私の人生に母がいなかった日は1日もありませんでした。実家に住んでいた頃は勿論、東京へ出てからも長野に帰れば母がいて、たとえ老いても記憶と一致する姿が確かにありました。 目の前にまだ熱気を帯びた真っ白な骨と灰を見た時、明日から、そしてこの先ずっと、私の目に母の姿が映ることは無いんだと、母のいない人生の1日目がスタートするのだと、そんな事を考えました。それを仮免許練習中と例えるなら母のいない人生に貼る初心者マークはどこへ行ったら売っているでしょう。