contents    previous    next


(850) 24ヶ月ご苦労様    2005/10/14

DIARY871.JPG - 26,822BYTES

預けてあった愛車を迎えに行く。

定期点検とはいえ、消耗品や不具合箇所が見つかれば無条件に新品パーツと交換、即修理完了となるのは正規ディーラならでは。整備報告書に目を通せば、前後のワイパーブレードさえ新品に交換してくれたようだ。正直 ”雨の日には出かけない!”をモットーとする私にはほぼ必要ないものなんだけど...。自分では普段気にせず、まず手を加えないような場所にこそ平等の視点でチェックを入れる。それでよろしい。

しかしこれが2度目の12ヶ月点検ということは納車からまるまる2年が経過したということだ。
そのわりに輝かしいボディのツヤは日頃の洗車の甲斐あっての事。

形あるもの・・・と一言にまとめず、やはり形あるうちは最大限の努力でその輝きを保ちたいものです。


(849) 冬の香りに誘われて    2005/10/13

DIARY870.JPG - 25,090BYTES


夏に、清涼感あふれる麦茶を少し小振りなガラス容器で飲む。これ最高においしい。
とはいえ、1リットル用ティーバッグの54袋入りお買い得パック!が残り40袋はあると思うが...。

やっぱり ”香り薫る麦茶” が一番の好み!とか言ってみても、さすがに近頃の急激な気温の低下では暖かい物が恋しくなる。しばらくお休みしていたインスタントコーヒーに久々手を伸ばし、少し固まりかけたビンの底を覗いてみる。多少の残は確認できたが製造がいつの物かさえ分からない ”粉” はそのまま元の位置へ。先日購入したばかりのスターバックス バリスタソロフィルター を保温マグカップにセット。コーヒーの粉を入れポットのお湯を注げば、あら香ばしい か・ほ・り。

いつも行く床屋で髪を切り終わると帰り際に缶コーヒーが1本手渡され、散髪代にはその分の料金も含まれている事を忘れ、何だか随分得した気分のまま飲むコーヒーは想像以上に美味しいのだ。

近頃の缶コーヒーはバカにならん!これは確かなる技術の進歩と信じたいが、その味を知った後のインスタントはさすがに別物と思えるチープな味。ならば缶コーヒーを上回るには本物しかないという事で実現した、”本物味わう最小セット” が今回のシロモノ。

コーヒー豆の知識などゼロの私。これを機に少し勉強してみるか?


(848) ますますレーシングスペック    2005/10/12

DIARY869.JPG - 29,261BYTES

Defi から届いたメールによればついに SUPER SPORTS CLUSTER と呼ばれる多機能メーターが発売されたらしい。

サーキットをメインとするスポーツ走行を前提としたあらゆる情報をこれ1台で監視しましょうというコンセプトだが、その機能ときたらとても ”メーター” と一口で語るには凄すぎるのである。

各種温度や圧力を表示するのは当たり前、オプションセンサーをプラスすれば 「任意で設定した温度、エンジン回転数、スロットル開度の条件を満たすと外部制御出力がオンになり、NOSのソレノイドバルブや電動ファンやウォータースプレーなどの接続機器を制御」 とまできたもんだ。これはほとんどコンピューターの域に達する機能である。

更には最高で10時間近いREC機能まであるのだから、走行後の確認は複数のメーターがリンクしたプレビューでエンジンセッティングに重宝する事請け合い。欲を言えばA/F計とノックメーターの機能をプラスすれば天下無敵だね。

ただ、コンピューターちっくなのは機能だけでなくそのお値段も比例しての事だが、昨日紹介した Roadster の後付けメーター(計6種)の金額を考えれば、びっくりするような価格設定ではない。レーシングスペックのメーターと言えばもっぱら ”STACK” の天下であったが、ようやく国内メーカーもここまでやる時代になりました。


(847) 自分で仕上げる喜び    2005/10/11

DIARY865.JPG - 26,931BYTES DIARY866.JPG - 30,072BYTES DIARY867.JPG - 18,621BYTES

車のチューニング!と言えば、なんだか道徳心に掛ける非社会的行為に聞こえなくも無いが、見かけではなく本気でその ”中身” に手を出す人は意外にもマナー良く常識的なタイプが多いんですよ。と、まあこんなふうな前置きがあれば、ソレがスポーツである事に多少は納得してもらえるのかな。

現在所有する SMART の前に私は MAZDA Roadster に乗っていたわけだが、納車直後のカローラのような快適スポーツは2年後にサーキット走行を視野に入れた本格チューンにまで発展していたのである。中でも楽しめたのはスーパーチャージドエンジンのコンピューターセッティング。ノーマルエンジンに過給機をポン付けし吸気量が増えれば、当然の事ガスと点火タイミングの最適化が必要となり、それをコンピューターにより調整する。この作業は普通、チューニングショップや専門チューナーにお任せするわけだが、何でも自分でやらねば気がすまない私は、見よう見まねで夜な夜なデータ収集目的で、峠に、街中に、高速に、あらゆる状況下におけるセッティングを繰り返したのである。

全開で発進したと思ったら数百メートルで道路脇に停車...しばらくすると再び加速...。端から見ればアホとしか思えないそんな地道な行為がコンピューターセッティング。それでも全開走行とアイドル付近のセッティングは難しくない。大変なのは全開に至るまでに刻々と変化するパーシャル域の調整。水温とブースト圧を気にしながら回転計とA/F計を目視、コンピューターマップのどのセルを読み取っているかを確認しながら即座に数値を打ち直していく...。再び同じ事を繰り返し、A/F計を確認、少しでも燃調が薄くなろうものなら心臓が止まる思いだね。だって燃調は濃い分にはパワーが出ないだけだけど、薄くなると即!エンジンブローで白煙モクモク!。一歩間違えば簡単にエンジンがオシャカ!になってしまうのだから。

そのかわり、調整の整ったエンジンのフィーリングは最高に気持ち良い。ただね、あまりに調整(メーター監視)に夢中になり、後ろから白バイが追いかけてきていた事に気付かなかった思い出もあり。う〜む、あの時はいったい何キロオーバーだったかなぁ...。

こんなふうなセッティング、なんだか最近またやりたくなってきてしもた。SMART じゃあ無理?

DIARY868.JPG - 70,010BYTES

セッティングデータは事故防止のため公開しておりません。


(846) 代車生活    2005/10/10

DIARY864.JPG - 34,352BYTES

10月も もうすぐ中旬にさしかかる頃。だとすればそれは我が愛車 SMART の12ヶ月(24ヶ月)点検の時期でもある。早いもので納車を待ち侘びたあの頃からもう2年も経つのだね。

今回は通常メニューの点検にプラスして数点の気になるポイントをチェックしてもらうため 2,3日 のお預け期間。その間は ”いつものパンダSMART” をお借りする事となった。たまには違う車を期待していたりするのだけれど...。乗り心地が良いのは当然そのナロータイヤが関係してのものだろうが、変速時のタイムラグはやはり相当気になるレベル。これは年式の違いによるものか?

わざと大回りを試みて帰宅途中に立ち寄った大型スーパー。堂々たる気持ちで ”軽専用駐車場” に真っ直ぐ停める。だって今日は黄色いナンバーだもんね〜。土砂降りの雨もちょうど小雨になった事だし、ほとんど ”記録用” の意味で写真を撮る。店内へ向うエレベーターの入り口付近だから次々やってくるお客さんには変人扱い...。おまけに置き去りにされた犬に これでもか!というくらい吠えられた。

しかし、そんな私の姿を冷静に?見ていた駐車場整理のガードマン。見る見るうちに私の元に近づいて、「すみませ〜ん!」 ときたもんだ。てっきり怒られるのかと思ったら、「SMARTってどうです?取り回し良さそうでいいですよねぇ。実は僕 三菱系の仕事してましてダイムラーとは系列なので安く買えそうなんで今考えているんですよぉ〜。」 だってさ。そのまま、その人とは10分程度の立ち話。

胸元で響く無線の音に思わず 「仕事に戻らなくて大丈夫ですか?」 と心配になったが、再び降り始めた雨にもかかわらず随分楽しそうな表情にそのまま話は長引いた。後になって考えれば三菱系の仕事しているのにガードマン?との疑問も湧いたがまあいいでしょう。きっと近い将来 SMARTオーナー の仲間入りなのだから。

それにしても隣の車と比べるとやっぱり SMART は小さい車。


(845) その年代で歩く場所    2005/10/09

DIARY863.JPG - 17,167BYTES

当時、東京へ出てきたのは他でもなく、映像や音響に関する専門知識を身につけるべく専門学校へ通うためだったが、1日3食の食事を2食や1食に減らしてまで浮かせたお金で購入した1眼レフカメラ。

学校の授業が半日で終わる日にはよく ”横浜みなとみらい” へ出かけ意味の無い写真をうれしさ任せで撮ったものだ。時には友人と、時には一人でふらふらと目的も無く歩いていたから、その地の地理には詳しくなっても、そこへの交通費とフィルムの現像代がバカにならなかった記憶は薄れない。その後、社会人になればそのままデートスポットの一つへと変化した事も同様の思い出。

その昔聴いた音楽をふと耳にした時、当時の思い出が連鎖的に広がるのは誰しも経験する事だと思うが、山になったプリントから偶然こぼれ落ちた当時の1コマが自分にとって思い入れのある場所だったりすると、なんだか音楽よりずっと生々しくてその間に流れた時間が本当はまだわずかな物なんじゃないかと錯覚さえ覚える。振り返れば10年以上も前の話。

技術の進んだ色褪せにくいプリントをわざわざデジタル化して思い出にマッチするよう多少の加工を試みるなんて、なんだか皮肉な ”思い出の手繰り寄せ” です。


(844) 現実を知るということ    2005/10/08

パキスタンという国がいったい地球のどの辺りに位置するかさえピンとこないが、お笑い番組に割り込むニュース速報がその規模の大きさと起きた地震の現実を伝える。現段階で1000人を上回る死者が出る様子と聞けばチャンネルは当然現地の中継画面へと切り替わる。

世紀末と呼ばれた数年前からここ最近のニュースの傾向を見ていると、事件事故の悲惨な報告は10年20年前を振り返るまでも無くエスカレートしている事は明らかに思える。しかし、「近頃は本当に悲惨な事件が多くなった」 と決め付ける前に、統計的に見れば世界で起きている事件事故の割合というものは今も昔もそれほど大きく変化したわけでなく、ただ、情報化社会の急速な発達が、その多くをいち早く一般家庭へと届けられるように時代が変わってきただけだと、生々しく悲惨な現場をブラウン管越しに見るたびにいつも自らに言い聞かせるのである。


(843) 楽しさは大きさに比例せず    2005/10/07

DIARY859.JPG - 21,447BYTES DIARY860.JPG - 24,514BYTES DIARY861.JPG - 23,047BYTES
DIARY862.JPG - 17,827BYTES

もう少し前の話になるが、SMART に Roadster や Roadster Coupe が設定された頃、本国ではその筐体に V6 1400cc というユニークなエンジンを組み合わせ、ミッションをも変更した本格レーシングスペック Roadster Coupe が製作されていた。

800kg程度の車両に 170ps のパワーバランスは暴力的な加速とまでは行かないまでも、0-100km/h加速: 5.8秒 最高速:225km/h をマークしていたと言うから峠よりもサーキットレベルに近いスペック。

ただ、私が一番共感するのは、「それならばGT-Rを少しいじったほうが速いよ!」と現実的な思考ではなく、こういったユーモアの中にどれだけ最高を求められるかにチャレンジする精神こそすばらしいと思う。市販化は愚か、試作車として世の中に10台しか存在しないのは寂しい現実であるが...。


(842) 雲の上の青空を望む    2005/10/06

DIARY858.JPG - 31,105BYTES

2台のマニュアルカメラにはそれぞれ銘柄の異なるフィルムが入れっぱなし。あまり寝かせておくのも良くない事は承知だが、1ロールきっちり撮りきるまで現像できないのは持って生まれた貧乏性の性。

そろそろ写真撮影には絶好の気候だし、例年からすれば今年はまだまだフィルムの活躍が少ないからして、今週末あたりはまだ見ぬ知らない町へでも行ってみようかと天気予報を確認。

”絶好の気候” どころか ”絶望の天候”。

車を洗うと翌日は雨!というのはどこの家庭でも共通の話題のようだが、ここ最近の週末もしくは連休にいたっては、上手くタイミングを見計らったように厚い雲に覆われる。

雨模様の港!確かにそんなのも画にはなるけれど、ファインダーを覗く私の心がカラッと晴れないとねぇ。


(841) 無意識を意識する    2005/10/05

白バイを盗んで余計な部品を外し改造している現場に、盗んだ犯人を捕まえるべく聞き込み調査にやってきた数人の警官から必死に物的証拠を隠す私がいた。

その白バイを何に使おうとしたのか、どう利用しようと考えたのかまでは定かで無いが、深夜3時に息苦しくなって目覚めた時はちょうどそんなシーンだった。夢というのは不思議なもので目を覚ました直後には鮮明な画像も時間が経過するにつれ急激に具体的印象が薄れていく。これは騒々しい場所で眠りにつく時の現実が遠のくケースと非常に良く似ているように思う。

しかし、夢に出てくる内容というのは大幅なデフォルメがなされるとしても現実の生活とどこか接点があるように思え、だとすれば今回の白バイは普段の私の何と繋がるというのかな?


Diary