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(890) 安眠。    2005/11/23

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東京でも夕方になれば一桁の気温も珍しくなくなってきた今日この頃。

と言う事は当然の事、車(エンジン)は沢山酸素が吸えるからパワーがモリモリ出てくるのだ。調子に乗りご近所をひと回りして帰ってくれば水温が落ちつくまでしばらくのアフターアイドル。ターボタイマー?そういう便利グッズもお店には確かに並んでいるが、走ることが好きな人にとって駐車場で待つ3分や5分の時間というのはむしろ心落ち着く時。

さて、天空から街の灯りへと続く秋特有のグラデーションを目の前に、3気筒の定期的な振動が心地よく全身に伝われば、リクライニングとは無縁のシートにも平等に襲い来る睡魔。おまけに空気の乾燥を考え、エアコンではなくシートヒーターなんぞを ON!にすれば、うとうとし始めた寝不足の生活に圧倒的王手!を掛けられる。

名目上、エンジンのためという数分間のアフターアイドルは、時に1時間を超える人間のための待ち時間となる。


(889) 欲張らず今のまま    2005/11/22

コンピューターを新しく購入すると、決まって色々なアプリケーションを入れてみたくなったり既にインストール済みのアプリを最新版に保ちたくなったりするのは、本来の使用目的以外に、高い買い物への実感を味わいたいからなのだろうか?時には、使いもしないアプリケーションを起動しては ”よしよし今日も調子が良い!” と大満足。

しかし購入してから3年も過ぎれば新規アプリをインストールなんてきっかけは余程必要に迫られなければ行わなくなるもの。幸い近頃の ”インテル様” はCPUの開発に頭打ち?状態だから3年前のコンピューターでもそれ程遜色なく使えるのはうれしい限り。

私は写真が好きだから、画像加工ソフトなんぞをよく使うのだが、それの最新版を入手したので数年ぶりのバージョンアップ。気持ちは高まる半面、それだけで3GB程度の容量増はノートパソコンには負担がデカイ。まずは以前のバージョンを削除して新しい物をインストール。30分ほどの作業は順調に進むと見えて最後に大きな落とし穴。各種トラブルに見舞われ結局中途半端なインストールで終わってしまった。常に完璧を求める私としては ”とりあえず動くからOK” というのは許されんのだ。

上記作業を数回繰り返すうち、気が付けば内臓はーどでぃすく容量は残すところ10%を切っていた...。それでも完璧なインストールは見込めず、やむなく昨日までの状態に修復。ところがどっこい、どういうわけかWindowsの修復が今日作業した途中段階までしか戻れなくなっている...。挙句の果てに数回インストールを繰り返したアプリケーションも削除できない始末。各種原因が関与してWindows自体の動作は非常に ”すろーりー” になってしまった。

もうすぐ容量8GBもの地図ソフトも届く事だし、それまでに何とかしないとなぁ。


(888) テレビから思うこと    2005/11/21

近頃のテレビドラマを見ていると、一時期もてはやされた ”トレンディドラマ” とは少々路線が変わってきたように思う。

明るく楽しいデレデレの恋愛ストーリーが一昔前の描き方だとすれば、ここ1,2年は命の尊さを考えさせられるような意味深いストーリーが多い。”○○湯けむり殺人事件” みたいなノリはもはや ”水戸黄門” に匹敵する決まりもの!だからこの際例外と考えても、夜9時や10時からのレギュラー番組に涙するテーマは確実に一昔前よりも力が入っているように思える。

例え物語の世界だとしても戦争や病気など自分の意思ではどうにもならない状況に対し、それを悲しいとか可愛そうだと思える今は、少なからず五体満足に不自由なく平和な日々が送れている証であるから、素直にその現実に感謝せねばなるまい。


(887) 買い物に向かう道    2005/11/20

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道を間違え、たまたま踏み入れてしまった多磨霊園。
罰当たりと思いつつ、静かで落ち着く園内を少しゆっくりしてみた。

良く晴れた秋の日曜日。


(886) いよいよ電気仕掛け    2005/11/19

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今年ももう残すところ1ヶ月余りとなったわけだが、昨年から今年に掛けてガソリン代の急激な値上げに伴い注目を集めているのがハイブリッドカーだと言う。現実に売り上げも一気に伸びているらしい。ハイブリッドカーの良い点は何と言ってもモーターとエンジンの共存だから駆動力に必要とするバッテリーの充電を気にしなくても良いところ。

モーターショーなどではいろんなタイプの電気自動車が展示されているものの、実際の走行を考えればそのチャージは何処でするの?と疑問に思っていた。そして専用のチャージスタンドを全国に設置する事を考えれば電気自動車が本格的に街を走り始めるのはまだまだ ”未来” の事だと思っていた。しかし、たまたま歩いた新宿の駐車場で正に ”充電中” の小型電気自動車を発見!コイツは SMART に対抗するカワイイスタイルだぞ。

実際に稼動する電気自動車を見るのも初めてだし充電機を見たのも初めて。車の造りからしてスズキかな?と推測したが調べてみればどうやら NISSAN のHyper mini という車種らしい。充電器を良く見れば TOYOTA RAV4 用と書いてあるから既にRAV4もこうして充電する光景が見られるのかもしれない。夢に見た21世紀がついに現実になりつつあるようです。 


(885) 新しいから良いとは限らない    2005/11/18

パソコンが一気にご家庭に普及したのは記憶に新しい ”Windows” の登場よるもの。それからは半年に1度程度のペースでCPUのクロック周波数は上がり、○○MHzから○○GHzへと単位さえも変わった。電気の勉強でもしない限り G(ギガ)という単位は ”一般向け” ではないと思っていた学生時代には考えられないような技術の進歩である。

先日、メールによるお知らせで、電子地図アプリケーションのバージョンアップキャンペーンの情報が届いた。10メートル単位の建物の形が分かるまでにズーム可能な全国版詳細地図の便利さは感動ものでこれまでも便利に使ってきたわけだが、近年の市町村合併に伴い、ピンポイントでの検索に随分ストレスを感じるようになったので、このタイミングに一気に二段階飛ばしのバージョンアップに申し込んでみた。

現在使用しているソフトをインストールする際に要した時間は約一晩。容量にして4GBを超えるデータ量に驚いた記憶があるが、今度の最新版では全容量8GBオーバーという噂。確かにハードディスクカーナビなどを考えればそれくらいの容量になるのは当然だが、もう3年以上前の私のパソコン、快適に動くだろうか?


(884) きっかけは誰も予想しないもの    2005/11/17

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数年ぶりに会う知人、それが今日一日で偶然にも数名が立て続けとなれば、気分はどうしても同窓会。おまけに、約十年ぶりの再開となる人から、今現在の友人、昔の職場の人、今でもたまにお世話になる人などなど、あらゆる状況で接した面々が一同に会せば、見かけによらず小さな容量の ”おつむ” では上手い事整理できなくなるのだ。

それでも、募る話は数あれどそのどれもが思い出話に聞こえないのは彼らと過した日々があまりにも長かったせいだろう。

おそらく人は誰でも ”他人の意見” というのを参考にしたい時、浮かぶ顔は大体決まっていて、私にも例外なく数名の人物が存在する。「あの人ならどう考えるだろう?」 きっとそういう人物こそ己の考えとは正反対の意見の持ち主だったりするわけだ。

記憶のそれと何ら変わらない落ちついた口調で話す彼からいつしか貰った思い出のカメラ。フィルムの期限などとっくに切れてしまっているその存在を思い出させてくれたのも今日の偶然の再会。多分、こんなきっかけこそ面白い写真が取れるタイミングなんじゃないかなあ。


(883) 欲しい時にはものが無い    2005/11/16

普段から小型デジカメはバッグの中に忍ばせている私。それはこのWEBに掲載するためのコマだったり、ちょっと遊びに行った時の記念撮影用途とするところが大きい。だからレンズのクオリティやら画素数云々といったスペックは大して気にしない。

街を歩いていると地下鉄乗り場から地上に出る瞬間や、ビルの狭間に窮屈そうな公園、なんでもない人工景色の中に絶妙なるバランスで自然の光が差し込む瞬間があったりする。そこに忙しそうにエスカレーターをも駆け上るサラリーマンの姿などがシルエットとして浮かび上がれば最高のシャッターチャンスと相成るわけだが、残念な事にそのような感情に上手くシンクロするのはデジカメではなくフィルムカメラの存在。いつもの事ながらデジカメが手元にあることを承知のままシャッターを切ることは無い。

寒々と冷え込む日が続く昨今、余計に暖かくやわらかい光が際立てば、それらを気持ちよくフィルムに焼き付けるため ”ディストーションの少ない単焦点レンズのソフトなボケ味” が欲しくなる。今日もネットオークションを覗いてみる。


(882) 窓越しに洒落たレストラン    2005/11/15

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世間はとかく便利さや高性能を求める現代、でもだからこそ不便さや未完成な形が新鮮に際立つシーンもある。

AWDなんて言葉の意味さえ認知されぬまま、車は人の手を必要とせず駆動力を制御し、走り、曲がり、止まる。とは言え所詮は機械だから人間のように知能を持つわけではないし、場の状況を判断してくれるわけでもない。それでも私のようなやんちゃな人間が意地を張って操るよりずっと正確且つ安全にコントロール出来るまでにはなっていると思う。

事実、超ショートホイールベースの SMART をどう乱暴に運転しようともただの1度さえスピンなど見せたことが無い。以前所有した MAZDA Roadster では電子デバイスを全て排除しての ”人力制御” だったから年に数回はコントロールを失った思い出がある。

いかに快適で気持ちよく人を移動するかという意味においては確かに車の進化は ”既に完成の域” に達しているのではなかろうか?でも人はいつでも無い物ねだり...。

イタリアンレストランの入り口にディスプレイされた嘗ての名車を目にすれば不意にそんな事を考える。


(881) 移動を楽しむために考える    2005/11/14

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自宅(東京)から幕張メッセ(千葉)まで電車ならおよそ2時間。さて車ならどれくらいの時間だろう。

私の経験上、仮に車で3時間かかったとしても電車にただ揺られるだけの2時間よりよほど快適で早く到着したかのような気持ちになる。

多分それは、何かに集中している時の ”あっという間に流れる時間” だからだろうね。でもその先に待ち受けるものが集合時間厳守の仕事だったりすると、万一渋滞に挟まれ、にっちもさっちも行かなくイライラするのは嫌なので、結局のところ電車に揺られる2時間をどう快適に過すかを考えるようになる。

今週いっぱいそんな日は続く。いろんなことを考える時間が持てたと思って感謝すべし。


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