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(1490) 地震、雷、火事、おやじ    2007/07/16

新潟、長野方面で大きな地震があったらしい。

雨の連休が原因してすっかり夜型の生活になっていた私は、熟睡のあまりその現実をお昼のTVニュースで知ったわけだが、時間が経過するにつれ被害の規模がだんだん明らかになってきて、大丈夫だろうとは思いつつも長野の実家に連絡を入れた。

いつもなら ”何でも大げさ” に話をする両親だから、今回もきっと ”話は長かろう” と思い反応を待ったが、なぜか自宅の電話は何度掛けても留守番電話が応答。まさか!と思い父親が持つ携帯電話に掛けてみるとお気楽な反応で 「今、函館に向かって走ってる」 との回答。

どうやら数日前から北海道に遊びに行っているらしい...。しかも、遊びに夢中で地震があった事実さえ知らなかったと言う。

被災地ではローソクの光で営業しているコンビニがあるというのに、我が両親は幸せな人達だ。ただ、帰宅して家がつぶれていないことを祈る。


(1489) MINI なんだから    2007/07/15

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ラバーコーンと呼ばれる、通称 ”ゴムのおまんじゅう” がいい仕事をしている MINI のサスペンション。
ダブルウィッシュボーン方式を採用するフロントは、おまんじゅう自体、写真に撮るのが困難な場所に収まっているので、トレーリングアーム方式のリアを撮影。トレーリングアームといっても MINI の場合、レーシングカーさながらのプッシュロッドからロッカーアーム経由で水平横置きのラバーコーンに入力。(オレンジ色のショックの左奥に見えるのがラバーコーン)

MINI オーナーの間ではこのラバーコーンが賛否両論で、突き上げ感が酷く乗り心地が悪いという意見と、ロールが少なくクイックなハンドリングが楽しめるという意見。いずれにしても1万km〜2万km走行でゴムがつぶれて車高が下がってしまうのためハイローキットで持ち上げるのも限界となり要交換となる。この時アフターパーツのコイルスプリングのほうがリーズナブルなこともあり、そちらへ入れ替えてしまうオーナーも多い。

私自身も以前所有した MINI  にはコイルスプリングを入れていた。乗り心地は確かに良くなった気がしたがロールは激しい。今考えればスタビライザーの装着が望ましかったように思う。

さて、改めて今度の MINI のサスペンションを考えてみる。

昔の私は、ゴムよりもコイルスプリングのほうが新しい技術だし良いに決まっている!という単なる思い込みと、パーツを交換することに喜びを感じていたので大した根拠も無くスプリングを選んだ。しかしいろいろな車に乗り、サスペンションのセッティングもそれなりにかじってくると、MINI に採用されているこの ”ゴムのおまんじゅう” の偉大さを知る。

コイルスプリングが外力に対して直線的(リニア)な反発力を示すのに対し、ゴムの場合は非直線、つまりゴムがつぶれればつぶれるほど硬くなる(反発しようとする)ので、言ってみればバリアブルレートのスプリングのようなものだ。

一般的にチューニングサスペンションの中にはデュアルレートスプリングといって、1本のスプリングでも巻き方の疎と密を上手く組み合わせることで異なるレートを併せ持つものも存在する。その狙いは、路面の段差やちょっとしたバンプは柔らかいスプリングがソフトに吸収し、ある一定以上の入力が加わるコーナー旋回時などは硬いスプリングがロールを制限するという目的。

それがゴムの場合はバリアブルレート、途中から一気に硬くなるのではなく段々硬くなるから入力に対しある意味理想的な吸収が出来る。MINI にスタビライザーが標準装着されない理由はそこにあると思われる。ただし欠点もあって、なにせゴムなので経年変化と疲労で硬化が進み柔らかな吸収が出来なくなるためすぐに乗り心地が悪くなる。

今度の MINI はこのラバーコーンにこだわって乗っていこうと考えているのだが、”次なるタイミング” ではスムーサライドでも検討しようか...。それについてはまた今度。


(1488) 写真が誘う言葉    2007/07/14

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窓の外には南から台風4号が接近していて、とても何処かへ出かけられるような状況ではないから、”その昔撮った” 写真を部屋の中でのんびり眺めていた。

もうかれこれ10年前のプリントなのに我ながら ”意外と上手く撮れている” と思えるようなショットが見つかるのは写真の面白いところ。技術は続ければ向上するが、感覚は続けることよりもその時の状況に左右されることが多いからだと思う。

ただプリントの色あせと比例するように時間が過ぎたと感じるのは、稀に写りこんでいる自らの顔。気持ちだけはまだ十分鮮明なカラーなのだけれど...。


ちょうどそれらのプリントによく登場する人物から偶然にもメールが届いた。もう4年近く会っていないはずなのに私のことをよく覚えてくれていて、心配すらしてくれる。

人との繋がりは目に見えないところで結構硬く結ばれていて、たまに引っぱり出して見る写真はそれらの絆を分かりやすく思い出させてくれるありがたいアイテムでもある。


(1487) 夏の香りと静かな夜    2007/07/13

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あるホテルに泊まったときのこと。

初夏特有の湿っぽく生暖かい外気より幾分低めでカラッとしたロビーには、どこからとも無く ”お香” の香りが一面に広がっていた。正直、特に気の利いた美しいホテルというわけではなかったが ”乾いた空気” と ”香り” との組み合わせは、季節とマッチして特別な清涼感を生む。

調子に乗って私は部屋に落ち着いてからもフロントに電話して、”お香セット” をオーダーしたが、「そのような準備はございません」ときっぱり断られた。確かに考えてもみれば、お香が苦手な人もいるかもしれないから部屋でたくのはマナー違反かもしれないと後になって意味を理解した。

さて、自宅はといえば当然のことながらその影響で、帰宅後まずお香に着火。これが毎日の習慣になっている。狭い部屋だからして度が過ぎるのはマイナスだが、香りを主張しすぎない ”たけ” の選択はなかなか悪くない。

灰が飛び散りにくい専用トレイも大いに重宝。明日あたり別の香りを手配しようか。


(1486) しばらくは気の向くまま    2007/07/12

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「え、パワーウィンドウじゃないの?ドアミラーは側ごと手で動かすんだ?」

と言われれば次なる指摘は大抵、「え〜今時ナビも付いてないの〜??」

と、こう来るのが通例だ。だが、私は声を大にして 「よく見なさい!」 と言いたい。フロントガラスの右下に申し訳程度にコンパスが吸盤で貼り付けてある。10年前に乗っていた MINI が廃車になった時、こっそり外しておいたものをそのまま当時と同じ位置に取り付けた。

実は最近の車ではこの手のコンパスは使えないものが多い。高級カーステレオに繋がるたくさんのスピーカーの磁力に影響され正しい方向を指してくれないのだ。こればっかりは旧車であるMINIならではの楽しみ方。

と、言いつつも、実はネット上で ”良いカーナビ” を探していたりもするのだが。 


(1485) 私も何か撮ってみよう    2007/07/11

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昨日の日記の写真、改めて見てみると ”SMAP” と思えてしまうな。でも私としてはジャニーズのSMAPを意識したつもりは無く、オートフォーカスカメラの P,S,A,M モードをイメージしたのだけれど...。

その意味が分かる方はもう十分写真の知識をお持ちかと。

そんなこんなで実は昨日、日記をアップした後、ホテルの部屋で何をするでもなくボーっと過ごしていたら部屋の入り口に花瓶がディスプレイされているのに気づいて写真に撮ってみた。

普段、花を写真に収める事は少ないのだけれど、花瓶に花が挿してあるのではなく、花瓶の中に花が落ちているのが面白かったから私の気持ちを動かしたのだと思う。

普通に撮っても面白くない。花瓶の中にレンズを突っ込んでストロボスローシンクロ撮影。


(1484) 窓からの岡山県    2007/07/10

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近頃、どういうわけか数人の方から写真やカメラに関する質問を受けている。

正直私自身も人に何かを教えるほどの知識や技術はないのだけれど、撮影するときに気を使っている点くらいなら話してあげられるかもしれない。

実はそういった質問やアドバイスを求められるのは有難いことだしうれしい限りだが、私としては逆にどんなものを撮ってみたいのかを聞いてみたい。どんなテクニックを使うかよりもどんなものを見ているかのほうが力強いからだ。

多分それは今の自分に足りない部分であり、逆に私が彼等(彼女等)に教えてもらっている事なんだと思う。

 

雨上がりの岡山はもうとっくに日が暮れていて、10階の窓からは静かな夜の街が見える。


(1483) どれだけ美しくみせる?    2007/07/09

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パッと見はノーマルのような車高だが、実はそれでも先日の調整により、2,3cm位は下がっていると思う。

MINI は元々が車高の低い(正確には最低地上高が低い)車なので、都市の立体駐車場などでは入れてくれないところも少なくない。まあそれはそれで狭い場所でも停められるのだから悪いことではない。

しかし見た目重視でノーマルよりも幾分低くしたMINIにワイドボディはかっこいい。最近はもう少し下げてみようかなぁと思案中だが、コンビニの駐車場などでは結構ヒヤヒヤすることもあって、写真のようにバックで輪止めに近づこうものならマフラーが真っ先にヒットしそうな感じ。現時点で1cmくらいしか余裕が無いから、これ以上下げると十中八九 ”こする” だろう。

それ以外にもせっかく綺麗に塗ったフェンダーとタイヤが接触しないとも限らない...。見た目へのこだわりはなかなか気を使うものですな、女性の皆さん。


(1482) 気がつけば当たり前のものが無い    2007/07/08

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目的は無いまでも、ただ走っているだけで楽しい。私にとって週末はそういう時間である。

幹線道路脇にマクドナルドの看板を発見。
即ドライブスルーとなるわけだが、注文まではいつもどおり。品物を受け取って気づくMINIの特徴..。ドリンクホルダーが無い。
「やっぱり店内で食べます」 とも言えないので飲み物片手にスタート。ペットボトルくらいならドアポケットに収納可能だが、
紙製の飲み物カップはどう考えても行き場が無い。

アフターパーツとしていろいろなメーカーからそれなりのホルダーはリリースされているが、そのどれもがMINIの雰囲気にマッチしない。
室内にホルダーを見せたくないオーナーは、握り拳二つくらいしか入らないグローブボックスの蓋の裏に貼り付けたりしている。

いまだにコレというものが見つからないため、しばらくは股の間に挟んで走るとする。


(1481) 機嫌直して    2007/07/07

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MINIにボディーカバーを掛けてからというもの、雨や埃で汚れないのは十分すぎるメリットであるが、いかんせん ”気軽に出掛ける” 事へのハードルが上がったのは事実。ちょっと近所に買い物に行こうと思っても、歩くには距離があるし車で向かえばものの5分で着いてしまうような状況にトレンクルが欠かせない。

ここ数週間の間、すっかりMINIに ”浮気した” と勘違いしたのか、トレンクルの前輪の様子がおかしかった。パンパンに空気を入れても10分もすれば確実に柔らかくなっていて、半日が過ぎれば自走するにはちょっと気を使うような状態。一般的にこういうのは ”パンク” と呼ぶのだろう。

トレンクル6500 は軽量化最優先のためケブラービードのタイヤにポリウレタンチューブという競技用自転車さながらの組み合わせ。故にタイヤの寿命は500km程度といわれているし、チューブにいたっては通常のゴムのり&修理用パッチは使えない。更にその性質上、パンクしていない状態でも2週間程で空気が抜けてしまう。

さあどうしようかなぁ...と考えつつも、自走出来ない事だけは明らかだから、前輪のみ片手に ”和田サイクル” アポ無し訪問。

週末だから先客数名が並んでいたものの、私の悩みはものの10秒で解決。赤松工房からトレンクル専用品として販売されている ”空気が抜けにくくパンクにも強いブチルチューブ” に在庫あり。その場で交換と相成った。確かに重さの面で言えばこれまでより数十グラム増となるものの安心には代えられない。

MINI のパーツ代に慣れているせいか、これで作業費込み2,000円はずいぶん良心的。近いうちに後輪も交換しようと思う。


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