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(1420) よく考えられた乗り物    2007/05/07

今日から仕事...そんな日に限って眩しいくらいに良く晴れた空。寝不足の朝に半ば強引にテンションを上げつつ名古屋までの1時間40分。10日程前に SMART で行った知多半島のことを思うと新幹線がいかに画期的な乗り物であるかを再認識する。新幹線に限らずとも電車という乗り物はスピードに対する空力特性が非常に優れている。

一般的にスピードと空気抵抗の関係は速度の二乗に比例すると言われているから、仮に100km/hの空気抵抗を1とした場合、SMART の速度上限 140km/hで走行しようと考えれば、140^2/100^2=19600/10000=1.96倍となる。私の SMART BRABUS は150km/hでスピードリミッターが作動するが、その速度で巡航すれば実に100km/hの2.25倍の空気抵抗と戦うことになる。私が運転する高速道路走行は燃費が悪くて当然の結果である...!?

その点、新幹線などは実に効率がいい。速度の二乗に比例する物理的法則は変えようが無いが、あのペリカンの口ばしのような流線型ボディがスムーズに空気を整流するのと、十数両編成からなる数百人の乗客をたった一両分の前衛投影面積で移動させるのだから、車など比ではない。

あとは車輪とレールとのフリクションロスがかなり大きいのではないかと予想される。確かにリニアモーターカーと言う乗り物なら理想を絵に描いたような結果が生まれるのかもしれない。


(1419) 季節の変わり目は気持ちも不安定    2007/05/06

こんな雨の一日は家でゆっくり風呂に入るのがいい。本来なら 「温泉にでも」 と言いたいところだが、オフセット連休を狙った人たちで今日でも観光温泉などはジャガイモを洗う勢いだろう。

その昔、友人が海外のお土産として固形石鹸を買ってきてくれたことがあった。ボディーソープが当たり前の私の生活に石鹸など使うだろうか?と思ったが、これが意外と感じの良い洗い心地で風呂上りの体はツルツルになった。驚いたのは目に入ってもあまり痛くない。それ以来、いろいろな固形石鹸を買ってきて使っているが、そのお土産のような上等な物には出会えていない。

今使用している石鹸は有名温泉などのお土産コーナーで見かける ”泥炭石石鹸”。炭色なので白っぽいタオルを使うと多少黒ずむが、さっぱり感はなかなか気持ちがいい。

昨日今日の私の頭の中はそれどころではないのだが、まずは冷静に物事を考えるのに休日の入浴はちょうど良い。


(1418) 鯉のぼりはイギリス国旗    2007/05/05

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この一週間程は私の車人生の中でも激動の時間になっていると思う。FIAT500を求めてあちこちのショップに足を運び、博物館へも行った。その一方、 SMART のグリル&ヒートシールドの改造プランも進行し、更には水面下でリサーチしていたもう一台のクラシックカーへの想い。

FIAT500 に比べれば現代的な車とも言えるが、とは言え最新車両でも既に7年落ちの中古車だから、そろそろ程度の良いタマを探すのが困難になってきている現実。

最終アニバーサリーモデルの限定車が走行3,000kmで保管されているという情報を仕入れたので早速現車拝見。ソーラレッドの眩しい赤に2本のストライプはさすがに往年の名車を象徴する存在だったが、それさえ ”普通の車” と感じさせたのは、淡いホワイトボディにあのデザイナーが手がけた限定モデル。

ただの限定車であれば他でも見かける機会はあるが、今回ばかりは私も絶句のオーバーフェンダー&13インチブラックホイール。

間違いなく世の中にたった一台の、スペシャルクラシック。

オープンカフェを思わせるモダンな佇まいのショップバルコニーから、見積書を片手に写真を撮った。


(1417) 夏の陽気にうろたえる    2007/05/04

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天気も良いので何処かへ出かけなければ!と意気込んでみてもテレビやラジオでは早くも始まったUターンラッシュのアナウンス。岐阜県まで行けば私が目を付けている FIAT500 があることは承知だが、東名高速でまた ”蛇のしっぽ” に並ぶのはうんざりなので近場のショップにお邪魔してみた。

近くと言っても私の家からは数十キロ離れた神奈川県のショップだが、WEBで確認した ”月曜定休” と無関係に本日は硬くシャッターが閉じたまま。”はい、ご苦労さん!” という結果に終ったが、それでも店頭には2台のSale車両が並んでいた。当然ここは価格よりモノの程度が肝心!。しかし普通に考えても先日訪れた博物館に並んでいたような美しい車両にはまずお目にかかれず、ボディ各部は錆やひび割れが確認できる。やはりこれだけ古い車だとレストアからスタートするのが大前提と考えるべきだ。

ところで、今日このショップへ向かう道中、SMART のエアコンの効きが悪い事に気が付いた。適温を望むなら、設定温度を最低にし、風量を中、内気循環にて20分は走り続ける必要がある。しかも今年からシートベンチクーラーを使用していないので皮シートが暑い。

根っからの暑さ嫌いな私。実はショップに着く頃には ”やっぱりエアコン無しのFIATは無理かも” と思い始めていた。


(1416) 走らない車なら乗らないほうがいい    2007/05/03

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さてさてゴールデンウィーク本番。

早朝4時の起床にて中央道をまっしぐらに下れば、きっと3時間程度で実家のある長野へたどり着くはず...。そう思い眠りについたのは起床時刻の2時間前。翌日が休みであるという安心感から深すぎる眠りから覚めるには少々時間が掛かり、現実には昼前に ”目覚まし無し” で起きた。

激しい渋滞は毎年のことだが、今年は天候に恵まれたためか想像を絶する長蛇の列。私の住む西東京市から八王子へは平均1時間程度で到着するのだが、今日に限っては3時間。しかも八王子インターへ続く一般道がどういうわけかピクリとも動かない。信号機一区間を進むのに20分程要する。

始めはおとなしくその列に挟まっていたがどうにも我慢できず裏道を駆使して高尾まで抜けてみた。よしこれからはスムーズに...と思いきや甲州街道までもが不動の列。にっちもさっちもいかないので、諦めて帰ってきました。実家に帰省する予定が急遽空白に。さあ明日から何しましょ。


(1415) 思い出のようなもの    2007/05/02

最近はWEBよりもblogを作っている人のほうが圧倒的に多い。どこかへblog登録?していると、その日に自分のblogがどれくらい検索されたかとか、人気度などが簡単にデータとして取得出来それもまた楽しみの一つのようである。

いささかデザインが古く感じている当WEB。色使いも何とかしないとなぁと考えている日々だが、何しろWEB作成ソフトからFTPサーバーから、何から何まで全てが無償環境にて作成している関係上、時にはサーバーがダウンしたり、作成ソフトのバグで不具合が起きることもある。

さて、当WEBにもアクセスカウンターなる物を設置していて、TOPページへのアクセスがどれくらいあったかをトータル値でカウントしているわけだが、こちらも無償アクセスカウンターサービスを利用してHTML文中に必要タグを追記して利用している。しかし近頃アクセスカウンターサービスのHPを訪れてみると、既にページ期限切れ状態。当然の事ながら当WEBのカウンターも自動的にSTOPしており、カウントが進まないどころか今までの値もオールリセットがかかってしまった。過去にも何度かこのような事はあったし、サービスに不具合が生じているときはカウントが止まっていることは知っていた。しかしサービス自体が消滅しているとは気づかなかった。仕方が無いので同様のサービスを他で探し急遽今日から新設した。トータルカウント数が分からないので、確実に到達していた80,000件を初期値として設定。

考えてみればこんなサイトであるにもかかわらず80,000アクセスもしていただいたことに感謝せねばならない。


(1414) ああ、いつまでも平和であれ    2007/05/01

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葉桜の間をすり抜ける木漏れ日が都会の道に美しいシルエットを描き出すのは、東京には珍しい澄み切った初夏の陽気。昨日は全国的に夏日を観測したという。

しばらくご無沙汰だったトレンクルに跨り、空気をパンパンに入れメンテナンスの行き届いたタイヤで近所の公園までを散歩する。青い空を背景に、緑の若葉と黄色い花、赤やピンクの蕾が家族連れの笑顔と重なれば、一人身の私でも最高の平和を感じるというものだ。

仕事をこなす今日明日は生憎の天気でも、明後日3日からは週間天気予報が晴天を約束している。いつに無く気持ちまで晴れそうな、神様が味方したすばらしいゴールデンウィーク。


(1413) お手入れ怠るべからず    2007/04/30

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海辺を走っただけでも潮風にさらされて車の傷みが早くなるというのに、今回は悪天候の中、フェリー乗船で塩水をまともに被った SMART。窓やグラスルーフは塩で真っ白だし、ボディはベトベトで大量の虫も潰れている。こういう時はなるべく早く高圧洗車するのが吉。

SMART はいっちょまえに欧州車であるから、ディスクブレーキのブレーキ粉によるホイール汚れは相当なもの。国産ブレーキメーカーが販売しているスポーツパッドがいかに ”汚れずに効く” 高性能な物であるか改めて認識する。汚れ嫌いな私は昔からアルミホイールを洗うのに ”手間無しカンタン” なパープルマジックを利用している。しつこい鉄粉を溶かして落とすので確実に綺麗になる反面、凄まじい臭いが伴う点が玉に瑕。それに亜鉛メッキがされているブレーキキャリパーはこれにて一発で剥がれ落ちてしまうのでそれらを気にする人にはお勧めしない。事実、SMART のキャリパーも金属丸出しになってしまった。

ところで先日友人に指摘されたラジオアンテナ付け根部分のひび割れ。プラスチックパーツに筋が入っているだけだろうと思っていたら、指摘どおり割れていました。SMART オーナーなら誰しもが知るお決まりのトラブルであり、ほとんどの人が対策として15cm程度のショートアンテナに交換してしまう。しかし私はノーマルの安っぽい標準アンテナが好きなのでどうしても交換したくない。せめて5cm程短くはなるが、平行輸入車用のアンテナにしようかしらん。それだけでも付け根への負担は軽減しそうだけど。


(1412) 750kmドライブコース(2)    2007/04/29

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フェリーの時刻を2時間も読み違え、チンクチェント博物館に着いたのは午後3時過ぎ。今回の目的地なだけにしっかり堪能しなければ!と意気込んで入ってみたが、博物館と呼ぶには少々こじんまりとした ”この一部屋” だけの展示。チンクチェントも合計7台のみ。しかもロープから中には入れないため並んでいる車を外から見るしかない。本当は室内やエンジンルームも見たいのだけれど...。

しかしそこは博物館。並んでいる車はどれも珍しいモデルばかりで、新車と間違えそうな程にピカピカに磨き上げられた ”骨董品”。ぱっと見は全てが同じ FIAT500 チンクチェント だが、手前に並んでいたのは前開きのドアやウインカー位置の違い、エンジンリッドのすぐ上まで開ききるソフトトップなどから、何シリーズか登場した FIAT500 の中でも初期型の NUOVA であることが分かる。と言うことは今年が FIAT500 登場50周年だから、それに近い年代モノの車両ということになる。

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アバルトの存在はこういった場に多少の刺激を与える。他よりも大幅に張り出したオーバーフェンダーや10インチワイドホイール、存在を象徴するエンブレム、4連メーター、場合によってはスポーツシートなども装備するから、可愛いイメージのノーマルモデルと上手い相乗効果を齎す。

7台の実車を目の前に気づけば100枚以上の写真を撮っていたが、しばらくすると博物館オーナーの方と話が出来た。私がこのクラシカルなチンクチェントにほれ込んでいるとは思わなかったようで、話題はすっかり今年登場するニューモデル ネタ。

7月4日に本国でリリースされ、日本では来年2月に登場するらしい。それもBMWにニューミニ専用ディーラーがあるのと同様、FIATグループにチンクチェント専用ディーラーとして国内20数店舗がオープンすると言う。ノーマルは1,200ccと1,400ccの2モデル、内外装などのカスタマイズが出来るからモデルバージョンは数千種類に及ぶ。さらに、噂されているアバルトモデルもその後登場することは確実で、チューニングエンジンも2種類が用意されるらしい。

そんな最新情報を耳にしてしまうと気分はすっかりニューモデルとなってしまうが、スタイリングのすばらしさがどうしても捨てきれない旧モデル。今年のモーターショーには大々的にニューモデルがお披露目となるが、それまでに旧型の ”出物” を見つけたらつい ”うっかり” なんて事は十分考えられます。

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(1411) 750kmドライブコース(1)    2007/04/28

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予定より1週間遅れの行動になった要因は、友人とのスケジュールが合わなかったのと私の体調不良が重なっての事。

朝4時半起きで向かうは愛知県知多半島の突端にあるチッタナポリ。東名を南下して目的地へ一目散では味気無いので、渥美半島から知多半島まではカーフェリーを利用する。渥美半島といえば電照菊が有名で道中には沢山のビニールハウスがあり、小学生時代に臨海教室で覚えた知識は今にも通用した。しかし伊良子岬に残る白くシンプルな灯台は記憶のソレよりもはるかに小さく、公衆トイレに聞こえた島崎藤村の 「椰子の実」 のBGMが唯一私をその当時に引き戻した。


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一般的なフェリーの料金は車両全長で決まることが多いから、SMART の場合最低枠3m以下の3,000円強。こんな時は小さい車で良かったと思う。

さて、天気が急変するとの噂は聞いていたがそのために強風が伴うことまでは予想しておらず、フェリーに乗ってはみたものの大きな船体が激しく揺れ波にぶつかる音は凄まじい。おまけに巻き上げた水しぶきはそのまま車を直撃していて SMART は塩だらけだ。普通ならその揺れに船酔いする人が多いと聞くが、寝不足の私にはゆりかごのような心地よい揺れにさえ感じられ低音のエンジン音が伴い40分の移動はぐっすり ”就寝”。気が付けば知多半島に着いていた。

フェリーを降りればまもなくイタリアンテイストリゾート、チッタナポリ。そうチンクチェント博物館のある場所だ。 つづく...。

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