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(670) 寝不足走行はダメ    2005/04/17

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今日17日は以前よりカートレース参加のお誘いを受けており、とかく ”汗だく” となるモータースポーツを考えればこの季節の選択は大正解ということになるが、サーキットを貸し切ってのナイター走行で、1時間の耐久レース。明日4時起きの仕事を考慮すれば、体力的に持ちません!と言う事で今回は申し訳なく不参加となった。

5分も走れば集中力が切れタイムにばらつきが出始める私には耐久レースなど不向き!の条件かもしれないが、もうかれこれ1年以上もブランクが空いていることも考えれば無事完走!を目標に走りたかったなぁ。

正直、どんな過激にチューニングされた実車よりも真のモータースポーツを味わえる唯一の大人向きカテゴリー。近頃では小学生低学年位の子供のほうが速かったりもするけれど...


(669) 履き慣れた靴で    2005/04/16

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札幌から自宅へ向かう移動中でさえ頭の中は ”春色の切り取り” 準備。

夏や冬は正直、外で写真を撮るには体力的に厳しい日もある。が、今の季節や秋ともなれば最高のロケーション日和が連続であるから、少しお休みしていたフィルムカメラもフル稼働となって当然なのである。

大型カメラ店に大荷物のまま立ち寄り、フィルムの選択や近頃のカメラ事情をリサーチ。圧倒的にデジタルカメラ売り場が幅をきかせていることに間違いは無いが、趣味性の強いフィルムカメラや、プロ用機材はそのまま健在で並んでいる。
私のようなスナップ写真を好む写真家の間で使われることの多いレンジファインダーカメラ。特にライカなんてのは誰もが知る王道メーカー。近年ではフォクトレンダーブランドからコストパフォーマンスに優れるライカレンズマウントを使用したボディも発売されているから、私もいずれ手にしてみたいとは思うのだが、いかんせんフォーカス合わせにコツがいるからして一眼レフに慣れた身体では返ってスナップに重要な速写性にネガティブに働いてしまう。

長年使用しているNikon New FM2。今のところこれ以上に使いやすいカメラは無いと思っている。


(668) 気分を味わう    2005/04/15

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今時 ”ぶろーどばんど” 対応でないホテルも珍しい。

回転扉から落ち着いた照明のロビーを望めば紛れも無く高級ホテルの佇まい。映画 ”レオン” に出てきそうなレトロなエレベーターに乗り込めば各階を示す表示にはそれらしい雰囲気。ツインルームを広々と一人で使えるのをリッチと捕らえるか、寂しく捕らえるかは紙一重。

”お金持ち” の気分を味わうにはあらゆる環境が整った部屋。ソファーに寝転がればいくら足を伸ばそうにも両肘掛に手足が届かないぞよ。

ただそんな条件でもここの日記を更新するにはネット環境が必要。札幌の街を夜中に30分ほどさまよった後、インターネットカフェを発見!”持ち込みPCの接続はご遠慮願います。”の文字には絶望を感じたね。

意地になって接続環境を確立。近頃の日記は楽ではない...


(667) 海を渡る土地 (2)    2005/04/14

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そうなんです。今日で2度目の札幌。先日訪れた時には街中が雪に覆われ、歩道を歩くにもビシャビシャだったわけだが、さすがに4月を迎えた小春日和の穏やかな日差しがそれらの景色をわずかに変えてゆくのだね。

え、それでこの煙突は何かって?アルコールを飲まない私には縁の無い場所と思っていた ”サッポロビール園” の景色となるが、たまにはこういう場所に足を運んでみるのもいいものなのだよ。勿論ジンジャーエールとウーロン茶で ”気分だけを味わう” のだけれど。

店内のお土産コーナーに並ぶビールジョッキの数々。想像する ”でかいガラスの塊” 以外にも陶器や金属性などそのデザインは飲めない私でも欲しくなる。一つ買っていこうかな?いやいや今までそんな勢いで購入し、使わないガラクタがどれ程あったか...

欲望を抑えつつ夜の建物を撮影。地面にカメラを置き例によって数秒のスローシャッター。変人としか見えない私の姿を仕事仲間はやさしく見守っていてくれたよ。


(666) そろそろ準備しないと?    2005/04/13

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そろそろ ”暖かい” 陽気を飛び越して ”暑さ” を心配する時期が迫ってきた。とは言うものの今日東京は寒かったけど。

人間が暑いと感じる季節は車だって暑いはず。まして高熱の発生源となるターボエンジンには過酷な状況。更にSMARTに限ってはリアエンジンという物理的レイアウトからなる冷却効率の悪さから、およそスポーツ走行には向いていない。

冬場のエンジン始動直後に体感できる ”元気の良い加速!” が夏場になると ”ゆるーい加速!” に変わってしまうのは、そもそも空気中の酸素濃度低下による影響が大きいのだが、それ以外にも体感できる出力低下の原因として ”熱ダレ” というのがある。気が付けばエンジンを冷却するためのクーラントやオイルの温度がけっこう上がっている!という状態。そこでこいつを効率良く冷却しようという事で大容量ラジエターやオイルクーラーなんて物がチューニングショップの店頭に並んでいるというわけだ。

SMART用にもいくつかのショップから発売されている。しかし小さな車ゆえに搭載スペース確保は難しい。色々な車を見てまずは参考にしてみる。


(665) 何を買うわけではないが    2005/04/12

私がもともと機械いじりが好きだからなのか、電気関連に詳しいと見てか、たまに受けるこんな質問。

「今度ミニコンポ買おうと思うんだけどどこのメーカーがいい?」

正直返事に困ってしまう。メーカー別に見て全ての製品が良い!と断言できるものでは無いし、例え性能的にA社が抜群に優れていると言われていても、A社の安価なモデルよりB社の最高級モデルのほうが良いんじゃないかい?だから私はバッグを持つならビトン!みたいなノリが大嫌いである。

無名のメーカであったとしても自分が気に入れば他の何にも変えがたい ”最高級” となる。


(664) 富山の旅先で思う    2005/04/11

電車の中でウォークマン(正確にはポータブルカセット)を使っている人を見た。しかもオートリバース機能の付いた ”上品” なタイプではなく、再生ボタンを機械的にガチャコンと押し込むあのタイプ。そのスタイルその形に懐かしさすら感じるのは決して気のせいではない。

今時はMDですら時代の流れに取り残されたかのように思わせる、メモリープレーヤーの急速な発達。勿論リンゴマークのiPodなるハードディスクプレーヤーが火種となったのは言うまでも無いが、近頃ではUSBメモリーを主とした製品が爆発的人気。正直私だってほしい!3分充電で3時間再生なんて謳い文句を聞けば、充電器持参のiPodがデカく感じてしまうものさ。

ただこういった製品、一番のネックは音楽ファイル形式のフォーマット。手持ちのCDをまたも端から取り込み直し!なんてのはまっぴらだからね。家電メーカーももう少し仲良くしてくれればねぇ。


(663) 暖かく見る    2005/04/10

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歩いても桜。電車の窓からも桜。車からだって桜。文句なしに豊かな気持ちになれる。

新たな生活を始めた人、始めようとしている人、始めた頃を思い出す人、多分誰もが同じような感情でこの色を眺め、この季節を感じているのだろう。いつもはついついアクセルを踏んでしまう私の運転も今日ばかりは ”お花見ペース”。対向車に見るオールドカーの雰囲気がこれまた和の印象を強調するね。センターラインを跨ぐかたちで突進していった救急車の姿も現代の象徴ではあるけれど...。

昨日写真展を見たばかりだし、今日は久しぶりにモノクロフィルムでもバッグに忍ばせようと考えた。街には沢山の人が溢れているし、いつもとは違う季節に魅入る表情も収められるのではないかと期待した。各地にはいろんな場面が広がっていて、そこには確かに暖かな日差しがあった。

しかし、私にはまだまだこの季節をモノクロで見せられるだけの技量が無いのだよ。”今年はもう少し暖かな写真を撮ってみようかな?” そんな目標を立てるのに最適なシーズンである。


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(662) 33メートルの空間    2005/04/09

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昨日から始まった富士フォトサロンでの写真展。私が目標とする写真スタイルをそのまま形にしたような写真家 内田ユキオさん の個展は33メートルの空間に全てが凝縮されていた。そして偶然にも本人から聞けたギャラリートークの中にこんな話があった。

「写真というのは2面性の意味を持っている。一つはそれを通して表現しようとする力。もう一つは自分自身を写す鏡だと。」

なるほど、その意味は自分が撮り溜めた写真をめくり返す事無くその場で理解する事が出来た。確かに私が撮った写真には私の性格そのものが写し出されている。そしてまたそれが自分への反省となることも確かだった。

彼は写真を撮る事で文章を学んだと言う。とかく一方通行になりがちなそれらのコミュニケーションに彼は独自のスパイスを効かせていた。


(661) 子供達に学ぶ    2005/04/08

何かとお騒がせのNHK。世間はどう思うか知らないが私は案外好きである。くだらないバラエティー番組より、よほどマシな番組は確かにある。

教育テレビをつけると度々放送されている ”しゃべり場” というトーク番組。10代の少年少女が自らについて話し合うだけの内容と言えばそれまでだが、ありふれた日々の中でお互いについて真剣に話し合う場というのは、作ろうにもなかなか持てない時間。ある意味NHKらしい番組ではないかと思う。

少年達の話を聞いていると、その内容が子供らしくないのは時代の流れのせいとしても、人の意見に対し自分はどう考えるかをしっかり意見出来ることに驚く。成人を迎えた ”いい大人” でさえ他人の意見に対して ”どうでもいい” といった ”非協力的態度” が多い現代に 「あなたはどう思う?私はこう思うわよ!」 とお互いが納得できるまで話し合う行為は大いに賛成できる。

歳を重ねるにつれ、覚えなくて良いずる賢さだけは努力もせずに身に付くものだ。


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