車の外気温度計はどこで温度を測っているのか?

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最近の車は多くの車種で外気温度計が搭載されており、運転しながら外気温を確認することができるようになっています。昔はそんな装備はありませんでしたし、考えてみれば無くても困らない機能でもあります。それでも冬の路面凍結温度の目安にはなりますし、夏にもエアコンの効いた車内にいながら「外は35℃もあるよ」とそのギャップを確認するのが楽しかったりもします。こと温湿度マニアの私からすれば欠かせないアイテムであることは間違いなし。

さてそんな外気温度計、あらゆるシーンを走る ”車” という乗り物の特性上、正確な温度を表示するには温度センサーの設置場所が重要なはずです。

以前所有しエンジンチューニングをしていたマツダロードスターには吸気温度計を後付けしていましたが、エンジンルーム内のエアクリーナー位置にセンサーを設置すると、街の赤信号で停止するたびに温度表示は10℃くらい上下しましたから、それくらいエンジンルーム内というのは温度変化が激しい環境。吸気温度監視の場合はそのデータ収集が目的ですからその変動は問題になりませんが、外気温を測るのが目的の場合には自車が発する熱の影響を受けてしまっては意味がありません。

ジムニーの外気温度センサーは一体どこに搭載されているのか? 答えは上の写真の赤い矢印の先でした。

こちらがセンサー部分のアップ。フロントグリル真後ろのエアコンコンデンサーの前にちょこっと顔を出している円筒形の部品がそれと思われます。確かにここであればエンジンルーム内の空気は後ろに流れていく関係で発熱の影響は最小限ですし、フロントグリルが装着されれば直射日光が当たることもなく日向と日陰の計測差も少ないはずです。

多くの乗用車の場合この温度センサーはもっと低い位置に取り付けられているはずですが、ジムニーの場合はもともと車高が高いこともありますし、水飛沫がかかるような場所を走行しても直接水がかからない位置が選ばれているのかと思います。

気象観測用で一般的に使われる百葉箱内の温度計も確か地上から1m〜1.5mに設置するのが標準とされていますから、車の温度計も1m程度の高さに設置する事で一般指標に近い条件での値を確認できるとすればジムニーは理想的な位置にセンサーがレイアウトされています。

車の外気温度計って走行環境に左右されずいつでも安定していて正確と思わしき値を表示しているな?と前々から感じていましたが、このセンサー位置のデザインが肝なわけですね。

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