(870) 次は人気の無い場所を選ぶ 2005/11/03
秋の景色を確認すべく向った先は ”奥多摩”。え〜、また〜!!!との声も聞こえてきそうだが、その昔は月に2,3回は行っていたのだから、それからすると数ヶ月ぶりの訪問なら ”随分ご無沙汰!” というのが妥当な表現であります。勿論そこには、朝寝坊しても行ける場所という条件は外せません。 しかし、世間的に考える事は皆同じようで、”もしかして東京モーターショーは奥多摩の頂上で行われているのでは?” と疑いたくなるほどに渋滞の列。しかも、紅葉にはわずかに時期が早かった様子。多分今頃は八ヶ岳辺りが最高のロケーションではなかろうか? いささかストレスとなった渋滞から逃れるべく、秘密の小道をすたこらと登っていけば秋風に揺れるススキの群れ。時折差し込む夕暮れ間近の日の光に反射してとてもキレイ。深呼吸でもしようと車から降りれば想像以上の空気の冷たさ。SMART がガラス張り温室であることを再認識。 帰路に着けばまたも連なるテールランプ。7時間ドライブの平均速度を計算すればわずか25km/h。おまけに晴れることで有名な文化の日が雨になったよ。 |
(869) 海外では当たり前のようですが 2005/11/02
栃木県では一般道で日本初となる制限速度 80km/h の道路が誕生したらしい。と言っても、これまで 60km/h制限だったところを 20km/h分引き上げたというもの。 確かに夜の一般道などを考えれば、制限速度 プラス 20km/h 位で走っている車がざらであるし、返って制限速度を守って走るほうが他車の流れに影響し、別の意味で ”制限” を掛けてしまう例は多い。嘗ては私も高速代をケチって、高速道路を巡行する時間に近づけるべく、いかに一般道だけで目的地まで到達するかなどという馬鹿げた走りをしたものだが、そういう意味で今回の一般道速度制限引き上げを考えてみると、ますます高速道路を使うのが勿体無く感じるような気がするが、いかに? |
(868) 風邪などひかぬよう 2005/11/01
標高の高い山並みではとっくに綺麗な紅葉が見られる季節なのだろうが、都会ではファッションだけが季節に先行して冬支度。街ではもうマフラーなんぞ目立つもんね。 先週末、どこか紅葉の名所にでも足を伸ばそうかと考えたが、例によって週末雨予報は的中だったから結局のところ、夏の花火に続いて秋の紅葉も未だ見れず...。でもそれを自然からなる天気だけを理由にしてしまうのはあまりにもネガティブな心構え。だとすれば天気の良い日をどれだけポジティブに考えるかで毎日にバランスが取れるというものだ。 埼玉県川口市で持て余した1時間余りの小春日和。 色付きかけた木々の葉をすり抜けるようにして地面へと着地した自らのシルエット。規則正しく並べられたブロックで覆われる近代的建物の中庭も、間もなく確かな冬の景色へと姿を変えるプロローグとして、ひと時の静けさに満ちていた...。 大自然に沢山の紅葉も確かに良い。しかし、コンクリートの中に一本の紅葉だから足を止めた。都会をポジティブに楽しむ。 |
(867) 今日は何の日? 2005/10/31
日の落ちた品川駅周辺を歩けば、なにやら着ぐるみやらかぶり物をした若者達を見かけた。咄嗟に思い出したのはラジオで流れていた 「今日はハロウィン!」 の響き。 あーなるほど。と簡単に頷けないのは私も少し歳をとったせいだろうか?なぜなら私が子供の頃を思い出せば、それが生まれ育った長野の文化なのか、私の家族だけなのかは分からないが、”ハロウィン” なんてシャレたイベントなど存在しなかったからである。今思えば確かにカボチャのマスコットはデパートなどで見かけたかもしれない。 結論から言えば、正直未だに ”ハロウィン” が何なのか知らない。イメージを飛躍させる事で少しでもその答えを具現化するならば、”どこかアメリカの方からやってきたクリスマスにも似たある種の行事?” その程度に解釈しておけばまず困る事も無かろう。人生は知らない事が多いほど楽しい。 |
(866) 準備2時間、用事は10分 2005/10/30
週末なのだからまずは軽く洗車してから1日は始まる。雲行きを確認すれば時折差し込む弱い日光は長続きしそうに無いから、その努力が無駄にならない室内を重点的にクリーニング。ホイールやブレーキ周りが完全乾燥したのを確認の後、本来の目的である買い物へ。先を急いで濡れたまま走り出すとホイールに溜まったブレーキダスト&錆び水がボディー全体に飛び散って再洗車の羽目になるのよねぇ。 先週発売となったDVDを一枚購入しとんぼ返り。たまにはのんびりお家でDVD鑑賞もいいものです。 |
(865) 環境次第で楽しさ倍増 2005/10/29
東京では週末になると雨、既に今日で4週連続となったらしい。暑くも無く寒くも無い快適なはずの休日にしてはちょっとがっかりな結果。 ぎりぎり持ちこたえた昼までの間、電話一本入れて向ったのは有名自転車店。気になる自転車を試乗する目的だったのだが開店30分後にも関わらず店頭には数人の先客。大きく立派な今風のサイクルショップなら他にいくらでもあるはずなのに、なぜか年配のおじさんが経営するこじんまりした暗いお店が人気。その謎は新車が次々と納車されていくのを目の前で見る持て余した時間の中で自然と知る事となる。 「おたくはこれ買おうとしてるの?僕は今日これ納車なんだよねぇ〜。そっちの折りたたみタイプは僕も持っているよ。」 そんな何気ない会話はそこに集まっている人々の間で何の抵抗も無く交わされ皆が終始ニコニコ顔。まだ買うと決まったわけで無い私に、ビニールを被った売り物の新品自転車にわざわざペダルを付け、「その辺乗ってきな。」 と一言。 その雰囲気とオーナー同士の仲間意識は、MAZDA Roadster ファンに共通するノリ。少々高い買い物でも、このままだと手を伸ばしてしまいそうだよ。 |
(864) E 132'27'26.38" N 34'23'29.65" 2005/10/28
歴史の教訓を学ぶならば、 国家の意思を武力に訴える戦争に、真実の正義は無い事を知らねばなりません。 平和記念資料館より。 |
広島入りしたのは今週前半の事、 広島=MAZDA のお膝元と考えれば、この日記にはロードスターネタでも載せようかと当初考えていたのだが、高校生の修学旅行以来十数年ぶりに訪れた人生2度目の平和記念公園。その現実を改めて目の当たりにすれば、クルマ!クルマ!と浮かれた私の精神を今一度見つめ直す必要を感じずにはいられなかった。 夜の公園を一人歩く怪しさはたまたま時間の都合あっての事だが、その時間に園内の所々で目につくカップルや威勢の良い若者達の姿がどうしても場のイメージには馴染まないように思えた。しかし、それが今現在の ”平和の象徴” であると考えるなら、確かに60年前誰もがその場で望んだカタチが曲がりなりにも現実となったのだから幸せな事である。 改めて考えれば ”原爆ドーム” という名称など初めからあったはずは無い。ただ原爆投下の事実だけが皮肉にもこの建物を世界遺産へと変えた。そんな建物の周りを色々なアングルでファインダー越しに捕らえる自らの行為は、よく考えれば人類史上 ”的外れ” であるように思え、闇をバックに不気味に浮かび上がる撮影後のディスプレイを確認するたび、それが単なる観光地ではない事を理解した。 修学旅行で見たはずの同じ景色を、この歳になって少し現実の物として受け入れられた気がした。 |
(863) モーターショー [最後に見たもの] 2005/10/27
止まっている車だけじゃ面白くない!そんなご要望にお答えして?なのか、幕張の野外ではモトクロスによるデモ走行が行われていた。それも、フォーミュラカーが目の前を時速20km/hで通過します!みたいな子供騙しでは無く、トレーラーの荷台を飛び越えるなりいきなりの登場。観客の目前
1mでジャックナイフにて停止。 なんだこの人間離れした走り方は!それが正直な感想。 その後、何とか言うお笑い芸人さんユニットが登場し仰向けに寝転がる2人の上をジャンプにて通過。幅10cm程度のシーソーをウィリー走行にて駆け抜ける彼らにとって障害物を乗り越えるなど朝飯前なのだろう。およそ30分間のショータイムはあっという間に過ぎたね。 今年のモーターショーとっておきの見所となりました。
(862) モーターショー [現実的視点で見る] 2005/10/26
夢物語に登場するような車がひたすら並ぶショーの中で、私の目を釘付けとしたのは他でもない
”SMART” だった。しかもそれが for two BRABUS とくれば親近感もひときわである。 自分と全く同じ車が展示してある...ただそれだけなら何もまじまじと観察する必要など無い。むしろその時間を他の車種に費やしたほうが何ぼか勉強になる。しかしこの車は違ったね。見た目にライトやマフラーが変わっているのは一目で分かるが、GTウイングも含むそれらダイナミクスの数々は単なる客寄せ用のキャッチに過ぎない。ブレーキメーカーの展示物だけあってメインとなるは、4輪ディスクブレーキ仕様への変更なのだ。F/R共オリジナル4PODキャリパー&ディスク。思わず配布しているカタログに手を伸ばし、発売時期や仕様に関する質問を投げかけたね。答えは、「参考出品です...!」
バイトと思われる ”おねぇ〜ちゃん” にしては妥当な回答か。 電子デバイスにより事細かく制御される SMART
の事。貧弱なオリジナルブレーキに不満な私は少々値が張る買い物だとしても真っ先にコレ手を出してしまうね。ただし発売されればの話ですけど。
(861) モーターショー [時代は廻る] 2005/10/25
SUZUKI
のブースではなんとも可愛らしい小型車が展示されていた。話によれば嘗てのフロンテを意識したデザインなんだとか...。確かに言われなくてもそのスタイルには新しさの中に懐かしさが調和している。ダミーで取り付けてあるナンバープレートに
”SUZUKI” では無く ”スズキ” と カタカナを使った理由もそこら辺にあるのだろう。 近年はこうしたインダストリアルデザインに代表される物造りの表現に新しさだけでなく古き良き時代の ”美”
が取り入れられることは多い。それは面白いことに、TV-CMやドラマの主題歌に使われるような音楽業界にも共通するように思え、80年、90年代の楽曲を若手新人歌手がカバーして歌うケースにも似ている。 さて、今日はそんな時代を背景とした視点でこのモーターショーを振り返ると、新型 MINI
のカントリーマン風ロングボディモデル、これってMINI
としては随分高級で大きすぎるくらい大きなボディ。時代と共に進化は続くとしても、いつしかこれがクラッシック MINI
をモチーフとした小型版へとカバーされる日が来るのだろうか?
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