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(1280) 何事も無かったかのように    2006/12/18

東の空に 顔を出して間もない三日月が見えた。冬の早朝5時半というと澄んだ空気がプラスして東京にもまだ星空が広がっている。

”北海道日帰り” というスケジューリングが成立するかを試すような一日だったが、確かにその気になれば出来ないことも無いことが実証された。東京との気温差は10℃位なのかな?札幌の路面は踏み固められた雪が溶けずに車は大渋滞。それでもタクシードライバーは慣れたものでお尻を振りながらどんどん進んでいく。

あの状況に SMART で立ち入ったらどんな事になったかは容易に想像が付く。

せっかく北海道まで行ったのに写真の一枚も撮れていないのがちょっぴり残念。


(1279) ステイタスと実用性のバランス    2006/12/17

ほぼ1年前にオークションにて中古7万円台だったレンジファインダーカメラ用レンズが、今では10万円台後半から12万円にまで跳ね上がっている。あの時手に入れておけばよかったと後悔しても仕方ない。この先のプランを今一度考えてみる。

欲しいと思っているレンズは今のところフィルムカメラとのマッチングを想定しての事。ライカMマウントだからそこに汎用性があるのは有難い。しかしその利便性が私の中で、数年先にはライカM8やEPSON R-D1に代表されるレンジファインダーデジカメへと繋がっていくことが目に見えているし、それらを視野に入れ始めると金銭面でも一眼デジカメよりはるかに高額になる事は明らかだ。

そこでよーく考えてみる、そこまで高級なカメラを手にして、私のような貧乏性の人間ががそれを ”道具” として使えるだろうか?

傷や汚れを気にして飾っておくだけのカメラでは本末転倒もいいところだ。だとすればプレミアもののレンズより安く手に入る GR-DIGITAL なんぞ正に実用機ではなかろうか?最近私は一眼デジカメにはあまり興味が無い。フィルムカメラの時代には撮像レンズを通った光を肉眼で見るには一眼レフの必要性があったわけだが、デジタルカメラなら液晶画面でそのままの映像を確認できるわけだから、道具は小さいほうが何かと可能性は広がるのだ。勿論、特殊レンズを使いたいのなら話は変わってくるが。

クリスマスまで日が少ない。頭の中は大忙しだ。


(1278) 下り坂の週末    2006/12/16

午前中から洗車するつもりで意気込んで起きたはずなのに、テレビの天気予報で 「明日の日曜日は肌寒く、ぐずついた空になるでしょう」 なんて耳にすれば、やっぱり今日はやめておこうと、急にいつものダラダラした週末に戻ってしまう。数年前までは明日の天気など関係なく、”毎週の洗車がいつまでも輝きを保つコツ” とか言いながらそのまま洗車場に向かったのでしょうが。

とは言え今日のところは湿度も低く12月にしては暖かい1日だったので、手焼きプリントのやり直しを依頼してあった写真のピックアップに新宿へ出た。西武新宿駅で降り、わずかに徒歩の距離を伸ばしたのは今日が休日だから。時間に縛られない心の余裕が私の週末には必要なのだ。

ガードをくぐり大きな横断歩道を目の前にすると、脇道には数人の警官が集まっていた。立ち入り禁止の黄色いテープからして、昼のニュースで見た ”バラバラ殺人事件” の現場検証をしていたのだと思う。12月は暗いニュースが増えるから少し気持ちは重い。

すぐ近くで ”宝くじが当たりやすい日” ってプレートを見かけたけれど、購入する気にはなれなかった。


(1277) 帰路、東京。    2006/12/15

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福島からの帰り道。”静かなところで眠れない” のは私のほうだったと思い知らされたのは、昨日一睡も出来ずに迎えた眩しい夕暮れ。

私は新幹線の窓から見る夕日が結構好きで、少しくらい眩しくても決して遮光カーテンなど下ろさず、変わり行くその色をじっと眺めている。

普段は車ばかり運転している私だから、フロントガラス越しに同じような光景はたびたび目にするが、
新幹線の場合には自分で運転していない分いろいろな感情がそのまま刺激されるのだと思う。

移動する景色には不思議な力がある。


(1276) Going my way    2006/12/14

東京生まれ東京育ち、「私、静かなところでは眠れないんです。」 との言葉にはびっくりした。

都会育ちと田舎育ち、どちらかと賛否を問うつもりは無く、ただ、カエルの鳴き声を聞いて育った私には想像できない世界もあるのだなぁ、と、我が道の狭さを知っただけの事だ。都会で育った人には静けさが無い代わりに煌びやかな遊び場があり、田舎で育った人は後れた流行を追いかける代わりに自然で遊ぶための知恵をつけた。

それぞれには一長一短があるから結局は好き好きという結論に達するが、私は今まで人は ”無いものねだり” をする生き物だと思い込んでいたから、都会の人は静かな場所に憧れ、田舎の人は都会の街に憧れるのが普通だと決め付けていた。

生まれ育った長野に海が無かったから、私が海に憧れたように...。

毎日は同じように見えて実は時代という背景の下に成り立っていて、ゆっくり動くその背景を追いかけるように生きることで私は精一杯なのに、世の中には色々な経験をして色々な感じ方や考え方の人がいるのだなぁと、カルチャーショックにも似た驚きがあった。


(1275) 来年こそは    2006/12/13

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夏は暑くて汗をかくし、冬は寒くて凍えてしまうから、
秋になったら会社まで自転車で行こう!

そう言っていたはずなのに、気が付けば急ぎ足でやってきたのは冬のほう。

確かこの自転車を購入したのが今年の2月だったから、
冬を語るならその頃のほうが寒かったはず。

それでも1ヶ月待ちと言われた納車が早まった分 気持ちは高ぶり、
真冬の深夜でも寝る間を惜しんで近所を走った覚えあり。

 

来年の抱負を語るには ちと 早い気もするけど、
”暖かくなったら” どこか目的地を決めて、泊まりで遊びに行きたいな。


(1274) 欲しい物を探す時期     2006/12/12

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ネットを見ていたら GARMIN社 のポータブルカーナビ日本語版発売との記事が目に付いた。

おっ!と思って写真を見たら、私が前々からほしいと思っていたオシャレな形ではなく、ごく一般的なポータブルタイプのナビ。それではつまらないなぁ〜と思い、更に WEB を確認していたら別の新製品を発見。

それが写真の腕時計タイプGPS。

う〜んこれはなかなかカッコ良いではないか。尤も、カーナビではないから地図などは出ないものの、走行距離や速度、走行時間が監視できるのだ。

え?ろくにスポーツもしないお前が何に使うのって?あぁ、まあ確かに使い道はございませんけど、なんだか持っていたら安心するというか、ちょっと楽しめそうな気がしたまでで...。

そうそうクリスマスも近いことですし...。


(1273) ゆっくりした時はあっという間    2006/12/11

デートに行くんだけど温泉なら何処がいいかなぁ?そんな質問をいきなり持ってこられても私の中のデータベースに引っかかるのは数えるほど...。

普段から車であっちこっちと遊び歩いている私の事をよく知っている友人からは数年ぶりの電話。今年はいささか車でのお出かけは少なかったから新鮮なネタは無いものの、それでも温泉ガイドブックのいたる所に目標達成の付箋紙が貼ってあるのは事実だから、確かに数から言えば私は温泉めぐりをしているほうだと思う。

ただ、ドライブコースも含めデートで使えるとなると...さて何処がよかったかなぁ?ということになる。

そういえば私、草津の有名温泉には一度も行った事が無いけれど、車の後ろに乗っけて連れて行ってくれないかしらん。


(1272) 読書日和    2006/12/10

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クリスマスまで2週間だというのに、街路樹のイチョウはまだ名残惜しく葉っぱを残している。今年は11月が暖かかったからなのだと思う。

遅ればせながら今月号の ”カメラ日和” を本屋で見かけた。雑誌の類は週刊誌にしろ月刊誌にしろ、発売日などこまめにチェックしない性格だから見かけた時が買い時なのだ。内容のほとんどは先日この日記でも紹介した Lomo LC-A+ についてで、自宅にてじっくりと目を通す時間が取れたのは今日が日曜日だからに他ならない。

天気の良い日曜の午後は、決まって自転車か SMART でお出かけするのが通例だが、たまには部屋を暖かくしてラジオを聴きながら本を読むのもゆっくりと時間を感じられて心地よい。

お土産で頂いたコーヒーを入たらチョコレートのような香りに包まれ、ブラックで飲んでもきっと甘いのだろうと錯覚したが、やっぱりブラックはブラック、砂糖とミルクをたっぷり入れて ”お子ちゃま仕様” にして飲んだ。

本とラジオとコーヒーに暖かい日差し、後は自然が見えるバルコニーとアンティークな椅子とブランケットがあれば最高か。


(1271) たまにはこいつも可愛がる    2006/12/09

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冷たい雨は出かけるのにちょっとした決意を必要とするが、一旦外に出てしまえば1週間分の欲望に掻き立てられ、赴くままに行動するのみ。

これといって目的があったわけではないけれど、何件かのカメラ屋を巡り、気になる ”相場?” を確認していたわけだが、購入目的は無くとも何かと欲しいものが現れるのがウィンドウショッピングの怖いところ。ボディやレンズといった高級品に目がくらむ前に、数百円の ”カメラ保護カバー” を手にして会計を済ませる。それから近頃すっかり忘れていたカビ防止剤も追加した。

カメラ保護カバーと大層な名前を挙げてもぴんとこないかもしれないが、カメラにストラップを装着していると、ストラップ装着金具がボディに当たりキズが付いてしまう事が多いのだが、それを防ぐための皮製のガードの事をこう呼ぶのである。

愛用しているマニュアル一眼 Nikon New FM2 はこれを付けずに十数年使用しているので、キズどころか塗装も剥れ、チタンボディさえもだいぶ削れてきている。今更そのボディを労わって...というつもりではなく、レンジファインダーの MINOLTA CLE は高級カメラのわりにボディが ”ぷらすちっく” なので今のうちから気を使っておこうという考え。

ついでに今回はストラップの取り付け方も一工夫。長さ調節で余ったストラップの先が邪魔にならないように、通称 ”プロ巻き” を採用。カメラ好きはストラップの取り付け方一つにもこだわるものです。


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