仕事ではなく観光としては初めてとなる今回の北海道。それも函館は初めて歩く土地だから ”世界3大夜景”
ばかりでなく昼間の顔もしっかり見ておきたい。
2週間ほど前に計画した観光だから大した予備知識も準備できなかったのは確かだが、ガイドブックに載っている程度の有名スポットは分かっていたし
そのどれもが宿泊したホテルから歩いていける距離にあったから、吹雪から一転し透き通るような青空の昨日と今日を利用して散策してみた。
観光目的の一つに考えていた八幡坂にも行ってみた。広く真っ直ぐな坂の先に海が見えるこのスポットはTVや映画やポスターなどでよく見かける有名な場所。夕暮れ時の突風吹きすさぶ中で見る坂は、単なる
”風通しのいい凍結注意道路” にしか見えなかったが、超スローシャッターでの撮影を何回か行いその場を後にした。
さて、食事のほうはといえば ”腹が減っては戦は出来ぬ”
ということで近所の朝市でウニ、イクラ、ホタテの3色丼を注文。最近では人工食材さえ存在するといわれるネタも取れたての本物は美味しさの次元が違う。朝食からこれは少し贅沢にも思えたが、函館ラーメン、鮨、カニ料理三昧、と次々有名店へ足を伸ばすような食事がこの後も続き、財布の中身を気にしなければ
”北海道バンザイ” という涙モノの美味さが連発。
そしてこの土地を歩いてみて色々な人達と出会って分かったのはとにかく現地の人が皆明るく元気だということ。仕事で接する人も、同じ観光客の人達も、自分が思ったことを素直に言い合える人間らしい会話。
「お兄さん写真も良いけどよぉ、写真は味しねぇーよ、こっちは味すっよ。ちょっと食べてみない?」
と焼いたカニの足を指差してくる人がいると思えば、沢山並ぶシャケの写真を撮っていると、「シャケ持って撮ってもいいよ。」
とか、話しかけられたこちらが思わず笑ってしまうような会話が次々と飛んでくる。
札幌にはもう数回訪れていて北海道の雰囲気は分かっていたつもりだったけど、函館はそれを覆すくらい元気のある街でした。 |