”写ルンです”
という説明いらずの明快なネーミングが当時大ヒットとなった使い捨てカメラ。あれからもう20年以上が経過したというのだからそのデジタル版が発売されると聞いても驚かないかもしれない。
3日ほど前に本当に発売された使いきりデジカメ ”ECO digi
MODE”。価格は1,980円。300万画素で50枚の撮影が可能らしい。フィルムカメラ ”写ルンです”
との圧倒的差は撮影後10秒以内だったら撮り直しが可能であること。メーカーの言い分は無駄なコマを使わずにすむという理屈。まあ確かにデジタルのメリットと言えばそうかもしれない。でも本当はその失敗作の中に思い出は残るものだと思うけど...。
そしてこの夏にギリギリ間に合わせたのかウォータープルーフ仕様。簡単に言うと防水って事ですな。海に潜って撮りたい人には高価なデジカメを駄目にする心配も無く楽しめるかもしれない。
そして驚くのは一見高価と思われる背面液晶モニターは携帯電話からのリユース品だという事。そして今後はその他のパーツに関してもリユース部品を取り入れていくのだとか。なるほど携帯電話もそういう使い道があったかという印象。でも同じ規格の液晶モニターを入手するのは大変だと思うけど。
勿論このカメラ、使い切りといっても撮り終わったらゴミ箱にポイッでは無い。チェーン展開されるDPEショップでデータをCDで受け取り、カメラ本体は当然リユース。
ただ発想そのものはいいのだけれど、これだけカメラ付き携帯電話が普及した昨今、約2,000円を支払って300万画素のカメラを
”レンタル” するだろうか。 |