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(620) 不動の地位    2005/02/26

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いろんな噂が流れている 新型 MAZDA Roadster。

RX-8のプラットフォームに2Lエンジンと聞けば相当骨格の大きなイメージが先行するが、実際にはオーバーフェンダー分がワイドトレッドとなるものの、全体のまとまりは10%増し程度になるのだろうか?

海外サイトでは大々的に公開されているそのシルエット、何処から見てもカッコイイ。バカデカイホイルなどは現実的な16、17インチ程度にまとまるのだろうが、Roadsterが築いてきた ”上品さ” に関して言えば、さすがに上手く引き継がれているように思う。

早く見たい、早く乗ってみたい。それが本音。試乗にハンコは必要不可欠かも...


(619) 偶然ではなく必然    2005/02/25

交差点の真ん中に横たわるバイク便のライダーとフロントガラスの無くなった大型トラック。

まさしく事故直後と取れるその光景は命の行方さえ絶望が過ぎる。第一、バイクと大型トラックではその高さの違いが歴然としているハズ。ところが大型トラックのフロントガラスが粉々になっているということは、その高さに至るすさまじいクラッシュが想像される。

こういった光景を目にするたび、おそらく誰もが ”自分は気をつけよう” と心に誓うのだろう。私とてそれは同じ事、しかしイメージするのは ”被害者ではなく加害者” のカタチであるから、振り返れば己の行動に思い当たる節があるからなのだろう。横断歩道の信号が青に変わる頃、遠くから救急車のサイレンが迫ってきた。


(618) トンネルを抜けると雪だった    2005/02/24

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僕らは現在という時間を本当は手にしたことがないのではないか?
現在という時間は来た瞬間に過去になってしまうものだから、過去と未来の間にイメージするざっとした近過去を現在と呼んでいるのかもしれない。それは超高速で移動する乗り物に後ろ向きで乗っているようなものだ。

この先どんな風景が現れるかは誰にも分からない。しかし唐突に全く違う景色が現れることは無い。前の風景の繋がりとして別の風景が広がっていくわけだから、今の風景をじっと見ていれば次にどんな風景が現れるのかを予測することは出来る。それを人は大人なんて呼ぶのだろうか?

ある詩人の言葉を、新潟へ向かう ”MAX とき 309号” の窓から思い出していた。


(617) 暖かな日差しの中に    2005/02/23

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関東地方で ”春一番” の知らせ。

風は冷たくともポカポカ陽気の今日の日に、外へ出ないなんて勿体無い!電車の窓際に座るも良し!外を散歩してみるも良し!ドライブにでも出かけられたらなお最高!

単純に ”気温” という絶対的数値で物事を捉えれば、必ず春と秋にはクロスオーバーするポイントがあるわけなのだが、オフィス街を抜ける幹線道路に落ちる日差しが明らかに ”やわらかい” と感じられるこの季節は、その光の中に ”始まり” を感じずにはいられないし、どこか心ときめく感覚も付随する。

季節より先行する心のままに、冷蔵庫から期限切れギリギリのフィルムをバックに放り込み、少し違った景色でも見に行こうかな。


(616) もうそんな歳ですね    2005/02/22

「ビデオありがとう。説明書と格闘中。」 実家からのそんなメールは、今年還暦を迎えた両親の、紛れも無く年老いた表現が十分に凝縮されている一文だった。

数日前、私は確かに電気店でビデオデッキを吟味しており、その理由には実家のビデオが不調との記憶がわりと鮮明だった事に尽きる。今時はハードディスクに記録するのが主流だったりして、DVDプレーヤーなんてのは当たり前。だがそのどちらもが実家には存在せず、どうせならと必要な機能がすべてオールインワンとされる機種を選ぶ。しかし、今まで撮り溜めたビデオや他との再生互換はどうなる?すべからくしてビデオさえも一体型という結論に達すれば、なかなかどうして目の前に並ぶ最新機種の中で1番高額ではないか!

しかし、”安い事が良い事” という感覚が染み付いている実家の生活環境に少しでもメスを入れることが私の役割と考えれば、やはりこの場は ”良い物を提供” が当然の答えとなる。よって今回の買い物はいろんな意味で正解だったのだろう。

本音を言えば、還暦祝いに車でも買ってやる!旅行にでもつれていってやる!それぐらいの事を言ってみたいところだが、いかんせん私一人に出来る事の答えはこの程度のもの。ただ、分厚い説明書に込めた ”ボケ防止” の効能には誰も気付きまい。


(615) とっておきの時間    2005/02/21

週の初めだというのに家に帰ればすぐさま眠くなってしまうのは、忙しさの中に自分の時間を感じられる半面、あまりに高速なこの時代に対するアレルギー症状か。

まだ多少の寒さ伴う季節がら、テレビを見ながらごろん!と横になるならば、どうしても欲しくなるのはコタツの存在。あいにくスペース確保が難しい我が家では、それらを出来るだけ近い形で再現しようと考えれば、布団に包まりドライヤーを突っ込む!これ最高に暖かい。勿論部屋の暖房はつけているから室温としてはそれなりに確保できているのだが。

しかし昔からベッドではなく布団の生活。やはり日本人である私にはこれらがさすがに良く馴染む。


(614) 商店街をたどる    2005/02/20

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思い起こせば昨年の暮れ、愛車 SMART のエアコン(クーラー)をONにするとメーター奥から聞こえるシューシューという音。
冷気が出ない原因はきっとその音に関係あるのだろうとガス漏れが疑われる箇所には対策を施したわけだが、結果変わらず次なる可能性を探った結果、エバポレーターの不具合。かれこれ2ヶ月が経過した今になり、まだまだ間に合う灼熱の夏に向け部品交換の依頼...結果として1週間ほどディーラーへ預ける事になった。

いつもなら当然のように借りる代車も、今回ばかりは私がろくに東京にいないという前提で遠慮してみた。ディーラーの駐車場に寂しげに佇む愛車に見送られ最寄の駅まで歩いてみる。普段はガラス越しに通り過ぎるだけの景色がいろんな色を持ち、匂いがして、人の温かさを感じる。一方通行や速度制限に捕らわれることなく自由な行動 ”徒歩” のすばらしさを満喫。最寄の駅では近すぎて、気が付けばもう一駅分歩いていたね。

途中ですれ違う隠れパトカーの姿。どうやら交差点での一時停止を見張っているようだ。はいはい、休日までご苦労様です。


(613) 求めるものは    2005/02/19

車が好きな私のことだから、普段はどこへ行くにも自らの手で SMART を操る。しかし今日はたまたま知人が運転する ”ブルーバードシルフィ〜” の助手席に同席した。滑らかな走り出しと抜群の乗り心地、声を張上げずとも交わせる会話。一般的にはこういう乗り物を ”車” と呼ぶのだろう。そしてそこには安全を最優先したマナー良き運転が伴うから、オートエアコンの快適性が眠さを誘う。

やはり助手席や後部座席に乗る人にとって快適性は重要な要素である。ただ、ハンドルを握るとなると私のような加速G、横G、減速G、を喜びとする者には少々退屈なのだなぁ。道路をつなぎ合わせる多少のギャップを乗り越えるたび、過去に私が好んで所有してきた車達を思い出す。やっぱりスポーツカーってのは最高に楽しいものです。

え?SMARTはどうなのかって?100m走は苦手でもマラソンは得意ですよ。


(612)  されど人間には効果無し    2005/02/18

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朝の ”お目覚め” にめっぽう弱い私の貧弱な生活に必要不可欠となる目覚まし時計。どこか精神的に深い眠りへたどり着けないのは自宅でも出先でも同じとして、床につく際に多少なりとも ”安眠” を望むなら、翌日を考えアラームは二つ以上が必要。でも実際はそれがアナログ時計だった場合、設定時刻と短針が重なるカチッという音だけで目覚めてしまうんですがね。じゃあ目覚めはいいんじゃないかって?いえいえその後がぐ〜たらなんです。

ところで出先へと持参する携帯用目覚まし。軽くて見やすくて簡単をモットーに選んだ優れもの!なんたって電波時計だから時刻合わせが必要無いもんね。どちらかと言うと実用性よりもそちらの付加価値に魅力を感じたりする。が、もう1ヶ月以上使用しているにもかかわらずその時刻の基準となる電波を受信出来た試しがない。諦め半分で普通の時計同様、時刻は人間の手でセット。実用上差し支えないからと忘れていた今日、見れば何やらアンテナマークを表示!おおーいつの間に受信したんだろう?

有無を言わさず117番へ電話。ピタリと同時刻を刻んでいました。


(611) 早朝の風に    2005/02/17

新幹線で走る事5時間...勿論その道中にJR線などの ”どんこう” が含まれるわけだが、早朝より山口県へ向かう。

移動時間に5時間?との突っ込みも来そうなものだが、飛行機でひとっ飛びという一見簡単であっけない移動手段と比較して、十分過ぎる長距離旅行気分?が味わえるものだ。一般的な意見として、そういった移動に要する時間的感覚というのは3時間を越えたあたりから苦痛に感じたりするものらしい。が、私の場合は少々特別?以前はマイカーにて東京から福島県エビスサーキットまでを寝ずに移動。勿論下道、高速なんて使いません!それでいてそのまま昼間のイベントを楽しみ、トンボ帰りで東京まで...これまた下道。往復600km強、走行時間にしてトータル14時間程度を毎年のイベントとしてこなしていたわけだが、さすがに疲労は隠せないものの意外に楽しい思い出である。

それを思えば5時間の電車移動など何の事は無い。寝ていても到着するわけだから気楽なものだ。移動時間が長い代償は ”遠くへ来た実感” という他には変えられない形として気持ちを高ぶらせる。どうせなら新幹線の運転席に乗ってみたい気はするけれど...それはちと無理か。


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