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(1080) 取り締まり強化、当然です    2006/06/01

今日から全国で駐車違反取締りの強化が始まったらしい。

これまで ”おまわりさん” がチョークで線を引き、10分程で ”黄色いわっか” を頂戴する仕組みが、これからは駐車時間に関わらず即摘発になるようだ。しかも、運転者が不明の場合はその使用者が責任を負うことになる。

確かに今までは ”黄色いわっか” を力ずくで外して、後は知らぬ存ぜぬで済してしまう悪質なケースも少なくなかったようだ。違法駐車が都心の交通渋滞の原因と考えればこの手の違反は厳しく取り締まるのは当然だと思う。

私は違法駐車という行為に関しては無縁の生活。罰金や取締りを怖がるよりも、車にイタズラされるのではないか?との気持ちが先行し、路肩になど止めておく気になれない。

しかし取り締まり強化、運送業者などの仕事の人は例外にしてあげてくださいな。


(1079) 自分で考える    2006/05/31

2週間以上前に送信済みのメールに返信があった。東京都内にあるアクリル素材の加工業者からである。

写真を楽しむ上で、撮ってきた写真を現像しプリントするのは当然だが、気に入ったものは四つ切サイズに引き伸ばしストックしている。出来ればパネルにでもしたいところだが、他人の写真をパネル展示で見るのは心引かれても、いざ自分の写真となるとプリントに写りきらない撮影現場が脳裏に焼きついているから、どうも照れくさくて未だに形になっていない。

今回考えたのは、私が普段ほとんど使うことの無いリバーサルフィルムの気の利いた見せ方。1枚の写真としてフィルムの特徴を考えるとリバーサルの良いところはプリントしなくともネガポジ反転の無い現実の色がそのまま見える事。なんとかプリントをせずにポジのまま飾れないかと思い、分厚いアクリル板でサンドイッチにする方式を提案。

アクリル板の大きさは手のひらサイズだが、その厚さは1枚10mm。2枚で挟めば2cmの奥行きとなりスタンド無しに自立するというわけだ。2箇所のネジ止めで完全に固定するのだが、問題になるのはその加工精度。0.1mm単位での正確な加工がなされなければ自立した場合に安定度が悪い。

図面には鏡面加工仕上げの指示も入れ、後は完成を待つのみ。さて、間に挟む写真がありませんがいかがいたしましょう。


(1078) 梅雨に備えて    2006/05/30

長野育ちの私が東京に住み着いて?もう十数年が経過するが、未だに慣れない ”この時期から始まる湿度の高い日々”。

貧乏学生時代はともかくとして、一人暮らしを始めて手に入れたエアコン生活は、暑くなくとも除湿運転にて365日稼動しっぱなしで続いていた。ただ、誰が考えても経済的と言えない電気代は、ワンルームに近い居住スペースにもかかわらず4人暮らしの1戸建に相当した。それもそのはず、あまりに湿度を嫌う私の性格にプラスして、カメラなどの機材に悪影響を与えないようにと24時間運転だったからである。

さすがの私もその生活にはいささか度が過ぎると感じ、1年後には除湿機を購入。部屋の温度調節以外はエアコンではなく除湿機を回しっぱなしにしているわけだが、電気代もぐっと落ち着き、エアコン除湿に比べ室温が必要以上に寒くならない点もすばらしい。

今ではそれも2世代目となった我が家の除湿機。マイコン制御により常に一定の湿度が保たれるのは良いが、近頃やけに苦しそうな音が響いていた。エアーフィルターを確認すれば ”毛布” でも貼り付けたかのような分厚い埃の層が出来ていた。深夜にお手入れを行い軽快に運転を再開。1日に約5リットルの除湿、よく働いてくれています。


(1077) 私はまだ影響される側    2006/05/29

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自転車で近所の本屋に立ち寄ってみる。特別読みたい本があったわけではないし、何か目的を持って入店したわけでもないのだが、せっかく自転車で走るなら結果を残して帰りたいと思ったからである。

カメラ関係の本を手に取り、気に入ったものを2冊購入した。今更、レンズや露出についてのうんちくを読み漁るつもは無く、新機種への関心もそれほど無い。ほのぼのとした街歩きを主とする紹介本が最近のお気に入り。でも多分そういうカメラ雑誌はどちらかというと女性向けに発行されているのだと思う。

男性向けというわけではないのだが、今回購入した写真誌の1冊は Natural Glow だった。写真展をそのまま本にしたようなモノクロ写真構成で、あらゆる写真家の作品が掲載されているため、好き嫌い両立の1冊で面白い。ところが気づけばこの本も今回の No.43 で休刊となるらしい。考えるまでも無くこれだけデジタル化が進んだ時代にモノクロフィルム写真だけで構成する写真誌など続けること自体無理があるのだろう。残念だがそれが現実のようである。

以前はモノクロ写真しか撮らなかった私でも最近はフィルム/デジタル関わらずカラーも面白いと感じ始めていたところ、今回の Natural Glow にてまたもモノクロの世界に呼び戻された感あり。

帰宅して過去のネガやポジに目を通してみる。昔は今より色々なものが見えていた...。そんなことを思った。


(1076) 夏に弱い車    2006/05/28

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スーパーコンピューターが計算した予報に偽り無く、確かに夕方には青空が覗いた。

夏用のTシャツとちょっとした日用品を買いに車で出かけた。雨上がりのせいか日差しが照りつければ車内は少し蒸し暑くエアコンはすでに欠かせない。

今年の夏は快適なドライブを手に入れるため少しエアコンに手を加えねばならないか...。


(1075) 週末の過ごし方    2006/05/27

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東京の週末は9週連続で雨になったそうだ。

外で遊ぶことが大好きな人には残念でならない...。

そんな時は次なる休みに備えて久しぶりにカメラのお手入れなんてのも
有意義な時間の過ごし方。

雨だからといって押し入れの奥にレンズなんぞしまっておくと、
知らぬ間にカビが生えてしまう。

これからフィルムカメラは貴重な存在。

だからという訳ではないけれど、大事にしよう。


(1074) 一晩がかりで    2006/05/26

前々からやろうと考えていた ”どうでもいい事リスト” の中に、コンピューターの不要なファイル整理があった。

私が使用する SONY VAIOノート は3年程前の ”お疲れPC” でありながら、高速ハードディスクへの交換やメモリー増設などにより、今でも遜色無く現役バリバリに活躍しているわけだが、処理速度より深刻なのはハードディスク空き容量の問題。高性能なコンピューターが開発されればそれに見合った巨大なアプリケーションが登場し、ちょっと古めのPCにそんなものをインストールすれば途端にハードディスクは圧迫される。容量の小さなハードディスクが工場出荷時のパーテーションで区切られればCドライブはパンパンなわけである。

少しでも空きスペースを増やすのならば、コンピューターが必要としないファイルを削除するのと、自分が必要としないファイルを削除する。この2点しか無い。でもコンピューターより遥かに容量の少ない私の頭でそれらのファイルを整理しようにも、絶対的にキャパオーバーなのである。

そんな時はリカバリーCDにて一旦工場出荷時に戻し、必要なファイルだけをインストールする。これが一番確実で最大限の効果がある。夜中の23時から始めたクリーンインストール作業、転寝しながら朝を迎えたが完全な形には程遠い。フォーマットをかける前に必要ないくつかのファイルをバックアップし忘れたのが原因。しかもクリーンインストールが終わった時点で3年分の Windows Update が待っていた...。

なんとなく作業が終われば昨日までのDISK使用量は1GB減。おまけにパーテーションも切り直したからCドライブには十分な余裕。しばらく快適でしょう。


(1073) 気持ちよいブレーキングのために    2006/05/25

SMART のブレーキ。WEB上では色々な情報が飛び交う中、リアブレーキについては強化しても意味は無し!みたいな方向で話は終止した感がある。

SMART に限ったことではないが、一般市販車においてリアブレーキというのはフロントの効きに比べるとかなり弱い設定になっている。一口で言えばブレーキバランスがフロント寄りということだが、その狙いは万一のパニックブレーキでもフロントより先にリアをロックさせないため。リアタイヤが先にロックすると車はどういう挙動をするかと言えば、荷物を運ぶ台車をバックで進めるようなもの...。直進安定性が著しく低下し、カウンターをあててもスピンが止まらないような状況に陥る。

また、パニックブレーキに限らず、エンジンブレーキを効かせながら極端なシフトダウンをヒールアンドトゥにて行った場合にもリアタイヤのみロック!という事態が発生する。当然リア駆動の車に限定される話だが、その安全マージンを考えると一般車のブレーキバランスは F:R=7:3 もしくは F:R=8:2 程度に落ち着くようである。

スポーツカーならともかく、SMART のようなシティコミューターの場合、リアブレーキはフロントのディスクと違いドラム式が多い。結果としてフロント用の強化パッドはサードパーティからリリースされても、リア用の強化シューはなかなか市場に姿を現さない。シティコミューターのリアブレーキを強化してまでガンガン乗ろうという人が少ないのと、ただでさえ放熱効率の悪いドラムブレーキを強化すれば熱の発生は倍増し二次トラブルも考えられるからである。

しかし、フロントだけ強化した場合、先に書いたフロント寄りのブレーキバランスはいっそう偏り、ドライバーが想像するよりずっと早い段階でフロントタイヤはロックしてABSが働き、結果として制動距離が伸びてしまう...。これがブレーキチューンの落とし穴となる。

ブレーキを強化する上で肝となるのは実はリアのグリップ限界に関係していて、リアがロックするかしないか寸前のバランスに合わせる事。リアが良く効いている時はブレーキングにおけるフロントへの荷重移動が減少するので車の挙動も安定する。リアが沈み込む感覚は実に気持ちがいいものである。

さて、本気でブレーキバランスを考えるのならブレーキバランサーの装着しかない。しかしそれはかなり大げさだと言うのならF/Rに摩擦係数の異なるパッドを装着する。MAZDA Roadster 所有時代は、リアにかなり強力なパッドを装着していた。その効果は絶大で、ブレーキング時の安定度が激変。リアの摩擦係数を上げた効果は走行後のホイールの温度上昇でも判断できた。フロント程ではないもののリアホイールも触れないくらいに熱くなる。よって耐熱温度を認識してのフェード対策は必要である。また、チューニングショップのRoadsterレース車輌をお借りしてドライビングした時にも絶妙なブレーキバランスでセッティングされていた事を思い出す。

こと SMART に関してはどうか?これまではリアドラムブレーキ用の強化シューが無かった事で選択技はフロント強化に留まった。しかしEBD社から発売されているリアブレーキシューを日本でも発売とのアナウンス。取扱店に対応車種の確認メールを入れたのはその情報を掴んだ数分後だった。

まずはリアブレーキの強化。その結果次第でフロントを考えるとする。


(1072) 豊かさの象徴    2006/05/24

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降りそうで降らない、今日は何とか持つかなぁ?と期待させておいて、夕方には降り始める。そんな日が続く。

ここ数週間の東京近郊の天気を ”週間振り返り天気予報” として並べてみたら、面白いくらいに傘マークが並んでいるはず...。夏の水不足なんて言葉、今年に限っては忘れていたくらいである。

すっかり梅雨入りを果したとの錯覚さえ覚える小雨、大雨、あらゆるシーンを、考えてみれば私は小型軽量な折りたたみ傘1本で凌いでいる。バッグに入れて毎日持ち歩いたとしても苦にならないサイズは、いざ必要になった時にも小型である事に違いなく、急な夕立を装った大粒の雨には少々役不足である。

私は昔から雨傘に対して思うところがあって、高級な車を乗り回すより、上等な雨傘1本を持ち歩ける事のほうが ”豊かさ” を感じられる気がする。言ってみれば、生活の中での道具に過ぎない傘をじっくり吟味してみたり、お金をかけたりして自分好みの1本を選りすぐるという事は、気持ちにも金銭面にもゆとりが無いと出来ることではない。しかもそれは雨の日にしか使わないのだから尚更である。

玄関のドアノブに掛けられたコンビニのビニール傘。それだけで私の生活が窺える。


(1071) 勇気ある表現    2006/05/23

言葉は
感情的で、
残酷で、
ときに無力だ。

それでも
私たちは信じている、
言葉のチカラを。

ジャーナリスト宣言。
朝日新聞

TV-CMなどでも見るようになったが、私が一番最初に目にしたのは、電車内に貼られ 衝撃的画像を背景にレイアウトされたこれらのキャッチフレーズだった。

それを見て ”気分を害する” とか ”思い切りがあって良い” とか賛否両論あるのだろうが、ハイクオリティなテレビや、これだけインターネットが盛んな時代に、写真と言葉で最大限のインパクトを与えた事実は、小手先の表現に慣れ過ぎた我々に何かを思い出させてくれた気がする。

世の中は ”ビジネス” と考えれば、それだって明日を勝ち取るための手段なのかもしれないが、綺麗で美しいものばかりでは無いという現実の中で、正面で向き合おうとする姿勢が見えたようで少し安心した。

新聞を取っていない私が久しぶりに読んでみようか?と思えたということは、広告として成功なのだと思う。


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