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(140) 夕暮れに栄える故郷    2003/11/04

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実家から程近い山間にひっそりと構える公園は、この時期かなりにぎやかなようだ。

田舎育ちの私は小さな頃から山に自然に生えるキノコを収穫し食べるのが当たり前であり、この時期の楽しみでもあった。我々家族の間ではカラマツタケの呼び名で慣れ親しんでいたそのキノコはハナイグチ(リコボウ)と呼ぶらしいことがインターネットで判明した。時期的には半月程遅い事は承知の上、公園周辺の唐松林に足を運んでみたが予想はそのまま現実となり、1本の収穫も無いままスーパーへ買い物をする段取りへと予定は変更された。

しかし、夕日に照らされた公園周辺を取り囲むように植えられた紅葉の木々は、日中見るそれよりも一段と鮮やかさを増し、見事なまでのコントラストと立体感を味方につけ、そこを訪れる観光客を決して裏切らない最高の秋色を表現しているように見えた。

食欲の秋。芸術の秋。読書の秋。

恵まれた環境ではその充実感もより深まるだろう。


(139) リニューアル    2003/11/03

世間的に雨が降らない事で有名な文化の日があいにくの雨となった。
途端に出足を崩されたこんな機会をプラスに捉え、じっくり当ホームページのリニューアルを試みてみた。デジカメ画像はともかく、フィルム撮影の素材準備も含め一度に多くを進める事は出来ないが曲がりなりにもSMART BRABUSページのOPENにも漕ぎつけた。10月OPEN予定であったSMARTコーナーの公開遅れは先月後半の天候の崩れが大きな原因であったと言い訳しておこう。これから写真素材が準備出来次第、順次更新をしていく予定であり、Diary以外の更新情報をINDEXページに記載予定。これからもよろしくお付き合いくださいませ。


(138) 結局は自分次第    2003/11/02

家計簿を付け始めようやく半年が経過した。初めの1ヶ月は面白半分。2ヶ月目は義務意識から仕方なく。半年も過ぎればレシートの山に悩まされる。おおよその流れはそういったところか。それでも私にしては継続最長記録である。過去に色々な家計簿ソフトを試したが結局のところ簡単で手間の掛からないものが一番のようだ。

Simple is the Best!説得力を感じる。



(137) モーターショー [やがて現実へ]    2003/11/01

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モーターショーと言うと どうしても非現実的なコンセプトモデルが注目される傾向にある。日常のありふれた車生活と対照的な華やかさに溢れたデザインを見ているといかにもすごそうな印象が強調され、それがただの先入観であるにも関わらず自己意識の中で各メーカーの未来像が膨らんでいく。

会場から駐車場を繋ぐ帰りのシャトルバスでは様々な感想が耳に飛び込んでくる。
「どうして日本のミニバンは皆三列シートなのかなぁ、狭くて使いにくいけどなぁ」、「1000万を超える車が並んでたけど俺はあそこまでは欲しくないなぁ」、「日本でもスペースに余裕があればなぁ」、「2台目ならいいけどなぁ」、「やっぱりロードスター位が一番いいよなぁ」。

この声がメーカーに届きますように。


(136) モーターショー [人車一体の夢]    2003/10/31

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コアなロードスター(マツダ)ファンには当たり前のように行われているターボチューンがこのたびメーカーモデルとしてお披露目となった。幾分マジョーラカラーを思わせる新色を身に纏った真っ赤なロードスターは外見は現行モデルとそれほど変わらない。しかしボンネットを開けるといかにもメーカーが作ったターボモデルです。と言わんばかりに綺麗にレイアウトされそれまでのモデルとの違いをアピールしているようだった。
説明によると、BP-VEターボ仕様、ターボモデルとしては高めの圧縮比とのことで、要するにポン付けタービンちゅー事かいな?圧縮比が高いということからローブースト仕様である事は容易に想像が付く。小さめのインタークーラーへのパイピングを見る限りではそれほどのレスポンスも期待できそうに無い。全域でじんわり効くトルクアップが目的のようだ。
個人的にはロードスターにターボを装着した事よりも、S-VTにターボを組み合わせてきた事が興味深く思えた。


(135) モーターショー [ライバル]    2003/10/30

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今日もモーターショーに行ったわけではない。が、数日に渡り昨日のモーターショーの内容に触れてみたい。

我がSMART BRABUSも納車され数日が経過したわけであるが、世間的にはまだまだ目新しい車のようだ。モーターショー会場に展示されたBRABUSモデルの周りには絶えず人だかりが出来ていた。「へへー、同じのなら駐車場にとめてきたよ〜ん」 しょうもない自己満足度は最高潮に達していた...
気になるスズキブース。どう考えてもSMARTを意識して作られたとしか思えないTWINの存在。これはこれでとってもキュート。可愛い!以外の感想が思い浮かばないほどスタイル重視の設計。しかも今回参考出品のツインマイスタイルというこのモデルは、従来のTWINの内外装をグレードアップし、女性に好まれるような方向を目指したと言う。落ち着いたインテリアに航空機のスロットルレバーを連想させるシフトがなんとも似合っていますな。SMARTとTWIN、2台を背中合わせで1台の駐車スペースに停めるなんてのもなかなかおしゃれかも。


(134) モーターショー [第一印象]    2003/10/29

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早朝の思いつきで急遽東京モーターショーへと出かけることを決め、10時のオープンに間に合うよう8時には家を出た。順調にいけば1時間で現地へ到着するためおよそ2倍の余裕は少しばかりオーバーだったか。しかし都会の朝の通勤ラッシュは私の予想をはるかに上回り、更に高速をぐんぐん進んでからチケットを忘れた事に気づき一旦家へ引き返していたこともあって、結局午後1時過ぎの入場となってしまった。

会場を隅々まで..という気にはとてもなれず、モーターショーなのかファッションショーなのか分からないごった返した会場の盛り上がりは、見る者に相当の体力を要求し、半ば錯乱状態に陥った自己意識から冷静さを取り戻すにはそれなりの忍耐が必要である。
さて今回現物を見てみたい!と期待していたのがダイハツ コペンの1300ccモデルである。写真で見るよりずっと出来の良いシルエットは660cc発売の時点で既に予定していたかのような完成度であった。そそり立つリアウイングもごくごく自然に納まっている。これは欲しい!会場で思わず本音をこぼしてしまった1台である。


(133) セーターを探す時期    2003/10/28

東京はあいにくの雨である。昨日の天気予報で大体の予想はついていたが現実となればどうしても気持ちは重くなる。世間ではすっかり秋が深まっていた事を先日の八ヶ岳の真冬のような寒さで実感したわけであるが、私の気持ちの中では未だ半袖のTシャツがメインの生活であり冬物への移行準備は整っていない。

日本の四季の中で私の好きな秋という季節は、夏から冬へと移り変わるプロセスと思われ、定まって”今が秋”と感じられる時期はほんの僅かなものである。いたって気持ちの良い”春”に比べ、日に日に気温が下がる”秋”は寂しさも伴い余慶に早く終わっていくように感じられるのかもしれない。

東京のファッションセンスは季節先取りの傾向が強いようで、この時期からコートやマフラーを身につける人を多く見かける。私もそろそろ収納の奥から冬物を探さねば。しかし、Tシャツからコートへの乗り換えは見た目にも体にもギャップが大きいか。



(132) 明け暮れる日々    2003/10/27

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1日が24時間では足りないと感じるこんな時は、恐ろしく忙しいか、恐ろしく楽しい時のどちらかくらいだろう。

新しく何かを手に入れるといつでも身近に置き眺めていたい性格の私だが、今回のSMARTに限っては少々違った感覚に自分自身が戸惑っている。ロードスターのようにボンネットを開けて見ているだけでニヤニヤしてしまうといった半ば病的行為はほとんど無く、とにかくドライバーズシートへと乗り込みたくなる。

運転を始めればコイツをいかにスムーズに走らせるかに必死になっている自分に気づく。バックで車庫入れなどしようものならトンチンカンなスペースへと追いやってしまっている自分に??しか浮かんでこない。側から見ていればよっぽど下手クソなドライバーとしかうつらないだろう。しかし、見るとやるとでは大違い!きっと始めて運転する人は皆そう思うだろう。

それにしても小さい車にこんなでかいキーはいささかアンバランスだな。

 


(131) それでも楽しい   2003/10/26

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昨日の日記をアップロードした後直ぐ、SMARTの慣らし走行がてら、ちょっとした撮影へと出かけた。スマートページ設立のための素材作りとでも言った方が話は早いかもしれない。ロケ地は色々考えた末、八ヶ岳周辺!なんとも大雑把。実はこのホームページに使用しているロードスターの撮影ロケ地も八ヶ岳高原なのだ。

今回目をつけたのがこの場所。写真を見てピンと来た人はなかなかのドラマ通だと思われる。最近までTBS系列で放送されていた「高原へいらっしゃい」の 舞台となった建物である。普段はレストランやティールームとして営業されているらしく、勿論本日も営業日である。つまり、こんな大胆な乗り入れ方は営業前にしか出来ないということだ。

暗いうちからスタンバイをし、朝日が昇った場合の光の方向もバッチリ計算済み、車を停める場所もほぼ決まった。使うフィルムの感度も大体目途がたった。早朝にもかかわらず観光で訪れる方が数人いたが、さほど影響はないようだ。GPSによる日の出時刻は6時1分。あと15分もすれば今日一番のシャッターチャンス!。−1℃の世界でその時を待つ。

都会生活に慣れた頭では予想もしない事態が訪れる...一面のキリである。太陽がようやく顔を出したそのときに...山の天気は変わり易いとはよく言うが、これほどまでとは。それから1時間半粘ってみたが回復の兆しは見受けられず。今日はあきらめるしかない。そう自分に言い聞かせ家へ続く長いドライブを楽しむ。

悔いは残る。いつかまた、きっと。


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