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(1210) 標準よりマッチング良し    2006/10/09

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「タイヤを新品に交換した。」 これって遊びに行くには十分な理由となる。

ロードノイズの減少と乗り心地向上は今日乗ってみて再認識。それが想像以上に快適でついつい路面の荒れたところを選んで走ってみたくなる。

ホームコース?の奥多摩を選んだのは季節柄良い景色が見られそうなのと、このタイヤで本気で走ってみたかったから。4,500rpm以上のパワーバンドをキープした全開走行と、温度上昇で鳴き出すまでにフルブレーキングを酷使してもこのタイヤは安心して乗れた。

少し意地悪をして、コーナーを突込み気味にブレーキングを遅らせ、パニックブレーキを想定してABS動作中にステアリングを切るような運転もしてみたが、荷重がフロントに移動しているにもかかわらず決してリアが流れるようなことは無い。想像した通り、このタイヤでも SMART にはオーバークオリティのようだ。

最も、リアの限界が高いという結果は相対的に考えるとフロントの限界が低いという解釈にもなる。リアよりも 30mm ナロー設定のフロント175というサイズはグリップ自体に乏しさを感じるし、扁平率が50だからサイドウォールもリアより弱い。おまけに柔らかダンパーとレートの低いスプリングの組み合わせだから、アンダーステアをカバーしようとターンインで荷重を掛けるとダイブしたフロントは極端に挙動を乱してしまう。ふわふわした足回りは乗り心地こそ良いかもしれないが、ホイールベースの短い車でそれを操るのは難しい。

足回りを固めた SMART 面白いかもしれないなぁ...。


(1209) 予期せぬアクシデント続出    2006/10/08

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休日にしては めずらしく朝7時起床。せかっくの連休だし、洗車したてのピカピカ SMART だから、無理しても遊びに行く価値ありとの判断。朝からせっせと自転車を折りたたんでラゲッジスペースに積み込み、温泉セットを準備して、さあ後は目的地を決めるのみ...。漠然と考えていたのは富士五湖のいずれかの湖を自転車で1周コース。

いずれにせよ渋滞に備えて満タンにするべく最寄のセルフスタンドで給油。ついでに少なめと感じていたタイヤの空気圧を計測。ん?これはエアーゲージが壊れているわけではあるまいな?極端に圧が低いのは右リアのタイヤ。恐る恐る確認するとセンター付近にプラスネジが突き刺さっている!

頑張って早起きしたはずなのにパンク修理とは出足を挫かれた。早いとこ直してもらって先を急がねば...と気持ちばかり焦る所へ残酷な回答が。「このタイヤは前にもパンク修理を行っていて、今回はその修理箇所とほぼ同じ位置なので耐久性の意味で修理は不可能です。それに、ひび割れも多いですからそろそろ交換がよろしいかと。」

大きなお世話と思いつつも言っていることは尤もで、つまりは新品のタイヤに交換するしか術は無いわけだが、今回で3回目となるパンク修理を依頼したタイヤ館は新品タイヤのお値段が高め。こんな時は過去の ”走り屋仲間” からの情報が役に立つ。平均的な販売価格よりも1本辺り1万円近く安いお店で発注、交換と相成った。

BRABUSの標準タイヤは ADVAN A520 というハイグリップスポーツタイヤ。しかしこのクラスのブロックが大きいハイグリップタイヤはグリップを第一に重視するため、コンパウンドが柔らかく減りが非常に早い。ADVAN NEOVA や BRIDGESTONE の RE-01、DUNLOP の DIREZZA Z1なども同じである。これらのタイヤははっきり言って一般的にスポーツタイヤと呼ばれる物の中では飛び抜けた性能を持っており、Sタイヤに近いレベルである。ただ、SMART に付ける価値があるかどうかは別。ましてタダでさえアンダーの車のリアに更なるハイグリップタイヤもどうかと。

標準にしてネガティブキャンバーが1度強付いており片減りが激しい SMART のリアタイヤにチョイスしたのは、YOKOHAMA のDNA S-DRIVE。205/45/16は世間的にまだ特殊なサイズだから在庫が無く、即日取り寄せにて夕方からの作業となった。

交換後はロードノイズが静かになり、乗り心地が良くなったような?いや、これは気のせいではないぞよ。しかし何処へも行けず折りたたんだ自転車をそのまま下ろすのは寂しかった。


(1208) 月よりも足元を見よ    2006/10/07

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”うるう年” や ”うるう月” が複雑に関係して、今年の中秋の名月は10月6日なのだそうだ。つまり旧暦で言うところの十五夜は昨日で、ズバリ ”お月見” だったわけだが、実際に満月なのは今日10月7日。なんだかややこしい法則があって、頭の悪い私には到底理解できません。

昨日は関東地方 記録的な大雨だったからお月見どころではなかったが、満月を迎えた今日はびっくりするくらい良く晴れて、日が沈んだ東の空には 真ん丸お月様が顔を出していた。

コンパクトデジカメで月を撮ろうなど明らかにナンセンスと思いつつ、最長4秒までしか対応しない私のカメラで苦肉の策。普段は感度を ISO50 に設定しているのだが、さすがに4秒のシャッター速度では限界があるので、1段上げた ISO100 にセット。否応無く絞り開放での撮影だから、解像度は低いが写したいものは一応写ったみたい。

水面に反射する月が半月のようになったが、なぜ?

ところでこの写真、我が家の近所の公園で撮ったのだが、自転車での移動だからあっという間の帰宅。家に入ろうとしたその時、事件に気付いた。

鍵が無い...。ポケットに入っているはずの、家の鍵が無い...。

写真を撮っている時か、自転車での移動中か、とにかくどこかで落としたに違いない。夜も19時を過ぎているし、3連休の初日だから不動産屋に連絡したところで休みだろう...。こんな時に限って携帯電話も家の中、車の鍵も家の中。自力で落とした鍵を探すしかない。

家を出てから帰ってくるまでの道のり、写真を取っていた場所、ありとあらゆる場所を目を皿のようにして探した。暗がりにLEDライトのバッテリー切れだけが心配だった。

子一時間探した時、道の真ん中に光るものがあった。暖かい家に入れた。


(1207) 初めての車検は雨の中    2006/10/06

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ユーザー車検が安い!というのは知っていても、いざ自分で受けるとなると、まず何から手を付けて良いやら分からない。一応、事前にWEBで段取りを確認しておき、”大雨の中” 車検場に向かった。

愛想の悪い受付のおじさんにはまいったが、雨に濡れぬよう書類を抱えるようにして、あっちの建物、こっちの建物と飛び回り、10:30に受付を済ませれば、11:30にしてようやく全ての書類を揃えられ、お待ちかねの実車点検。さて、午前中の点検は11:45までのはずだけど間に合うのか?

懸念されていたヘッドライトの光軸。通常はHi ビーム側で計るので、4灯式のライトの場合計測を正確に行うためにLow側を目隠しする。しかし ”若手” の担当者の言葉は 「Lowで計りますからHiを隠してください。」

最近では多くの車がLow側にレベラーコントロールが付いているというのに、そんなコントロール自在な光軸を計っても意味が無いことに気づかないのかなぁ...と思いつつ、言われるがままHi側を目隠しした。

しかしこの指示、担当者の勘違いであることは明らかだし、本来Hiの光軸を計るところLowで計ったりしたらNGが出るのは目に見えている。絶対的権力でものを言うお役所相手に話しても無駄だと思い、光軸テストはヘッドライトONではなく、パッシング状態にて行った。これにて、Low側のライトは点灯せずHi側だけで計測できる。担当者は慌てたように ”Hi側の目隠しを外して” 計測が開始されたが、結果は見事合格。ほらね、ってな目で担当者を眺め、次のメニューをこなす。

「じゃあこのプローブをマフラーに40cmくらい突っ込んでください!」 と言われ、実際に私が突っ込んだのは5cm位。別に担当者を馬鹿にしているわけではなく、「このマフラー蓋が付いていてこれ以上入りませんけど!」と答えると、さすがに2人して笑った。

最後は下回りの点検、この時点で全ては順調に終わるかに思えたが、マフラーの項目に ”要確認マーク” が付けられ、別のレーンに移るよう指示された。BRABUSのマフラーが社外品と判断されたらしく、一般的に言う JASMA認定 マークも付いていない、ということで、三元触媒とO2センサーの存在を確認すると言う。

「あの〜、このマフラー新車の時から付いているんですけど〜...」 と言ったところで聞く耳持たず。担当者4,5人が集まってきて、ライトで照らしてあっちからこっちから眺めている。挙句の果てに、どこかへ情報提供を求めているらしくパーツの確認作業が始まった。

15分程、”待ちぼうけ” 状態が続き、しばらくすると担当者が現れ、「確認取れまして、これOKです!」 との返答。だから言ったのに。と思いつつ、時刻を確認すればもうとっくに昼の時間。受付は昼休憩に入っており書類の提出は午後になってしまった。

でも、車検時にはどんな点検がどんなふうに行われているかもわかったし、6万円という最低限の出費で済み、フロントガラスのデカイ ステッカーも控えめになったから良しとする。


(1206) 理屈ではなく現実で物事を考える    2006/10/05

NHKは約990万件とも推定される受信料未契約者に対し、契約締結を求める民事訴訟を検討しているのだとニュースで訴えていた。

受信料の未納という部分だけをピックアップすれば確かに納めない人が悪い気がするが、しかし納めない人の中には本当にNHKを見ない人もいるかもしれないし、テレビ自体をビデオ観賞用としてしか使わず、そもそも電波を受信する目的ではない人もいるかもしれない。

放送法では「受信設備を設置した者は、NHKと契約をしなければならない」と定められているらしいが、それって携帯電話に例えたら機種変更をして古い携帯は解約済みなのにも関わらず持っているだけで通話料が取られるようなものだから、納得いかない部分も確かにあるように思う。

視聴者に受信料を支払わせるのが目的ならば、CS放送のようにNHK専用チューナーなどを配布して、そのチューナーの使用料として回収する事だって可能だろうし、そのほうが視聴者も見た分だけ支払うことに納得してもらえそうな気がするけど。

ろくに見ないチャンネルなのに皆平等に集金されることに不満を持つのではないかなぁ。NHKって金儲け主義ではない面白い番組も作るけど、時代に反した経営方法は見直すべきではないかと思う。


(1205) コーナーリングの楽しい車にしたい    2006/10/04

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Front Rear


SMART は背高ノッポのサイコロみたいなスタイルだから、人によく言われるのが 「転がっちゃうんじゃない?」 という質問。

確かに安全を確保したシートポジションは一般のセダンより随分高い位置にあるし、全幅と全高は全く同じ値だからしてそう思うのが当然である。
しかし運転して分かる意外な安定感。ピッチ/ダイブは別として、横Gに対するロール量はミニバンやワンボックスの軽よりも随分少ない。

とくと足回りを確認すれば、標準にして強化型と勘違いするくらい太いスタビライザーの存在。
横方向への荷重移動はこれにより上手い具合に抑える設計であることは容易に分かる。

そして、スタビライザーが強化されることにより手に入れられるメリットはもう一つある。
コーナー手前ターンインでのノーズの入りが、非常にシャープなものになる。これはスタビライザーを強化したことがある人なら誰しも感動する変化であると思う。
だが、SMART は Roadster を除きステアリングのギアレシオが4回転と非常に鈍なため、そのご利益は感じにくい。せめて3.5回転くらいなら良いのに。

ところで、フロントに比べてリアのそれは随分貧弱だ。一般的にフロントに対しリアは弱めのセッティングにするものだが、そうは言っても細すぎる。
それ以前に、リアサスのドディオンという方式が、未だその原理を理解できない。


(1204) IT時代に目指すのは    2006/10/03

TVニュースの1コーナーでは、最新IT家電の特集を放送していた。ITと言っても、最近ではパソコンや高性能テレビの組み合わせがメインだったりするわけだが、目覚しい進歩に見えるそれらの技術も実はどのメーカーもほぼ飽和状態、つまり頭打ちになっているようだ。

確かに街の電気店に並ぶパソコンはどれを見ても Windows か MAC かといった二者択一なだけで、何処のメーカーのものを購入しても、中身、操作性とも大して変わらない。液晶テレビやプラズマテレビも、嘗ては大金持ちのトレードマークのように思われた時代もあったが、今やビジネスホテルにだって置いてある。勿論、それとてどのメーカーを選んでも、映像が飛び出してくるわけではない。

薄型テレビに関しては、今後ブラウン管と天秤に掛ける必要すらないままに高速に普及が進むだろうし、これまでのようにビデオ(HDDビデオ)とテレビが分離されている必要など何処にも無いことを考えると、HDD内臓テレビが普通になるだろう。

HDDが内蔵されたテレビなら、そこにOSを入れればパソコンの出来上がり。結局のところコンピューターとテレビはいつか交わる運命にあるようだ。いろいろ考えてみると、これから造る側が考えないといけないのは誰にでも仕えるモノ。テレビとコンピューターが一体化の世の中は便利だが使いこなせない現実と常に平行線である。

そんなところをいつも上手く仕上げてくるのがアップルコンピューター。今後はテレビにも手を伸ばすのではないかと思えてくる。

あ、そろそろSEDディスプレイが量産化される頃。液晶に満足のいかない私が期待している次世代ディスプレイ。いったいいかほど...?


(1203) 秋雨に響く曲    2006/10/02

秋の夜長にしんみり聴けるような音楽が、私の4,500余りの iPod ライブラリ には思い当たらない。

学生の頃みたいに若かったら、最新のヒット曲は何回聴いても飽きなくて、その時最高なBGMになり得るのだけれど、今の私を満足させるような音楽はなかなか見繕うのが難しい。

音楽を探す時、初めから欲しい曲が決まっているのなら、レコード店に直行で事足りるわけだが、漠然としたイメージだけを準備してレコード店に駆け込んでも、目に付くのは最新ランキングに名を並べる曲達ばかりで、それがレンタルショップだったりすると、むしろマイナーな曲など置いてすらいない。

その点、ラジオや有線放送というのは良く出来ていて、そのシーズンや話題性に富んだ曲がタイムリーに流れてくるから、知っている曲も始めて聴く曲も新鮮である。しかし現実は、ラジオよりテレビをつけてしまう現代病。


(1202) 文句の付けようが無い。だから手に入らない     2006/10/01

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昨夜遅くまで私が Lotus Elise のWEBサイトを眺めていた事を、彼はまるで見ていたかのような口調で電話越しに 「買っちゃいなよ」 の一言。昔から、私が何かに迷っている時、決まって後押ししてきた彼だから、こんな時は要注意だ。

エンジン排気量、超ライトウェイトスポーツ、文句の付けようの無いスタイリング、時代を問わず他にライバルを寄せ付けない存在感は、正に私のストライクゾーンのど真ん中。

高級車は私には似合わない...と他の友人には言われているが、今日の彼には似合うといわれた。Elise のステアリングを握っている自分は想像できないけれど、フロントガラス越しに峠を楽しそうに攻めアドレナリンが分泌される様子は容易に想像できてしまう。

お金があるなら間違いなく手を伸ばしているだろう。でも手が届かないから憧れる。そんな楽しみ方は一生残して良いのではないでしょうか。


(1201) 準備万端    2006/09/30

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もうすぐ車検、数ヶ月前からそんな事を考えているが、いよいよ具体的に動き出さないと間に合わなくなるということで、まずは ”ユーザー車検” を受けることを決意。したがって、それなりの準備をせねばならない。

改造車両であれば、やれマフラーをノーマルに戻して、車高を上げて・・・、といろいろやる事は多いのだろうが、私が唯一 愛車 SMART の車検に不安を感じているのは、自分で取り付けたHIDヘッドライトの光軸である。取り付け時は、ちょちょいっと ”目見当” で調整したのみ、ディーラーに持っていって、念のため光軸調整してもらえます?と頼んだら、「対向車にパッシングされなければ大丈夫ですよ!」と軽く返されたので、それ以来頼んでいない。

とは言え、車検となれば光軸テスターでしっかりとデータを取られるので、テキトー というわけにもいかない。検査日当日にパスできず調整し直すくらいなら、今からしっかり調整しておけば不安も解消!ということで、民間テスター場に予備検査をお願いしようと出かけてきた。

車検場近くには民間経営のテスター場があり調整をしてくれるが、今日は土曜日だからしてそれらのテスターは皆シャットダウン状態。「車検当日の朝に調整するのがベストですよ」 とのお言葉だが、そんなことは百も承知な上、SMART の光軸が他車同様簡単に調整できると思っているに違いないと察した。

調整にはフロントカウルの脱着が前提であり、時間が掛かるからこそ今日調整したい旨を伝え、半ば強引にマシンを起動してもらった。

作業を担当するメカニックが現れると、この人が非常に話の分かる方で、作業はとんとん拍子で進む。おまけに車検場では何番のレーンがテスター精度が甘いかまでのアドバイス。車好きというのはこういう会話があってこそ成立するものである。

で、肝心の光軸測定の結果はというと、自分で取り付けた割には許容範囲内で見事パス。未調整にて作業完了。渋滞に巻き込まれた往復の2時間に対し10分程度の作業はあまりにあっけなかった。更には、写真でもなんでも撮ってください、という自信たっぷりの言葉こそ、本当の技術者だと思った。


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