むものか!と、すかさずパソコンからの E-MAIL に切り替えてしまうだ。

友人との食事の帰り、電車内で見かけた OL らしき女性。その携帯メールの打ち込み速さに度肝を抜かれた。何を打ち込んでいるのか知らないがその親指の動きの速さときたら眼で追うことすら困難であった。「はやいですね〜」 と思わず声を掛けそうになったが変人と思われてもいけないと思いそっと見て見ぬ振り。昔ファミコン早押し連射で有名な高橋名人という人がいたが、その時代にこの女性が存在したらおそらくテレビ出演間違いなし!だっただろう。この時代では決して珍しい光景ではないのだろうが...
しかし人間は訓練次第であそこまで凄みを帯びるものかと、帰宅した狭い部屋で一人必死に携帯のボタンを押してみたのは機械ではなく技術の無さを認めたくなかったからか。


(98) しばらくの足    2003/09/23

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愛しのロードスターを手放して早一週間が経過し、その間、やむなく車なし生活を強いられていたのだが、smart が納車されるまでまだ一ヶ月程度期間があり、このまま自転車生活を続けるのにもストレス的問題?があったりして代車の貸し出しを頼んでおいたのだが、ようやく今日私へと順番がまわってきた。

私を待っていた車は ホンダ シビックフェリオ。想像していたより新しめな感じで当然の事ながらオートマである。今の時代マニュアルミッションを探す事の方が大変であるから仕方ないとの妥協の元、よくよく見るとシフトレバーの手前に 「MULTI MATIC」 の切り替えがある。まるちまちっく〜??...どこかで聞いた事があるような、ないような。何も考えないまま走り出す。オートマ車しか乗っていない人にとってはマニュアル車の運転が出来なかったりするものだが、マニュアル車に乗っている人はオートマ車は難なく乗りこなせるのだ。とはいえ、人様の車なので控えめに運転。チューンドロードスターと比較してしまう事自体間違っているのかも知れないがステアリングインフォメーションはかなりプア。「操っている」と言うよりはあくまで「運転」といった感じ。しかし思いのほか気持ちの良い加速でビックリしつつ、先ほどの MULTI MATIC スイッチ を切り替えてみる。回転が上がったり下がったりする。ほ〜ほ〜、エコノミーモードとスポーツモードの切り替えね。試すまでもなく、エコノミーモードでドライブ。金が掛からないのが一番!

マニュアルミッション特有のクラッチ操作が無い分、全然退屈な走り応えだが、しばらくすると異様にスムーズに走れている事に気づく。何か普通のオートマと違う。そうかこれはCVT!?その名の通りオートマなのに変速ショックは皆無。まるで電気自動車のような加速と、等速で走っているのにタコメーターの針だけが下がってきたり、タコメーターの針は一定なのに加速していくといった独特のインフォメーションはおかしな錯覚に陥りそうだ。

スポーツカーの進歩にも眼を見張るものがあるが、こういったわりと普通の車にも面白い仕掛けが使われているのね!


(97) 改変時期    2003/09/22

9月もすでに後半に突入しテレビ界ではちょうど番組改編の時期に当たる。誰が決めたか知らないが、毎年4月、7月、10月、1月の3ヶ月区切りを1クールと呼び、それを境に新番組が始まったりレギュラー番組の時間帯変更があったりするのだが、その移り変わりの何週間かは特別番組が放送される事が多い。私も昔はこの時期のUFO番組が好きで放送終了後は怖くて寝付けない事もあったりしたが、最近はどういうわけか取り立てて話題にもならないようだ。超能力関連の番組も減った気がする。
ところが場合によってはどのチャンネルをつけても野球かサッカーという時間帯があったりして、いささか視聴率重視の番組構成とはいえ偏りすぎてはいないだろうか?と思う事もしばしば。

特別番組の存在も良し悪しで、自分好みの内容が含まれていれば実に充実した時間?を過ごせるのだが、それがまったく逆のハズレくじの場合には、およそ2時間の間 1チャンネル映らなくなったも同然だ。それならいつも通りのレギュラー番組の方がマシ!と自分勝手な結論に達する。

まあそれがテレビつけっぱなし生活への歯止めとなるのだが...



(96) エアコン切って    2003/09/21

昼夜逆転生活に終止符を打つべく昨日の昼間は寝ずに過ごし昨夜は早い時間から記憶がない。明け方足元の寒さに眼を覚ます。おいおいエアコン付けっぱなしかい!...?...表示を確認してみたが電源は入っていないようだ。ボーっとした頭で状況が把握できないまま体を丸くするのが精一杯。その場しのぎで二度寝へとうつる。  zzz。。。

しばらくして再び寒さに眼を覚ます。
仕方が無いからがんばって起き上がる。もう一度エアコンをチェックしてみてもやはり切れている。なんか寒いぞ〜。どうやら雨の影響でだいぶ気温が低いらしい。どうしよう。暖房入れるとカビ臭そうだな〜。毛布着ていればいいか。そうこうするうちに記憶を失う。 zzz。。。

昨夜意識して早く寝たのは何の意味も成さず、結局今日も午後まで布団の中で過ごす事となった。おまけに体が重い。どうやら風邪を引いたようだ。



(95) いろいろな楽しみ方    2003/09/20

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知人からの電話でカメラ話に花が咲く。最近はデジカメ1台に頼りきりでめっきり登場回数の減ったマニュアルニコンである。

写真と言うと初めは慣れないカメラでパシャパシャとシャッターを押しているだけで楽しいものだが、ある程度するとその行為にも飽きてきて退屈なプリントばかりが手元に溢れている事に気づく。同時に小手先の技術だけでは満足のいく写真にならない事もわかってくる。私はもっぱらスナップ写真専門で、街中や公園、車で通り過ぎる景色、普段の生活の中で気になったり、疑問に思ったり、キレイに見えたり、その全てが被写体でありシャッターチャンスだと思っている。だからこそセンシティブな眼が重要だと考える。

久しぶりに引っ張り出したカメラ片手に街へ繰り出そうと思っても外はどしゃぶりの雨である。しかも明日には台風が上陸するらしい...なかなかうまくいかないものだ。だから人生は面白いのかもしれないが。しかし考え方によっては雨に濡れる人々や、台風の影響を受けた街並みにレンズを向ける絶好のチャンスでもあるのだが、そこまで本気になるにはそれなりの覚悟と準備も必要で、第一いっこうに重い腰が動こうとしない。

せめて室内でと考えてみても特にコレといって収めるものもない。せっかくだからそのカメラ自体を撮ってみる。光を読みながらファインダーを覗いていると商品撮影もなかなか面白そうだ!と、思わぬ方向へと展開していく。今後、私の写真ライフの一つにテーブルフォトが加わる日もそう遠くないかも...


(94) 愛着とは    2003/09/19

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先日泣く泣く手放したロードスターであるが、やはり手塩に掛けて育て上げた?車だけになんだか実感がわかない。
その前に乗っていたミニクーパーの場合は名残りや実感が沸く以前に一瞬にして廃車と化してしまったので、無残にひっつぶれた痛々しい姿を数ヶ月程拝む事になったにせよ、知らない誰かに受け渡すような寂しさは無かった気がする。
しかしこのロードスターは違う。少しずつ手を入れ、それなりにバランスも取れ、もう少しで完成の域に達するという時点で私の元を離れる事となった。

きっと可愛い娘を嫁がせる親の気持ちと言うのはこんな感じなのか?と空き地同然の駐車場を眺めながら思う。

これも次のステップへと繋げる第一歩。そう分かってはいても割切れない自分とのジレンマ。もう二度と会えないであろうその車を思い浮かべるたび目頭が熱くなる...私も歳をとったという事か。
道具や足としての存在であるはずの車だが、付き合い方次第ではそれを操る人間も大きな影響を受ける事がある。それは手放した後に気づくものだからやっかいだ。


(93) こだわりとは    2003/09/18

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仕事もプライベートも私はジーンズを多く愛用している。ジーンズ?いやジーパン。その呼び名の違いはよく分からないのだが最近はなぜかジーンズと呼ぶ人が多いようだ。この時代、どういうわけかビンテージ物?とやらがもてはやされ、金額を見ればちょっとした中古車が買えてしまうくらいの物まで存在する。世間の流れに逆行することの多い私としてはそういった評価的ステイタスには何の興味もなく、まず自分にぴったりのサイズを見つける事が先決!痩せ過ぎに近い体形は昔も今も変わらず、メンズ用のサイズとしては一番細身の部類に入るうえ、色はブラック!と決め付けている事もあり、買い物に行ってもなかなかめぐり合う可能性は低い。場合によってはレディース用を購入する事さえあるのだから規格外の体形というのも考え物である。
いずれにせよ裾をバッサリ短くするのはいつも決まった行為であるが...

私自身、ファッションへのこだわりというのはほとんどないのだが、あえて上げるとすれば、ジーンズを洗濯し、乾燥した直後のバリッとノリの利いたような履き心地であろうか。新しいジーンズも何度か履いていると次第に柔らかくなり体にフィットしてくるものだが、洗濯直後、海岸沿いに無数に干してあるスルメの如く、物干し竿でプラ〜ン、プラ〜ンと揺れ動くパリパリのジーンズを改めて履いた時の清潔感がたまらなく心地よい。だから安いジーンズも高いジーンズも私にとっては変わらない。

ジーンズの醍醐味をそんなところに感じているのは私だけだろうか?


(92) 解禁日    2003/09/17

街の酒屋やコンビニの前に今年も 「ボジョレーヌーボー予約受付」 の看板を見かけるようになった。
もともとアルコールにはいたって弱い私であるから、自らワインを買う事などまず有り得ないのだが、前にいた会社に来る尊敬するお得意様に教えられた 「ボジョレーヌーボー」 という響きだけには少なからず反応してしまうのだ。
このワインはその年一番最初に口に出来るワインとして有名らしく、毎年11月の第3木曜日が解禁日と決められており、それによると2003年の今年は11月20日という事になる。この決まり事はどうやら世界共通のようで、日付変更線の関係上もっとも早く解禁となるのが実はここ日本であることから、毎年のニュースのネタとしても時折お目見えする事となる。

さてここまで何とか知ったかぶりで能書きを並べてみたが、発泡酒とビールの味の違いも分からない私にとってそれが単なるマメ知識に過ぎないのも事実。ただ自分一人ではおそらく気にしなかったであろう世間的話題を少しは飲み込めるようになったのも、何らかの繋がりで得た人とのコミュニケーションの中から生まれているのだと、通り過ぎた看板をもう一度だけ振り返ってみる。



(91) Can you speak English?    2003/09/16

今日は普段何気なく使っている 「再生」 という言葉について考えてみる。
手近にある国語辞典を引いてみると 「再びこの世に生まれること」 と書き記されており、それについて何の疑問もないのだが、私は趣味、職業柄、再生と聞くとビデオやオーディオに関する機能の一つと捉えてしまう。まあ、現代人として生まれてきた以上、ボタン一つでご飯が炊き上がり、洗濯を終え、風呂が沸く時代であるから、それはむしろ自然な発想とも思え、そう感じ取る人も少なくないのではなかろうか?

さてビデオやオーディオに表示されているのは何も 「再生」 だけではない。なぜか横文字がかっこよく見えてしまう電化製品では 「PLAY」 という表示も同様に見かける機会が多い。これまた英和辞典で調べてみると こちらは 「遊ぶ」 といった意味で使われることが多いようだ
私のような学の無い無知な人間は直訳のままこの二つの言葉を単純に比較してしまうのだが、どちらの表記が適切とも言い切れない言語の選択は輸出用が英語、国内用が日本語とも限らないようであり、明らかに違う意味を持つ言葉が同機能として区別無く使用され、消費者側も何の疑問も無くそれらを理解し操作できているのも、非常にバランスの取れた言葉の遣いまわしであり面白い。

では 「再生」、「PLAY」、に続き、「RUN」 と言うのがあったらどうだろうか?それはそれで使えてしまいそうだと思うのだが...

頭の中でいちいち変換せず、日本語には日本語の、英語には英語の直感的捕らえ方があるように思え、その言語だからこそ伝わる表現の深さを、たびたび意識しては考える時間を持ちたいものだ。


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