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(1530) 少し遠慮がちに    2007/08/25

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自宅の目の前が駐車場。だがそこは私の愛車がおいてあるわけではなく ”他所様” の車が並んでいる。

そのほとんどがNISSAN車両ばかりだからして きっとメーカーの社員寮なのだろう、いろいろと ”個性派” 揃いの賑やかな ”特殊車両” も目に付く。そんな車達が夜中に帰ってきたりすると、直面する私の部屋には結構なエンジン音が聞こえてくる。車を大事にする人ほど暖機運転とアフターアイドルを怠らないため数分間はそのビートが続く...。

多分こういうのは、飛行場近辺の住民と同じで、好きな人なら我慢できても、興味の無い人からすれば ”いたたまれない” 苦痛となるのだろう。

私の MINI も車格に似合わず結構大きな音がする車だ。近所の住民に迷惑にならぬよう、これからは暖機運転もそこそこにしようと思う。


(1529) 知ったかぶりの毎日    2007/08/24

30分だけという約束が、気づけば4時間を超えていた。

50過ぎの大先輩に何かを教えるなんて正直こちらが戸惑いを覚えるが、気取らずまっすぐにモノに向かい合う姿勢は歳に関係なく美しい事なんだと思えた。

私が歩んできた道のりはたかだか30年ぽっちだからこれからの人生で学ぶ事はまだまだ沢山あると思う。だけど、歳を重ねるにつれ不必要にプライドが邪魔をして分からない事を分からないと人には言えなくなる。

学校というのは勉強をするところじゃなくて勉強の仕方を学ぶところなんだよ。とその昔誰かが言っていた気がする。

学校では教えてくれなかった事を今日私は教わった気がした。


(1528) 皆様から学ぶ事    2007/08/23

当WEBへのアクセス、時々カウンターサービスがダウンしていて正しいアクセス数というのは分からなくなってしまっているのだが、それでも8万件を超える方々にご訪問頂きその事実は大変有難いのであります。人には 「もっとアクセス数の多いサイトにして 広告代でお金稼いだら?」 なんて言われますが、私はそーゆー ”楽してお金を稼ぐ” ような事には全くもって興味がございません。暇つぶし程度に見てくださる方がいればそれで良いのです。

さて、そんな過去のアクセスから、曜日別のアクセス情報というのが分かりまして、これがグラフ表示されるとじつに面白い結果なのであります。週でアクセスの多い順に、日曜日、土曜日、火曜日、月曜日、木曜日、水曜日、金曜日。

週末は皆時間があるので上位になるのは当然としても、次が火曜日というのはおそらく月曜日は週の初めで忙しいのでしょうな。そして次が月曜日と言う事は、多くの方が自宅ではなく仕事場からアクセスしている傾向が強いと言う事。アクセスがピークを迎える21時から23時までの間、飲みに行くケースが多い金曜日は必然的に最下位。

ネットオークションの ”オークション終了時刻”。よく考えられていると思いませんか?


(1527) 厚木、夕立。    2007/08/22

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今週から毎日、神奈川県は厚木市まで通っている。2時間の移動は退屈な事もあるが、なぜか都内に通うよりも朝の目覚めは良く、すがすがしくも充実した日々を実感する。

コンピューターの画面と向かい合う時間が長ければ、おのずと ”自然の光” への反応は敏感になり、トイレに立った ”ついで” と称し持ち出したデジカメで西向きの大きな窓越しにパシャリ。あまりに豪快な雲のコントラストは、出来る事ならもう少し広角レンズで撮る事でより迫力も増すのだろうが、私のデジカメではこれが限界...。

そんな事より、私としては珍しく仕事の合間に携帯電話が続けざまに鳴り、用件を聞いてみれば何やらいろいろと話を聞きたいとかで、明日も明後日も東京からわざわざ厚木までお客様がいらっしゃるという。こんな私に何かを期待していただけるのはうれしい事だから、ご足労頂くせめてその足代位のお話が出来れば良いのだが。

日が暮れて駅へ向かう私を待っていたのは大粒の雨。自宅へ到着したのはわずかに人間の方が早かったが、すぐ後ろを追いかけるようにして私の住む西東京にもその雨はやってきた。


(1526) 貧乏だから記憶に残る事    2007/08/21

先日、ひょんな事から ”吉野家の牛丼” の話が出た。男ならともかく女性はあまりあの手の店には行かないと思うが、私には遠い昔、その1杯に忘れられない思い出があった。

学生だった私には新聞奨学生の友人がいて、専門学校に通いながら新聞を配り、通信教育で大学の勉強もして、不器用だが真面目でとても頑張り屋の彼は私がいる寮の部屋に毎日のように遊びに来た。ただ、寝不足には敵わず、専門学校の授業中は私の隣で寝ている事が多かった。

私にしても彼にしてもクラスの中では指折りに貧乏学生を気取っていたと思う。私は1日の食費は200円で賄っていて、彼はどさくさにまみれ寮生の食事を ”ただで” 食べていた事もあった。多分私以上に経済的に苦しかったんだと思う。そんな彼が、「君にはお世話になっているから」 と私にご馳走してくれたのが当時一杯400円の吉野家の牛丼だった。

私は彼に特別何かをしてあげていた記憶は無いが、店のカウンターで 「大盛り」 を注文してくれて、出てきたどんぶりを見て 「これで大盛りですか?」 とケチをつけていたところを見ると、多分彼にとっても始めて食べた吉野屋だったのだと思う。

あれから十数年、彼は今、私より先に二児の父親になっている。そんな彼が今何をしていて、これから何をしていくのか、私はそこに心配は無い。あの頃を思えばずっと裕福な暮らしが出来ていると思うからだ。

ただ、いつの日か、今度は私から ”吉野家の牛丼” をご馳走したいとだけ考えている。


(1525) そんな残酷な    2007/08/20

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今日になりショッキングな事実を知った。

国内で行われる MINI 最大のイベント ”CLUB305” が富士スピードウェイで一昨日行われていたらしい...。知らなかった。
「今年はぜひイベントに参加したい」 と言いつつも、近場で行われた数百台の MINI と出会うチャンスを見逃していたのだ。

そういえば MINI の専門誌、イベント報告は充実しているが、イベント告知は印象に残らない。
何でも本のせいにしようというわけではないが、あまりに残念な結果だけに今日は布団の中で ”すねて” 寝るとする。


(1524) 工夫するのです    2007/08/19

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新しいカメラを買おうかどうしようかと1日考えた。RICOH GX100 は今の私が要求する機能・性能をすべて満たす数少ない機種だ。もしそこに不満があるとすれば、今時のコンパクトデジカメでは当たり前のレンズバリアを採用せず、脱着式のレンズキャップである事くらい。

とは言え、今使っている CASIO EXLIM Z55 もレンズがかなりダメージを受けているものの何とか使えているし、今秋には各社から高性能デジカメが続々と登場する予定だからして、逸る気持ちを抑えて今日は見るだけで我慢した。

さて、私はデジカメでもフィルムカメラでもストロボ撮影はほとんどしない。自然な光を活かした写真が好きだからノーストロボ撮影を基本としているのだが、日中シンクロだったり、逆光だったりと、手前に光を当てないと成立しないような状況にストロボの使用を余儀なくされる場合においては上の写真のような工夫をしている。

一眼レフに装着する外付けストロボ用のディフューザーとしてはドキュメンタリーや報道カメラマンご用達の STO-FEN オムニバウンス が有名だが、コンパクトデジカメ用にはそういった製品はほとんど出回っていない。手っ取り早い手段としてはティッシュペーパーをストロボに貼り付けるという手もあるが、より効果的なのはフィルムケースを多少加工してデジカメのストロボ部分に被せる。フィルムケースの中にティッシュペーパーを適量詰め込めば光の拡散効果を調整できるというわけ。

写真はなるべく環境光で撮るのが自然に仕上がるけれど、室内で子供を撮るような時にはこういった工夫が絶大なる結果を生む。1歳になったばかりの子供を追いかけている兄から、「もっと早く教えろよ!」 と声が聞こえてきそうだ。


(1523) 東京、曇り。    2007/08/18

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用事を済ませるだけでは結構時間が余るし、せっかく新宿まで来たのだからと、久しぶりにニコンプラザに足を運んでみた。

以前はカメラボディやレンズの修理調整にここを訪れる事がメインだったが、今日は隣り合うニコンサロンの写真展を覗いてみる事が目的だ。写真展というと写真美術館のように大規模な展示からミニ展のような数枚の作品からなる小規模なものまで様々だが、私はフジフォトサロンやここニコンサロンのように比較的小規模だが複数のスペースが存在する展示が好みである。入場無料ですし。

「NYマンハッタンの路上生活者の記録」 は佐藤哲郎さんというカメラマンの作品で今回初めて拝見させていただいた。麻薬依存症患者、アルコール中毒患者、エイズ患者など路上ホームレスの人々を忠実に捉えた60枚を超える構成で、5枚も見れば共通して ”被写体の目線” に強さを感じ取れる。

正方形画角にプリント四隅の切り欠きからしてハッセルブラッドによる撮影である事は確かだが、よくもそれでドキュメンタリータッチの作品作りをしたものだと感心させられる。

当然権利の問題からしてここにそれらを掲載する事は出来ないが、新宿エルタワーから見た猛暑の合間の涼しげな今日の東京を、せめてもの私の写真としてデジカメに納めた。


(1522) 若い頃の気力何処へ    2007/08/17

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何だか知りませんが、バタバタとして疲れきった1日。こんな時は何かと忘れ物がありそうで怖い。

明日明後日の東京はなんとか曇りに留まりそうな天気。
雨さえ降らなければ今夜からどこかへ出かけようかと考えたが、天気より私自身のモチベーションが上がらない。

駐車場で待機している相棒には悪いが、今週末も遠くへ行けそうに無い。


(1521) フィルムだから真剣になれる    2007/08/16

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CAMERA magazine を書店で見かけ、問答無用そのままレジへ向かったのは、今回の特集がモノクロ写真についてだったからだ。


ある写真家の言葉に印象深いコメントがあった。

写真は 「写らないもの」 から 「写って当たり前のもの」 へと変化した。
写らないがゆえに成立していた学問は、学問として成り立たなくなった。

僕は写っている物の形を伝えたい訳じゃない。
形にはならない、?味なものを撮りたい。


綺麗な夕日を知りながら、そこにモノクロフィルムを詰め込んで出かける私にもその気持ちは一致した。富士フィルムからは新しいフィルムカメラが、ローライからは新しいモノクロフィルムが発売された。

私たちはまだソレを楽しめる時代にいる。ただその事だけを今は幸せだと思いたい。


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