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(1040) GENTLE LAND    2006/04/22

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都会の雑踏から離れたその場所へ、今週末あたりが良いチャンス。と書いたのは数日前の日記...。しかし今日 ”登った場所” は少々高すぎました。

少しやり過ぎ感のある羽目の外し方ですが、いっそ、こういった刺激もマンネリ化した毎日には良いスパイスだと思います。地上4,000メートルからの降下。スリルという意味でこれまで経験した事の無い命を掛けての遊び。車が横を向いて走るなんて比ではない、感覚としてピンとこない恐怖感があります。必要なのはまさに ”勇気と言う名の免許”。

ヒモを引っ張ればパラシュートが開いて、地上にはゆっくり降りてくるから大丈夫...?そんな事は百も承知ですが、心配しているのはそれよりも....。でも、もしもの事など考えていても何も前には進まないしね。それは日常の出来事だって一緒。それならいっそ...ほいっっとジャンプ!って、おい、やっぱり怖いぞ〜。

カメラマンとのダイブ。あの恐怖と1分足らずの時間の中でよくもこんな画が撮れるものです。しかも両手をフリーにする関係上、口にくわえてのシャッターレリーズ。さすがプロです。

さて明日からまた、しがらみの中...。

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(1039) 何かを考えるなら、何かを一旦忘れてみる    2006/04/21

朝というのは色々な事を考えられる。前日の感情も適度に薄れ、かと言って、その日の出来事に対して頭の準備も出来ていないから、漠然と物事を考えるのに都合が良いのだろうか。通勤ラッシュの時間など、仕事帰りより、出勤時のほうが物事を大枠で捉えられ、充実している気がする。

朝の寝起き直後、活発に行動できる人などいないのかもしれないが、その中でも私は行動に移すのにめっぽう時間が掛かり、頑張って動いたとしても寝ぼけ眼で頭の中は通常の半分も機能していないだろう。コンピューターに例えたら省電力モード状態。

でもその状態が、物事を考えるのに案外都合が良いならば、やはり何かを発想する行為は、下手に予備知識など無いほうが素直でストレートな結果が得られるのかもしれないと最近思う。それを証拠に、帰宅途中の電車では何を考えても現実が大きなハードルとなり、面白い発想が出てこない。


(1038) F1のように、はっきりした目的    2006/04/20

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軽い事が売りのトレンクル。確かに6.5kgという数値は競輪用車輌にも匹敵するし、重いママチャリと比べれば約1/3の値ということになる。私の場合ノーマルのそれに何かと追加パーツを付けてしまっているのでプラス1kgの重さになっていると予想される。

さて、快適仕様あるいは安全を見越してのカスタマイズによって変化する重量というのは、自らが承知の行為だから故、ある意味納得のいく重量増。しかし、このトレンクルにはノーマルを維持するのに必要とされる ”普通なら当たり前とされる” 装備が初めからついていない。

例えば雨の日に泥を跳ねないようにと考えれば泥除けを追加せねばならないし、ちょっとした買い物にも自立スタンドが無いからそれだってオプション品。荷物を入れるカゴやバッグもあると便利だろう。

と、そこまでは誰しも想像がつく追加装備。しかし世界最軽量を謳うにはそれ以外に驚くべき事実が隠されている。1グラムでも軽量化を図るため、タイヤは一般のものよりも薄いゴムで強度もやや劣る。タイヤチューブも一般的なブチルチューブでは重いので、トレンクルにはポリウレタンチューブを使用。そのため少なくとも2週間に1度は空気圧を調整しないとすぐに抜けてしまうし、万一のパンクの際は近所の自転車屋では修理すら出来ないのだとか。

世の中のトレンクルオーナーの多くは、乗ろうとするたびにまずタイヤの空気を入れて...という行為がめんどうくさいということで、通常のブチルチューブと強化タイヤの組み合わせに交換してしまう人も少なくないのだという。ただその代償に重量は当然加算される。

500kmしか走行できないと言われるこのタイヤ。あと300km余りの間に考えるとする。


(1037) Are you ready ?    2006/04/19

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そろそろいいんじゃないでしょうか。私の好きな山々は4月になって冬季閉鎖から開放されたはず...。
柔らかい日差しだが冷たい風。少し季節を逆戻りしたように山菜なんぞが顔を出す。

都会の雑踏から離れたその場所へ、今週末あたりが良いチャンス。


(1036) トイカメラがよろし    2006/04/18

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物事を表現するには色々な手段がある。しかし、表現以前にそこに行き着くプロセスには必ず、何かを感じたり、考えたりするところがあるはずである。何かを感じたからソレを上手く表現できないかと考えるわけだ。

”感じ取る心” と ”行動(表現)”。多くはこの二つがセットになって物事は成り立っている。ゴミが落ちている事に気付く。それをゴミ箱に捨てる。それだって一つの表現だと思う。

私自身、その後者にあたる ”行動(表現)” に関しては ”安いテクニック ” しか持っていない。だから人並みに行動するには、人より多くのことを感じ取る努力をするしかない。つまり、前者を意識して常にアンテナを張り巡らせる。それでようやく一人前。

以前より、カメラを持って歩く街は、持っていない時のソレと少し違って見える事を書いてきた。何か具体的な目的が無くてもカメラを持っているという実感が無意識にアンテナの数を増やすようである。”感覚的” に捕らえた景色にファインダーを向ける時、高性能な電子デバイスで正確に画角を収めるより、もっと空気に近い存在としてフィルムに焼き付けたい...。

LOMO LC-A。気付けば製造中止から1年が経過したが、今頃になって欲しいカメラ。え?この前買ったのはどうしたかって?いや〜、その時々のフィーリングっていうのがありまして...。なーんだ結局欲しいって事。


(1035) 見知らぬ番号?ちょっとまて    2006/04/17

携帯電話に残ったどこぞとも知れぬ着信履歴。

私は携帯をパチパチする行為が大嫌いなので基本的にあの端末から電話を掛ける事は無い。ただ、実家の母親は体が弱く、考えたくは無いが ”いざっ” という時のために常に充電されているし、いつでもバッグにこじんまりと忍ばせている。

そんな携帯電話だから、正直、使い方としては電話というよりもポケベル。帰宅後、着信履歴を見て何処からか電話が掛かってきた痕跡があれば自宅から電話。大抵の用事はそれで済む。しかし、今日の着信履歴は偶然仕事現場で確認、覚えの無い番号は一体誰だろう?と知人に声を掛ければ、その番号には電話しないほうが良いと言う。私に代わり、すぐさま確認してくれたのはその番号のインターネット検索。

怪しい番号は、WEB上で検索させれば大抵引っ掛かるのだという。のんきでアナログな私の生活が少し安全になったようでうれしい。


(1034) 時代に歩調を合わせてみる    2006/04/16

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コンピューターが好きか嫌いかと問われれば、確かに嫌いではないほうだけど、常に時代の最先端を追いかけるような積極的なタイプではない私。今使っているノートPCも既に3年以上前のものだが、天下の ”Intel様” がここ数年はゆとりある生活を送られているおかげで、現役パソコンとして遜色なく使えている。

ただ1つ難を言えば、大きなデータを持ち歩くのにCD-Rにしか保存する手段が無い事。勿論気軽な記録媒体として大容量USBメモリーや、流行のiPodをストレージ代わりに使用することはあるが、人様にお渡しする用途には不向き。

世間から大分遅れる形で購入したDVD-RWドライブ。インターネットで見繕い、新宿の大型量販店で店員に声を掛ければどうやら本日入荷したばかりの最新機種らしい。店頭にさえ並んでおらず倉庫から出してもらいニコニコ顔で帰宅。それを選んだ理由は他でもない ”外見の美しさ”。愛用ノートPCとのマッチングもまずまず。

時代というのは見えないまでも着実に進歩しているようで、ドライブ本体のサイズはCDジャケットを一回り大きくした程度。静音設計との謳い文句どおり動作音もほとんど気にならない。これにて2層式DVDへの書き込みにも対応だと言うから8GB強のDATAだって心配ないね。さて、出番が来るその時まで押入れの奥にしまっておこう...。


(1033) 実行に移す    2006/04/15

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DIARY1088.JPG - 21,801BYTES DIARY1089.JPG - 12,191BYTES DIARY1090.JPG - 13,475BYTES     予定通り今日は多摩湖自転車道のサイクリング。自転車乗りの間ではソレをポタリングと呼ぶ。

我が家から4Km程離れた場所に多摩湖自転車道のスタートポイントがあり、そこからひたすら直線をちょうど10Km進むと多摩湖周遊道路の入り口に到着する。

直線で10kmものコースは他になかなか無いし、路面には100m間隔でスタートポイントからの積算距離プレートが埋め込まれているからして、調子の悪いメーターのテストには最高のテストコースということになる。

スタートポイントでサイクルコンピューターのトリップメーターをリセット。そのまま自分のペースでひた走り、10kmのポイントでトリップメーターを確認すると150mの誤差。しかしその道中で大型道路を直線で渡れず、迂回路を使用したためその分を別のトリップ機能で計測し、差し引きすると20mの誤差という結果になった。パーセンテージにして0.2%。これはすばらしい結果である。それ位の誤差はタイヤの空気圧によっても左右されるレベルだから、このメーターの精度は相当高いようである。今日一日ほとんど問題なく動作したのは新品電池への交換が功を奏したか?

さて、この時点でようやく多摩湖周遊道路の入り口へ到着しただけだから、そこからは山道を登って登ってアップダウンの繰り返し。その区間はのんびりポタリングという感じでは無く、トライアスロンに近いような必死の攻防。多摩湖を一回りするコースを選ぶとそれも上手い事10kmになるのは分かりやすくて良いが、足への負担が急激に加わるのですぐに膝が痛くなってしまった。写真など撮っている余裕も無くなり、水の少ない多摩湖を背景にしたものが一枚っきり...。本当は西武ドームを背景にするつもりでしたが。

そして元来た10kmの直線をとんぼ帰りするわけだが、さすがに足がガタガタで前半のペースは維持できず、なんとか自宅までたどり着いた感じ。合計で41kmの良い運動になりました。


(1032) あばよ!ってなノリですが    2006/04/14

この時期、金曜の夜ともなると、メジャーな街は各社歓送迎会のグループがあちこちに見られます。アルコールが全くダメ、しかも社交辞令的な飲み会という場にまず出席する事の無い私。そうやって人との繋がりを作らなくても腕一本で仕事を成立させる。それが昔からの私のポリシーであり、唯一自分で自分に掛けるプレッシャーです。でも、そんな私がひょっこりその空間に顔を出す時。

昔所属した会社を辞める時、飲めない私を囲み、仕事仲間は翌朝の8時まで私に付き合ってくれました。2時間後の10時からその日の仕事が始まることを承知で...。しかもその中には超大手レコード会社の課長さんまでもいらっしゃり、自分のために集まってくれたことへの感謝を覚えました。普段はいない人が集まってくれることがうれしいものです。

でも本当は去り行く人の背中が大きかったことを参加した人のほうが気付かされるのですけど。


(1031) 大事な生活    2006/04/13

先日、何かのきっかけでKONICA MINOLTA のチラシを見たところ、2006年3月を持ってカメラ事業終了との知らせ。確かにそのニュースは少し前に耳に挟んではいたものの、驚いたのはその続き。4月以降のアフターサービスはソニーが引き受けるのだそうな。

KONICA と MINOLTA がくっついて、その違和感が未だにしっくり来ない私には、更にアフターサービスをソニーがやると言われても、目に見えない ”たらい回し” にあっているようで複雑な心境である。

そんな話題を私が持ち出すのは他でもない。昨年念願叶って入手した MINOLTA CLE のアフターサービスへの不安。ただでさえ20年も昔のフィルムカメラ、これだけデジタル化が進んだからこそメーカー事業撤退の経緯を考えれば、レンズの曇りをオーバーホールにて前玉交換...そんな対応してくれるのだろうか?又は、レンジファインダー特有の基線の狂いを再調整...MINOLTA の技術者はそのまま残ってくれているのだろうか?

今月発売になった ”カメラ日和”。ポラロイドやトイカメラが中心のほんわかカメラ雑誌だが、その内容を眺めていると私のカメラ生活は時代に逆行してどんどんノスタルジックな方向へシフトしている気がしてくる。


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