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(240) スマートの親分?いやいや    2004/02/12

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ベンツAクラスが代車としてやってきた。愛車スマートは2度目のシート張替えのため2日間の出張に。こんな機会に色々な車に乗れるのも悪くない。

さて、前回の代車Cクラスのような へんてこサイドブレーキではない分スムーズに発進。ドアミラー調整スイッチがオーディオの真上に付いている事を除けばいたって普通の車。外見から想像するよりずっと窮屈な室内は、フロントガラスがかなり傾斜しているデザインと5人乗りという設定に少し無理があるのだろうか?
人も車も暖機が終了し、いつも通り気持ちはスポーツテストへと切り替わる。アクセルをグイッっと踏み込めば...スマート以下の近年稀に見るゆる〜い加速。あらら〜。それ以上の動力性能は試すまでも無くお買い物運転に戻る。しかしステアリングを切った時のノーズの入りはスマートよりも心地よく、スパッと頭がインに入る。これだから発売当初横転事故が起き易いとウワサされたのか?それ以降の切り足しはFF特有のトルクステアが強くお世辞にも自然なステアリングインフォメーションとは言えない。気づけばクラッシックミニ同様、ドライビングシートに対しステアリングは若干左にオフセットされている。

シートは一枚板の上にスポンジを敷いたような構造でとても長時間は耐えられそうに無く、インパネ質感もどことなく安っぽいデザイン。う〜む、どうも私は好きになれませんな...



(239) 希望的観測    2004/02/11

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久しぶりの祝日。祭日というのが本当なのか?

こんな日は夜明け前に身支度を整え、高原で朝を迎えるべく中央道をまっしぐらに下る。PAでの休憩では温かいコーヒーが尚の事白い息を強調し、車へ戻ればいつも通り2,3の質問を受けスマートに乗っている事の喜びを実感しながら再び少な目の流れに合流する。
ワインディングを車格に似合わぬハイペースでこなし、ぼんやりと明るみを帯びた空を感じながら見えてくる自然の風景に絶好のロケーションポイントを探す。朝靄懸かる先の見えない真直ぐに伸びた道路脇に車を停め、開いたドアからは都会のそれとは対照的に新鮮でクリーンな生まれ立ての空気が流れ込む。聞こえてくるのは沢山の鳥の声と僅かな風の音のみ。嘗て人間も大自然に生きる動物だった事を認識する瞬間である。
雲の切れ間から覗く太陽をスマートのガラス越しに構え、ファインダーに集中する自分を見た...

目覚めれば日は傾き、出掛けるあても無いまま一日が過ぎた。


(238) 今日のトイレ    2004/02/10

しつこく鳴る玄関チャイムを目覚まし代わりに寝癖の付いたボサボサのヘアースタイルのまま顔を出せば、マスク姿のおばちゃんが一人。水道検針の報告のようだが、例月の2倍を超える使用量に漏水の疑い有り!との忠告を受けた。思い起こせば心当たりが無いではない。トイレの水を流した後スパッと止まらない少量の流れを、今までは清潔!と感じるのと同時に、その程度の流れは検針には引っかからないごく僅かな誤差に過ぎないものと決め付けていた。しかし結果はハッキリ現れるのね。
原因は水タンクの栓がきっちり閉まらない事のようだが、近日中に対処せねば倍額を超える水道料を支払わなければならない。賃貸マンションでの修理代はいったい誰が持つのだろう?もしも自分自身に降りかかるのならばいっそう放っておいた方が安いのか?


(237) ジュークボックス    2004/02/09

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人間というのはいくつかの ”欲望” に支配され生きる動物のようだが、20世紀から21世紀に掛け ”物欲” というのは我々に生きる力として分かりやすい原動力である。明日の自分を生きるためにはその欲を満たす努力が一番の近道。そんな建て前を用意すれば衝動買いもしやすいというものだ。

半月ほど考えた末、買ってしまった iPod。予定していた歯科治療を終え、美川憲一を連想させる麻酔の効いた上唇のまま店員に在庫確認。ニコニコ顔で帰宅した後、数日間自宅PCに録り溜めておいた3000曲を越すデータをそのまま転送。不親切な取扱説明書を読む以上に優れたユーザーインターフェースは直感的操作で殆どのプロセスを攻略できる。購入した20GBモデルの iPod は早くも残り6GB程度。しかし山のようなCDを横目に、10cmそこそこの本体でまだ余裕があるというのだから驚きである。

私の使い道は2つ。自宅での小型ジュークボックスと、ドライブのお供。3000曲もあればエンドレスにプレイしても10日間は同じ曲が流れない。しかも、オールシャッフル再生により同じアーティストの曲が続く可能性は極めて低い。飽きっぽい私には最適なのだ。車に持ち込む際は、オプションの iTrip を接続することでFMワイヤレス方式でカーラジオ受信が可能となる。これについては本日在庫切れで入手が出来なかったが、楽しみは後にも取っておこう。

しかし問題もある。昔のCDと近頃のCDは録音レベルがぜ〜んぜん違うのだ。シャッフル再生で曲ごとに音量が変化するのはどうにかならないものか?


(236) 男のロマン    2004/02/08

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スマートもブラバス仕様のせいか、思いのほか軽快な身のこなしはステアリングを握る自分にとってハーフサイズを感じさせない説得力があり、ちょっとした山坂道では知らず知らずのうちに力が入る。しかし一度信号で立ち止まり隣に並ぶ元祖スポーツを確認すればよく鳴く犬も自然と道を譲るというものだ。

最近では大手メーカーの高級車でさえスポーツモデルやスポーツモードを用意しており、世の中の車事情がスポーツ方向へシフトされるのはうれしい限りだが、なにもラグジュアリーセダンにまで固めの足回りと胸のすくようなエンジンパワーを与えなくともよさそうな気がする。確かに都会の個人タクシーに多く見られる最新高級セダンは帰路を急ぐ私のようなお客さんにはもってこいの快速タクシーではあるのだが...

いずれにせよスポーツを目的として作られた車にはその道で敵わないわけであり、餅は餅屋との言葉通り、道を譲るのがマナーとなりますかな。

それにしてもスポーツカーってカッコイイなぁ。

 


(235) 深夜4時の日記    2003/02/07

深夜帰宅でTVの電源を入れれば、3時を過ぎているというのに複数チャンネルでアニメが放送されていたりする...私が子供の頃には有りえなかった状況である。アニメとて子供が見るものとは断定出来ないにせよ、各放送局が決まり事のように深夜枠としてアニメを持ってくるのには何かそれなりの理由があるのだろう。いつしかのヒットアニメがその時間帯の放送だったからなのか?
しかしアニメと聞いてそれを見たがる子供も少なくないと思う私には、理由はどうあれオンエアーの時間帯が適切だとは思えない。これは都市局のみに言えることなのかは不明だが、ただでさえ大人になれば夜も眠れぬ生活を強いられるご時世だからこそ、せめて子供の間は体に優しい生活を送らせてあげたいと思うのである。


(234) タイムスリップ    2004/02/06

少し埃をかぶった過去のCDを数年ぶりに取り出してみた。レーベルを確認すれば今はもう存在しないレコード会社だろうか。ジャケット写真のデザインも今風ではない。隙間に汚い手書きのメモがあることに気づく。

・800Hz -8dB 1/6oct   ・ 3.6kHz -2dB  1/6oct

当時の私のリスニング用EQ(イコライザ)設定だと思われ、試しにその数値を再現し、遠い日の音に耳を傾けてみる...音も私もまだ若かった。音楽というのは聴けば不思議とその当時を思い出すものである。そんな風に簡単に過去に戻れたらやり直したい事は山ほどあるな。



(233) 小さいのがお好き?    2004/02/05

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デジカメスタイルに抵抗がなくなった今日この頃。しかし ISO3200 のフィルム感度に慣れている私には致命的とも言えるデジカメの使い難さがある。普段からストロボのフラットな写りを嫌い、殆どのシーンでノンストロボ撮影をしていると、デジタル特有の粒子を避けた ISO50 程度の感度設定では、昼間の屋外を除く多くの場合手ブレを起こしやすくなる。
考えてみれば ISO50 と ISO3200 では実に6段もの感度差があるわけで、計算でいけば ISO50 で 1/30秒のシャッタースピードなら、ISO3200 の場合 1/2000秒 もの高速シャッターが切れる事となり、スナップ派の私にはどう考えても高感度フィルムが向いているのだ。勿論高感度ゆえの粒子の荒れは出てくるのだが、それもまたフィルム特有の柔らかいものなら味となるのだ。試しに手元のデジカメを最高感度400に設定。モノクロフィルムなら高感度どころか標準感度の部類だが、テスト撮影にて映った画像はカッチカチの硬い粒子が均一に分布。やはりデジカメの粒子(ノイズ)は許せないのだ。

で、携帯用三脚を購入!と相成りました。携帯用と言うだけあって100円ライターと比べても驚きの小ぶりさ。10センチそこそこしかないのだ。3段の足を伸ばしても30センチ程度にしかならないのだが、それでも出先で 有ると無いでは大違い。以前、月明りに照らされる中禅寺湖を湖畔の岩の上に苦肉の策でカメラを据え付け15秒の長時間露光で撮影したのを思い出した。

中型三脚も持っているのだがカメラ同様、持ち歩かなければ意味が無い。スマートのドアポケットにでも忍ばせておこう。


(232) 自由にどこへでも    2004/02/04

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以前からレンタルカートにはちょくちょく足を運んでいたのだが、こちらの4輪バギー(ATV)には子供の頃1度しか乗った事が無い。もうその感覚すら記憶には無いのだが、アクセル操作が右手親指1本というのに驚いた覚えがある。
最近ではナンバーを取得し公道を走れる物も珍しくないらしく、価格も30万円と聞けば買う買わないはどうあれ一通りどんなもんかと調べてみたくなるものだ。説明を読む限りデフは搭載されていないようである。基本的にダート走行を目的としての車両だからオープンデフなどが付いていたらマトモに走らないのは想像が付く。しかしそれを公道で乗る場合は問題にならないかい?同様にデフを搭載しないレーシングカートがハイグリップタイヤを履いてスムーズにコーナーリング出来るのを考えれば、この程度のトレッドでは内輪差-外輪差の概念は殆ど無視出来ると言う事だろうか。

マイカーでダートを走るのはドライビングよりもむしろボディーへの小キズを気にするあまり思い切れないものだが、こんな遊び目的のダート専用車を手に入れた日には、おそらく東京の暮らしはつまらなくなるだろうな。

スマートの駐車場、後ろに随分余裕があるけど...


(231) 痛いの嫌いなんです    2004/02/03

2,3日前から歯が痛む。半年ほど前に虫歯の治療は全て済ませたはずなのだが、これが知覚過敏というやつか?久しぶりに早く眠れそうだった昨日の晩もジンワリとした刺激に魘され睡眠不足に拍車をかける。通いつめた歯医者への電話に勇気など要らなかった。

「じゃあまず洗浄(戦場)から行いますね〜」
看護婦さんへとスイッチするなり、先生の足音が遠ざかる。やがてよく冷えた洗浄水とバキュームの風が問題のポイントへ...うぅぅぅぅ..冷たいのと熱いのがシミルって伝えたはずだけどなぁ〜。可愛い看護婦さんの前で弱音は吐けない!じっと我慢!!拷問のような時間は異常なまでに長く感じられ、やっと聞こえた 「はぃ、ゆすいでくださーい」
ふひぃ〜何とか耐えられた。待っていたのは氷が入っているかのようなキンキンに冷えたコップいっぱいの水。ゆ、ゆすがないわけにもいかないなぁ。加減しながら口へと注いではみたものの、無情にも満遍なく行き渡る冷水は落ち着きかけた痛みに追い討ちを掛けるように更なる刺激が上乗せされる。
「も、もう帰らせてくださぃ〜」 言いたかった...が、そんな隙すら与えられぬまま、再び先生登場。
「じゃあレーザーで治療しますからね」
背後に何やら大げさな機械が接近してくるのがわかる。やがて、ピー、ピー、ピー、ピピピ、ピー、ピー・・・なんとなく...身の危険を感じる。自然と小さくなる口に ”強制開口ツール” がはめられ 殆ど鯉のぼり状態のままその音だけが院内に響き渡る。しばらくすると予想通りジワジワと痛みが増す。
「今度は熱いんかい〜〜〜!!!、冷たいのも熱いのもシミルって言ったじゃん.....」

半べそ状態で帰宅。今朝よりも痛みが悪化しているのは気のせいではない。鬼の面など無くとも十分に鬼を感じられる節分となった。


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