contents    previous    next


(120) It's new!    2003/10/15

DIARY073.JPG - 39,127BYTES DIARY074.JPG - 19,473BYTES DIARY075.JPG - 15,993BYTES
発注してある smart BRABUS は、もうしばらく納車待ちでカタログや雑誌、ネット情報等もいよいよネタ切れとなり退屈していたのを察してか、いつもの YANASE から smart Roadster 展示の連絡があった。遠目に小さくしか見た事の無かった現物を目の前に、明らかに日本人では商品化しないであろう遊び心の数々を十分に感じ取る事が出来た。大きさに関しては嘗てのビートや、カプチーノといったオープンスタイルの軽自動車を僅かに大きくした程度に留まり、シートポジションの低さはやはりビートのそれとかなり近いもので、近年まれに見るローヒップポイントである。一般的なオープンカーとは一味違うリアガラス固定式の電動ソフトトップは動かしては見なかったものの、高速走行時の後ろからの風の巻き込みは極めて少なそうである。smart BRABUS と共通と見られるパドルシフト付きスポーツステアリングの握り心地も上々で、我が BRABUS 納車の期待は更に膨らむ。

全体的な作りの良さ、アイデア等はさすが欧州車と認めざるを得ないが、一方で実用性を一切無視した遊び心だけの車の存在は、日本市場に大きな衝撃を与える反面、どれだけの人に受け入れてもらえるか?という問題が常に付きまとう。250万を超える車両価格をリーズナブルとはお世辞にも言えないが、きっとそれ相応の楽しさが詰まっているに違いない。試乗車が準備されたら即インプレッションしてみよう。



(119) 自然現象?    2003/10/14

今年は、さくらんぼ泥棒やら、米泥棒やらが相次ぐ中で、稲泥棒も出てくる始末で、農家の方はおちおち寝てもいられないと言う毎日を強いられているらしい。私自身は長野出身と言えど、農家の生まれではないため本当の農業の厳しさは知らないのだが、1年間手塩に掛けて育て上げた作物が1夜にして全滅する事への怒りは少なからず分かるつもりでいる。
戦時中に月明かりの下、スイカやきゅうり、イモなどの作物がよく被害にあった通称 「スイカ泥棒!」のイメージはなんとなく理解できるが、これだけ恵まれた時代に現金や宝石ではなく、農家の作物が盗まれると言う実態は少しばかり意外とも思え、眼に見えない貧しさをこの時代の背景に感じざるを得ない。冷夏の影響で不作となった作物の値上がりと共に犯罪が勃発する。

満月の夜に犯罪が多発するという統計よりも、異常気象による犯罪多発の統計の方がずっと確実なデータが得られる今の時代は、戦時中のそれといったい何が違うのか?


(118) 無抵抗   2003/10/13

風邪を引いたようだ。私は風邪を引くと途端に鼻がつまり、咽が痛くなり、耳が聞こえづらくなる。非常にスッキリしない気分。こんな時これをすれば一発で回復!という裏技がったら知りたいものだ。医者に行ったところで本調子に戻るまでには、3日〜5日はかかるのだから、私のような素人考えで回復すれば苦労はしない。

今夜は早く寝るとしよう...時計を見れば1時半をまわっている。健康とは何ぞや?



(117) そそられる質感    2003/10/12

DIARY072.JPG - 27,115BYTES

 

オートバックス 「ガライヤ」 のコクピットである。

レーシングカー造りました!と言わんばかりのクールなメーターパネルは私を含めスポーツカー好きにはたまらないアイテムであろう。これでロータスエリーゼと価格設定が非常に近い。さあどちらにする?おそらくどちらも最高に楽しめる、そして持つ事の喜びを感じられるスポーツカーであることに違いは無い。私のような貧乏人は一生座る事の無いシートからの一枚。

空想の天秤はいくら使ってもタダなのだ。


(116) 効果の程は?    2003/10/11

数年前に発見された不可思議なパワースポットが長野県の某村の山奥にある。

その場所へ行くと治らなかった怪我や病気がウソのように治ったりするらしい。そういった話は以前より両親から聞いており、私自身も何度か付き合い程度にその場を訪れているのだが、幸か不幸か私はいつでも健康で伝説の効果を体感した事が無い。両親に言わせるとご利益の程は確かなようで、その場を訪れるだけでも感じられる効果は、そこに湧き出ている水を飲むことで更なる結果へと繋がると言うのだ。物好きとは言え、かれこれ200回以上も通いつめている両親の話だからあながち嘘でもなさそうである。
その情報は数年で忽ち多くの人へと言い伝えられ、更には、この夏テレビ番組で取り上げられた事もあり、今では北海道から沖縄まで1日に訪れる県外ナンバー車の数も相当なものである。昼間の時間帯ではペットボトルに水を汲むのに十数人を超える行列に並ばなければその場へとたどり着けないという事態から、我が家では夜の9時を迎える時刻に行ってみることにした。長野県でもかなりの山奥と言う事もあり、鹿やタヌキの姿を見る事も珍しくは無いだけに少々恐怖を感じながらの水汲みとなったのだが、そんな時間でも先着者はいるもので、それから30分程度待たなければ我々の順番はまわってこなかった。

訪れる人の数が増えている事を考えれば効果の程は上々か?



(115) 借り物だが    2003/10/10

代車で借りているシビックフェリオだが、ロードスターから乗り換えた直後はその鈍なハンドリングとAT特有の加速の悪さに戸惑いを感じたが、慣れというのは不思議と人をその気にさせる。155/80/15というナロータイヤとの相乗効果で得た乗り心地の良さはチューンドロードスターの比ではないし、マルチマチックの無段階変速機構は、おそらくホンダとニッサンだけと思われる完全なリニアリティの確保に成功しており、乗せてもらう立場なら最高の快適性が味わえるのではないだろうか?

スポーツドライビングを好むオーナーからするとAT自体が怪訝されがちであるが、そんな人でも普段の足としては快適性を望むはず。ホンダマルチマチックを一度体感してみるのも決して悪くは無いと思うようになった。


(114) 無言    2003/10/09

長野の秋は早い。早朝6時、通り過ぎる電光掲示板には 「6℃」 の表示。東京で言うところの冬の気温である。エアコンの効いた車内は寒さの「さ」の字も感じられず、交通量の少なさも伴いむしろ快適なくらいである。山間に上る朝日は都会のそれよりもかなりじれったく、朝靄の切れ間からオーロラのような光線を放ち、自分の出番を主張するかのように堂々と顔を出した。既に昼光色へとエネルギーを充填した直日は寝不足の体には決して優しいものではなかったが、どこか希望に満ちた感情へと変化していく。写真など撮る余裕は無かった...

そして今日もその道を一直線に進んだ。


(113) 夢の中の電話    2003/10/08

今日1日の私の行動は、その1本の電話から始まった。
以前から体調不良を訴えていた母の身に更なる変化の知らせ。父の声だった。鉄砲玉の如く実家への道を急ぐ。借り物のシビックでは限界の1●●Km/hのスピードがこれほど遅く感じた事は無かった。

脳神経外科、そこに右も左も分からなくなった母の姿があった。

医者は点滴を続ければ元通りの意識が戻ると言う。
こんな時ばかり神頼みはムシがいいことは分かっている。でも、こんな時位、神に頼まず誰に頼むのだ?


(112) 秋の夜長    2003/10/07

DIARY071.JPG - 28,428BYTES

静かな夜、テレビやCDの音がやけに耳障りで一人落ち着きたい時間...そんな時アコースティックギターの音色が心地よい。少し古めの弦だから鉄弦特有のギラギラしたエッジが適度に抑えられ、非常にマイルドなサウンドを聞かせる。

数年前知人に教わった曲をイメージしながらトレースしてみてもなかなかすんなり弾けるものではないのだが、雰囲気だけは一人前。第一、間違えたところで誰もいないのだから気兼ねなく思い切れる。しかしいつも決まって数曲しかエントリーされないのは、気分屋である私の長続きしない練習法のせいであることは、未だに B がスムーズに押さえられない自分が一番よく分かっている。でもそれでいいのだ。なにもオーディションを受けようと言うわけではない。自己満足の世界に決まりは無いのだ。

さて、少しばかり昔の感覚を取り戻したら、リバーブやディレイ、コーラスなどのエフェクトを加えてみる。これで一気にミュージシャン気分!自分で取り付けたピックアップもそれなりの音がするではないか...

秋の夜長は自然が与えてくれるプライベートタイムなのだ。


(111) キンモクセイを知る   2003/10/06

DIARY070.JPG - 39,615BYTES

いつものように自転車で散歩。
車でしか行った事の無い方面へと向かってみる。少し古びた小さなスーパーを横目に、犬と戯れる中年男性が公園で遊んでいる。人気(ひとけ)が少ないのは少し低めの気温のせいだろうか...
大通りへと出てみると、予想以上の信号待ち。少しイライラしながらも、目の前のバイク屋を羨ましそうに眺めている我を感じる。幸いな事にお目当てのバイクが見当たらず、再びペダルへと力が入る。
運動不足の結晶とも言うべく体力を失った体では、20代にして坂道の途中で息を切らす。見る見るペースが落ち、歩いているのと大差ないスピード。それでも前へ進む。

ほのかな あま〜い香りが漂う。...?!...きょろ!きょろ!!

てっきりキレイなお姉さんでもやってきたのかと錯覚...誰もいない。この期待は何だったのだろう...近くには5メートル近い庭木が植えられており、黄色い小さな花が無数に咲いていた。近寄ってみると、くどい位の香りに包まれる。すきっ腹にはキツイ。人も花もくどくならない位の距離がちょうどいいようだ。?

今日のように湿度の多い日は、花の匂いは周囲へと拡散されずその場に漂うらしい。なるほどこんな天気でなければ気づかない事もあるのね。女性の方、香水は控えめに...


Diary