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(110) かけひき    2003/10/05

車好きにはおそらく共通する悩みがある。アルコール VS ドライブ。

普段アルコールをあまり口にしない私でも、たまには自宅で缶ビールの1本も飲む。まあその1本で遠近感を失い、なんだか ポーっとなってしまうのだが、そのままひとっ走りドライブ!とは絶対にならない。法で定められたルールだからと言う事もあるが、普段の運転にすら責任を持てない私のヒステリックなドライビングは、アルコールを含んだらどんな事になってしまうのか、自分自身でも想像が付かないからだ。
それだけにアルコールを口にする時はそれなりの覚悟がいる。飲んだら今日は車に乗れない...

車をドライブする前に自分をドライブする事で精一杯の夜もあるのだ。


(109) 風任せ    2003/10/04

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心地よい10月の乾いた空気に誘われて、久しぶりにフィルムカメラで写真を撮ってみようと思った。

最近はめっきりデジカメユースになってしまっており一眼レフのファインダーを覗く機会が減ってしまったが、パースが強調される広角レンズを好む私としてはコンパクトデジカメにちょっと物足りなさを感じているのも正直なところ。

季節もいい。空気も澄んでいる。カメラもある。.....足りないのは、行動力だけか?

徐に冷蔵庫を開けてみる。以前はもっぱらフィルム保管庫として使用していたそれも、今では人並みに食料品が詰め込まれている。その隙間に1本位余ったフィルムが出てくるだろうと期待してみても、期限切れフィルム整理の際に全て捨ててしまっていたようだ。あいにく私が好んで使用するフィルムは出先で簡単に手に入るものではない...大型量販店に急ぐ。思い立ったその時こそが行動の時なのだ。

そして今日はここまで。フィルムがゲット出来て安心してしまったのだ。次のアクションはいつになるだろう?来週は天気が悪いらしい...
それよりも今度は食料品の賞味期限に気をつけねば。


(108) モーターショーに先駆け    2003/10/03

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今年からGT選手権にも参加し始めた350Zであるが、ついにオープンモデルが発売されたらしい。クローズドボディ開発当初からオープンモデルの発売も視野に入れていたらしく、ラジオアンテナがトランク脇から出ていたのもそのためのようだ。
ところでこのモデル、その名も 「350 Z Roadster」 と言うらしいのだが、Roadster という響きには少々抵抗を感じざるを得ない。あえて私の主観を強調してモノを言えば、Roadster という名前は MAZDA の専売特許的なイメージが強く、おそらく半数以上の人が EUNOS 時代から続く世界的オープンスポーツのそれを連想すると思う。

今や、私が知っているだけでも、MAZDA、NISSAN、BMW、AUDI、SMART の各社から Roadster と言う名前の車が発売されているのだから、ややこしくて仕方ない。しかも当ホームページでは MAZDA と SMART の両要素を併せ持つ内容としているだけに、その区別に少々頭を悩ませている。

何はともあれ、どのメーカーも Roadster の名に恥じないスポーツマインドを残して欲しいものである。


(107) 物を買わなくなる時代    2003/10/02

2,3日前に来た新聞の勧誘で今月から生まれて初めて朝刊を取る事になった。勿論親の元にいた頃は当たり前のように配達されてくるのを、たまには読む事もあった...もっぱらテレビ番組表だったが。
久しぶりに読む活字の紙面には読めない漢字も多く、前後の文章からその意味を創造しながらの解釈となるのだが、偏った私の性格はその全てを受け入れようとはせず、興味の沸く文面だけに的を絞れば5分後には全て読み終わってしまう。少し勿体無い気はするものの、気が付けばインターネットで調べ物をしているのだから、活字アレルギーはいつまでたっても治らない。

新聞を取らずにインターネット、CDやビデオはレンタル、雑誌は本屋で立ち読み。消費者はお金が掛からなくていいのだが、メディア製作サイドには大変な時代である。



(106) 10月を迎え    2003/10/01

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31日が無い月に少し損をした気分のまま衣替えの知らせをニュースで見た。

通りかかった小学校のグラウンドには運動会の名残だろうか...
自分が小学生の頃を思い出すと運動会に良い思い出は無い。かけっこはビリを競い合い、大玉送りでは身長が小さく玉に触る事さえ出来なかったり、綱引きもいまいち参加している感が沸かず...それでも夏の水泳大会よりはずっとマシだったが。まあスポーツと名の付くものには縁が無いまま今に至っている。
おそらく私と正反対の生き方をしてきた人もいるのだろう。何をやらせてもスポーツ万能!ドッヂボールで最後まで生き残るタイプ。羨ましい限りである。

そんな私だから人に出来ない事が少しでも出来たりすると鼻高々なのである。きっと負けん気が強いのだ。

今の小学生はどうなのだろう?勉強に追われる毎日でそれどころではないか...授業の終わったはずのグラウンドに子供の声が聞こえないのは少し寂しいものだ。


(105) 秋収集    2003/09/30

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半袖では少し肌寒い位の時間に運良く目覚めれば、その日一日が非常にフレッシュに感じられ、何をやっても上手くいきそうな、そんな気持ちにさせられる季節になった。通り過ぎる風は間もなくやってくる冬の気配を感じさせつつ、それでも太陽が見上げる高さまで上ってくれば、やり残した夏をほんの少しだけ取り戻せたような気分にもさせてくれる。

非常に繊細にも思える今の気候と、それが齎す人間の感情変化の敏感さが、複雑に連鎖することで自分自身をその気にさせ、何かに挑戦してみようとさせるのは、何も芸術や食欲に限った事では無いだろう。

季節に伴い四季折々の表情を見せる山間は勿論の事、東京とて十分に感じられる秋の空の高さには思わずカメラのレンズを向けたくなる衝動にかられるが、その背後で年間通じて変わらない都会の電車の通過音に少々戸惑いを覚えたりもする。

その全てが現実...少し遠出でもしてみようか。


(104) お坊さんより    2003/09/29

子供の頃から神社やお寺で手を合わせることが好きだった。

「昔の人は見えない所に努力する事を惜しみませんでした。今の私達はどうです?小さな努力で大きな結果を得ようとしすぎるでしょ.....人は化粧で確かに綺麗になります。でも見かけや上辺の美しさは直ぐに剥がれてきます。ではどんな時一番綺麗なのか?それは輝いている時です。人は輝いている時が一番綺麗に見えるのです.....1日5分でいい、5分でいいからその日の自分を振り返る時間を作りなさい.....仏様は芸術品じゃありません。美術品じゃありません。仏様を見た時、その時はそっと手を合わせる。そんな気持ちを忘れないでください...」

断片化された中学時代の記憶は、奈良、薬師寺を修学旅行で訪れた時のお坊さんの話である。大人になりかけようとしている子供には、当たり前であり且つ衝撃的なその言葉の数々が非常に刺激となり、少なからず今の私の人生観に影響を与えた事は大人になった今ようやく分かる事実である。更に、大人になった現在も記憶の中の言葉を噛み締めるたび変わらぬ衝撃を感じる裏には、日頃の己の行動がそれらを遠い理想へと突き放している原因である事に気づかない振りをしているだけなのかもしれない。

気持ちに迷った時、いつも私を助けてくれる大切な記憶である。



(103) マニアックな街    2003/09/28

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ひょんな事からLED点滅回路の製作に取り掛かるべく、秋葉原へ部品調達に出かけた。個人的な買い物として数年ぶりに訪れたその街はいつも通り活気に溢れ、日曜日の歩行者天国も独特の雰囲気を残していた。

一般的に電気街で買い物というと想像するのはテレビやオーディオ、電子レンジに冷蔵庫、パソコンなどの一般家電だったりするが、その程度の物は何も秋葉原まで行かなくとも手に入る。しかし、抵抗やコンデンサ、ケーブル1本に至る電子部品の数々は、やはり専門の個人商店が立ち並ぶこの街でなければなかなかお目にかかれない。リストアップした商品を一つずつ探しながら専門店を何件もハシゴする。時には手に入れた部品の規格に応じ電卓片手に抵抗値などを計算し直す。おそらくこんな私を第三者的に観察したら、きっとマニアックな青年??に見えるのだろう。でもいたって普通な人ですのでご心配なく!

この街では大手電気店はともかく、個人商店の客への対応は千差万別で、親身になって話を聞いてくれ親切丁寧に対応してくれる場合もあれば、買い物をした後「こんな店二度と来るか!」と、非常に腹立たしい場合など様々である。それでも無愛想な店でもいつも繁盛しているのにはそれなりの理由があるのだろうが...

部品単位での買い物はお金が掛からない。1個15円とか30円とか、せいぜい高くても300円程度のものが多く、たくさん買ったという実感のわりに出費が少なくて済む。逆に「これでこの店成り立っているの?」と、心配になる事もしばしば。まる半日このエレクトリックジャングル?を駆けずり回りやっとの思いで全ての部品を手に入れることが出来た。中には多少気に入らない物もあるのだが半日ではこれで精一杯。途中何人もいろんな匂い?の人ともすれ違いこの街特有の雰囲気も味わったが、やはりここでの買い物はいくつになっても楽しいものだ。


(102) 毎年恒例    2003/09/27

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今年もこのイベントがやってきた。
MAZDA FESTA 2003 メディア対抗ロードスター4時間耐久レースである。すでにロードスターオーナーでは無い私だが、例年のように招待状が贈られてくれば足を運ばないわけにはいかない。珍しく前日より体調を整え当日は万全の体制で参加。そう言えばあたかもドライバーとしてレースに参加したように聞こえるが、平たく言えば観戦である...

モータースポーツ界でこのイベントは結構有名らしく、車雑誌を初めとする各社各チームがこぞって有名ドライバーを引き入れ毎年熱いバトルが繰り広げられるわけだが、今年は意外にも俳優の岩城滉一さんやモータージャーナリストのピーターライオンさんもドライバーとして参加していた。遠くはヨーロッパからの参戦も。さすが日本を代表するスポーツカーといった感じだ。

朝8時からメインイベント開始までノーマルロードスターのみで行われるNR−Aパーティーレースや、発売後何かと話題のRX-8のデモランなども行われ、間に開発者のトークショーなども含まれれば4時間耐久STARTである16時にはさすがに疲れと飽きが来るというもの。毎年このレース、ゴールまで見届けた事が無い。4時間耐久はチームだけでなく観客にもハードなレースであり、今年も例年通り START を見届けた後自宅へと足を向けた。いやはやなんとも本末転倒。最終ゴール時間の20時に、そこは歓声と興奮の渦に巻かれている事は間違いないのだが。

MAZDA陣営の話によれば来年にはRX-8 NR-Aレースも始まると言う。いよいよスポーツの MAZDA が動き出したようだ。


(101) 小さいなぁ    2003/09/26

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先日のロードスタースーパーチャージャーミーティングにも似た、雑誌 「Option」 の取材も記憶に新しい所だが、本日発売の11月号に早々掲載されていた。とは言うものの1ページだけじゃん!話では2ページの予定だったけど...まあ仕方ない。編集社にもいろいろと都合があるのだろう。何とかこの取材に間に合わせたネームプレートステッカーも写真で見るとまんざらでもないではないか!と思いきり自己満足の世界に浸る。

私なりにロードスターモディファイにはかなりの費用と時間と労力を費やしたつもりだったが、こうして同じスーパーチャージャーチューンの車と並べてみると、はっきり言って私のはノーマルに近いものがある。まあ、外見はノーマルにこだわる私のチューニング方針からすると、写真にするにはなかなかインパクトが出しづらいのもわかるが、それでも洗車を含め普段のメンテナンスはかなり力を入れていたつもりだったのだが、それさえ、みなさまの車を見ればどれも頭が下がる思いである。

本格的なスーパーチャージャーミーティングを来月に控えた現在、すでに私の元にこの愛車は無く、少々古びた慣れない代車のシビックを生活の足としているわけであるが、今思えば、元々の素材が素晴らしいロードスターと言う車に、強化スタビとスポーツサスを組み合わせる事で、そのコンビネーションから来るまさにスポーツ!の名にふさわしいステアリングフィールは他のどの車にも代えがたいものがあった。

この雑誌への掲載が今では思い出の1コマとなってしまった事に、少しばかり寂しさを感じる。


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