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(1140) 西日は遠くから    2006/07/31

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広島を訪れたのはこれで何度目になるだろう。
その場所が好き、などと言ったら罰当たりかもしれないけど近くに用事があれば私は必ずこの場を訪れている。

仕事の合間にぽっかり空いた1時間の空白を利用して、ホテルで借りたレンタサイクルに跨り、この公園を一回りしてみた。
元安川に向かい、ギターを抱え歌う少年少女の姿。それを聞くでも無くぼんやりと川辺に佇む外国人の姿はいつもながら印象的である。
あと1週間もすると、この川は数え切れない数の灯籠で輝くのだろう。

手振れして、フォーカスもきちんと合っていない写真だけれど、今の我々に受け入れられる現実にはこれでも鮮明すぎるくらいじゃないかと思う。

広島の夏はこれほどまでに暑いのかと思い知らされた今日の日は、東京でもいよいよ梅雨明けの真夏を迎えたらしい。

 


(1139) 2年半の若返り    2006/07/30

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この季節に炎天下で洗車などご苦労なこった!と言われてしまうかもしれないけれど、車好きなんてそんなものです。

汗をかいても良いように、Tシャツ姿でハンドタオルを助手席に置き、数週間に渡り蓄積された梅雨シーズンの水垢をせっせと洗い流した後、タイヤワックスを丁寧に塗り、ボディ全体にもワックス掛け。ガラス系ワックスが良い!とアドバイスを頂いているのだが、数ヶ月前に購入した格安イオンコートが未だほぼ新品状態だから、こんな機会に惜しみなく使うべし。

以前から気になっていたボディ各所に使われるABSと思われる樹脂パーツの劣化。同じ素材で車内に使われている部分と見比べても明らかに ”風化” が進んでいるのはやはりエクステリアパーツ。きっと風雨や直射日光に弱い素材なのだろう。本来黒かったパーツが白っぽく変色してしまうと ”どうにも みすぼらしい” から、、都合良く洗車場隣に並ぶカー用品店に駆け込み、樹脂パーツ用の艶出し剤を購入。今回は ”クレポリメイト” をチョイスした。

使用後は確かにはっきり分かるレベルで潤いが感じられ、引き締まった黒がワックス塗りたてのタイヤと上手くバランスしてシルバーボディに映えるコントラスト。次の洗車を迎えてもこのままのしっとり感が保てれば良いのだが、きっと簡単に落ちてしまうのだろう。今まで私がこの手の艶出し剤を使わなかった理由は、一度使ってしまうと次から仕事が増えてしまうから...。

う〜む、BRABUSはフロントグリルとリアヒートシールドにも同じような樹脂パーツが使われているけれど...。


(1138) 夏本番、梅雨明けも?    2006/07/29

新宿駅や東京駅みたいな巨大ステーションでなくとも、西東京に位置する我が家の最寄駅でさえ浴衣姿の若者が大勢見られた。今日が隅田川花火大会開催日であることに気づかされるのは毎年そんな光景を目にする午後のことだ。

東京で打ち上げる花火はどうしても安全対策の問題から、あまり巨大なものは無い。私は長野の田舎育ちだから花火大会というと1尺(直径約30cm)が当たり前で、昔、諏訪湖花火大会に行った時には3尺(直径約90cm)というサイズも打ち上げられていたから、東京近郊の花火大会はやや物足りない感じがしてしまう。ただ、屋形船から眺めるスタイルは一度経験してみたい。

ところで夏といえば、各地で開催される野外音楽フェスティバル。”富士ロック” なんてのは有名だけど、ここ数年はその呼び方も変わってきて、「○○フェス」 と略すことが多い。少し前までは 「○○フェスタ」 だったと思うけど、「○○フェス」 と呼んだほうが少し精通な感じがするのだろうか。


(1137) 記念写真1枚にしても    2006/07/28

私が所有するフィルムカメラ数台にはどれもストロボは搭載されていない。勿論、アクセサリーシューやX接点はあるから外付けストロボの装着は可能。しかし数年前までは NIKON 製の外付けタイプを持っていたが、数年に一度と、あまりに使用頻度が少ないため手放してしまった。

さて、カメラに標準装備されるストロボは、自転車のスタンドやライトと同様、本格的なモデルになるほど省略されている。カメラの種類を問わず咄嗟にストロボの必要性を感じる時もあるでしょうに...。その点、コンパクトデジカメの類はほとんどの機種がストロボ標準装備で、夕暮れや夜の撮影にも気軽さをプラスしている。

普段バッグに入れ持ち歩いているデジカメ ”CASIO EXLIM Z55” は、ストロボ撮影と、ノンストロボ撮影の切り替えが少し面倒である。通常の撮影モードで少し暗い場面をノンストロボ撮影しようとしてもシャッター速度は1/8より長くならないし、シャッター速度を遅くしたいからと撮影モードを切り替えれば最長で4秒までのスローシャッターは出来るのだが、その状態で咄嗟にストロボ撮影しようと思うと自動的にスローシンクロ(シャッター速度はそのままでストロボが追加されるだけ)になってしまい、結果として、ストロボの有り無しを切り替えるには撮影モードの変更と、ストロボ発光のON/OFFという2つの操作をしなければならない。

やはりいろいろ使ってみると、フルマニュアルモードや、単なる絞り優先/シャッター速度優先、これらのモードだけ搭載されているシンプルなカメラが使いやすい。


(1136) 36枚と記憶    2006/07/27

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今時は、写真を見る機会がプリントよりもインターネット上の方が多いという人がほとんどだと思う。実際私も写真好きとは言え、プリントをまじまじと眺める時間に比べたらネット上を ”さ〜ふぃん” している時間のほうが圧倒的に長い。

そんなインターネットが近づけた写真展の世界。一昔前なら写真展は ”そのために足を運ぶもの” であり、少し緊張した空間で遠慮がちに見て回るのが常識だったが、ネット上なら ”胡坐におせんべいを食べながら” でもハイクオリティな画像を見ることが出来る。勿論、決められた空間に創意工夫を施したレイアウトや、額縁一つの選び方にも写真家の心が感じられるのは、期間が限定される写真展であることは言うまでも無い。

ネット上に公開される数々の写真を見ていると、圧倒的にデジカメにより撮影されたものが多い。WEBにアップロードすることが前提であれば確かにデジタルデータとして直接やり取り可能なデジカメは便利だから私も大いに活用する。でもだからこそ、たまに見るフィルムの画は情報量が豊かだし、色やコントラストも肉眼とは違って写ることに気が付く。

記録としてではなく、表現として1枚の写真を考えた時、やはりフィルムっていいな。そんなことを感じる。嘘だと思ったら是非、同じ場面をデジカメとフィルムと両方で撮ってみて欲しい。仕上がりの違いに驚くと思う。


(1135) 何度無くしても懲りず    2006/07/26

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仕事などで地方へ出かける時、私は小さなノートPCを持っていく。

何かと必要とされる文書の作成や、情報収集のツールとして役立つだけでなく、このWEBページの更新にも一躍買っているわけである。最近のノートPCは当たり前のように無線LANに対応しており、街のホットスポットであれば何処でもネットに接続でき便利そのものである。

ただし、それを期待して ”電波” を探しても、さすがに携帯電話のような急速な普及は望めない地域もあり、その場合に備えて常に巻き取り式コンパクトLANケーブルを持ち歩いている。これにLANコネクタ→電話モジュラージャックの変換コネクターを組み合わせれば、最悪 ”アナログ電話” さえあればネットに接続できるわけだ。

ところでこの巻き取り式LANケーブル、小さいのは良いが、バッグの底に転がして持ち歩いていると、いざ使おうと探しても、いつの間にやら姿を消していることが多い。こういうものはたまに使うからこそ小型軽量なメリットが生きるわけだが、必要なその時に無くしていては意味が無い。行方不明と気づいた時に仕方無し同じものを購入し、再度バッグにストック。

昨日、名古屋帰りでバッグ内を整理したら同じケーブルが3本も出てきた。3回も ”無くした” と勘違いしていたらしい。


(1134) グローバルポイントカード    2006/07/25

私はジーパンの後ろポケットに財布を入れる。だからポケットも傷みやすい。

週に一回程度、財布の中身を整理してみると案外お金よりそれ以外の物のほうが多いことに気づく。いつのものとも思い出せないようなレシートが入っていたり、各種クレジットカードや免許証、あらゆるポイントカードなんぞを含めれば、確かに ”カード専用ケース” なるものが存在する意味にも頷ける。

しかし、街で買い物などをするとかなりの確立で 「ポイントカードはお持ちですか?」 と聞かれるが、私のように気まぐれで店を選ぶ人にとって、”お得” だからといってその全てのポイントカードを手にしたら、300枚収納可能名刺ホルダーを常に持ち歩くような事になる。それが嫌なのでほとんどの場合、その手のカードの発行はお断りしている。仮に持っていたとしても、実際の買い物時には家に忘れていたり、財布の中から咄嗟に出せなかったりして使っていない。

これだけ時代は進んでいるのだからそれらのカードに規格を作り、1枚のカードがあらゆる機能として使えるようなものを作ったらどうだろうか?お店で買い物をすればお店情報とポイントが記録され、ガソリンを入れればスタンドの情報とポイントが記録され...といった具合に、何処へいってもポイントは1枚のカードで統括管理される。そうすれば買い物をするたびに、えーっとこのお店のポイントカードはどこだっけな?というわずらわしさもなくなるし、財布の中もスマートだ。

欲を言えば、マイルのように全てが換金できるようなシステムなら良いが、それはリピーターを狙ってのポイント制の意味が無くなる為たぶんどのお店も採用しないだろう。それでも1枚のカードに、○○マートの情報と、○○スタンドの情報と、○○バックスの情報...のようにまとまっているだけで皆ハッピーだと思う。


(1133) NAGOYA着    2006/07/24

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ホテルから見える夜の街は、いつも県庁所在地に当たるような都市ばかりだけれど、
自宅の窓から見える大企業の宿舎裏の駐車場よりはずっとマシで、
特別好きでもないのによく眺めてみたりする。

考えてみると私は、生まれ育った長野の実家にしても、学生時代の寮にしても、
一人暮らしのマンションにしても、地上1階以外に暮らしたことが無い。

だから10階を越えるような高層階からは道路を走る車の騒音が案外気にならないことも、
窓ガラスが締め切りで、開いたとしても人が出られるほどではないことも、
全てホテル暮らしで学んだ。

 

フロントで、その日泊まる部屋が高層階であると分かると気持ちは弾み、そこからの景色を期待するが、
カーテンを開けて目の前に更に高いホテルやマンションがあったりするとどうしても悔しい。

本当はそんな景色よりもっと自然で、落ち着く環境があるはずなのに、
不思議と都会は人に背伸びをさせたがる。


(1132) もっともっとお尻をたたく    2006/07/23

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本屋で ” K-CARスペシャル ” という雑誌を見ていたら、ダイハツコペン のツインチャージャー仕様が目に留まった。

ツインチャージャーというくらいだから、オリジナルのターボに追加してスーパーチャージャーを組み合わせた全回転域トルクフル仕様なのだが、それをスペース効率の悪い軽自動車でやるあたりが実に共感できる。

エアクリ→ターボ→インタークーラー→スロットル→スーパーチャージャー→サージタンクと全ては直列に繋がるわけだが、ターボとスーパーチャージャーの ”おいしいところ” を生かせれば確かにアイドリングからレブリミットまでが全域でパワーアップ出来ることだろう。

ただ、どう考えてもそのままではターボが効率良く働く高回転でスーパーチャージャーが吸気抵抗になるだろうから、その対策は難しそうである。もしかすると今後、ターボとスーパーチャージャーのパラレルブーストという方式が考えられるかも?

いずれにせよ、こういったものは車メーカーではなく、カット&トライのチューナーから出てくるものだ。


(1131) 賑やかな散歩道    2006/07/22

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所用でお茶の水まで足を延ばしたのはもう1年ぶりの事だろうか。夏の合間の異常気象とは言え半袖であれば外も暑くない気温だったから、少し懐かしむような目で辺りを歩いてみた。楽器店通りは学生時代によく通った思い出があり、記憶との比較にいくつかの店舗が無くなっていたのは寂しいが、ビンテージとされ並ぶギターは5年や10年の空白をものともしないから、気持ちはそのままあの頃へタイムスリップ。

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楽器店を過ぎるとそこにはスポーツ用品店と本屋が次々と現れる。スポーツ用品と言ってもサーフボードや水着ばかりかと思う無かれ、その隣には既に今年モデルのスキーやスノボーが並ぶ。東京にいると季節感が無くなるのも無理は無い。もっとも、私はそのどれも出来ないのだけれど...。唯一、自転車コーナーは楽しく見れた。

さて、その先には新古を問わず多くの本屋が並び、下手をするとゴミ置き場にも山と古本が積まれていたりする。店先には実にさまざまなジャンルの本が溢れかえっているが、いったい誰が買うのだろう?と思うような小難しく分厚い物が目立つ。一般的な新書を扱う普通の本屋と違い、掘り出し物ばかりだから読書が好きな人にはうってつけのストリートなのだと思う。中にはカメラ関連の中古本を多く扱うお店もあり、私自身も手に取り始めるとあれもこれも欲しくなってしまう状況だったが、今日は目的が違うのでまた今度時間がある時にでもじっくり吟味したい。

御茶ノ水から水道橋方面へ...高校時代の担任に教えてもらったこのルートが、私は結構好きだ。


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