さあ今日は写真を撮るぞーっと意気込んでみたは良いが、窓越しに外を覗くと日が差す事はあるが春特有の霞んだ空...。それでも室内で撮っているよりもいろんなシーンでテストが出来るからと昼過ぎからお出かけ。
コンパクトなカメラバッグにはおなじみの RICOH GX100
と、昨日買ったばかりの SIGMA DP1 を ”ほぼ同じ設定” にして突っ込んだ。
実際に撮影している間は、SIGMA DP1
の液晶ディスプレイの性能の悪さにモチベーションを保つのが大変だが帰宅後PCに転送してみてビックリ。RICOH GX100
も初めて使った時にはかなりの解像感とレンズ性能だと思ったが、やはり DP1 は別格である。
DP1 と GX100 それぞれ ”同じようなシャッター速度と絞り値”
で撮影した写真は、小さな画像で見ている分には若干のホワイトバランスの違いを感じる程度だが、ピクセル等倍で確認すると GX100
では画像が荒れてくるのに対し DP1
は非常にシャープ。上の茶色いマンションの写真では壁のレンガ模様までもが確認できるほどだからこの解像感は確かに高性能一眼レフに匹敵する。
とある掲示板を覗いたところ、私同様に DP1
を世間より一足早く手に入れたユーザーはフルサイズCCDを採用したNIKONのフラッグシップ機 D3
との画質比較を行っていたが、それでさえ結果は DP1 のほうが解像度が高いという結論に達していた。
さすがに D3
ほどあらゆるシチュエーションで万能に安定した結果になるとは思わないが、確かに条件さえ整えば驚くほどの画像に仕上がるようだ。
SIGMA というメーカーには、この DP1 に採用される Foveon
センサーと全く同じイメージャーを持つ兄貴分の一眼レフカメラに SD14
という機種があるが、つい最近までは17万円台で店頭に並んでいたにもかかわらず、DP1 の正式発表と共に DP1
以下の価格にまで値が下がった。
同じイメージャーだとしても、Foveon
に最適化された画像処理エンジンが載ったのはこの DP1
が初めてだから、それらの組み合わせで一気に一眼レフの能力を超えてしまったということなのだろう。勿論、メーカーだって次を考えているからそういった手段に出ているんでしょうけど。
さて、今日撮影したのは全てJPEGファイルのみ。勿論DP1はRAW記録に対応しているからしてその気になれば今日の結果以上のものだってPC上で簡単に現像できる。でも一般的なベイヤー配列のCCDと違って色味などにちょっとクセがあるのも事実。使いこなしが難しいカメラである事も間違いない。
上の写真をオリジナルファイルのままご覧いただけます。 (ファイルサイズが大きいため期間限定と致しますがご了承ください)
SIGMA DP1 オリジナルファイル RICOH GX100
オリジナルファイル
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