(1270) 広告載せればタダになる 2006/12/08
昨日夜のニュースを見ていたら、カラーコピーやデジタルプリントが ”0円” という話題を特集していた。 デジカメ時代になってからというもの、撮影したデータはパソコンのハードディスクにたっぷり眠っているというのは私だけではないと思う。フィルムで撮れば即現像と同時プリントというのが一般的だが、デジタル写真を毎回自宅でプリントアウトする人は少ないだろうし、ましてカメラ屋さんに持っていってデジタルプリントを依頼するケースもフィルムのそれと比べれば遥かに少ないだろう。 そこに目をつけたどこぞの会社は、デジタルプリントを0円で提供するサービスを始めたのだという。勿論、タダで印刷するからにはスポンサーがあり、プリントアウトされた写真には何かしらの広告が載るわけだが、それでもインターネット上で送ったデジタルデータが数日後にはプリントされて自宅に郵送されてくるというのだから、なかなか思い切った発想だ。 こういった新しい広告媒体ということを考えると、そのうち乾電池1本にも広告がメモリーされるようになるのではないかと思ってしまう。たとえば携帯電話のバッテリーが切れたとき、コンビニでタダで電池が提供され、その電池を使う限りは液晶画面にスポンサーの広告が走るなど...。 電池と電化製品との関係は、サイズや電圧のみならず、メモリーとしての規格もそのうち出来てくるのではないかと思う。 |
(1269) 言葉に刺激され 2006/12/07
友人から届いたメールに 「苦労や困難は乗り越えられる範囲でしかやってこない」 という一文があって、状況としては私よりもその友人にこそ当てはまりそうな言葉だなと思っていたのだが、通勤時間を利用して今読んでいる本の中に、「自分に乗り越えられないピンチは自分の前には現れない」 という、よく似た文章があってびっくりしてしまった。 偶然とはいえ、これだけピンポイントで同じニュアンスの文章が続くと、この先私の人生、ものすごく大きな試練が待ち構えているような気がしてきて逆に少し不安になる。 話は変わるが、毎日送られてくる大量のメールの中には今パソコンにインストールして使用しているアプリケーションソフトのバージョンアップ情報の通知がちょくちょく入ってくる。安いソフトなら良いのだが、そういった通知が来るものは万単位の高級ソフトと相場が決まっている。 ニューバージョンの機能などをチェックすれば確かに所々使いやすくなっていたり、他ソフトとの連携が取れるようになっていたりして確かに便利になっているのだが、だからといってそれらの機能を差額費用分使っていくかと問われればそれ程重要でもなかったりして、結構迷ってしまう。 家電製品ならば新しいモデルが出たからとすぐに買い替えはしないものの、パソコン用のソフトというのは一つ前のバージョンを使用しているというだけで随分古臭い感じがしてしまうから不思議とお金を払うことになる。 |
(1268) どんなスペックが見えますか? 2006/12/06
いつもより現像上がりが早かったのがどうしてなのか、いまだに分からない。 ともあれ、いつ入れたかさえ思い出せない、2台のカメラから取り出された
TMAX 400 。 一眼レフから取り出されたフィルムと、トイカメラから取り出されたフィルム。 まさかこの写真がトイカメラで撮られているとは思わないでしょう。
私が使用している一眼レフは Nikon New FM2
だから、フルマニュアルコンパクトの部類だが、 身構えずに気軽に撮れて、露出など気にせずにシャッターが押せる。
4:3のデジカメ写真に見慣れた最近では、フィルム画角の3:2が妙に縦長に見える。 |
(1267) 他愛も無い話 2006/12/05
自分がタクシーに乗ったとして、余程 ”ふてくされて” いない限り、運転手さんと何かしらの会話をしながら目的地へ向かう。 今日の野球はどちらが勝ったとか、その土地の美味しいものは何だとか、いつに無く今日は寒いねとか、他愛も無い話をするのが何処と無くマナーのように思えるからだ。でもその時、運転手さんはさりげなくバックミラー越しに私を見ながら話をするし、自然と私も時折目の合う そのバックミラーに向かって話をしてしまう。 考えてみればマナーという意味では、これってどこか不自然な気がして最近少し抵抗を感じてしまう。バックミラーがあまりにリアルに自然のままを映すから当たり前のようにそれ越しに話をしてしまうけど、夜のショーウィンドウに相手の顔が反射したからといってそれ越しに話はしないと思うし、覗き込んだ水溜りに他人の顔が映っても、やはりそれ越しに話はしないだろう。 それらは別の意味でロマンチックな感じもするけれど、タクシーのバックミラーは私にとって最近不思議な空間なのである。 |
(1266) ニュースを見て、忘れていた現像に出した 2006/12/04
トイカメラを紹介するサイトを見ていると、製造終了し、ネットオークションでしか入手不可能になっていた ”LOMO LC-A” 復活との情報があった。それもただの復活ではなく ”LC-A +” と洒落た名前になって細かな機能もバージョンアップしての登場である。 対応フィルム感度がこれまで ISO100〜400 だったのに対し、ニューモデルは高感度1600までとなり、多重露光機能も搭載、シャッターボタンもケーブルレリーズ対応になったようだ。 見た目はこれまでのモデルと基本的に同じだが、絞り調整レバーが省略され、マニュアルでの絞り調節が出来なくなった点が唯一機能として廃止されたところ。 LOMOはもともとロシア製だったのに対し、今度のニューモデルは中国で製造を行う。ただし、このカメラ一番の特徴であるレンズに関してはこれまで通りロシア製を使用するのだそうだ。 日本では11月に発売されたようだが、当然ニューモデルも発売早々あっという間に売り切れたらしい。 |
(1265) 夜に続く空 2006/12/03
土日だからと、家でテレビを見ながらゴロゴロしていられたのはもうずいぶん昔の話だ。 年末迫るこの時期は何かとやらなければならない事が山積みで、年始の休みに向けて最後のラストスパートといったところ。マラソンに例えたら、ゴール目掛けて全力で走りたいが既に体は疲れていて思うように走れない...そんな状況だろうか。 電車に乗るにも、買い物に行くにも、クリーニングをピックアップに行くにも、”世間様” はある程度時間に正確に動いているから、私のようなルーズな人間はそれらに合わせているだけで、師走の早い夕暮れがお出でになる。 徐々にグラデーションが際立ってきた空。冷たい空気と澄んだ空とのマッチングはどこかクリーンなイメージが湧いてきて、出不精にはなる季節だが、出ればそれなりの見返りを感じられる。 街灯センサーが所々反応し始めたこの時間、写真を撮る私を見て、「何を撮っているの?」 と不思議そうに人々が通り過ぎていく。 |
(1264) 1フロアー1コーナー1カメラ 2006/12/02
新宿に用事があったのでそのついでに紀伊国屋書店に立ち寄った。 お目当ての本があったわけではないのだが、6Fの写真関連コーナーが充実しているから、人の写真から何かを学ぶには教科書揃いというわけだ。 コーナーの半分は国内モノ、もう半分は海外モノという具合に分かりやすく分類されていて、私が見るほとんどは写真集関連。今年話題になった ”ミニチュアのような写真を撮る” 本城直季さんの写真集はさすがに最前列に並んでいて、きっと売れ行きも好調なのだろう。 海外モノの写真集は大きな書店であれば国内モノよりもバラエティが豊富で、写真の内容もさることながら、本としてのデザインや形状も実にさまざまで面白い。ただ、ドキュメンタリーやスナップ写真を見ると、自分が住む日本とは住む環境が違いすぎていて、写真として面白いのか、写っているモノ自体が面白いのか判断付きにくく、明らかな演出意図や被写体の表情などに注目してしまうから国内モノほど共感できないのが悔しい。 そしてフロアーを後にしようとした時、目の前にはさりげなく並ぶトイカメラの数々。先日の日記にて紹介したデメキンカメラも並んでいた。勿論無条件で購入。近頃はこの手のおもちゃカメラはカメラ屋ではなく書店に並んでいることが多い。 CDと同じくらいのお値段で買えるこのカメラ。まずは何を撮ってみようかな? |
(1263) 最近遅れがちな日記 2006/12/01
世間的流行があまり好きではない私だが、第2次ベビーブームに生まれた事実は個人的責任ではなかろう。 ベビーブームというだけに小中学校の頃を思い出すと、長野の片田舎、それも村育ちの私のクラスでさえ40人オーバーという今では考えられないような ”団体様” だった。それだけに、社会人として生きる今でも世間的に同期の人は同じようにして多いはず。 高校や大学時代(私は専門学校だが)に聞いていた音楽とか、流行したテレビ番組、交わした言葉の数々は、社会人になって歳を重ねても不思議と鮮明に記憶されていて、むしろつい最近の事のようにすら感じられるものだが、離れた場所で育ち偶然めぐり合った ”同世代” の人達と、それらを共感し思い出として語れるのは結構楽しいものだ。 私はあの歌詞が好きであの曲を聴いていたとか、カラオケの最後はこの曲で盛り上がったとか...。 人って楽しいこと悲しいこと思い出などをお互いに共感出来、分かり合え、言葉を交わせる唯一の生き物じゃないかと思う。そういう気持ちこれからも大切にしたい。 |
(1262) 早朝 33,000 feet 2006/11/30
飛行機での移動は山口県。前に訪れた時は新幹線で5時間近くを費やした記憶がある。どちらにしても自宅からの所要時間に大差ないからして、気分転換という意味を含めれば今回のチョイスも大いに有りである。 機内で前のシートの隙間から小さな目線を感じたのは気のせいでもなく、4時起きだったスケジュールの関係でうとうとする私に時たま微笑む男の子の笑顔を、予定していた仮眠が出来なかった理由にするにはあまりに可愛いすぎた。 普段、人の子供を可愛いなんて思わない私、そんな私でも目が合うたびにうれしそうに微笑まれれば、周りを気にしながらも微笑み返してあげたくなる。多分まだ1,2歳だろうと見て取れたが、泣き出して母親に抱きかかえられれば、自然と私と目が合う位置にひょっこり顔を出し満面の笑み。 悪い事も、ずるがしこい事も、損得勘定も知らない人間は、こんなに優しく笑えるのだなぁと、上空 33,000feet でうれしかった。 |
(1261) たまには出かけてみませんか? 2006/11/29
近頃我が家の駐車場で待ちぼうけの SMART。 主人が迎えに来るまではじっと黙って待っているのに、来た途端に全開走行ではあまりに可愛そうだな。 例年ならばイチョウの葉っぱが綺麗に染まり、 今年はぜんぜん遠くへ出かけていないから、その心配が無い代わりに遠出の思い出も少ない。 |