天安門事件の事は良く知らないけど、この景色はテレビで見たことがありました。普通ならこういうのシンメトリー(左右対象)に写すよねぇ〜。
そんな事は分っているのです。でもちょうどセンターに位置する場所に
”おまわりさん”
がスタンバっていて怪しい人の持ち物チェックを行なっているのです。 カメラ片手にコンパクトとはいえ黒いカメラバッグ...。例外なく私もその対象となり、はいこっちこっち、金属探知機で
ピィ〜〜〜...。
デカイ音の発生と共に周囲の注目を集めたのは言うまでもないが、”私の人柄”
が伝わったのか?そのままパス。 でも再びその位置で写真が撮りたいからと陣取るわけにもいかず...。
でも心配なのはバッグに入っているフィルムとそのカメラ。金属探知機ってことはまさかX線じゃあるまいな!
天安門広場とはどこだ?と探したのは私だけなのだろうか。 いかんせん中国は広場と名が付かなくとも周囲一帯が広いので上空からでも眺めない限りポイントがつかみにくい。
なぜかこの広場では凧を上げている人を良く見かける。北京の街中で見かける事も度々あったけど。娯楽のひとつかいな?
天安門広場から道を渡ると目の前には これまたよく見る門構えと ”おじさん”
の顔。 この顔の写真を撮ろうと立ち止まると 「止まるな」
みたいな事を警官に言われ強制進行を命じられる。そしていよいよ故宮に突入である。
故宮と言えば映画好きなら誰もが知るラストエンペラーの舞台。奈良の大仏殿も大きいと思ったけど、中国はスケールが違います。 そしてそういった建物が次から次へと現れる。見るだけで大変なのだから作るのは想像を絶するものでしょう。
ところがどっこい、これには大きなオチがありまして、映画でもメインとして使われた建物は今回 ”工事中”
でありました! おそらく来年のオリンピックに間に合うよう全体的な修復が行なわれていると思われ...。
でも実際この敷地の中を歩いてみると、メインの建物に行き着く頃には疲れきっていて、思ったほどショックも受けません。 とにかく苦労するのは敷地内に入ってしまったら最後、抜け出すのに相当の体力を必要とします。車や自転車は入れないのでとにかく自分の足で出るしかない。 そして敷地内に設置されたトイレは数箇所のみ。人口の多い国
中国とは思えない配慮である。
では、それだけ苦労してその先に何があるのか?と言うと、日本の神社やお寺と同様です。決してアミューズメントパークではありませんので。 これにて入場料は60元(日本円で千円弱)。下手なジムに通うよりよっぽどダイエットに効果的です...。(これ冗談)
しかし、大陸の国は全てが大きいです。この故宮も入り口から出口まで直線でも1.2kmあり、中の博物館を見学しながらだといったいどれほどになるのか? 今日は全て一人行動だったため、念のため持参したGPSで全ての行動を記録していた。ホテルに戻り
Google Earth にデータを貼り付けてみてびっくり。 本日の歩行距離 ”15km弱”
でした。それには深い理由があり、この故宮を訪れる前と後に話は続きます。
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