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(1690) 札幌にて捕獲    2008/02/01

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いろんな土地を旅してみると、お土産コーナーで 地域限定のマスコットなど見る機会は多い。 ”ご当地キティ” は数年前から流行のようだが、近頃は ”ご当地キューピー” も結構見かける。

数週間前に訪れた函館で見つけた囚人服姿のキューピー。

その時は特別購入意欲もそそられずそのまま帰ってしまったが、数日が経過してなんとなく買ってくればよかったと少し後悔。そこで今回は札幌を訪れて早々にお土産コーナーへ突進。

おそらく北海道には網走刑務所があるからこのような囚人キューピーが出回っているのだろう。携帯ストラップにしては少し大きいような気もするが勿論ゲット。

なぜって、横縞の服とひげ面の組み合わせがなんとも私にそっくりでして。

この後、函館で見た ”もう少し優しそうなブルーバージョン” も購入。携帯にストラップなどつけない私がどうするんだろう。


(1689) 魔法の街    2008/01/31

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昨日まで福岡にいたと思ったら今日は札幌。昨夜移動した飛行機の便の関係で名古屋セントレア空港で一泊。暗くなってホテルで眠り、明るくなる前に札幌へ出発だから、記憶として福岡 ”一風道” のラーメンの味は遥か昔の事のように感じる。

札幌は数年前から数え切れないくらい訪れているから、今更新鮮な眺めを求めること自体無理があるが、この時期の一大イベント ”札幌雪祭り” は嘗て見たことが無かった。しかし、本番が開催される2月5日〜に向け今はまだまだ準備段階。私が今日見れたのは寒空の下、コツコツと作品作りに没頭する人々の姿。

勿論夜だからといって綺麗なライティングがされるのも本番でのお話。いやいやそれでも大きなお城やアニメキャラの像があちこちに出来上がってきている様を見るだけでも、テレビのブラウン管で見るのとは違った情熱が伝わってきます。

男一人でテレビ塔 展望台に登るのもどうかと考えたが、せっかくだから俯瞰で見たいと 思い切ってチケットを購入。最上階まで上る直通エレベーターでエレベーターガールのお姉さんは たった一人の私を前に決められた説明を開始。2人きりで上る1分間がどうも落ち着かなかった事だけが印象的。

上空から見てもやはり大通公園はライティングに乏しい。でも同じ気持ちでそこを眺める人々は、雪で覆われ それだけでも明るく照らされた遠くの景色をいつまでも見ていた。

長野の寒さに慣れた私でも、子一時間も雪の中を歩けばさすがに顔もこわばってくる。そこへ観光で訪れていた4,5人の若者達に写真撮影を頼まれる。この土地を訪れてこれが何度目の撮影依頼だろう。頼まれたからには納得のいく写真が撮れるまで背景を変えたり人通りを待ったりして何枚でも撮ってあげた。するとそれを見ていた外国人の人が順番を待つように私に話しかけてきた。

ほとんど英語のしゃべれない私だが、何かコミュニケーションが取りたくてわざわざ待っていてくれたのだと思い、こちらも必死に相手の話を理解しようと努力してみた。彼はインドから ”Snow festival” を見に来たのだという。私は東京から来て、”Snow festival” の本番は来週で、夜には綺麗にライトアップされ、札幌時計台の方角は ”あちら” だと教えてあげた。

5分程度の会話だが、その時間だけは寒さが気にならなかった。やがて横断歩道の信号が点滅し私と彼はまた他人になった。次の点滅で私は ”なぜ一緒に時計台を見に行ってあげなかったのか” と彼の背中を追いかけたがもうその姿は何処にも見つけることが出来なかった。

その時計台も、並ぶ笑顔にシャッターを押した数と同じくらい、私がこれまで旅人に案内した場所だ。

 


(1688) 答えは空気のようなもの    2008/01/30

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アップで撮ってしまうと小さなキズが目立ってしまう私の時計。

特別高価なものでもなければ、プレミアが付くような言われもない。
使い慣れているから毎日使いたくなる。そんな相乗効果。


昨日と違うホテルの照明下では写真にしても微妙に違った表情になる。
物事は見る方向を変えるだけで随分印象が変わるものだ。

それって写真に関わらず、人の心も同じ事。
むしろそちらのほうは見えないだけに見る努力が必要になるが、
どちらにしても全てを見せない事がコツ。

見えないものは想像によって模られる。

本当はそれが一番力強い事を、案外私達は知らない。


(1687) 数分間隔のシャッター    2008/01/29

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時計屋さんに貼られている腕時計のポスターやショーウインドゥに並ぶ時計は10時10分を指していることが多い。

それは丸い文字盤に対して一番美しいとされる指針の角度なのだそうだ。

今日は早朝から福岡へ移動。暇ではないが何かに追われるほど忙しくもない時間を利用して昼に一風道本店のとんこつラーメンを食べたまでは良いが、写真を撮りそびれたばっかりに、日記のネタとして写真のないラーメン話ではつまらない...と、目の前に置き去りにされた自分の腕時計がホテルのライトスタンドに照らされていて、私をその気にさせた。

毎日見慣れた時計でも色々な角度から眺めていると美しく見える瞬間があって、それを自分が見た印象に近い形で写真に収めようと考えると、どうしても10時10分ではなく、11時12分くらいに落ち着いた。

シンメトリーではなくセンターを少しずらすとその印象が上手く形に出切るような気がした。

福岡まで来て何も見慣れた時計など眺めなくてもと思ったが、何枚かの写真を見比べて、そこには貴重な時間が流れている事に気付けた事に収穫はあった。


(1686) 手荷物、一時無くなる    2008/01/28

「あなたの撮りたいものがはっきりとした名前を持っているものなら、多分カラーで撮るのがいい。目で見たのとよく似たものが再現されるはずだ。でも、もし名前を決めかねているようなものならモノクロで撮るのがいい。感じてはいたが見えにくかったものが、きっと写真に残るはずだ」 という名言がある。

淡いピンクの春の桜を、花びら一枚ではなく、ボテっとした一本の木でもなく、その季節に輝く人々の想いまでを一枚の写真に写し込むのは簡単ではないとも言っている。

確かに色や形で表しにくい人の感情はデジタル補正を駆使してみても鮮やかに残せるはずもない。だからあえてモノクロで撮る。見えない色は想像の中で時に現実より華やかになる。形あるものがいつかそれを失う時が来るように、目に見える結果より、見えないものに力があることを内田さんは優しい言葉で表現している。

ちょっとした手違いで身の回りの持ち物を一切失った今日だからそんなことを考えた。  そして、写真を続けていて良かったとも思えた。


(1685) そろそろ考え時    2008/01/27

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MINI を納車して半年とちょっとが経過。

青空駐車だがボディーカバーのおかげでいつでも新車の輝き。乗らない時は雨や直射日光をシャットアウト出来るからボディへのダメージは最小限に留めておける点が良い。

カバーは風に揺れて塗装面に傷がつくとか言われるが、洗車して埃をしっかり落としてからの装着を心掛ければそんな心配は無用である事も分かった。

しかし、洗車時の細かな磨き傷はカバーに関係なく徐々に増えていく事は確か。これまでの私の車生活では1ヶ月に1回程度のワックス掛けでそれらの傷はコーティングされ見えなくなるのだが、このMINIに関しては納車時にポリマー加工を施しているため引き続き効果を持続させたければ市販のワックスは使えない。というわけで納車後半年以上ノーワックスで今に至る。

ボンネットに反射する夕日の光源周辺に目をやるとわずかに磨き傷が確認でき、夜の街灯などに照らされる事でもそれは目立つ。

私の性格からすれば、週末 まめにワックスを掛けるのが ”楽しみも考慮すれば” 妥当と思えるが、せっかくだから半年に1回程度の専門業者によるポリマー加工だけで、とも最近は考えている。


(1684) ロボットタウン    2008/01/26

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少し前から話題になっていたnanonano携帯ストラップ。
小さなロボット型のマスコットは電子部品の廃材から作られていて、私が購入したのは電解コンデンサーをメインとしたもの。

これ一つを見ていると「ふ〜ん」といった感じだが、この購入目的のために足を伸ばした六本木の売り場で、数百と並ぶシリーズを眺めているとその愛らしさに目移りしてどれか一つに的を絞るのは困難と言わざるをえない。出来れば幾つか購入してコレクションとして並べてみたいところだが、見た目ほど安い買い物ではないので、今回は直感的にコレと思ったデザインなものをチョイス。店員さん情報によればこの型が一番人気なんだとか。

夕方に入店、店を出る頃にはすっかり暗くなったヒルズの展望台からは寒さに澄んだ東京の街が一際綺麗に見えた。

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(1683) 体に刺激     2008/01/25

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炭酸飲料と聞いて真っ先に思いつくのはコーラだろうが、次に挙げるとすれば私はジンジャーエールになる。
子供の頃には無かったか知らなかったこの飲み物は他の炭酸飲料と違って味に飽きが来ないのが特徴。

以前にどこかの飲み屋でジンジャーエールに本物のすりおろし生姜が入っていたことがあって、刺激好きな私の口にベストマッチだったわけだが、さすがに自宅でそれを真似するのはちと手間であるし新鮮な生姜を随時キープするのも大変なので、せめてはじめから生姜のキツいジンジャーエールをゲットしてみた。

1本80円という価格は200ml程度の内容量を考えれば特別安いという感覚ではないが、なかなかどうしてこれが結構強烈な生姜の味わい。

オーソドックスなストレートタイプとDRYタイプの2種類があるが、DRYタイプはコカコーラブランドのそれとほぼ同じ刺激、今回のお気に入りはオーソドックスなオリジナル。

これ以上の刺激を求めるなら確かに ”すりおろし” を入れるしかないという感想。但し、いかんせん内容量が少ないので、出来る事ならこれのペットボトルでも売っていればいいのですが。


(1682) 光の中に風を見る    2008/01/24

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Cafe のガラスに反射したディスプレイが、
まるで空中に映し出された3D映像のように見えた。

最近は寒さのあまり、季節を感じることはあっても、
街の変化や人々の表情の豊かさに鈍感になっている気がする。

”暖かい” ”温かい” という言葉は、
その空間の状態を表すと共に、人の気持ちの表現にもよく使われる。

それら二つの意味は切っても切れない関係にあるように、
こんな時期だから考えてみたりする。

寒さに強い私でも、そろそろ春が待ち遠しい。


(1681) 硬い画    2008/01/23

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先日、海外で撮影したという写真を知人からじっくり見せてもらう機会があった。

私ほどカメラや写真に関する先入観が無く 素直に現実を捉えるからなのか、どの写真もその時の感情が上手く現れているように見えた。
上手いか下手かで言えば確かに細かなポイントには改善の余地があっても、何を撮ろうとしたかに大胆な発想があり面白い。

やはり写真にはその人自信が写りこむから、私とは違う生き方がそのままカタチとして見えてきて人の作品から学ぶ事は多い。

そして私はといえば、近頃何を撮っても自分で納得のいく画にならない。すこし落ち込みます。


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