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(1680) コンパクトなりの使い方がよろしい    2008/01/22

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「RICOH のデジカメはノイジーだ」 という噂は本当で、確かに ISO80 で撮影しても、光の具合によってはシャドー部にかなりのノイズが載る事がある。

1/1.78 サイズのCCDを使っている割には他メーカーの 1/2.5 サイズに劣る場合もあるのでこの辺りは私も納得がいかないところだが、何しろレンズの性能が良いのでカメラとして見ればコンパクトデジカメの中では合格点なのである。

さて、昨年NIKONのフラッグシップデジタル一眼も35mmフルサイズCCDを搭載したモデルをリリースしたからキャノンに続いて大手メーカー2社がフルサイズのCCDを搭載したことになる。

デジカメはコンパクトに限る!と思っていた私もさすがにこの2台のカメラの画質には驚かされる。WEB上にあるサンプル写真何ぞ見ていると、一般的なデジカメとは比にならない超高解像度ノイズレスイメージがゴロゴロところがっている。

持っていたら面白そうだなぁとは思いつつ、あのデカくて重たい一眼レフを肩から下げて歩こうともなかなか思えないから、フルサイズCCDの1/10にも満たないCCDだがコンパクトデジカメならではの画作りにこれからも専念すると共に、特大CCD搭載コンパクトデジカメ SIGMA DP1の発売を待つばかりである。


(1679) いつもと違う広島    2008/01/21

ここ1,2年で広島を訪れた回数を数えてみると今日でちょうど10回目くらいになる。さすがにそれだけ訪れていれば市内くらいは観光案内できそうだ。

今日はそんな広島から広島とは何ら関係のない話題を。

お店で買い物をしてレジで代金を支払う時、仮に数百円の買い物に1万円札を出した場合、店員さんがお釣りのお札を、5千、6千、7千、8千、9千、とお客さんの目の前で数えてから渡してくれる事が最近増えた気がする。こちらはそんなに疑っているわけではないので 「はいお先に9千円と...」 で良い気もするけど、丁寧に越した事はないからお客さんも悪い気はしない。

ただし、5千、6千、7千、8千、9千と数える場合、5千円札が一番上になり、その下に千円札が4枚重なった状態で渡される事が多い。しかし財布に入れて次に使う事を考えるとどうしても5千円札は一番下にあるほうが使い勝手がよい。

ところが今日の広島は違いました。ちょくちょく立ち寄るうどん屋で、5千、6千、..、9千と数えた後、さりげなく5千円札を一番下にしてから渡してくれました。

たったこれだけのことだけど、その後の時間がすごく気持ちよく過ごせました。


(1678) 寒い日曜日    2008/01/20

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1月20日ごろを日本では大寒と呼んで、1年で一番寒い時期を指すのだそうです。

確かにここ数日は東京でも凍えるような寒さが続いていて、今日や明日は天気予報に雪マークが続いています。
先日も東京タワーを見かけた深夜、わずかに舞う雪が街灯に照らされ綺麗でしたが、今夜もそんなひと時が期待できるのでしょうか。

今年が特別寒い冬という事ではなく、暖冬を考えれば恐らくこれが本来の冬の寒さなのでしょう。
でもその分、去年より数倍多くの杉花粉が舞うと言われているので今からそれだけが心配です。


(1677) お散歩のお供に    2008/01/19

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いつも持ち歩いているArtisan&Artist のカメラバッグはレンジファインダーカメラとフィルム数本が入るコンパクトなもの。
デザインも結構好きで使い勝手も良いから散歩のお供に持ち歩く事が多い。

しかし、知人からはあまり評判が良くなく、確かにカメラバッグ特有の中身が ”真っ赤” なあたりは私も気になっていた。
そこで今回はデジカメ1台とちょっとした小物を入れられる程度の ”よりコンパクトな” ポーチを購入。

以前より気になっていた吉田カバンのTANGO BLACKシリーズ。

フィルムカメラの場合は予備のフィルムを数本持ち歩く必要があるのでそれなりの大きさが必要だったが、
デジタル時代にはコレ一つを肩から提げているくらいのほうが機動性が良いしオシャレ。

今後はちょっとしたお出かけが楽しくなりそうだ。


(1676) おぼろげな時間    2008/01/18

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日常を非日常に変えるとき。

それは太陽が沈んだ後の夜である事が多い。
多分、光を失う事で鮮明さを無くした分だけ人の想像がプラスされるからだと思う。

東京 品川。

見慣れた風景も光の当たり方や角度が変わるだけで
随分違った印象を持つ。

 

頑張って働いて疲れたからこそ、貴重な時間を実感します。


(1675) 空気より空間    2008/01/17

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2日ほど前から自宅でコンパクトなペットボトル加湿器を使い始めた。

普通で考えると加湿器の使用は、秋から冬に向け暖房を使用し始め乾燥するシーズンからとなるのだろうが、私の場合はいかんせん ”ものぐさ” だからして、とにかく必要に迫られないと ”出してこない” から、風邪で咽がやられた ”今時分” に しぶしぶ引っぱり出してきたわけであります。

しかしペットボトルタイプは手軽に使えるのは良いものの加湿の能力は今ひとつ...。狭い部屋ながらエアコンによる暖房でカラカラに乾燥した空間を ”快適に保つ” には少々役不足な気もする。

そこで、せっかくならお洒落な加湿器なんぞ...と探しに掛かるのが無駄遣いの始まり。

WEBページには今風のデザイナーズ加湿器が並ぶ。あれもこれもと見ていると、その昔欲しかったボールチェアーがページの隅に飛び込んできた。

10万円台から100万円近くまで値段がまちまちなのは理解不能だが、今でもこのチェアー欲しいなぁと思う。音楽なんぞ聴くには最高でしょうな。え、加湿器は?って?


(1674) 離れれば小さな光    2008/01/16

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狭い路地から少し抜けると東京タワーが見えた。

もう10年ほど近くで見たことは無いが、
この光を見るとなんだか幸せな気持ちになる。

中国で、同じ名前の映画の予告を見かけたが、
そちらでは 「ジャパンタワー」 と呼ばれていた記憶がある。

 

2010年には新しいタワーが建つという。

世界最大級の大きさらしいから間違いなく日本のシンボルになるだろうが、
私は今のこのタワーが
 「東京タワー」 のままでいて欲しいと思う。

 


(1673) 気持ちはまだ北海道    2008/01/15

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夕べ遅くに帰着。

東京が暖かいと感じたのは、長野の寒さに慣れた私でも凍えそうに寒かった函館からの移動が あまりにあっけなかったからだと思う。

コレといって激しい運動をしたわけでもないのに太股が筋肉痛になったのは、きっと久しぶりの雪や氷に足を滑らせないよう ”変な所に力” が入っていたのだろう。おまけに風邪をこじらせ体調が万全でないところ無理やり旅行に行ったものだから、現地でも咳は止まらず、東京に戻ってからも全身がだるい。

それでも今回の旅行は大正解だったと思う。

MINI 好きの私が車を置いて、飛行機で旅行するなんてこんな機会でもなければなかなか実現できる事ではない。

マイレージによる突然の旅は、確かに ”神様からの贈り物” である事が分かった気がする。

でも今度は富良野の地を MINI で走ってみたいな。


(1672) -7℃もなんのその    2008/01/14

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仕事ではなく観光としては初めてとなる今回の北海道。それも函館は初めて歩く土地だから ”世界3大夜景” ばかりでなく昼間の顔もしっかり見ておきたい。

2週間ほど前に計画した観光だから大した予備知識も準備できなかったのは確かだが、ガイドブックに載っている程度の有名スポットは分かっていたし そのどれもが宿泊したホテルから歩いていける距離にあったから、吹雪から一転し透き通るような青空の昨日と今日を利用して散策してみた。

観光目的の一つに考えていた八幡坂にも行ってみた。広く真っ直ぐな坂の先に海が見えるこのスポットはTVや映画やポスターなどでよく見かける有名な場所。夕暮れ時の突風吹きすさぶ中で見る坂は、単なる ”風通しのいい凍結注意道路” にしか見えなかったが、超スローシャッターでの撮影を何回か行いその場を後にした。

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さて、食事のほうはといえば ”腹が減っては戦は出来ぬ” ということで近所の朝市でウニ、イクラ、ホタテの3色丼を注文。最近では人工食材さえ存在するといわれるネタも取れたての本物は美味しさの次元が違う。朝食からこれは少し贅沢にも思えたが、函館ラーメン、鮨、カニ料理三昧、と次々有名店へ足を伸ばすような食事がこの後も続き、財布の中身を気にしなければ ”北海道バンザイ” という涙モノの美味さが連発。

そしてこの土地を歩いてみて色々な人達と出会って分かったのはとにかく現地の人が皆明るく元気だということ。仕事で接する人も、同じ観光客の人達も、自分が思ったことを素直に言い合える人間らしい会話。

「お兄さん写真も良いけどよぉ、写真は味しねぇーよ、こっちは味すっよ。ちょっと食べてみない?」 と焼いたカニの足を指差してくる人がいると思えば、沢山並ぶシャケの写真を撮っていると、「シャケ持って撮ってもいいよ。」 とか、話しかけられたこちらが思わず笑ってしまうような会話が次々と飛んでくる。

札幌にはもう数回訪れていて北海道の雰囲気は分かっていたつもりだったけど、函館はそれを覆すくらい元気のある街でした。


(1671) 写真の中の景色    2008/01/13

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内田ユキオさんのエッセイを読み終わったとき印象に残る場面はとにかく多い中、本の最後を締めくくるように綴られた函館の思い出。

喧嘩した彼女と一方的な待ち合わせをした場所として夜景が見える山の頂上。

今回の私はその場に待ち合わせの約束こそ無かったが、
内田さんがどんな気持ちでその夜景を眺めていたのかじっくり感じ取る時間が欲しかったから、この地を訪れる最大の目的だったのは事実だ。

写真と向き合う表現者として尊敬する人が見た景色を、自分も同じ場所から見ることが出来るだけでうれしかったが、
昨夜から今朝に掛けての吹雪が澄んだ空気を連れて来て最高の時間として味方してくれた。

来ようと思えばいつでも来れる距離だけど、来ようと思える日まで今日を忘れないために、私もその場所から同じようにシャッターを切った。


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