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(1000) そんな途中経過    2006/03/13

今暮らす、 ”東京の外れ” に引っ越した十数年前には、近所に大型スーパーや、マクドナルドなんて何も無くて、東京とは名ばかりの少し寂しげな住宅街だったわけだが、時代とシンクロするように活性化された駅前には夜11時まで営業する安売りスーパーが出来た。

仕事帰りに立ち寄るお惣菜コーナーは、買うつもりは無くともついつい手が伸びてしまいそうなホクホクのおかずが並んでおり、21時を過ぎる頃にはそれらのパッケージに ”20%引” や ”40%引” のシールが貼られ、実にお買い得感溢れるコーナーとなる。

お稲荷さんが3個で158円。しかしその隣には5個で258円のパッケージ。そちらには40%引のシールが貼ってあり...。周囲を気にせず立ち尽くしたまま頭をフル回転させて計算してみると、どう考えても5個258円(40%引)のほうが安い!思わずカゴに入れてしまった。その調子でこれもこれもと...気が付けばレジにてその現実を思い知らされる。

お金を掛ける所と掛けない所、私は非常にはっきりしているが、どちらにしても言えることは、あまり買い物が上手ではない事。

ところで記念すべき1,000回目の日記にしては随分みみっちいネタ?いえいえこれってまだまだ途中経過ですから。


(999) 早く直って。スピードメーター    2006/03/12

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最近は何かと東急ハンズでのお買い物が多く、今日も野暮用にて新宿まで足を伸ばした。

ウインドウショッピングなんて洒落た時間の過ごし方は私に似合わないのだが、それでもせっかく来たのなら ”何か面白いモノ” は無いかと探してしまうのがお金がたまらない理由。

たまたまを装って意図的に見つけてしまったスポーツ用ハンディGPS。

自転車用に購入した、あの ”ベンツ” にも採用されているVDOサイクルコンピューターの調子が芳しくなく、ここ数日はメーカーとのやり取りが続いており、どうやら初期不良の可能性も浮上してきたため商品を一旦送り返す段取りとなったわけだが、仮に不良が認められ新品交換となったとしても、日本は愚か、本国のドイツ工場にも在庫が無いというからして、手元に ”調子の良い” 本体が届くのはいつの事やら...。

そんなタイミングで見つけた今回のGPS。衛星とのやり取りにより正確な走行スピードが表示されるのは当然として、基本的にサイクルコンピューターが持つ機能はほとんどカバーしている。まずいまずい、これは見つけなかった事にしないと...。


(998) その魅力、再認識    2006/03/11

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先日、近所の大通りを自転車で走っていると、
目の前を私と同色の SMART For two BRABUS がゆっくり走っていった。

フロントガラス越しに少し年配の夫婦が並んだ姿は、
私のソレと全く同じ車ながら妙にカッコよく見えた。

”落ち着いた人” が乗るだけで、随分上品に見えるものですね。

今更、私自身に ”品” を求めるのはヤボだから、
せめて車だけでも品良くキレイに見せかけようかと明日の天気を気にしたが、
季節の変わり目は何かと不安定な空。

それでも暖かい今日を無駄にするのは勿体無い。
良くも悪くも、また1日自転車をこぐ...。


(997) 移動時間、結局あっという間    2006/03/10

知人に教えてもらった新幹線移動時間の上手い過ごし方。

どうせノートPCを持って行くのなら、そのDVDドライブにお気に入りのDVDを1枚セットして...。なるほど、と思い、今日の静岡へは SUPER GT 2005 の最終戦をチョイス。帰り道で使う予定だ。ヘッドホンはいつでも iPod を持ち歩いているからそれを流用し、指定席のテーブルに載せてみる。

小型のPCだから、DVDプレーヤーとしては大いに重宝。ふむふむ、確かに時間は早く過ぎる気がする。しかし、周囲の目線が気にならないでも無い。どうも集中できず内容が把握できない。そして気が付けば夢の中にGTの解説がわずかに響き、目覚めればもう品川。あー、急いでシャットダウンしないと降りそこねるぞ。


(996) 明日は明日の風が吹く    2006/03/09

何事においても、遠慮なく ”ズバリ! ストレート” にモノを言う私に何かを期待するのか、時折、相談事なんぞを持ってくる人がいる。

人生相談あり、仕事の相談あり、私の機械好きを知ってのメカ相談あり。そういえば未だに恋愛相談は受けた事が無い...。

私は自らペラペラしゃべるタイプではない(どうでも良い事はよくしゃべる)が、何かを聞かれればそれについて話す事は嫌いではないし、その時初めて本気で物事を考え、自分の意見として相手に伝える。相手に何かを求められるというのは、それだけありがたい事だと思っている。

しかし、時には自分の未熟な人生経験では解決してあげられないような状況もあるし、何と声を掛けてあげれば良いのかさえ思い浮かばず言葉につまる瞬間だってある。でも本当は言葉につまるくらい相手の気持ちになってあげられていることを伝えられれば、少しは安心してもらえるのかもしれないのだけれど。

相手を支えてあげられるほど私の器も大きく無いと気付けた時、それは私も相手に支えられている証拠なのだと、相談された私自信が勉強させられる。


(995) 今年の桜もキレイでしょう    2006/03/08

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聞けば、あと一月程で ”さくらの季節” を迎えるようです。

”人が一年を感じるのは、お正月よりも 桜の花を見たときのほうかもしれませんね。”

そんなキャッチフレーズが目立つ巨大ポスターがJR駅構内に堂々と姿を主張します。

1年を生活の上で1つの周期と考えた時、いつが始まりでいつが終わりという境界など本当は無いのだけれど、気持ちとしてなぜか、春という季節がやってくるたび、今年もいよいよ始まるなぁ。そんな気持ちにさせられます。

電照菊のように、温室で人工光に照らされた植物は例外として、多くの植物は春に花を咲かせるし、秋には種となって来年に備えるイメージがあります。春=始まりという感覚はそんなところからくるのでしょうか。

人間が地球上に大威張りで暮らしているとして、いくら人工的に物が作り出せ、いくらコンピューターが普及して人間レベルの最先端を走っていても、感動する映画は3回も見れば誰だって飽きるし、好きな音楽だってたまに聴くから良く思えます。

不思議な事に自然界は、去年と同じ植物でも、目の前で花を咲かせるだけで人間はそれをキレイと思えるし、逆に ”今年も花を付けた” と感動する事さえあります。私は間違いなく、100回目の桜もキレイなんだと思います。自然が我々に与えるものは案外良く出来ています。


(994) どうせ行く宛ても無いのなら    2006/03/07

ここ数日は仕事を終え帰宅後、夜な夜な自転車で出かけては、鼻水をたらして帰って来る。自転車で出かけるのは他でもなく、ワイヤレスの反応が今ひとつのメーターのセッティング。鼻水をたらして返ってくるのも他でもない、シーズン真っ只中の花粉症の表れ。

スピードメーターの調子が良くない原因は、磁界の変化をセンサーがキャッチし、その信号を電波にてメーター本体に送る仕組みだからして、正直目に見えないからくりが多すぎてはっきり分からない。こういう場合は消去法にて一つずつ原因を消していくしかない...。

まずはスポークに取り付けたマグネットの磁力が弱くてセンサーがちゃんとそれをピックアップできていないのでは?と考え、マグネットを最強のものに交換してみた。結果変わらず...。センサーとメーター本体の電池が消耗していて、ピックアップした信号を送るための電波が弱まっているのではないか?と考え、電池を両方新品に交換してみた。結果変わらず...。その他、センサーとマグネットの位置を変えてみたり、メーターとセンサーを近づけてみたり...。

色々テストしてみるには走っては止まり、また走っては...。うーむ、いつしか所有したチューニングカーの燃調セッティングを思い出すぞ!

そんな事を繰り返すうちに、めいいっぱい多くの花粉を吸い込んで、鼻水がたれてくるのであります。その対策として今年はついにカメレオンタイプの立体マスク購入しました。


(993) 今手に入れるもの    2006/03/06

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テレビのニュースでは最近になって ”電気用品安全法” の話題が俄かに騒ぎ立てられているようだ。

PSEマークの付いていない電気製品の販売を禁止する!という半ば強制的な実施は来月4月からのようで、主に中古家電製品の販売を行うリサイクル店などは大打撃と言うわけである。

PSEマークとは直接関係無いかもしれないが、近年、大手カメラメーカーが続々と ”フィルムカメラ” から撤退という悲しい現実を発表している。製造が打ち切られたと知ったカメラファンの間では、ネットオークションなどを利用してものすごい金額で名機と呼ばれるボディのやり取りがなされている。世はデジタル時代と知りながら、その良さを知る人は何かを感じ取ったのでしょうか。

人は、与えられ恵まれた環境の中で何かを欲しろと言われても、手に入れる努力を忘れてしまうし、贅沢以上のものを望めなくなってしまう。ハングリーな状態って本当は有り難いものだと思います。

新しい文化には新しい物が必要。一概にそうとは言い切れないような気がしてなりません。


(992) ママチャリに負けない自転車計画  [ブレーキ]    2006/03/05

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実は今回の多段化計画に含めて考えていたプランがブレーキの強化。

トレンクルは軽さを重要視し過ぎたせいか、ノーマルブレーキの効きが非常に悪い。多段化されてスピードが出るようになればそのバランスの悪さは致命的な事故に繋がりかねない。これは何とかせねば...。

ブレーキパッドをそれなりな物に交換するだけでもある程度の性能は確保出来ると考えたが、WEB上ではトレンクルのブレーキが原因で大事故、前歯を折った経験談なども見受けられるから、ここは確実な強化を狙った。

 

ノーマルブレーキ

 

アルホンガ デュアルピボット

トレンクルのブレーキは通常の車輌と同様にキャリパーブレーキと呼ばれる、アーム本体を中央1点で支持するタイプが装備されているが、これを中央とキャリパー自体に設けられた2つの支点を使ってアームを動かすタイプの、デュアルピボットキャリパーなるタイプに変更する。これにてアームを動かすてこ比が1点の物より大きくなるので、より強い制動力が得られるという理屈。

同時に交換した SHIMANO製パッド と相まって、効果の程はすばらしい!。というか、普通の自転車並になりました。思い切ってブレーキングすればホイールロックも可能です。

最高速アップと確実なる制動。もう、ママチャリには負けません。


(991) ママチャリに負けない自転車計画  [多段化]    2006/03/04

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オリジナル

多段化仕様

予定通り進行したトレンクルの多段化計画。昨夜遅く、自宅留守電に ”仕上がり報告” がメッセージとして残されていたから、今日は開店を見計らって愛車を迎えに行く。

和田サイクルの店頭にぶら下がった私のトレンクルは何だか ”特別仕様!” てな匂いが感じられてなかなか良い気分。各部の調整法を一通り伝授してもらって早速 ”発進”。SHIMANO Capreo のスプロケットは標準で9Speed仕様。しかし14インチタイヤに装着するとどうしてもタイヤに一番近いローギアは構造上の問題から諦めざるを得ない。

しかし実際に走り出してみると、2速発進でも簡単にウイリー状態。マウンテンバイクのローギア並の軽さだから発進に少々気を使う。標準のギア比は多段化後は体感で4速あたりと思われる。今回のカスタマイズでは高速仕様を目指したためフロントギアを標準の42Tから52Tへと変更している。したがって必然的にフロントギアの径が大きくなった関係でリアスプロケットとフロントギアを繋ぐチェーンの接線距離が短くなった事から、最ローギアと最ハイギア間でのチェーンの移動距離(すなわちフロントギアに対するチェーンの角度)が大きく、ローギア側でチェーンが外れやすい。簡単に言うと、小型車での多段化は難しいと言う事?

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”チェーンが外れやすい & 2速をローギアとして使用しても軽すぎる” を解消するため、帰宅後に即自分用に調整。この際、2速に入れる必要も無いのでローギアを3速に設定し、1,2速には入らないようリミットを掛けた。これにてチェーンが外れる心配も無い。

多段化と言っても写真で見ればギアがいくつか増えただけ?のように見えるが、実際の作業内容を改めて振り返ると、駆動部分でオリジナルなのはクランクと前輪だけ。つまりそれ以外のパーツは総取替えしている。まさかこの作業で後輪のスポークの数が20本から24本に増えているなんて誰も気付かないよね。

世の中のトレンクルファンの中にはフロントのギアに56Tなんて大きな物を使用している人もいるようだが、私がチョイスした52Tでさえ、フレームとのクリアランスはわずかに2mm程度。何かの拍子に当たってしまうのではないかと心配になるが、それはタイヤとチェーンとのクリアランスとて同じ事。こちらはそれでも3mm程は余裕がありますが...。

すっきり収まったシフターもCapreo純正をそのまま選択した。グリップシフターにしてグルグル回すタイプも面白いかと思ったが、まずはこのオーソドックスなボタン式が使いやすいかと。1プッシュするごとに気持ちよく1速ずつ変速する。

肝心のトップスピードはどうかとメーターを見たが、例によってまたも反応が無く0km/h。今度はそちらの対策を考える必要が有りそうです。それでも体感ではトップギアで30km/hは楽に出せるようになりました。


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