13時の約束を少し過ぎてのご対面となった理由は、自宅を出る直前に家のブレーカーが落ち ”光でんわ”
が不通になっての事。結局、電話の修復より車を優先した。
これまでこのコーナーでは今回のカスタムMINI
の詳細をあえて紹介せずにきたが、初公開となる内容は写真の通り。オーダーしたカラーがばっちり決まった美しい仕上がり。
40th
アニバーサリー13インチオーバーフェンダー限定モデルで、ソーラーレッドというこれまた限定色の真っ赤なボディだったのだが、装いを新たにオールドイングリッシュホワイト(O.E.W.)にオールペイント。また、それに合わせてインテリアのパネル類も全て同色に仕上げた。抜け目無くメーターまでもバラす勢い。実は97年以降のMINIはこのインテリアに
”木目調”
では無く、本物のローズウッド削り出しパーツが惜しみなく使われているのだが、今回はクラシカルな中にモダンな風合いを取り入れるコンセプトだったので遠慮なくペイントしてしまった。
ボディーカラーがホワイトならシルバーのアルミホイールはマッチングが悪い。今回はチャコールブラック(メタリック掛かった黒)に仕立てメリハリをつけた。また、それに伴いフェンダーの内側(タイヤ面)はマットブラックに統一し、50扁平のタイヤとのバランスを考えたつもり。
そして、こだわったのは色だけではない。標準装備されるフロントフォグランプの取り外し、限定モデルにのみ装備されるリアGBプレート取り外し、ラジエター&ラジエターキャップ新品交換、タイヤ4本新品交換、ヘッドライト周りメッキパーツ新品交換、ハイローキット(車高調)取り付け、各種油脂類交換、クーラント交換、ブレーキホイールシリンダー交換、フルード交換、各種ブーツ類新品交換...。言い始めると切りが無いが、走行3,500kmの極上車とは言え、とにかく消耗品と思われる部分はほとんどを新品に交換。そして限定モデルであることを大々的にアピールするのは好きではないからして、フロントエンブレムのみが40thアニバーサリーであることを語る。
走り始めれば約10年前の感覚がよみがえると同時に、車内には新車同様の皮の臭いとVALTAN製オールステンセンターマフラーの音が響く。やはりこの車は運転する事の楽しさを思い出させてくれる。
半ば夢心地で自宅へ戻る途中、道楽息子である私を良く知る床屋のお姉さん&おじさんに、話題となっていたこの車を早速見つかってしまった。
気が付けば今日で当WEBも4周年。浮かれた一日につき何も準備はございませんが、これからもよろしくどうぞ。 |