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(920) 暖かいうちに    2005/12/23

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目の前にクリスマスが迫っての事か、今日の街はとにかく渋滞。買い物にでも出かけようかと家を出たものの、ぜーんぜん動きません。いつもは人気の無いカー用品店までもが入口に長蛇の列。買い物は諦めそのまま洗車場に向った。

前回の洗車では車の両サイドにワックスを掛けたから、今日は前後のみ。これぞ ”部分ワックス長続き作戦” なのだ。洗車後に全面ワックスを掛けるにはどうしても時間と根気が必要だから、おのずと年間通してワックス掛けの回数が減る。ならば洗車後に負担にならない面積だけを毎回少しずつ掛けてゆく。これにていつでもツルピカ状態が保てるという訳。

天気予報では ”暖冬”→”寒冬”へと急遽この冬の見通しを180°変更したという程、全国的に寒さと大雪に見舞われている日本列島。運良く東京の空は今日も快晴に近い晴天だから、せめて日のあたる暖かい今のうちにお掃除は済ませましょ。


(919) たかが鉄のパイプと言う無かれ     2005/12/22

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車を買い換えて私が真っ先に手をつけるのが足回り。多少乗り心地を犠牲にしてもスポーツマインドが掻き立てられる固めの足が好きだからである。大抵の場合ショックとスプリングがセットで交換となり、お値段20万円〜が一般的に多い。とは言え、”れーしんぐかー” を作るわけではなく、お買い物も程よくこなす乗用車であるから、リジットサスに代表されるガッチガチのダイレクト感はむしろ使い辛い。

足が硬い柔らかいの判断は、ストップアンドゴーを繰り返すような縦Gでも体感できるが、峠のコーナーや極端な車線変更などの横Gにおいて顕著に差が出る。ステアリングの陀に比例するようにクイックなノーズの反応を期待するには、やはりそれなりのスプリングレートを必要とし、結果として硬すぎる足が出来上がる。

Roadsterに乗っていた頃、スプリングレートの低い柔らかめの足に強化スタビライザーの組み合わせを好んで使用した。スタビライザーは左右の足が独立して動く時のみ一時的にレートの高い足回りを再現するようなものだから、横Gが働くようなケースには最高のフィーリングを実現した。SMARTに標準装備されるスタビライザーを確認すれば、初めから強化型かと思える太めのそれが見て取れる。背高ノッポのわりにロールが少ないのはそのためかと考えるが、近頃ではもう少し強化タイプがオプション設定されていればと少しだけ思う。


(918) 考えてみたりする    2005/12/21

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人間は歳を重ねると物忘れが酷くなるというが、近頃の私はそう考えるに異常な程、決定的な記憶の喪失が激しい。

昔よく通った場所にもかかわらずその地を数年ぶりに訪れてみても、当時何の目的で訪れていたのかが今では思い出せなかったりする。パソコンに保存されているデータを整理しようと久しぶりに開いてみたが、何のために保存していたデータなのか思い出せなかったりする。以前読んでいた本がたまたま出てきたので続きを読もうと思ったが、前回どこまで読んだのか思い出せなかったりする。自宅の留守番電話を外出先で聞こうと思ったが操作の仕方が思い出せなかったりする。お気に入りの服を何処にしまったのか思い出せず、二度と出てこなかったりする。朝、シャワーを浴びるのが習慣の私だが、その日頭を洗ったかどうか思い出せず、仕方が無いのでもう一度洗ったりする。

これらは単なる歳のせいなのか?それとも機械やコンピューターに頼る生活のシワ寄せなのか?何か悪い病気なのか?もともと人間なんてその程度の生き物なのか?

新幹線の窓に映る少しだけ老けた自分の顔を眺めていたら、遠くにサンシャインの灯りが見えた。


(917) 新幹線で2時間半    2005/12/20

ほぼ全国的に12月としては記録的な ”大雪” と聞いていたから覚悟して訪れた岩手県は盛岡。想像したよりもずっと積雪は少なく、気温が低いことで凍りついた歩道に足を滑らせた事以外、厚着さえすれば東京の冬とそれほど変わらない印象。

盛岡といえば真っ先に ”わんこそば” が頭をよぎるわけだが、私個人は未だそれに挑戦したことがない。駅前を歩けば確かにそれらしき店は目に付くものの、さすがに今日は1人旅だからして  「こんちわ〜、ちょいとわんこそばに挑戦したくて〜」  と入る勇気がない。第一、凍てつく寒さにわんこそばのチョイスもどうかと...。

何か旨い物!を探し求め周辺を散策すれば、おのずと気持ちは体の温まる物へ...。目に付いたラーメン店に駆け込み自動ドアが開けば、咄嗟に判断された垢抜けない雰囲気に多少の躊躇は伴うものの、にこやかな店員の 「いらっしゃいませ〜」 の一言にもう後戻りは出来ない。店内の様子が伺えない自動ドアには注意が必要である。

見た目に反した ”美味” を期待した私のささやかなる希望は、店の雰囲気と見事にバランスする ”自然の法則” を覆すことなく ”それなりの結果” に終わった。満たされきれない満足感はそのまま近所のスイーツのお店へ。ホテルの部屋でショートケーキをほうばる姿は東京も盛岡も関係ないようだ。


(916) 長い一日の短い時間    2005/12/19

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1日を振り返り印象に残っているシーンを考えた時、朝目覚めてから寝るまでの十数時間、瞬きを除けばそのほとんどの時間何かしらの状況が目に飛び込んでいるはずで、意識さえすれば数々の出来事をそのまま記憶に焼き付ける事が可能である。

しかし、点けっぱなしのテレビのお気に入りのチャンネルをボーっと眺めているだけで、何かを感じ取れるよう工夫され与えられた世界とは違い、昨日と同じように過ぎていく今日に、何かしらの変化を感じ取ることはなかなか難しいことだ。

私は自覚できるほどの ”気分屋” だから、調子がいい時、悪い時の起伏が激しい。カメラに装着したフィルムにしても36枚中20枚までは次々シャッターが押せても、その先は1ヶ月ほったらかしになったりする。食べ物に例えるなら、”注文した出前が届く頃には別の物が食べたくなっている” そんなところか...。

今年の写真は今年のうちに現像したいと考えている今日この頃。あと10枚程度の残カウンターに、明日は何かの変化を写し取れるだろうか。


(915) 涙目、肌カサカサ    2005/12/18

私は高温多湿が大嫌いだから秋や冬の空気が乾燥した時期が比較的好きである。だから春から夏に掛けて湿っぽい季節にはマンションの部屋は24時間除湿機がフル稼働!という生活。とは言え、最近の我が家では部屋の空気が乾燥してカラカラ状態である。昨年までの冬はこんなに乾燥していただろうか?さすがに除湿機はOFFだけど...。

寒さには勝てないから程よい室温に設定されたエアコンが原因とはいえ、デジタルの湿度計で30%を下回る状況もあり、温風が直接当たる場所では驚きの数値が記録できる事だろう。今まで除湿したい事はあっても加湿したい事など無かったから ”加湿器” なんてシャレた物など持っていない。1週間分の洗濯物も溜まっている事だし、全自動でキレイになった後はあえて部屋干しにしてみた。湿度計の常時は見る見る上がり50%手前を維持したまましばらくの間快適生活は続いたが、ものの1時間で洗濯物は全てカラッカラ。

部屋の湿度を調整する事は諦め、次は自らが風呂にゆっくり入る。快適そのもの!

風呂上りには冷たい水がとても美味しい...。が、いつもと違うミネラルウォーターの味。在庫切れにてやむを得ず買った別銘柄の商品。水の知識など持ち合わせはしないが、軟水だの硬水だの、次に買う時の予備知識として、エアコンの温風が直接当たるパソコンに向って調べてみる。


(914) おとなしくしている    2005/12/17

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どうやら今夜から急激に気温が下がるらしい...。天気予報士が下した ”今年は暖冬” との表現は既にハズレてしまったのか?

年に1,2度しか心配の無い東京の雪道にスタッドレスを購入するのはさすがに勿体無いし、かと言ってタイヤチェーンを考えてみても、SMARTのホイールハウス対タイヤのクリアランスを考慮すればちょっとしたバンプでフェンダー内側がガキガキに傷ついてしまうだろう。

だいたい、タイヤチェーンにしてもスタッドレスにしてもお値段が高すぎる...。

都内を流している分には相当な大雪でも降らない限り大して積もりはしないのだが、私の好きな ”渋滞とは無縁の山坂道” を目指せば、雪は無くともピカピカのツルンツルン。特に夜道は気をつけなくてはなりません!

車内にいれば気にならない ”凍てつく寒さも” メーターディスプレイにはしっかり氷マークが表示され、ノーマルタイヤであることにふと気が付けば走行ペースは夏と変わらず...。大切なのは持つ事で手に入れる安心ではなく、持たずとも安全に走るための気持ちであることに深く反省。

寒くなると必然的に保守的となり、夜はあまり出かけなくなります。


(913) もういくつ寝ると♪    2005/12/16

街のイルミネーションも日ごとに増し世間ではクリスマスムード一色に偏りつつ、一方で相次ぐ忘年会の盛り上がりから気分はクリスマスを追い越して来年宛の年賀状製作。芋版一つでインパクト!も逆にこの時代なら通用する手段かもしれないが、表現力に乏しい私の事、今年はどうしたものか...。

年末と言えば家族総出で大掃除と昔は相場が決まっていたが、最近では人気アーティストの年越しライブにでも行き、新年を迎えるその時をカウントダウンで一致団結する事が恒例のようである。”除夜の鐘” の立場が少し可愛そうな気もする。

さてその日までの半月あまり、やらねばならぬ事山積みの日々。残り少ない今年の週末を上手く活用せねばなるまい。


(912) 人より正確な判断    2005/12/15

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フィルムカメラの撮影に慣れていると、たまにデジカメを持った時、ファインダーに表示される各種文字情報などが非常に邪魔に思え、有無を言わさずDISPボタンを押し一切のスーパーインポーズ情報は消してしまう。これがデジタルカメラ入門期の ”私なりの撮り方”。コンパクトデジカメにしろフィルムカメラにしろ、AE撮影における被写体に対しての露出補正など目測で判断するのがトーゼンとして、これまでも自らの感覚を頼りに撮影してきた。

しかし所有したデジタルカメラも既に2世代目となり、壊れるまで使い倒す事で数万カットに及ぶ撮影の結果から、”感覚” にものをいわせる撮影法に反省点も多い。

そこでここ1年程は露出に不安を感じる時、邪魔と思っても液晶ディスプレイにヒストグラム表示をインポーズし、デジタル化される画像のダイナミックレンジを確認しながら露出を決定する事が増えてきた。フィルムであれば特にリバーサルの場合、ラチチュードの狭さから露出オーバーやアンダーに非常に気を使うものだが、デジタルカメラなら気にせず撮ってもやり直しが利くし、シャッターを押す前におおよその結果をグラフから読み取る事が出来る。こうした便利機能は率先して使う。

しかし、いざフィルムカメラに戻った時、その場の状況から咄嗟に露出を決定する判断力が落ちたようにも思う。


(911) 愛おしきコタツ    2005/12/14

急激に冷え込んできたこの1,2週間。テレビからは大雪のニュースも聞こえてくる。

”心落ち着く我が家” と自分に思い込ませ、仕事終わりから残されたその日の数時間を少しでもゆっくりと過すには、快適と感じる室温にプラス1℃の ”ゆとり”...。偶然夏に不具合を訴えたエアコンは無条件で最新機種へと変更されたから、例年より若干フトコロの ”ゆとり” も上乗せされる。(近頃のエアコンは昔の物ほど電気を食わないらしい)

しかしそれでいて多少の諸問題も発生する。暖かい部屋だからこそ何処からとも無く侵入する隙間風に敏感に体が反応する。ユニットバスの換気扇を24時間入れっぱなしの生活がその原因の第一とは考えられるものの、部屋の空気を上手く循環させる事で満遍なく行き届く暖かさを手に入れたい。

車のエアコンを考えてみると、噴出し口があらゆる場所にありその使い分けもつまみ一つで自由自在。車内全体が上手い具合に温まり実に良く出来ていると思う(セダンの後部座席は除く)。更には外気導入や内気循環も思うがままである。

毎日の暮らしの場より、車内のほうが快適に感じるのは、さすがに愛車をかいかぶりすぎでしょうか?


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