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(1430) え?私の車?    2007/05/17

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97年に私が MINI を購入した頃読んでいた本といえば専ら ミニフリーク。しかしここ最近いくつかの書店に足を運んでみるとそれとは別に MINI PLUS という本が並んでいて、これが結構面白い。

ミニフリークはオーナーズクラブの紹介やイベント報告などが多い内容だが、MINI PLUS はもう少し技術的な説明が載っていたりチューニングや各モデルの紹介が主たる内容。機械好きな私は後者のほうが好みかも...。

そこで先日、この MINI PLUS 最新号を入手したわけだが、中身を見てびっくり!私が購入した 40thアニバーサリーモデルが掲載されているではないか。走行距離3,500kmの極上車!という内容で説明されているのは私と同モデル!では無く、紛れも無く私が購入した車そのものであり、つまり契約する直前に取材されていたということになる。

購入店名も一致しており、価格や車の状態も全てが記憶のまま。

この車との ”付き合い記念” に雑誌に掲載されたのは驚きの偶然だが、START地点がこうして記録された事実は、変身を遂げる今後を考えるとなんとも嬉しいサービスと受け止めよう。


(1429) 郵便小包で納車    2007/05/16

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MINI が納車されました。本物を契約したのと同日にオークションにて落札したチョロQのほうですが。

41年間造り続けられた MINI がその歴史に幕を下ろすのを記念して、MINI のショップ GARAGE AUTO DELTA が数年前に企画して発売した色違い3台セット。

クラシックMINI のチョロQ自体 当の昔に絶版になっていて手に入りにくい中、今回ようやく入手できた。

私はこれまでに所有したマイカーを全てチョロQでも揃えるという ”よくいる車好き” の代表だが、社会人になり初めて購入した車 ”MINIクーパー” だけは、絶版という先の理由からコレクションに不足していた。

しかし、今回再び MINI オーナーになる事を思うと、人生で2度も手にした車がそのシリーズに加わらないのはどうしても納得がいかず、せっかくなので実車の注文に合わせオークション落札に踏み切ったというわけだ。

MINI→ROADSTER→SMART→MINI と、自宅のコレクションケースには決まりよく並んでいる。


(1428) 既に始まった MINI の楽しみ    2007/05/15

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さて、俄かに慌しくなってきたミニミニ大作戦。

信頼できるショップの方と、毎日のようにメールによる綿密な打ち合わせが進む。

総走行距離3,500km程度という特上コンディションの40thアニバーサリーモデルというだけで、全国的に見ても注目の1台であるにもかかわらず、ボディーや塗装の状態を見ると磨き傷すらほとんど無い新車同様の輝き。

しかし今回私が考えたのはあくまでこれをベースにして、自分好みの MINI を作ること。

ショップの方にも「勿体無い」と再三反対されたが、ボディの内外装は全てオールペイントにて別のカラーに塗り替えられ、ホイールやインパネ周りも全て塗装を行う予定。

おまけにアンテナ装着位置の変更やフォグランプの処理、エンブレムの指定、ハイローキット装着による車高調整など、私のことだからこだわりに終止符は無いのだが、びっくりするような価格を見て現実に戻る。

ただ、どうしてもイメージが掴みづらいのが色に代表されるエクステリアのデザイン。

パソコン上の画像処理で擬似的にいろいろな色やパーツを組み合わせてイメージを作るのだが、白や黒といっても発光するディスプレイではメタリックの表現などは難しい。

普通に車を買うのとは違って、MINI の楽しさは既に始まっている。


(1427) 工具あれこれ    2007/05/14

ドライバーや六角レンチなどの工具を購入するのは実に楽しい。たまたまそれが仕事関係のお買い物なのでコスト無視のチョイス。

Snap-on、MAC、HAZET、KTC、TONEなど、上を見ると切りがないが、たかが六角レンチ10本セットで1万円を超えるような高級品はちょっと個人では手が出ない。ホームセンターなどで安物を探せば数百円でも手に入る工具だから、実用性だけ考えればネジ一本回せればそれで良いということになる。

私が持っている工具はそれほど高級な物ではない。最低限の基準ポイントは、ネジの頭に負けてしまうような軟なドライバーを選ばないことと、工具自体が重過ぎないこと。ただしラジオペンチとニッパーには拘りがあって、髪の毛でも掴めるような制度をラジオペンチには求めるのと、ニッパーにおいてはピアノ線切断可能な丈夫なものとケーブル被覆剥き用の鋭い刃を持った2本を用意する。特に、回したり掴んだりする工具はある程度ボロになってもそれなりに使えるが、切断を目的とするニッパーは刃が命。切れなくなったら即新調するのが良い。

私も本音を言えば有名ブランドの工具を使いたいところだが、値段を知っていると思い切って使えなくなるというのが何とも本末転倒で、未だにホームセンターで手に入る程度の物ばかりだ。


(1426) 車があるから楽しい一日    2007/05/13

DIARY1584.JPG - 29,026BYTES DIARY1585.JPG - 18,035BYTES DIARY1586.JPG - 26,032BYTES基本的に毎週の洗車を心がけている SMART。私の元を離れる日が近いとしても次に乗ってくれる人に可愛がってもらえるよう今週も変わらず丁寧に磨く。

洗車機から出てきた時点で何やら強い視線を感じたのは確かだが、拭き取りを始めると遠慮無しに携帯電話のカメラでパシャパシャと撮影を始めた黒人さん。SMART を見たのが初めてだったのか、とにかく隅々までを観察。おまけに英語の分からない私に何やら次々と話しかけてくる。「えんじん?えんじん・・・?」 始めはエンジンについて何が聞きたいのか分からなかったが、多分エンジンは何処にあるのか知りたいのだろうと思い、「りあえんじん、りあどらいぶ」 と指差しながら説明したら笑顔を返してくれた。

更に、ドアを開けて車内を見せてあげたところ、半ば強引に運転席に座り満足気にハンドルを回していた。パドルシフトを 「しふとあっぷ!しふとだうん!」 と操作を交えながら説明すると、納得した様子で 「すばらしい車だ!」みたいなニュアンスのことを英語で言っていた。そして最後はお互いのカメラで記念撮影。きっと彼の体形でも狭い車内とは感じなかっただろう。

その足で神奈川にあるSMART専門ショップへ車売却の相談に行く。SMART と MINI どちらも小さな車だがいっちょまえに普通車だからして、東京でそれらの車を2台所有するほど私は裕福ではないし、どうしても次が決まれば今のものは手放さなければならない。ショップの方々は皆気さくな良い人達で私の要望を前向きに検討してくれる。しかしなぜか SMART 売却の話は二の次となり MINI の話題へ方向転換。車が好きな人は多分皆価値観が似ていて話はどんどん膨らんでしまう。

夕暮れ迫る自宅への帰り道。1台の FIAT500 を追い抜いた。すれ違いざまに助手席に猫を乗せた30歳くらいの美しい女性が運転しているのが見えた。しばらく眺めていたくなるその光景をバックミラーに収めつつ、相手のペースに合わせるよう少しだけ速度を落として進めば、果敢にも追い越し車線から SMART を抜きに掛かる。さすがに18PSのゆるーい加速は私の前に出るのに相当な距離を必要としているのが分かり、私も気を使って軽くブレーキを踏んであげた。その後もギクシャクしながら元気良く都心の雑踏に消えていった。

今日一日は車好きな人達と思いがけない出会いがあった。趣味を持つ人はどこか生き生きしていて気持ちが良い。


(1425) ミニミニ大作戦    2007/05/12

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あの事故からもう7年。多額のローン返済と未練を残して、お気に入りだったMINIクーパーは一瞬にして鉄くずとなった。

これだけ恵まれた時代に生きていると贅沢の尺度が狂ってきて、数千万円もする車や快適装備満載の車、300馬力を超えるような車が進化の答えと思えてしまう。
しかし足としての車ではなく、そこに操る楽しさを求めればそれらを必ずしも進化とは呼べないような気がする。

楽しむために乗る車。ショップのWEBページに ”売約済” の文字が追加された今日、私なりのミニミニ大作戦が始まった。


(1424) 21世紀の写真術    2007/05/11

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フィルムカウンターの残を気にしながら、旅やイベントの写真を撮ったのはもう遠い昔の記憶だ。

メモリー容量とバッテリーが許す限り、失敗を恐れず何枚でも納得がいくまで撮り直せるのがデジカメのメリットと感じれるようになったのは、世間からだいぶ遅れてのこと。

近頃は何でも ”プロ” と名のつく事へ挑戦するためには、まずバーチャルな世界で練習を積むのがセオリーみたいになっていて、教習所で車の免許を取るのにだってシミュレーターが活躍する。

デジタルカメラの存在は写真業界からすれば、その ”バーチャルな世界” と ”本番” を兼ね備えたような物で、とにかく撮影前にある程度のプレビューが出来るのと、撮影直後に結果が確認できること、失敗したと思えば即効削除にてすぐさまやり直せるあたりが、撮影ノウハウを養う意味で考えれば効率が良いと言える。

ただ、どういうわけかフィルム撮影のノウハウをデジタルカメラに生かす人はいても、デジタルカメラで学んだことをフィルム撮影に生かす人は少ないようだ。


(1423) まだ春を味わえる場所    2007/05/10

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昨日までの東京はTシャツ一枚で過ごせるくらいの陽気だったが、差分を計算せずに訪れた札幌には驚くことに桜が咲いていた。
分厚い雲の上に抜けるような青空が存在していることを飛行機の窓から確認していただけに、小雨がパラつく時計台は少し寂しげだ。

明日の夕方には東京へ移動予定だが、仕事を終わらせそのまま週末を北海道で過ごすのも悪くないと考えた。
しかし、それより重要な用事が待ち受けていることを私は忘れていない。


(1422) 牛模様の空を見たら    2007/05/09

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朝の通勤ラッシュで山手線の中吊り広告を眺めていたら、東京写真美術館で開催されている水越武さんの山岳写真が目に付いた。モノクロ写真で空が黒、日向と日陰の陰影がまるで牛の柄のようにくっきりとしたコントラストで現れるのは、紛れも無く赤外フィルムを使用した撮影だ。

一般的に赤外フィルムはピーカンの空の下、不自然なくらいのコントラストを味方につけられる被写体に適していて、おのずと風景写真用として使われる事が多い。私も昔はその写りが好きで KONICA INFRARED を度々冷蔵庫に忍ばせていた。

しかし、赤外フィルムでの撮影は案外難しい。可視光線をカットするREDフィルターを使用することから、どんな高級カメラを使用してもマニュアル露出でしか撮影が出来ないし、オートフォーカスすら意味を成さない。なぜならオートフォーカスという ”自動距離合わせ機能” は可視光がレンズを通過したときに合焦する距離を計測し調整してくれる仕組みであって、可視光よりも波長の長い赤外光ではレンズを通過するときの光の屈折率が異なるため、機械が導き出す距離にズレが生じてしまうのである。だから赤外フィルムを使う撮影はフルマニュアル。ファインダーを覗きフォーカスを合わせたら赤外指標分のズレを手で修正してシャッターを切る。

更に、シャッター速度と絞り値に関しては固定。一般的には 1/60  F5.6 が基準である。つまりは自然の光を目で見て判断、”光を読む” しかない。勿論ストロボや蛍光灯、ライトなどで照明を当ててみても意味を成さないのはお分かりいただけると思う。

それでもこれらのプロセスが面白いし、苦労して撮った写真が想像以上の結果を生めば撮った本人が感動してしまう。

ここに掲載した写真はもう随分昔に撮影したものだが基本的にフィルムスキャナーで取り込みリサイズしたのみ。これをデジカメで撮って再現しようと思えばレタッチソフトを駆使するしかないと思う。

ただ近年このフィルムを使う上で悲しいことと言えば、夏場のビーチに悪用する人が増えているのと、ラボに持っていっても ”このフィルム始めて見ました” みたいな反応をされることだろうか...。


(1421) 明日の光    2007/05/08

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世の中はどんどん大型高級自動車時代になっていて、私が子供の頃見たクラウン ロイヤルサルーンg など今で言う中型セダン程度の大きさだ。そんなトヨタからレクサスブランドの最高級セダンLS600シリーズが今月あたりにリリースされるらしい。セルシオを更に高級にしたような車だから大きさという意味で言えば私とは無縁の車だが、そこに使われているヘッドライトは少々興味深い。

HIDが当たり前のように普及したこの時代に次世代光源として登場したのはLEDヘッドライト。つまりはこれまでウインカーやストップランプにしか使えないとされていたLED光源がいよいよモノを照らす明るさにまで進化したというわけだ。

詳細を確認すると片側4つのLEDユニットが採用されているようで、ロービームでも比較的遠くを照らすのに3つのプロジェクターユニットと、手前を均等に照らし出す小型反射鏡ユニット。やはりLEDは比較的指向性を狭くしないと適度な光量が得られないことから、複数のユニットでその範囲をカバーしているのだと思う。これだけの高級車に採用されたということは当然HIDよりもコストが掛かっているのだろうが、今後はベンツなどにも順次採用されていくというからどんどんお値段は下がるだろう。省エネ時代のこれからにふさわしい技術である。


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