ナンヨウハギが早速病気。多分 ”白点病”。小さな ”おかもち水槽”
の居心地が悪くてストレスがたまったのか、もしくはここ数日留守にしている間に東京は気温の変化が激しかったようで、秋までヒーターは要らないだろうと油断した隙に水温が下がりすぎた事があったのか...。
白いポツポツが体表面に現れるのが白点病。それだけならいいのだけれど、魚自身は体がかゆいのか、痛いのか、ライブロックや温度計や色々な所に体をこすり付けたりして表面がボロボロになっていってしまう。完治させない限り死に至る病気。
珊瑚を入れている水槽では薬品による治療は出来ないので、別の容器に魚だけを移して薬剤を溶かした水で治療する。ネット情報で評判とされる薬品を買い込んで帰宅後早速の治療...が、薬剤を溶かした水に移した途端、ナンヨウハギは見る見る色が薄くなり横を向いてしまう。しばらくすると呼吸もままならなくなり、危篤状態。薬剤の分量間違いも考えたがそれよりも水槽の水とは
ph(ペーハー) が違いすぎてペーハーショックを起こしたと思われる。慌てて水槽に戻した。
やがて5分もすると、危篤状態からは持ち直したが、白点病はそのまま。そう、白点描を直すには薬剤浴でも1週間は必要。危篤状態で数分間薬を浴びても治るはずも無く。
仕方が無いので、水槽に直接投入できる ”白点駆除剤”
と ”プロテクトバクテリア”
を利用して、魚の表面から白点虫を落として食べてもらおうという手段に出た。ただこれらの製品は2週間ほどの長期戦。明日から中国成都に1週間出張予定の私に出来る事は出発ギリギリまで具合を見ることくらいか...。
1週間も家を空けると、水槽の水は蒸発し、塩分濃度(比重)が上がってしまう。それでは魚も珊瑚も危険な状態になるのでなんとか今日に間に合った点滴セット。医療用の点滴を利用して、蒸発する水を1滴ずつ純水で補充するつもり。計算してみると40秒〜50秒で1滴落とせば水位はキープできるはず。しかし実際にはそこまでゆっくりした点滴は調整が難しい..。
照明用タイマーも装着し、これにて ”光”、”餌”、”水”、”温度”
を全て自動化できた。薬の自動投入だけは出来ないのが心配だが、これで何とか1週間頑張って欲しい。 |