(840) 輝いている人 2005/10/04
17:30 札幌。東京と違ってもう辺りは暗くなっていた。夜になれば10度前後にまで気温が下がると言うのだから、すぐそこに冬の気配。さて、今回はゆっくり観光との余裕も無く出来るだけ早い便で羽田へ向う。およそ30分おきに飛んでいるはずの飛行機が全て満席とは日本という国はどれだけ忙しい生活を送っているのか? 国内線ばかりとはいえ、JALやANAといった航空会社を問わなければ今年1年で50を超えるフライトを数えるから、初めて飛行機に乗るドキドキ感なんぞとうの昔に忘れてしまい、近頃では上空で飛行が安定してからサービスされる飲み物さえ、”ゆっくり寝かせて欲しい” とのわがままを覚えるほど。 ところが今日の札幌→東京便はいつに無く快適?な空の旅。搭乗の際、ひときわ大きな声で 「こんばんは〜」 と笑顔で挨拶をしていたスチュワーデス。ずば抜けて容姿が良いとも言い難い、どちらかと言えば世帯じみた雰囲気の人。例によって飲み物を配り始めれば五百数十人の席が満席とあって、一人一人に行き渡るには相当の時間を要する。中でもその彼女が配る列はだんとつに時間が掛かっている。 手際が悪い?いやいや始めはそう思ったが、いざ自分の順番が来れば始めて分かるその丁寧さ。飲み物を配りながらお客さんのご要望通り新聞を手渡したり数多くのサービスを同時にこなす。おまけに飲み物のおかわりは私の列だけでも3回も来るのだから驚いてしまうね。そして何より本人が一番うれしそうに楽しそうに働いている。 日頃の自分に爪の垢でも煎じて飲ませたかった...。 |
(839) 出れば買うとは限らないけど 2005/10/03
さて、気が付けばもう10月。と言うことはあと数週間で東京モーターショーが始まるのだ。今年は一般車の展示会だから期間中の会場内は計り知れぬ人であふれんばかりに盛り上がるんだろうね。ただ、展示部門に関わらず集まる人々の半数はマニアックなカメラをぶら下げた
”別目的!” だったりするから困りものだけれど...。 現時点で私が一番期待しているのが昨年のジュネーブモーターショーで公開された Fiat
Trepiùno。以前にもここの日記で書いた通り、これはどう見ても 嘗ての名車 ”Fiat 500”
の21世紀バージョンにあたるモデルである。その後、開発状況等の噂をめっきり耳にしなくなったが、もしやそのままお蔵入り? いやいや確か当初の予定では2008年正式発表!を目指しているとのことだったから、きっと今月末にはお目にかかれるに違いない。私はそう信じているのだ。
(838) もうすぐ60の誕生日 2005/10/02
例えば人へのプレゼントを選ぶとして、まずはどんな物にするかおよその見当をつける。 ”物より思い出” とはよく言ったものだが、しかしそれはどんなシーンにも通用するわけではなく、時には物でしか渡せないケースさえ存在する。だとすればそれがどんな物なら喜ばれるかを良く考えてみる。ハイカラなお店に足を運べばそれとなくオシャレでプレゼント向きの商品は多く並ぶが、”気持ちさえこもっていればカタチなど何でも良い” とはいえ、逆の立場で物事を考えれば、どうせなら貰ってうれしい物を選びたい。 今回は電気製品に的を絞り、既に2週連続の週末を使っていろんな店舗に足を運んでいる。これもいいなぁ。あれもいいなぁ。ってな具合に手に取る商品と言えばほとんどが自分が欲しいもの。こちらのデザインよりあっちのほうが...、お、このポスターの商品がいいけど発売はまだ先か...。など、元々の趣旨を忘れてしまう事のほうが多い。 最後に選んだのはひたすら実用一点張り!。父親への贈り物は難しいのだ。 |
(837) 時には念入りに 2005/10/01
朝寝坊をしつつも天気の良い週末だから恒例の洗車。およそ2週間前にワックスを掛けたばかりだから、一見しつこそうな汚れもサッとひと拭きでピッカピカ。
ここ数年間は車種を問わず使うワックスは決まっていて、メーカーは忘れたが液体タイプの
”バリアクリン”
シリーズ。 そんな便利ワックスも気が付けば店頭からとっくに姿を消し、やむを得ず今回からは私も通常タイプの輝き重視!タイプに変更した。しかしこの輝き重視!が確かにその名の通り想像以上にツルツルピカピカなのだ。これからは輝きを最優先として、水滴跡が残らぬようマメな洗車を心がけるかな。 今日はさらにガラスのお手入れをマメに行った。専用ガラスクリーナーなんて始めて購入してみたよ。 |
(836) やがて今日より明日を望む 2005/09/30
イエローハットでの初春の買い物で貰った ”相田みつを カレンダー”。とうとう9枚目をめくる時が来たのだね。 スケジューリングを仕事とするならばともかく、一般家庭におけるカレンダーというのは無ければ不便だが、あってもそうそう毎日見るものでもないから生活の中での存在感は決して派手なほうではない。そんな月めくりタイプのカレンダーが必ず注目される年初めと月初めのその時。 捨てられてしまう運命の9月のページに記された ”おかげさん” の文字。シンプルな言葉だが、思えば毎日をそんな人々の狭間で誰もが生きている。ほんの少しの気づかいや心配り、思いやる気持ちがあるだけで、物事は随分暖かい雰囲気に終わっていく。 |
(835) 突然のメール失礼します 2005/09/29
昔よく喧嘩をした女の子から久しぶりにメールが飛んで来た。”喧嘩をするほど仲が良い” なんて事をよく聞くが、本当に仲が良いかどうかは別として、お互いの言いたい事を交し合えるまでに相手の気持ちを聞かされた過去があれば、数年の隔たりはさほど大きな障害にはならない。 一つ下の彼女から、私はもう当時から数えて○人目の彼氏がいるの...。などと意味不明な現状を報告されれば、随分上から物を言われている気もするし、各駅停車を特急列車が通過していったような気持ちさえ連鎖する。 いくつになっても私は純和風、男の気持ち以外理解し難い。しかし、過ぎた時間から彼女が少しだけ大人になったことを、その文面から察したことは事実だった。 |
(834) 明るくなる時間 2005/09/28
昨日は鹿児島、今日は新潟。一睡もせずに働くのも歳のせいか近頃はちと厳しい...。 しばらく晴天が続くようなことをWEB天気予報で確認したのはいつだったかな?朝方に確認したパラつく程度の小雨は新幹線の車内でうとうとしている間に青空を覗かせる。 私が子供の頃を思い出すと、天気の良い日は外で元気よく遊び、真っ黒に日焼けする事が ”健康の証” みたいな印象が強かったが、いつの頃からか直射日光に長時間当たる事は健康上良くない!ってなノリが一般的となった。 今年も夏はとっくに終わり、名残り惜しむ余裕すらないまま気温だけは随分落ちついてしまったが、雲の切れ間をすり抜ける太陽光はまだまだ強い。 今も昔もその光に対する変わらぬ印象があるとすれば、夜明けという時間帯はいつでも我々に希望を持たせてくれる。そんなところか。 |
(833) 落ちついて眠れない 2005/09/27
エスカレーターに乗り込む ”その一歩”
に躊躇する子供と、やさしく手を引く母親の姿。背負うリュックには親子ガメのようにちょんっと被せた自転車のヘルメット? ところでここ数日、体全体が かぃ〜 のだ。虫に刺された記憶は無いのだが、全身の所々に見受けられるポツンとした赤い跡。軽く十数ヶ所はあるぞ...。もしやこれはダニの仕業とも疑ったが、ある日突然いきなり家にダニが大発生し、こんな状態になるだろうか?思いあたるのは先週宿泊したホテル?あるいは何かのアレルギーという噂も。 いずれにせよ、一度かき始めるとたまらなくかゆい。 |
(832) 小さくなっていく 2005/09/26
ホームストレートが 1.4km も続くサーキットといえば世界でも他に類を見ないほど富士が有名。 そのストレートエンドでGTクラスの車両ともなれば優に300km/hを超える速度で1コーナーへのアプローチとなる。”鉄砲玉”っていう言葉はこういう場合に使うのが正しいのだろうね。 じゃあいったい300km/hってどれくらい速いのだろう?と、メインスタンド前を右から左に通過する車に沿って目で追ってみる。しかしそれは想像するより随分ゆっくり?な、ゆとりある走り?に見えて仕方がない。なぜならそれだけの速度を達成できるサーキットはコース幅も広く、なにせ敷地面積からなる対象が小さすぎるから、目視にて速いのか遅いのかの判断が麻痺してしまうのだ。 本当に速い車を自らの目で実感したいとき、それは車を横から見るのではなく真後ろから見るとよい。遠近法に基づく物体の大きさの変化が、あまりにも見慣れない勢いで小さくなっていく様は、自らの記憶に無い移動速度としてそれが ”異次元” であることを確信する。 |
(831) 爆音とスピードは慣れるもの? 2005/09/25
台風17号の影響は今日のレースをどう左右するのか?いやいやその前に競技自体が中止される可能性すら誰も否定できなかった。しかしあれだね、例え雨が予想されても今日このサーキットを埋めた数万人に及ぶ人々の熱気は、そんな空さえも跳ね除けるパワーを持っているんだね。 SUPER GT 第6戦。富士スピードウェイ。 1年数ヶ月もの沈黙を経てリニューアルされた富士スピードウェイを実際に眺めるのは今回が始めて。噂に聞いていた、タイヤバリアに使われる大量のタイヤを確認すれば確かに全て新品を使用している模様。さて、その金額だけでもいかほどになるのか?F1の開催を目標とするだけあって各施設などは全面的に手が加えられ、廃墟のようだった以前のソレと比べれば随分清潔になった感じ。 |
山沿いの天気は変わりやすい。小雨の1コーナーを目指す彼らにその虹は勝利への架け橋に見えたに違いない。 |
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