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(1190) 今日歩く道    2006/09/19

電車の席で向かいに座った大学生らしき女の子は時たまこちらの様子を伺っている。30を過ぎた私の顔も随分オヤジに写っているのだろう。

近頃厚木まで通う機会は多く、その2時間の間は贅沢にも時間を持て余す。社会人に成り立ての頃は会社までの往復にはカメラが欠かせず、わざと毎日同じ道を歩いては写真を撮り溜めた。どうせカメラを持っているなら違った道を歩けば良いのに...と思うかもしれないが、毎日同じ景色のなかで毎日違う物を見ることがどれだけ大変な事かを学ぶには、目新しさは返って邪魔になるのだ。最近の私はカメラを肩にかけ街を歩く機会はめっぽう減ってしまった。コンパクトで確実なデジカメの影響も勿論大きいが、何より歳を言い訳にすることを覚えた。

ジャズピアニストの綾戸智絵はいったい何歳だろう?話によれば1日に3時間程しか寝ないのだという。寝ている時間があったら何かしていないと勿体無いのだそうだ。頭が下がる思いであると同時に、あの小さな体からみなぎるバワーの謎も説ける気がする。

飯抜き23時、こんなことでくじけてはいられない。


(1189) 市販化されていれば間違いなく購入    2006/09/18

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以前にもこの日記で紹介した、去年のモーターショーで展示されていた ”DAIHATSU Copen ZZ”。

ワイド化されたボディには205/40/16サイズの扁平タイヤを履き、1,500cc直4エンジンを積む。880kgの車重に80kW[109PS]、トルク141N・m[14.4kg・m]だと言うからパワーウェイトレシオは初代 Mazda Roadster と同じくらいである。しかしボディサイズは全長が Roadster のそれより400mmも短く、全幅は70mmしか変わらないのだから、ショート&ワイドボディの典型であることが分かる。

先日近所の本屋で ”立ち読みした” 情報によると、この Copen ZZ 市販化の可能性がほとんど無くなったという。メーカーは Copen の進化を諦めたわけではなく後継車種を開発中との事。このカタチ、この大きさ、このコンセプトでリリースされることを期待していただけに非常に残念な結果。Copenの進化版ではなく、軽よりも大きく Roadster よりも小さいコンパクトスポーツこそ、今何処のメーカーも作っていない貴重な存在だと思うのだけれど。


(1188) シュミレーションから生まれ現実へ進化    2006/09/17

TVの深夜放送で、F1蔵出し映像なる番組がオンエアーされていた。

毎年世界の著名サーキットで開催されるF1グランプリ、そのシーズン内で見ていると誰それが勝った負けたと結果のみ注目されている感が強いが、20年も昔からの映像をダイジェストで観察すると、技術の進歩が目に見えて分かるから面白い。

一昔前のレースシーンを見ていると、白熱するバトルの中で各マシンからは路面接触により頻繁に火花が出ているのが印象的である。確かに私が学生時代に見ていたF1レースはあの火花が頂点を極めるカーレースの象徴だったように記憶している。しかしそういう意味でここ数年のF1を振り返ると、路面を擦ることで火花が出ているシーンなどまず見かけないはずである。

現代のF1はシャーシ底面にスキッドブロックと呼ばれる木製の板(10mm厚だったと思う)が取り付けられており、レース終了後にその板が規定量以上削れていると失格となるレギュレーションがあるから、火花など出るはずも無いのである。池袋にあるTOYOTAのショールーム(AMLUX)に行くとF1シャーシの裏側が展示されているのでよく分かります。

昔のF1と現代のF1、比べて見て誰の目にも分かるのはその形。前後に大きな羽が付いていて、太いタイヤが4つあるだけと言えばそれまでだが、現代のF1は実にグラマラス。ボリュームたっぷりの3次元形状なのに対し、昔のF1はそのほとんどが直線で作られている感じ。ドラッグの低減を最優先していた過去のF1に対し、現代はダウンフォースをいかに稼ぎコーナーリングスピードを高めるかに注力していることが良く分かる。勿論それらの進化は急速なコンピュータの発達が齎した結果に違いない。

この分で行くと10年後のF1、10年後の市販車はいったいどんな形になっているのか想像も付かない。


(1187) その先の予定    2006/09/16

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どうやら大型の台風が接近しているらしく、完全に秋の訪れを認めなくてはいけない時期になった。今日の段階ではまだ沖縄付近を移動中のようだが、その影響は明日明後日に関東地方へも雨を降らせるらしいから、自転車に乗るなら今日のうちと考え新宿までお出かけ。

目的は DVD+R DL メディアの購入だけで、はっきり言ってしまえば家の近所でも手に入るものだが、休日の過ごし方として相応しい運動と考えれば片道15kmはちょうど良い。のんびり承知の寝坊で午後からの行動だから、必然的に朝食、昼食が省略されペットボトル1本の水分補給だけではいささかエネルギーが足りない。それに、ちゃんとした食事を取らずして激しい運動をすると ”ハンガーノック” に陥るからと、目的地までの道中で何か適当なエネルギー補給を考える。

荻窪はラーメンで有名な街とされていて行列が出来る店舗も少なくないが、その中でも青梅街道沿いに位置する ”春木屋” は順番を待つ列が出来ていない日を見たことが無い。いつもその状況を見るだけで ”また今度にしよう” と諦めてきたが、今日はせっかくだから立ち寄ってみた。午後も3時を過ぎていたから数名の順番待ちで入店できた。

いったいこの店で評判のメニューは何かと気になっていたが、基本は醤油ベースのトッピング違いで全てのメニューが構成されていることが分かり、ラーメン専門店にはめずらしく”ワンタン麺” があったのでそれにしてみた。実際に食べてみると、ん〜確かに美味しいのかもしれないが、行列を作るほどでもないような???

味噌ベースのラーメンが好きな私は、今度味噌ラーメンの美味しい店にチャレンジしてみたい。

新宿の量販店近くに停めたトレンクル。私が買い物を済ませ出てくると ”かぶりつくように” ジロジロと各部をチェックしている人がいた。放っておいたらそのまま持って行かれてしまうのではないか?と心配したが、悪い人でもなさそうだったので簡単な挨拶をしてその場を後にした。いったい何処に注目していたのかこちらのほうが気になった。


(1186) 母国語より外国語を意識する国    2006/09/15

「時間があれば一番やってみたい習い事は?」 というアンケートに対し、年齢問わずだんとつの1位は英語なんだとか。柄にもなくピアノなんぞどうだろう?と考える私のような人は10位にすらランキングされていない。

そして 「今一番話したい外国語は?」 の問いに対する答えも当然、英語。日本人が英語に対する必要性と憧れを感じているのが良く分かる。電車のホームで、外国人にとある駅を聞かれた時、2つ先の駅である事を伝えるのに、 「NEXT、NEXT!」 と答え、ピースサインでブイブイ!としか出来なかった私にも、日本人の平均的な気持ちは確かにある。

「英会話の一番効率的な上達法は?」 の問いに対する答えは、外国人の友人知人と話すことらしい。とは言っても、もともと日本語しか話せない人にとって、外国人の友人知人がいる可能性は低いと思え少々の矛盾を感じるが、確かに実践的に使うことが長続きもするだろうし自然な学び方と思える。

私も身近に外国人の友人がいるわけではないが、仕事柄、海外のエンジニアとのつながりはあったりして、以前にも ”日本語が話せる” イギリス人の彼から遊びに来ないかい?とのお誘いを受けたことがある。その時、お言葉に甘えて行っておけばよかったなぁと思いつつ、今となってはメールアドレスすら分からない...。


(1185) 心がけ一つで結果は変わるかも    2006/09/14

中央道で十数台の玉突き事故発生のニュース。死亡者も出たと言う。

雨で路面が滑りやすい状態とは言え、きっかけとなった大型トラックのスピンは どう考えても常識的な運転ではないだろうと想像できる。タイヤが路面を捉えていれば極端な横Gが掛からない限り ”お尻” が外に出ようとはしないし、もしもタイヤが雨によりグリップを失いつつあったとすればそれはスピードの出し過ぎである。車の性能限界を超えるような ”走り” というのは普通に生活していて体感する機会は少ないので、スレッショルドを知らなければ起きる事故も大きいのは当然である。それだけ現代の車は高性能ということだ。

先頭の車が事故を起こすのは仕方が無い。運転に対する知識・技術が伴わない場合や、何かしらの物理的不具合により、ゼロには出来ないのが現実だからだ。しかしその後に続く十数台の車は、注意や意識の持ち方一つで防げたのではないかと思う。

しかし本当はそれ以前に、走行車線と追い越し車線を使い分けるマナーを皆が意識していれば、数珠繋ぎで走らなければならない理由は減ると思う。人の事より明日からはまず自分が気をつけよう。


(1184) この先2年分の決断    2006/09/13

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もしもの事を考えると ”保険” に入っていない車両など怖くて運転できたものではない。

逆に、高額を支払い大層な保険に加入したからといって危険な運転が許されるわけでもない。

保険というのは冬場に行う乾布摩擦のようなもので、風邪を引かぬよう日頃から心がけることに意味があり、万一風邪をひいてしまった時に薬くらいは提供されるといった感じのものだ。薬がもらえても風邪が直るわけではない事くらいは心得ておかなければならない。

さて、我が愛車 SMART も、もうすぐ車検を迎えるわけだが、その段取りすら計画する前に、先行して自動車保険の更新通知が手元に届いた。

お守り程度に考えている保険料はかなりお得な2万円台。その昔、廃車に陥る事故を経験しているため、等級で言えばこれでも4段階落ちているわけだが、それ以来さすがの私も気をつけているから、何とか人並みになってきた。

更に今年は見事ゴールド免許復活だから、更に保険料は安くなる。いろいろ考えた結果、今年はこの保険を継続することになりそうだ。


(1183) もう少し待ってみようと思う    2006/09/12

”その昔” と比べると、近年は多くのスポーツが注目されるようになった。Jリーグが火付け役となったサッカーを初めバレーボールやフィギアスケートなど、意識しなくても結果が耳に入るようになり、テレビで見る機会が増えた。

「スポーツを見るならやっぱり大画面ワイドテレビ...」 確かに間違ってはいないと思うけど、それはやはり売り手側の言い分。買う側は謳い文句に惑わされることなく自分の用途にあったモデルを選ぶ ”判断力” が必要。最近では ”地上アナログ放送が終了します” というニュアンスのCMも見るようになったから余計後押しされてしまうのは理解できるけれど。

街の電気屋さんのテレビコーナーを眺めてみると、地上デジタルチューナー内臓・・・という文句と同じくらい印象的なのが大画面の文字。私が子供の頃で言えば大画面は29型と相場が決まっていたが、最近では壁のようにでかいモデルがゴロゴロしている。40型と聞いてもそれほどびっくりもしないし、実際店頭で見ても驚くほど大きく感じないのは他が大きすぎるのだ。

やっぱり大画面は良いよねぇ〜。みたいな話は良く聞くけれど私は決してそうは思わない。ホテル暮らしが多いからいろいろな部屋に泊まる機会があるのだが、ちょっとリッチな部屋の場合 最新大型テレビが設置されている事がある。デカイ画面が良いと言っても、ホテルのような狭い部屋で間近に画面だけが大きいと、目がくらくらしてしまい画面に酔ってしまう。適材適所とはよく言ったものでちょうど良い大きさというのがある。

大きな部屋で少し離れた位置に大きなテレビ。これ一番の理想。でも私のような貧乏人は部屋に合わせた小さなテレビを探すのが大変である。


(1182) 今日のニュース    2006/09/11

忘れることの出来ないあの悲惨な事件からもう5年が経ったのだという。ビルに飛行機が突っ込んでいくなんて事は、普通に考えたら制作費数百億円もの映画の中での話しだ。テレビでは毎年この日になるとあの衝撃的映像を何度も流しているが、今年に至っては特別番組までが組まれており、忘れてはならないが繰り返してもならない現実をつい昨日の事のように訴えていた。

そこで気になった最後の一場面で、崩れ落ちた世界貿易センタービルの鉄骨が、新造される揚陸艦の一部に使用されることを知った。テロによって崩された代償は、時を経て今立ち向かう強さに変えようと言うのか?本音を言えばそんなことをしなくても平和に暮らせる毎日を望みたい。

一方、昨日のF1イタリアグランプリでは、あのミハエルシューマッハが今季限りで引退を宣言した。王者とさえ言われたシューマッハが引退...。嘗てアイルトンセナが突然の事故でこの世を去った時もかなりの衝撃を受けたが、今回の話題も実にショッキング。

時代は少しずつ進んでいるのだと、対照的な二つの話題が私に今を教えてくれた。


(1181) 妥協しない自転車    2006/09/10

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トレンクルに乗り始めた頃からずっと考えていたこと。ボトルケージが欲しい。

競技用ロードレーサーであれば当たり前のように装着するボトルケージだが、それは一般的に自転車専用ボトルにドリンクを入れ、長距離走行における水分補給が目的のもの。だからあの細〜いタイヤの自転車達には、好みのホルダーを取り付けられるよう初めからフレームにネジ穴が開いている。

ところが、折りたたんで何処へでも持っていけて、長距離走行など目的と考えられていない折りたたみ自転車には、それらホルダーをマウントするためのネジ穴など用意されていない。むしろトレンクルでは、必要なものすら取り外して軽量化する事が最優先されているのだから、ベクトルの指す方向が違うのである。

私が考えるボトルケージの在り方は、専用ボトルなど使用せずペットボトルやジュースの缶でもジャストフィットで納まる事。フレームにネジ穴が準備されていなくても取り付け可能な事。自転車を折りたたむ時には簡単に外せる事。

以上の要求を満たすには、サイズ調整機能付きボトルケージと、ハンドルやシートポストにもワンタッチで取り付け可能なボトルケージホルダーの二つが必要になる。いつもの ”和田サイクル” に電話をすると、さすがは名店 ”在庫有り”。

物さえ手に入れば取り付けは自分で出来るのでお店で工具を借りその場で装着。和田サイクルはこのフレンドリーな雰囲気が実によろしい。今日はこのボトルケージを少しでも活用したくて2本のペットボトルを飲みきった....。

使用感はまあまあだが、ボトルケージに標準機能として装備される首振り機能 (片手でボトルを取りやすくするためにケージ自体が傾く) がトレンクルには必要無いので、帰宅後少々の工作を施しその機能を撤去、結果として剛性感溢れるセンス良いドリンクホルダーが完成。これが一番威力を発揮するのはマックシェイクを飲む時なのだ。


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