(910) 写真展をめぐる 2005/12/13
美術館と言えば、そこに何が並んでいるかは分からずともデートに誘う口実にはもってこい!(但し空腹は禁物)。 更に、写真展の場合はその展示会を開催するカメラマンによって大きく内容が左右され、人物しか写さない人、植物しか写さない人、戦場を切り取る人、極端にそのカメラマンが目指すキャラクターが現れるから、見る人にとって ”当たりハズレ” が大きく分かれる。まして、”クリスチャン・リース・ラッセン” と言えばイルカやクジラなど海の絵で有名!というほど認知された写真家も少ないから、人気!や、注目!を集めることを目的とした社交的メディアではないのかもしれない。 東京の外れとは言え休日に少しの時間で都心まで出られる距離に住んでいるのだから、タイミングさえ合えばそういった静かな展示物を眺める機会を大切にしている。しかし、今までいろんな写真展を見てみたが、やはり展覧会は主催者側が満足するもの。見る側が身近な出来事として受け入れやすいのは写真集ではないかと最近思う。 |
(909) 変化を求めたくなり... 2005/12/12
こんなもの無いほうが ”スマート!” と言えばそれまでだし、事実、開発陣エクステリアデザイナーも無いほうが良いと思ったから標準では装着されていないのであろう。 原理は簡単で走行風(ラム圧)によってエアクリーナーボックス内に大気圧以上の空気を押し込むことでモアパワーを望もうという考え。NAチューンでは非常に重要視されるパーツであり、スムーズな吸気を行うには確かに存在価値は高いハズ。 しかし、SMART はターボ車。吸気の慣性を利用して大気圧+α の効率を引き出すNAエンジンとは違い、タービンによる機械的加圧がエンジンに直接的な空気を送る ”仕組み” がある以上、タービン前段階の空気圧をラム圧程度で乗算してもトータルのブースト圧が目に見えて上がるものではない。しかもラム圧はそれなりの走行風が得られるスピードが条件として外せない。 こういうアイテムは装着した事による満足感で ”良くなった様な気がする!” つまりは一般に言うプラシーボ効果が体感できる最大の変化。いっちょ騙されたと思って付けてみようかしらん。 |
(908) 使わないに越した事は無い 2005/12/11
最近の車には当然の如く装着されているSRSエアバッグシステム。 SMART のような小さな車にだってシートエアバッグまでもがちゃんと設定されています。嘗て私も所有したあのクラッシックMINI でさえも最終型に近い年式の車両については標準装備されていた。ただ、廃車となるほどの大事故を起こしてもソレは開きませんでしたけど...。 車検ではエアバッグが付いていてもいなくても合否の基準に影響は無いはずだから、新型車が登場するなり標準装備とする必要は無いのだろうが、近頃は衝突安全基準を満たすため?に、オプション扱いを前提として生まれてくる車は無いようだ。 見るからに機械の塊である車の事、エンジンが掛からなくなるとか、ライトが点かない、各種警告灯が点きっぱなしなんて報告はよく耳にする。しかし、走行中にエアバッグが開いた!ってのは聞いた事が無い。 安全のための ”装置” だから誤動作は当然困りものだが、見方を変えれば目の前に爆弾抱えて走っているようなもの、ちょっと怖いのだよねぇ。 |
(907) 音楽を持ち出す 2005/12/10
SONY ウォークマンから始まったコンパクトオーディオの世界。時代はいつしか iPod へと変わった。変わらないことと言えば電車の中で聞こえる ”シャカシャカ” いう音漏れだけ。 外で音楽を聴きながら・・・という発想自体が若者に圧倒的に多いわけだから、音漏れしているにも関わらず平気な顔で満員電車に乗っているのも統計的に若者に偏る。しかしあれ、聴いている当の本人は ”音漏れしている” という実感が無いから周りに迷惑を掛けている罪悪感を感じることは無く、本人だけを攻められないのも確か。ただ、公共の場で聴くときは多少音量に気を使うのはマナーとして当然である。 ところで先日、同じく電車の中でお歳をめしたおじいさんが耳に突っ込んだヘッドフォンから勢い良く音を漏らしていた。若者と違って年配の方は耳が不自由な可能性もあるのでその場合の音漏れを迷惑と考えるのはちょっと安易と思い、隣に立つ私は外の景色に目を放置した。 でも、あまりに大音量で周囲に響く音からは人の声や音楽などは全く聞き取れず、テレビで例えるなら ”砂嵐” 状態。ザーっという音とおじいさんが手に握り締める少し古めのラジオからしてそれは明らか。しかしおじいさんはチャンネルを回すでもなく同じ砂嵐ノイズを聞いたままじっとそのまま変わらぬそぶり...。 中年のおじさんがキャピキャピアイドルの最新ヒット曲を漏らしているのも面白いけど、あの砂嵐の音の中に何を聞いていたのか未だに興味がある。 |
(906) 今のうちに買いに行く 2005/12/09
師走です。壁に掛かる ”相田みつをカレンダー” もいよいよ最後の1ページとなりました。思えばそのカレンダー、今年の初売りにイエローハットで ”GPSレーダー探知機” を購入した際に貰ったもの。過ぎた年月を思えば実に早いものですが、物欲という意味で考えれば既に新しいレーダー探知機が欲しいです。最近の物はレーダー部分とディスプレイがセパレートになっているから、インパネのデザインを損なわずに装着できるのです。 話はそれましたが、来年のカレンダーまだ手に入れていません。どこからか貰った場合には否応無くそれを1年使用するのですが、自分で購入するとなると数あるデザインの中から気に入った物を物色するのが意外と大変です。物欲を抑えるためにも、早く新しい物に交換しようと思います。 |
(905) かたちあるもの...というけれど 2005/12/08
近頃、各 SMART 掲示板などで、”ボディパネルが割れてしまった” という話題をよく目にする。 そこには、”ぶつけた”、”こすった”、”脱着に失敗した” などの、物理的負荷が掛かった事は確かだろうが、単純に聞けば SMART のボディは樹脂だからねぇ〜。ってな具合に納得してしまう。 しかしよくよく考えてみれば、SMART のボディパネルはポリカーボネイト製ではなかったかい? ポリカーボネイトといえばペットボトルやCDなどに使われる軽くて丈夫な ”ぷらすちっく” の一種。バイクのヘルメットなどもほとんどこの材料というだけあり、丈夫(硬いという意味ではない)が一番のウリのはず。確かに割れたり穴の開いたペットボトルなど見たことが無い。 樹脂は寒さに弱いのは確かだが、それでヘルメットが簡単に割れてしまっては困るぞ。何はともあれ実際に割れてしまっている人がいる以上、私も脱着には気を使わねばなるまい。 ===== |
(904) どうなる次期モデル? 2005/12/07
気にしなかったわけではないのだが、正直気にならなかったというのが本音だろうか? SMART オーナーからは注目が集まるMITSUBISHI 自動車の ” i ” (アイ)。東京モーターショーでも展示がされていたし、毎日のように通りかかる品川のMITSUBISHI ショールームにもその後しばらく姿が見れた。 そのものズバリに興味があるわけではないのだが、噂によればこの ” i ” に搭載されるエンジンが次期 SMART にも共通で使われるという。仮にそれが嘘で無いとするならば、本当に気になるのは来年とも言われる SMART のモデルチェンジ。 エンジンが変わったらトータル性能にどう影響が出るとか、ミッションはどうなるとか、そういった細かな期待は確かにあるのだけれど、走りを第一に考える私にしては珍しく、着目するのはそのスタイル。 だって現行 SMART が既に ”完成された未来の車” のイメージ。それを超える未来はいったいどんな? |
(903) この先何年たっても 2005/12/06
群馬へ向う新幹線の窓から見えた ”あの橋” の遥か上空は雨なのか雪なのか...。大地へと続く淡いカラーのグラデーションがいつも以上にキレイではっきり認識できるということは、やはりダイヤモンドダストに近い小さな氷の粒粒か。 「今日はいい事あるかなぁ。」 そんな声が聞こえてきた。何でも作れるような時代に生きる我々人間が、自然を見て素直に感動できるという事は、まだまだ人間の力など小さいという事だ。 |
(902) いつか手に入れたい 28mm 2005/12/05
実は数日前からネットオークションにて掘り出し物のカメラレンズが出品されている。MINOLTA 35mmコンパクトカメラ TC-1 に搭載される ”G-ROKKOR 28mm” レンズをライカ Lマウントとして限定生産された名機。 当時、欲しい人は値段に関わらず手に入れただろうし、一度手に入れたら年月を重ねるたび確実なるプレミアの上乗せとなることは明らかだから、中古市場に顔を出すのはごくごく稀な事。 ここ半年ほどネットオークションへの出品を毎日のようにチェックしていたわけだが、出品総数はじつに4本のみ。たぶんこれらはデジタルカメラへの移行目的に伴う軍資金となるのだろうね。 私が撮る写真を考えてみると、これまではどういうわけか広角レンズばかり。それも20mmクラスの超広角と呼ばれる画角が当たり前のように身についてしまっているため、50mmにもなると望遠レンズに近い圧迫感を覚える。しかし、近頃力を入れているスナップ撮影にはその程度の ”標準画角” が程よい立体感を演出し、とても新鮮に感じる。 何だかまとまりの無い文章、それは頭の中も一緒。色々言い訳してみてもやっぱり欲しい出玉かな。 |
(901) カメラとの過し方 2005/12/04
カメラ雑誌は数あれど、毎月発売されるそのほとんどが技術的な ”うんちく” をズラリと並べた物が多い。 メカ(機械)が好きでカメラを集めている人には ”写真入り参考書” として重宝するのだろうが、車に例えた時、”洗車よりも乗ることが好き” な人にとっては、今更 「ハンドルは10時10分を持ちなさい」 とか 「踏み切りを渡る時は窓を開けて音を聞きなさい」 などと言われてもあまり面白くないような気がする。 今年私が見たカメラ雑誌で気に入ったのが ”カメラ日和” という落ち着いたタイトルの写真生活誌。新製品情報やテクニックに関するノウハウなどはほとんど掲載されておらず、”生活の中で写真をこんなふうに楽しんでいます!” といった内容で、どちらかと言えば女性向のタッチで柔らかな表現が印象的。 しかし、月刊誌とするにはさすがに情報が希少なのか私が楽しんでいるVol.3は表紙に ”Summer” と書いてある。ネットにて最新情報を検索。気付かぬうちにVol.4 ”Winter” が発売されているらしい。降りしきる雨の中書店に足を向けた。 |
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