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(1810) 短い休日の過ごし方    2008/05/31

日本にいると時間があっという間に過ぎていく事を実感する。それは自由の利く今日のような週末ならなおさらだ。

中国にいるとホテルでテレビをつけても日本のNHKチャンネル以外言葉が分からないから見ることは少ないし、インターネット接続も分単位で料金が発生するから最短時間しか使わない。で、案外時間を持て余すこともあった。ホテルから歩いていける距離に楽しめそうな場所も無かったので...。

となると、部屋にいてもBGMくらいは欲しくなる。ベッド脇には5チャンネルくらいの有線放送が聴けるボリュームとセレクターが付いていて、そいつを回して洋楽チャンネルに合わせれば、英語の分からない私にとって日本も中国も環境は同じとなるわけだ。

今日は日本の自宅にいてその環境作り。iTunes Music Storeで Elliott Yamin のアルバムを丸ごとダウンロード。いつもと違った曲を BGM にするだけで気持ちは随分切り替わるものだ。これにて短く感じる休日がゆっくり過ごせればいい。


(1809) 青い体、黄色い尾びれ    2008/05/30

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急遽北京での仕事が入ってしまったため1週間遅れでの ”お魚投入” となりました。

水槽立ち上げからほぼ4週間が経過しており、ヤドカリ隊長と副隊長がテストフィッシュの代わりをしてくれたので水質もかなり安定。茶苔もほとんど無くなり透き通った水。エダアワ珊瑚のポリプも全開だ。

私がこの ”おかもち水槽” で飼いたい魚 No.1 はハコフグやコンゴウフグ。真ん丸い体に小さな尾びれという ”泳ぐには適さない体形” で一生懸命進んでいく様が可愛いという単純なる理由。でもこのところどこのショップでもその小型サイズをなかなか見かけず入手困難のため、先行して購入してみたのは先週見送りとなった ”ナンヨウハギ”。映画 「ファインディング・ニモ」に出てくる ”ドリー” と言ったほうが馴染み深いらしい。

幼魚であるこのナンヨウハギは10円玉サイズくらい。私の小さな水槽にはぴったりの大きさだ。でもどんどん大きくなって20cm近くになるらしいけど...。

購入してきた生体を投入するにはまず水あわせという作業を行わなくてはならない。いきなり水槽内にポイッとしてしまうと急激な水温水質変化によりショック死してしまったり病気になってしまうのだ。小さな容器に隔離して、温度を合わせ、その後、1/3〜1/2ずつ水を入れ替え1時間程度かけて水質を合わせる。

紫色のライブロックがメインの水槽にこの奇抜な色はとにかく美しい。”染めた” としか思えない青、黄色、黒の3トーンカラー。でも水槽内に開放してあげた途端、外へ逃げようと必死なのかガラスに激突しまくり。もしかしておかもち水槽が綺麗過ぎてガラスが見えないのかしらん。


(1808) 大きな国。だから道は真っ直ぐ    2008/05/29

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北京は暑く、半袖一枚で充分な季節。それでも月曜日から涼しくなったらしく先週末はもっと暑かったらしい。
この調子で真夏を迎えたらどんなことになってしまうんだろうと心配になる。

でも本当はそれ以上に帰国した日本の14℃という肌寒さに驚いていて、
飛行機から降りてきて半袖で頑張っているのは、がたいの良い白人男性と私くらいのものだ。


日本でも都市の車渋滞はマニュアルミッションに乗る私にとって結構辛いものがあるけど、中国のソレは比ではない。
ホテルまで送り迎えをしてくれる現地ドライバーの方は上手く渋滞を避けるルートで走ってくれるからいいものの...。

やはり、車の数、自転車の数、人の数。全てが日本と比べるまでもない。


(1807) 損得無く    2008/05/28

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昨日今日は忙しすぎて中国観光など何も無し。仕事ですから。

昼食は和食、夜は広島風お好み焼き...。日本かここは?と未だに中国にいる実感がわきません。このまま明日帰国する予定です。

でも街の埃っぽさと自転車や3輪車の多さ、油っぽいにおい、そのどれもが日本では感じる事の無い生活習慣だったりして、数日滞在するぶんには刺激となるかもしれません...。

ホテルのロビーに置かれた ”赤い箱”。

今回私が中国を一番感じたポイントかもしれません。募金箱だそうです。そう、あの大地震による災害で助けを求めている人々へ向けての。

どこかで災害があったりすると日本でも募金活動は行ないますが、その箱はスーパーのレジの片隅にあったりする事がほとんど。でも中国は巨大なホテルのロビーの真ん中に大々的に設置。これなら不正なく被災者の方へ届けられるのではないかと感じました。

明日のチェックアウト時には、私も気持ち程度ですが募金に協力しようと思います。


(1806) 桁外れの大きさ、中国    2008/05/27

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昨夜遅くに北京には雨がやってきて、「よしこの分なら明日は少しは空気が澄んでいるかも」 と思ったのは、ささやかなる私の希望でした。

でも、夜が明けてみれば昨日と何ら変わらない霞んだ街。ホテルの窓からは ひしめき合うように立ち並ぶビルしか見えません。ただ今回手配していただいたこのホテル、24mmというワイドレンズを使用して道路の向かいのビルまで離れても写真に納まりきらない特大スケール。有難い事に ”五つ星の高級ホテル” だそうで、私の自宅の5倍はあろうかという部屋の広さにもびっくり。”クローゼットルーム” まであるのですが、その荷物を置くだけのスペースで日本のビジネスホテル並みの広さ。

これだけ見ると中国にずっといてもいいかしらん...と思えてきます。


(1805) 今が旬、でも飛行機はガラガラ    2008/05/26

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久しぶりの北京です。でも遊びに来たわけではないので自由は少ないですが...。

着陸寸前の高度200m、飛行機の窓からは相変わらず霞んで地上などろくに見えない。オリンピック寸前だというのに北京の空気はちっとも綺麗になっていない。

前回訪れた時と大きく違うのは、空港に第3ターミナルが完成していた事。細い線で出来た天井などは中国人の芸の細かさと根気が見て取れる。そしてリニアモーターカー発着所となる真っ白なアーチ状の建物も、いったいその先が何処まで続くのかと目を細めてしまう規模。やはりこの辺りはオリンピックを大々的に意識した急ピッチな工事の成果。

そして道路を走っていれば今や誰もが知るオリンピック会場のシンボル ”ツバメの巣”。ただそんな事より私は、真夏を思わせる30℃近い夏の暑さにバテバテである。


(1804) 遊びに行きたい時ほど仕事でお出かけ    2008/05/25

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休日だというのに MINI に乗れない...。雨のバカ野郎〜!。
いえ、確かに今日は降っておりませんが路面が濡れてたらNGなんです。

急遽明日から仕事で北京に行くことになり、今日はその準備もあったりしたから車で遠出などまた先の話になりました。
今回は北京での滞在期間が短めなので、写真など撮っている暇は無さそうですが、
それでも RICOH GX100 を持っていこうか SIGMA  DP1 にしようか悩みどころです。本音はフィルムカメラなんですけどね。

ネット環境が繋がらない!という場所ではありませんが、この日記が滞るようであれば、それはしっかり働いているという事で...。


(1803) 魚より先に珊瑚投入    2008/05/24

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さて、昨日の熱帯魚ショップでカラフルなナンヨウハギの大群を見てしまい、すっかり買う気満々になっていたところまさかの原因で購入断念。気持ちは何か他のものにでも方向転換せねばおさまらず...。

”雨” と予報されていた今日も夕方までならなんとか天気も持ちそうということで、近所の熱帯魚ショップ ”ペンギンビレッジ” までトレンクルでポタリング。この数週間で各地の熱帯魚ショップを5店舗くらい巡って見ましたが、私が一番好きなのがこの ”ペンギンビレッジ”。売り場面積で言えば他に引けをとりますが、店内の清潔感と、展示されている水槽内のライブロックや珊瑚レイアウトが非常にセンス良く参考になるのです。毎週足を運んでいるのですっかり店員さんとも顔なじみ。

今日は小さな珊瑚 ”エダアワサンゴ” を購入して帰宅。ハードコーラルと呼ばれる若干飼育の難しい種類ですが、蛍光灯の光で十分な光合成が可能な珊瑚ということと、海水魚飼育には小さいとされる我が家の ”おかもち水槽” にもジャストサイズという単純な理由からチョイス。

今後、他にどんな珊瑚を投入するか見当も付かないので、レイアウトのしやすいライブロックに ”突き刺して” みた。人間の手で触ったり刺激を与えるとポリプが引っ込んでしまい ”ただの岩” のよう。でも30分もするとにょきにょきと生えてくる。へぇー、珊瑚ってこういう生き物なんだ。それが正直な感想。

光が必要な珊瑚、光を当てると繁殖する茶苔。今後はライティングにも気を使いそうです。


(1802) 海水を作る(2)    2008/05/23

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海水魚を飼育しようと考えると、昨日の日記に書いたとおり海水の塩分濃度を示す比重を気にしなければなりませんが、もう一つ重要な要素として pH(ペーハー) といものがあります。

遠い昔に理科の授業で習った気もしますが、”酸性” と ”アルカリ性” を示す値の事です。

水道水は一般的に pH が約 7.0 と言われており、完全なる中性です。海水魚を飼育する場合にはこれを 7.8 以上の弱アルカリ性にしなくてはなりません。まして珊瑚飼育を考慮すると 8.0 以上がマスト条件。勿論それは試薬を使って計測するわけですが、私の水槽では 7.8〜8.0 を計測。魚を飼うなら条件クリアーといったところです。

ところで先日 驚くべきスピードで繁殖し始めた ”茶苔” ですが、プロテインスキマーの装着と、茶苔発生の原因となる珪酸を取り除くための珪酸吸着剤投入により、ここ2,3日で落ち着きを取り戻した ”おかもち水槽”。そろそろ魚を入れてもいいんじゃないかと仕事帰りに新宿の熱帯魚屋ショップに立ち寄りました。

当初から熱帯魚飼育の目的であった ”ハコフグ” は いらっしゃいませんでしたが、ナンヨウハギのベビーが沢山入荷しており 思わず店員に声を掛けたところ、水槽をじっと眺めた後、「この中の何匹かに若干の白点病が見受けられます。購入は数日見送ったほうがいいと思います」 と正直な回答。私が店の店員になるならこういう人になりたいと思いました。


(1801) 海水を作る(1)    2008/05/22

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子供の頃、金魚すくい で取ってきた金魚は、水槽に入れても1日もすれば元気が無くなって水面に浮かんできた。理由は多分、水槽の中にポンプで空気を送っていなかったから酸欠になっていたんだと思う。よくテレビドラマなんかに出てくる金魚鉢はどれも ”ブクブク” なんて空気は出ていないけど、あれはやはりテレビの中だけの話のようです。

そして当時の金魚飼育から20年以上も経過した今、難しいとされる海水魚の飼育にチャレンジしているわけですが、今の所、お魚さんはまだ入れられずヤドカリが2匹のみ。それでもその2匹はそれなりにのびのびと暮らせているようなのでここまでは成功といったところでしょうか。

さて、海水魚ということは ”塩水” で飼育する事が前提なわけですが、専用の海水の元を使用するにせよ、この海水濃度を時々気にしなければなりません。と言うのも、水換え時は勿論の事、普段水槽にライトを当てて観賞するだけでも当然水は蒸発していくわけで...。

つまり、水が蒸発した分は、塩分濃度の高い海水になるわけです。そこで写真の比重計を使用して、真水の重さ1.000に対し1.020〜1.023という塩分濃度に調整するわけです。水換えもしくは足し水をして水槽を満水にした時 1.020位 にしておくと、多少の蒸発があっても1.023 までの間に収まります。

この比重計があれば、アサリの砂出しも簡単に出来そうです...。


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