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(220) 始まってしまうのか?    2004/01/23

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スマートの特徴や癖も大体分かってきた頃であるが、同時に欲というものが沸いてくるのはおそらく誰しも自然な計らいだろう。

当初の予定では、購入後あえてカスタマイズを行わずに楽しめるグレードという意味で、ノーマルのおよそ1.7倍もの大金を叩きBRABUSモデルを選択したわけであるが、いざ手にしてみると完成した車をただ乗り回すのはいまいち物足りないと言うか、私らしくないのである。

ぼんやりと脳裏を過ぎるカスタマイズメニユーが日に日にカラー化され、近頃ではインターネットでの検索や、イラストレーターによるデザインなど、お金の掛からない範囲でコッソリと進めている自分に ”パソコンの中だけにしておけよ” と言い聞かせながら気持だけが一人歩きしている。

スマートロードスターのロックトゥロック3.5回転のハンドリングを移植、シフトレバーの+−動作インバート、回転リミッター解除、EVCによるブーストアップ、オイルクーラー装着、スポーツサス装着、フロントタイヤ195サイズへ拡大、フロントブリスターフェンダー化...夢は膨らむ一方である。

周りからはなぜロードスターを手放したの?との突っ込みもある。いろいろ都合があるのです。と答える。


(219) その日の暮らし    2004/01/22

このページを書く事が一日の自分を振り返る唯一の時間だと思っている。
ところが、昼間の出来事を夜になってまとめる頃には、どうも自分の中のテンポが合わなくなっている事がある。ある時は昼間の出来事さえ忘れてしまっていたりして、その程度の一日だったかな?と反省したりもするのだが、翌日になればそんな状況はこれっぽっちも意識せず、再び楽に1日を過ごしてしまう。どうやら人間はあまり利口な生き物ではないようである。

忘れていたと言えば先日、年末ジャンボ宝くじの結果を照らし合わせたところ間違いが無ければ1万円が当選しているようだ。こっちの方は忘れず換金に行かねば。まあ当選金額が1万円だからこんな風に書けるものの、まかり間違って数億円など当たろうものなら、今頃脅えて暮らしているんだろうな。



(218) お日様の下に生きる    2004/01/21

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昼夜逆転生活に終止符を打つべく、またしても寝ずに迎えた早朝洗車。
洗いたてのガラスは何と美しい事だろう。肉眼のそれよりもガラスに反射した光はなぜかドラマティックに映る。通過光と反射光がバランスよくハーフとなって自然に見える様は、きっとガラスと水面くらいだろうな?
いつもより早い時間に向かった床屋。埃一つ無い磨きこまれた鏡の前に、世間話と同時に切り落とされる髪を見て思う。自分の姿を眺めながら人と会話をする事なんて他に無いだろうな?それもまたちょっぴり照れる。

真面目に考えてみた。我々人間は実は全てが反射光を見ている。そのものズバリ物体を見ることは出来ないのだ。物体に反射した光をあたかもその物と思い込み認識しているだけだ。その証拠に光が無かったら人は物を見ることが出来ない。だからリンゴが赤いのも、海が青いのも、太陽の光あってこそ見えるのであり、実物はもっと他の色なのかもしれない。

もしもこの世に光を反射しない物体があったとしたらきっと我々の目には見えないのであろう。そしてガラスとは極めてそれに近い物質なのではないだろうか?普段は無色透明で気付かれぬ存在。しかしそこに光を当てた時、他の何にも増して最高の輝きを見せる。

やはり ダイヤ がいいですか?


(217) まずはビギナーコースから    2004/01/20

予定も無く不意にTVの電源を入れれば 「今日のおすすめメニュ〜」 などとクッキング番組も飛び込んでくる。これは良き ”通信教育” とばかりに真剣な眼差しでチェックしてみても、ホールトマトにローリエにコンソメ?男の一人暮らしとは無縁の材料ばかりが並び、おのずとフィクションドラマの如く架空の世界へと遠ざかっていく。

今日はいっちょ肉料理にでも挑戦といくか!心に決めたら即行動せねば気がすまない性格は空腹も伴いスーパーへ向かう足取りも速い。肉料理とは言ってもビギナー向けの生姜焼きにしよう...え〜っと、豚か?牛か?多分豚だろうな?定食屋で食べる生姜焼きに牛肉は見たこと無いもんな。よし、そーすると、豚の?どの部分よ。お!生姜焼き用ってあるじゃん!早く言ってよ〜。あ、でもこのバラエティーカットって方が随分安いじゃん。まぁ実験的調理に近いわけだしこれで十分か。それから生姜は?当然摩り下ろし...と行きたい所だがお手軽なチューブタイプでOKとしよう。

フライパンを暖める。さてここからは自分の感だけを頼りにクッキングスタート。きっと、ある程度焼けた段階で生姜を加えれば良いのだろう?バラエティーカットと言うだけあって肉の大きさは区々で、ジュワ〜というジューシーな音と引き換えに見る見る小さくなる姿に少し悲しくなる...塩にコショウに?あとは?生姜だけでいいのか?見た目と匂いはそれらしくなってきた。皿は?げ、皿、さら〜。皿が用意してなかった。フライパンを片手に徐に準備するものだから余計に時間が懸かる。

出来上がった熱々の生姜焼きのお味は?...硬くコゲたポークソテーですな。それでも自分で作る料理はウマイのだ。チャレンジ肉料理はコレにて終了。ところで正しい生姜焼きの作り方は?



(216) 心の名車    2004/01/19

当WEBをロードスターネタ目当てに訪れる方は多く、スマートオーナーへと変わった私が図々しくもロードスターサイトを運営し続ける以上は更新もせねばと嘗ての愛車を振り返ってみた。今更ながらロードスターページの更新となれば写真素材は My Library を掘り起こすほか無く、思い通りに事が運ばないのが正直なところ。当時 ”良し” として作成したページも今振り返れば細々と修正したい箇所も出てきたりして、はたから見ている以上に自分では満足の域には及ばない。

作成に夢中になるにつれ私が手にしたロードスターという車がいかに素晴らしい車だったかが見えてくる。そこには自分でも歯止めの利かないモディファイがあって人一倍の愛情を注いだ過程も十分加味しての事だが、何をするにも便利になったこの時代であれ、それが逆に進み過ぎた背景に、もはやロードスターを超えるような素敵な車など現れないのではないかとすら模索する。

ページが完成に向かう頃、溢れ出た心の Library に収拾がつかなくなっていた。



(215) コンパクト仲間    2004/01/18

理由はどうあれ都会では軽自動車の存在が貴重である。きっと見栄っ張りの集まりが都会と呼ばれるのだろう。スマートという車はパッと見、軽自動車以下のボディーサイズ。一応白ナンバーとは言え、高速は愚か、一級国道でも他車からの圧力を感じるのは決して気のせいではない。そんな中、偶然にも対向車線を走る同オーナーを見かければ、思わず手を挙げ仲間意識を盛り上げるのも悪くない。

思えばそういった気持ちを抱くのは何もスマートオーナーだけでは無かろう。同じようなコンセプトで生まれた車、スズキツイン。東京ではまだ2台しか見かけたことが無いそのオーナーもきっと同様に。機会があれば興味本位で追走、果ては街のパーキングに並べて駐車、空かさず記念撮影といきたいところだが...

狭い路地をせせこましく走る彼らを、なんだか他人と思えないのはやはり都会の圧力のせいだろうか?



(214) 何を考えている?    2004/01/17

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学生時代、20歳を過ぎた社会人は皆大人びて見え、いざ自分が社会人となれば30代にベテランの貫禄を感じ、30代を目前に控えた今、昔と何ら変わらない自分に気づく。

社会人に成り立ての頃、私は早く歳を取りたくて仕方がなかった。社会人としてなめられる事を嫌っての感情だったが、同年代の、同じ時を生きてきた人達は一体どんな事を考え、感じながら毎日を送っているのか不意に知りたくなる時がある。
たまに遊びに立ち寄った友人宅では何やらおしゃれな器に美味しいデザートが出てきたりして、私の何でも美味しく食べられます!という実用一点張り生活とのギャップは大きく、生活環境の違いをまざまざと感じる瞬間である。

世間的には ”いい歳して” と言われ始める年齢なのかもしれないが、車に限らない私の道楽人生にはどうやら変化の兆しはなさそうで、暇さえあれば趣味の時間に没頭している。

おそらく正しい生き方などないのだから、満足のいく生き方、それが私の最大の目標である。


(213) 蓄えは十分か    2004/01/16

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一年間のブランクを空けた三菱のWRC。先日のオートサロンでは今月から開催される2004シーズンに向けてのニューカーが展示されていた。”ランサーWRC04” 。見た目で大きく変わったのはリアにそびえ立つ大型のスポイラー。プジョー206WRCにも似た2枚タイプ。但し取り付け位置がリアウインドウの直ぐ後ろというのは今までに例がない。普通で考えればダウンフォースを稼ぐためにはオーバーハングの長い車両のなるべく先端にマウントしたほうが効果がある。それをあえてこの位置を選んでいるということは車両形状からなるドラッグが想像以上に大きいなど、目に見えない理由がありそうである。最近ではWRカーでも床下でのダウンフォースをかなり意識しているというが、GTと違い、グラベル走行が当たり前のラリーでは床下の負圧=埃の巻上げという図式になり、単に走行への空気抵抗だけでは済まされない要素が多大に含まれる。走るステージに応じ、15インチから18インチのホイールを選択するというのも市販車チューンとはわけが違いますな。


(212) 誰がための人生    2004/01/15

私は昔から流行という響きがあまり好きではない。
物に対する流行、ファッションに対する流行、音楽や映像演出にも流行は存在する。しかしどうだろう。それら流行が先走るアイテムには少なからず自己表現のすべが含まれてはいないだろうか?つまりはこうである。自分はあたかも世間的流れに乗っていることを主張すべく流行の物を使う。流行のファッションで着飾ってみる。流行の音楽を聴く。やがて3年後、5年後に自らを振り返り、懐かしいね。とまとめ上げる。人生とはそんなものだろうか。

物やファッションは個人の自由である。しかし言葉の流行にはいささか抵抗がある。去年で言えば ”微妙” という響きを聞かない日はなかったし、”なんでだろう” などとこぼそうものなら空かさずお決まりのメロディーが聞こえてきたものだ。そして今年は ”間違いない” だろうか?理由はどうあれ、一度脚光を浴びた言葉というのは使いづらいことは確かである。

いつの時代でも変わらない文化だろうか?


(211) 思いがけない格闘    2004/01/14

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前々からスマートにはドリンクホルダーが一つしかないことに疑問を感じており量販店で汎用のホルダーを探し歩いていたのだが、適した取り付け場所がシフトレバー脇に限定される事からもなかなかコレといった品にはお目にかかれずにいた。
それなりに吟味した末に出した結論は遠い昔にどこかのホームページで見かけた三菱 ekワゴン純正品。どんな物だったかすら忘れかけた記憶を頼りに近所の三菱ディーラーへ駆け込み、「車はいらないんですけど...」 と営業マンに告げた後、展示されたekワゴンをとくと観察。なるほどコレならいけそうだ!...「すみません、このホルダーが欲しいんですけど...」 意外にも笑顔の営業マンは快く部品番号を検索、翌日には私の手元に届いた。

数日間、自宅のテーブルの上で寝かせたホルダーであったが、どうやらそのまま放っておいても使えるようにはならないと気づき、寒さの中シフト周りを分解、ん??どうやって分解するんだ?早速ヤナセへと駆け込む。「すみません、このシフトレバーどうやって外すんでしょう?」  「あ、それ力強く抜くだけです!」  「.....」  自宅へと帰り、引っ張ってみる。ちょっとやそっとの力では抜けないようだ。懇親の力を振り絞り 「どぅ、どぉ、どぉりゃ〜〜〜」 ガコッーン。抜けるには抜けた。勢いでシフトレバーの頭はどこかへ飛んでいったが...その後の作業は順調に進んだ。

両面テープでペタッと貼り付ければいいと思っていた安易な考えとは裏腹に、内側からネジ止めとはかなり大事になってしまった。
苦労の甲斐あってまあまあの仕上がりとなったホルダーであるが限られたスペースを考えれば折りたたみタイプは有り難く、使わないときに邪魔になる事もなさそうである。



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