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 (1610) スタイルを語るなら     2007/11/13

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毎日のように更新されるサイトには、確かに素晴らしく綺麗な写真ばかりが並んでいて、時々写真雑誌にも掲載されている。
「ぜんぜん紅葉していなかったのでモノクロに加工してみました」 という一言が目に付いたのは最近の記事。

私が良く見ている、とある写真愛好家のblogでのコメントだ。

モノクロにしか写らない機材を持ってカラーの世界に1コマを探す事は、もはや想像することすら困難な時代なのだろうか。

高感度フィルムの使用でザラザラに荒れた写真。少し若かった私の横顔を撮ったのが誰だったかは思い出せないが、
ただその不鮮明なモノクロの世界からは、ぼんやりとあの頃が浮かんでくる。

たとえ結果が同じでも、そのプロセスこそが写真と向き合う本当の意味である事を、私はいつまでも忘れずにいたい。


(1609) 専用キー    2007/11/12

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MINI の鍵。キーと呼ぶよりも鍵と呼ぶほうがしっくりくる気がする。

え、どれが?と思うでしょうが、普通で考えたら一番奥のプラスチックのがソレっぽいでしょう。でも正解は全部が MINI の鍵なのであります。

一番手前の ”物置の鍵” みたいなのがドアとトランクの鍵、真ん中のはガソリンタンクの鍵、一番奥のはエンジン始動に使用するイグニッションキー。つまり3つとも ”標準装備”。97年以前の MINI は更にアンテナ引出し用の鍵がプラスされるから計4つ。これだけでも車から降りて持ち歩くにはちゃらちゃらと結構邪魔になる...。

しかも私は未だにキーホルダーすら付けず、このような情けない姿のままだからそろそろ何とかしようと考えているのだがコレといってカッコイイものが見つからない。

MINI と言えば ”ポールスミス”。確かにちゃらちゃらしない ”革型押しキーケース” なる Good な商品もあるにはあるが、こちらはちとお高くて手が出ません。しばらくはこの鉄の ”わっか” に通したまま...。


(1608) スタイリッシュに持ち運ぶ    2007/11/11

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GR-DIGITAL や GX100 には両吊りネックストラップが人気のようだが、私は絶対的にこの ”三脚穴取付けタイプ” ハンドストラップとのマッチングが良いと思っている。

このストラップ部分がもう少し伸びてネックストラップタイプになったとしても問題は無いが、とにかく三脚穴での ”一点吊り” がカッコイイ。ぶら下げると本体が逆さま...。非常にイカシテイル。

でもこのストラップを装着する事で生じる最大の欠点。

卓上にカメラ本体を置く際、液晶面かレンズ面を下にしなければならない。もしくはその都度ストラップを外す。それからカメラケースへは強引に押し込まない限り収納は難しい。スタイルを重視するか、機能性を重視するか、趣味というのはこういう ”どうでも良い事” で実に楽しめる。

今回は初めて GX100 に標準装備される EVF (Electronic View Finder)を装着してみた。通称 ”ちょんまげ”。

これについてはまた後日追ってご報告しようかと。


(1607) SILKYPIX 使い勝手がよろしい    2007/11/10

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先日買ったばかりのデジカメ ”RICOH GX100” だが、まだ本格的に何かを撮るには至っていない。咄嗟のシャッターチャンスに活躍するカメラというよりも、どちらかと言えばじっくり構えて被写体と向かい合うカメラだからして、体に馴染ませるのもじっくり時間を掛けて...で良いと思っている。

さて、そんなGX-100であるがコンパクトデジカメとは言いつつ、ハイエンドに位置する高性能機種であるから、RAWデータでの記録が可能である。一般的にデジカメは、CCDで受光した光を電気信号に換え、画像として成立させた後にJPEGという圧縮フォーマットで記録するのに対し、RAWデータはCCDで受けた光を電気信号に変えた時点のデータをそのまま記録しているものだから、画像ではない。

CCDで受けた光を画像に変換する作業を、デジカメに内蔵されるチップでは行わず、後処理(パソコン)で自由に行いましょうというのが目的で、画像になる前のデータで色調整や明るさ調整を行えるため、調整時に生じる画質劣化が最小限に抑えられるというのが最大のメリット。

そこで必要になるのがPC上でRAWデータから画像を生成させるための ”現像ソフト”。フィルムで言うところの ”現像” とは少々ニュアンスが異なるが、目に見えないデータから画像が ”浮かび上がる” 点がフィルムの現像プロセスに近い事からこう呼ばれるようになったのだろう。

ソフトの種類は数あれど、有名どころは Ichikawa Soft Laboratory SILKYPIX、Adobe LightRoom、Apple Aperture。どれも試用版をダウンロードして検討中...。


(1606) 人は忘れ行く生き物と誰かが言った    2007/11/09

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久しぶりに大田区蒲田を訪れた。私が専門学校に通っていた頃暮らした場所だから、もう13〜14年前の記憶のトレース。

寮生活だったとはいえ月々2万円での暮らしは決して裕福ではなかったが、それでも無駄遣いを我慢して初めて一眼レフカメラを買った頃。
今でもそのカメラを買った激安カメラ店は駅前に存在したけれど、雑然としていた1Fの電気雑貨コーナーは、明るめの携帯電話売り場に変わっていた。

毎日の通学で目に焼きついていたはずの風景は、急変するはずの無い時間の流れの中で 記憶との間に大きなギャップを生んでいて、
あの頃とのリンケージは知らぬ間に か細いものになっていた...。

限られた時間の中、まるで何かのパズルでもするかのように記憶との一致を探すとき、咄嗟に思いついたデジカメでの記録。

既に外観工事の始まった駅ビルを横目に、あの頃と変わらない景色を切り取ったこの2枚の写真が、
またいつかその場所を訪れる時の ”せめてもの道しるべ” になれば良いと思った。

そこに生じるギャップが今ほど広がらずにすむように、色は無いほうが良かった。


(1605) 私が考えていた事    2007/11/08

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ここ数日は秋の色を感じるより先に、触れる空気の冷たさが季節の移り変わりを主張する。目に見える真実など日常の暮らしの中ではほんの一部にすぎないのだと、カメラ片手に歩く私に自然は訴えているようだ..。


近年私は、なぜか人から何かと相談される機会が増えた気がする。人生相談のような重たい話からハッピーな話、デートコースのアドバイスや恋愛相談まで...、およそ私が ”得意としない分野” まで、いろいろな話を聞かせていただく。逆にこちらが思いがけず勉強させられます。

それに、久しぶりに会う人などは、どういうわけかこんな私に会える事をとても楽しみにしてくれていたりするようだから、そんな期待に答えられるほど ”中身の詰まった” 人間ではない事を知っている自分だけが少しプレッシャーを感じていたりします。いずれにしても、何かの拍子に私を思い出してもらえていることに感謝を忘れてはいけないですね。

世の中には数式で導き出すように簡単には答えられない様々な出来事があって、窮屈だけどそれらの狭間で少しだけそれを楽しむように毎日を過ごしています。でも私もそんな相談事をいっしょになって考えるうち、嘗て私も友人に言われていた 「神様は乗り越えられない試練は与えない」 という言葉を思い出します。私もまた、一人で生きているわけではない事を実感する今日この頃です。


(1604) ちょいと試しに    2007/11/07

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”おニュー” のカメラを手に入れたからといって、秋晴れの空の下、無制限に飛び出していけるほど自由な時間は与えられていないし、まだ自分用のセッティング登録が終わっていないからして、これまで愛用してきたカメラの代用を勤めるには準備が必要である。

とは言え、新しいものはとにかく早く使ってみたい...。 とりあえず部屋のインテリアにもなっているガリレオ温度計のガラス球にレンズを向けてシャッターを切ってみた。

1,000万画素どころか、500万画素にまでサイズダウンしての撮影。勿論RAWデータでの記録も可能だが今回は単なるJPEG。私が街中スナップ撮影用にセットしたお気楽モードだ。

結果は驚くほどにシャープで自然な仕上がり。白熱電球のみでの照明下でもホワイトバランスはなかなか絶妙な色温度で落ち着いた。CCDサイズによる多少のノイジーさを除けば、一眼デジカメもびっくりの仕上がり。

しかも高速タイプをチョイスした今回の記録媒体 SDHCメモリーカード。RAWデータでの記録も考慮した4GBもの大容量で 20MB/s の転送スピードは、JPEG画像なら一瞬で書き込み終了。とにかくパシャパシャ撮れる点が実によろしい。

早くいろんなものを撮ってみたい、そんな気にさせる最高に楽しいカメラです。


(1603) 毎日使う道具なら    2007/11/06

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このカメラがリリースされたのが今年の春だったというのに、悩みに悩んで、他の機種の発表を待ったりして、いろいろ考えた挙句ようやく購入しました。

お店の店員さんには 「この値段は絶対公表しないでくださいね」 と念を押されるほど値切って値切って納得のお値段。そう、いつもお世話になっている新宿の大手量販店。

私が得意とする広角レンズは24ミリから使用可能で72ミリまでの3倍ズーム。単焦点レンズとまではいかないまでも極めて収差の少ない高性能なレンズです。

そしてRICOH お得意の ”1cmマクロ”。レンズから最短1cmの距離で撮影が可能。しかもテレマクロでさえ4cmでの撮影を実現。この、テレマクロが他のどのカメラでも実現出来ていない最大の特徴なのであります。

更にはRAWデータでの撮影も可能なため、PC上での現像処理が楽しめる。

まだ大した写真は撮っておりませんが、今後この日記コーナーでも ”美しい PHOTO” を公開できるのではないかと思います。


(1602) 贅沢な光    2007/11/05

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私が欲しかったヘッドライト。それなりにレアな種類のはずなのに1,000台からの MINI が集まれば所々で見かけます。

W反射タイプと言って、ライトの中に小さな反射板がもう一つあるから正面から見ると目玉のよう。
だからMINI乗りの間では、これを通称 ”ミッキーマウスの目” と呼んでおります。

でもこのライト、スモール球が含まれていないため、装着するにはウインカーをスモールに改造しなくてはなりません。つまり、ウインカーもW球仕様。
更に、ウインカーを動作させる場合には完全にスモールを消灯しなくては違法扱いになるため専用リレーを使用して回路変更が必要。

なんだかんだで、HID以上の予算組みが必要です...。

さて、今回撮影させていただいたこの車両、なんだか背が低いですよね?別に写真を加工しているわけではありません。
MINI SPRINT と言って競技用にボディカットして車高を落としたもの。大きなイベントだからこそ見られるMINIですね。


(1601) JAPAN MINI DAY (2)     2007/11/04

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会場へ到着です。 写真が大きくて申し訳ありません...。でもこうでもしないと現地の雰囲気が伝えきれないのです。

”交通教育センターレインボー浜名湖” は一周1.0kmの周回路をはじめ様々なコースを持つ交通教育施設。
このオーバルコースが完全にMINIで取り囲まれ、その会場内のすべてがMINI一色で染まります。右も左もすべてMINI。1,000台は超えているのではないでしょうか。
”自分にそっくりなお地蔵様が必ず一つは見つかります!” そんな感じですが、これだけ沢山のMINIがいても1台として同じものがありません。
だから自分の車が分からなくなるなんてことは無いのです。

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こうして見ると私のMINIがいたってノーマルに見えてきたりして。これでも結構お金は掛かっているのですが...。
でもここに集まってきている人達は、高級ベンツが買えるくらいカスタマイズ費用を掛けているのも珍しくないのでそう見えて当然。いや〜悪い薬です。

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サーキットなどで開催されるイベントと違い、今回のようなミーティングでは派手な催し物が少ない。出し物を待つのではなく自分たちでイベントを作り上げようというコンセプト。
穏やかな日差しの下、フリーマーケットやショップの展示、自由にMINIをデザインするペイントMINIなど、家族で楽しめる内容になっているのが特徴。
自分のMINIの絵を即興で描いてくれるイラストレーターさんがいたり、ラジコンコーナー、OLD MINIの展示もあります。

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今回、会場内を走り回っていた黄色く可愛い小さなMINI。1回100円で乗せてもらえるのだけれど、上半身がすっぽり出ているだけに恥ずかしいかも。でも欲しい。

時間もそろそろお昼を迎えようとしていた頃、きっとお店も混雑するだろうからと早めの昼食を考えて気づいた事。食べ物のショップがほとんど無い!
つまり ”お弁当持参” ですな。場内はバーベキューなども出来るようなのでそれなりの設備を持っていったほうが楽しめる。

これまでいろいろな車イベントに参加してきたけれどこれほどまでにアットホームなイベントは始めてかも。

そうとは知らず、ご飯は現地調達と考えていた我々は、仕方なく会場をいったん抜け出して近所の ”うなぎ屋” で食事。
その道中に発見したコンビニの駐車場には10台くらいのMINIが停まっていた。店員さんもさぞびっくりした事でしょうな。

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こちらもMINIならではの出品物。ボディ丸ごと売ってます。150万円くらいだったかな?
それからちょっと面白かったのが ”テンションロッドブッシュつかみ取り”。
エンジンの揺れを制限するロッドに使われるゴム製のブッシュなのだが、つかみ取りって、どんだけ劣化するんだ!って思われるでしょう。本当に劣化するのです。

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多くのMINIが並んでいるのを端から見るのは ”不可能” に近いが、目に付いた車の中にはこんな気合の入った車両もある。
エクステリアは勿論、内装が実にカッコイイ。”メカって感じ” がすごく似合う車、それがMINI。

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ここは交通教育センターだからして、場内には ”ゼロヨン” に最適な直線コースや、スラロームなどの練習に適したあらゆるコースがある。
今回はそれらを利用した ”ちょっとしたジムカーナ” のような事も行われていた。

MINI好きにはたまらない1日。MINIに興味が無い人にも ”ちょっといいかもこの車” と思わせる1日。
いずれにせよこの車の魅力を最大限に感じ取れるそんな秋の休日。MINIに乗っているのなら参加しなくては勿体無い。

来年もまた行こう。来年もまた会おう。

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※ 写真の無断掲載、ご容赦ください。


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