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(1900) ファームアップで改善できるか?    2008/08/29

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SIGMA DP1 で夜の撮影はまだしたことがない。でも光量に乏しい条件なら RICOH GX100 よりも向いている事は室内での試し撮りで何となく想像できた。

先日、夜の MINI 洗車でその様子を写真に収めようと DP1 を手にした。しかし、結果から言うと撮影に使用したのは GX100 だった。理由はバッテリー残量がゼロだったからだ。

DP1に関する掲示板などでは発売当初からバッテリーの ”持ち” が悪い事が取り上げられていた。フル充電で撮影を開始してもカタログスペックには程遠い枚数でシャッターが切れなくなる。それでも他のカメラにあるような ”レンズが引っ込まなくなる” 事態にはならない。バッテリーが少なくなるとまずレンズが引っ込む仕組みだからそこは ”おりこうさん” だ。

しかし、DP1 のバッテリーに関する注意点はそこではなく、カメラを使用しない時にある。

28mm単焦点、最短30cmマクロ、手ぶれ補正無し、とくれば日常的に持ち歩くカメラとしては多少の不自由が伴い、おのずと休日にじっくり撮る週末カメラの位置づけとなる。しかしだ、 DP1 は使わない間の待機電流が大きいのか、次の週末に電源を入れるとバッテリーが空っぽになっている事が多い。充電には数時間...。出番はますます減る。

オプションの純正バッテリーが2,200円と格安なのはその理由あっての事か?


(1899) だから人は立ち止まる    2008/08/28

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「どうせ歌うならこんな所じゃなくて渋谷とかに行けばいいのにね。そうすれば誰かに拾ってもらえるかもしれないのに」

音楽家の彼が発する言葉にしては随分現実的だった。

私はストリートミュージシャンを見るとつい応援したくなる。それが学生くらいの若者だとなお更だ。
夢と現実は別世界と知りながらも、1人でも多くの人にこの音を届けたい!というピュアな気持ちが溢れている。

そういう意味ではこの前閉幕したオリンピックに代表されるスポーツにも共通する所がある。
今の自分に出来る精一杯で正面からぶつかる。

社会に出て周りを見渡せば正面からぶつかっていく人のほうが少ない。
リスクを減らし、楽をして、少しでも多くの収穫を得る事ばかりを考える。
それだけでは自分自身を満足させる事は難しい。

写真は数年前の上野公園。

風に乗って届けられる彼の音に足を止める人々の姿が印象的だった。
よく晴れた同じ場所でまたいつか再開出来ることを私は楽しみにしている。


(1898) 夜洗車、明日は雨     2008/08/27

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晴れた!と言うか雨が降らなかったから、仕事が終わってから洗車場へ。
あれ以来自宅駐車場に停めておく時はサイドブレーキを使っていない。だから今日は何事もなくすんなり発進。ああ気持ちよく走れる...。

数日間雨ざらしにした代償は大きく、部分的に水垢がこびりついて少し擦ったくらいでは落ちない所もあった。
あまり強く擦ると磨き傷が付いてしまうから、こういう場合は歯がゆいながらも今日の所は程ほどにして天気の良い日の日中にまたじっくり考えるとする。

しかし1ヶ月ほど前にポリマー加工を施したばかりだというのに、ここに来て長期雨に濡れたためポリマー層が薄くなった箇所もちらほら...。
こうなってくるとやっぱり自分でもワックス掛けちゃおうかなぁなんて思えてくる。

涼しくなると物事が冷静にしかも貪欲に考えられる。


(1897) 太陽が夏休み    2008/08/26

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雨に濡れないように保管してくれていた iR MAKERS の厚意を裏切るかのように毎日冷たい雨が続く。まだ8月の下旬だというのに残暑どころか長袖の準備が遅れているくらいだ。

先日の土曜日に MINI をピックアップしに行ってから1日として路面が乾く日がない。したがって洗車も出来なければ走行も出来ないからして、シートカバーも掛けられない状態。

納車してから1週間以上の雨ざらしは今回が初めてだ。

自宅にいながら毎日気になるのは、白い車に水垢が付いてしまって次回の洗車が大変になる事と、ルーフやライト周りの錆びやすい箇所に変色などの兆候が見られるのではないかという事。

考えてみれば一般的に車は青空駐車をするものだし、雨や雪の荒れた天候も計算に入れて作られているはず。だとすればたかが1週間ぽっち雨ざらしにしたからといってなんて事ないはずだが、博物館から出てきたようなピカピカな状態を保つというのはそれくらい気を使わなくては実現が難しい。

明日こそは晴れないまでも降らずに路面を乾かして欲しいと願う。


(1896) 10年前の西新宿地下    2008/08/25

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「デジカメの画素数をわざと減らして撮る事にメリットってあるんですか?」 質問はかなりストレートだ。

カメラメーカーによってはそこにメリットを見出せるような仕組みを持つモデルもあるが、
そもそもそんな事を意識しながら写真を撮るというスタイルが私にはマッチしなかったから回答には時間を要した。
しかしそういったことに興味をもってくれるのはうれしい事だ。

毎日カメラを肩から提げ、仕事場への道のりに1駅分を歩く事で意味を感じていた頃、装填していたフィルムは T-MAX 3200。
ISO 3200 という感度はプリントしたら相当粒子が荒れた画になるが、
10日に1度 綺麗な画を撮る事より、見慣れた景色に何かを感じた時すぐにシャッターが押せる ”感度” こそが私には重要だった。

マニュアルミッションの車とフィルムカメラ。どちらも21世紀では生き残れない運命にあるのだけれど、
人間がそれを機械として作り出した本質を、今頃になって教えてくれているように思う。


(1895) 美しき17日間    2008/08/24

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いよいよ北京オリンピックが閉会式を迎えた。
お祭りとかイベント好きな私としては本番よりも開会式や閉会式の雰囲気が好きだ。

開幕直前まで私も北京にいて、会場付近を歩いていたからブラウン管越しに見る景色にはほとんど見覚えがあった。

そういえば私も周辺で写真を撮ったなぁとパソコンの中を確認すれば、記憶に新しい衝撃的な画が何枚かあった。
”鳥の巣” のすぐ裏にあるお店の入り口でノーファインダーで撮った1枚。
ちゃんとファインダーを見て撮った構図もあったが、このコマに一番現地の雰囲気が現れていた。

日本で言う所のコンビニなんだろうが、その名も ”商店”
埃っぽくてボロボロの路面に無造作に置かれた三輪車は捨てられているのではなく、サドルには大事にビニールが掛けられている。

撮影中に店のおばちゃんから、「やだー撮らないで!」 みたいな事を言われたけど、「あー大丈夫 大丈夫!」 と日本語で返した。
お礼と言っては何だけどペットボトルの飲料水を購入した。

今夜は最高に華やかな北京の夜。

日本以上に貧富の差が激しい中国だからこそ、このオリンピックをきっかけに皆が裕福に暮らせるようになって欲しい。


(1894) MINI 復活    2008/08/23

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「雨だからきっと来ないと思ってました。」 との一言は、iR MAKERS のWさんから。

私が雨の日に MINI には乗らないことを十分理解してくれての事だ。だから作業が終了した愛車はいつもガレージの中に入れてくれている。ありがとうございます。

確かに今日は午後から雨がパラついていて夕方からは本降りになったけれど、明日も同じような天気だと聞いたし、来週までガレージ内に置いておいてもらうのも申し訳ないと思い、意を決してピックアップに行きました。

今回、MINI のリアブレーキが固着してしまった原因は、高圧洗車によるブレーキドラム内への水の浸入がシューとドラムとの貼りつきを引き起こさせ、それが長期サイドブレーキを引いたまま走行しなかったために錆び付いたというもの。やはりハンマーで叩く程度では外れなかったらしい。自分でやっていたらドラムを叩きすぎて変形していただろうな。

さて、いつもお世話になっているこの iR MAKERS は、世田谷にある iR の整備工場として大田区の少し奥まった所にあるこじんまりとした建物。裏路地を通っていくので一方通行が多く、正直、目立つ場所ではない。しかも看板は写真の通り、小さなもの。

それでも次から次へと MINI が集まってくるのはやはり仕事の丁寧さが売りだからでしょう。


(1893) スローなカメラ    2008/08/22

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私が松本で仕事をしている間に、SIGMA DP1 のムック本が発売された。

デジタルカメラマガジン特別版としての内容はちょっと立ち読みしただけでも楽しさが伝わってくる。そのままレジへ...。

フィルム時代のライカに代表されるレンジファインダーカメラは、レンズ交換式だった事もあって、ストロボを取り付けるアクセサリーシューに外付けファインダーを装着するのが実用的だったし、かっこよくもあった。でも、デジタルカメラになってからはファインダーを覗きこんで撮影するというスタイルはめっきり減って液晶画面こそがすべて。

そんなデジタル撮影スタイルの中にアナログ感覚を思い出させてくれるのがDP1。確かに外付けファインダーも良く似合う。でもそのオプションファインダーだけで2万円オーバーでは手が出ない。

最近ではこうした外付けファインダーが流行り始めたのか、Panasonic の Lumix にも魅力的なモデルがエントリーされた。うれしいことである。

ただ、今回発売されたこのムック本、書店での在庫が他の本に比べて随分少ないのは、やっぱりこういったカメラはごく一部のカメラ好きがターゲットだからだろうか。


(1892) Stopping the Summer!    2008/08/21

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仕事で長野を訪れるのは珍しいのだけれど、今日は松本市まで ”あずさ” でGO!

予定では昼過ぎには松本駅に到着するはずだったのに、下諏訪駅で信号機トラブルが発生、私は茅野駅で立ち往生。
こんな時はJR職員も乗客のマナーに注意も出来ないのか、ホームに腰掛ける人もちらほら。
なんだかその風景がほのぼのしていて時間の流れを止めてくれた。

1時間以上も ”待ちぼうけ” の末は、乗客数半減の運転再開。
不思議と待たされた事へのストレスが無かったのは、程よい夏の陽気と抜けるように青い空。

日が落ち、夜になると、松本の空気はすっかり秋に変わっていた。


(1891) ドライブの予感    2008/08/20

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iR MAKERS から連絡があったのは昨日の事。愛車 MINI のブレーキ固着に関しての報告だ。

作業は順調に進んだと聞いたが、プロの技を持ってすれば錆付いて動かなくなったブレーキも当日中に直ってしまうようだ。
後はフラットスポットの出来てしまったタイヤを新品に交換するのみだと言う。
さすがに100台規模の駐車場をホイルロックしたまま強引に引きずればタイヤなどボロボロになってしまったのだろう。

どうやらトータル出費は想定内で収まりそうで何より。

ところで2日程前に自動車保険1年更新の案内がダイレクトメールで届いた。
実は今回我が家から iR MAKERS までの30km弱の道のりをレッカー移動したのはこの保険が適用となった。
しかも事故などとは異なるから割引等級に変動も無く来年以降の更新に関しても保険料アップの心配はなし。

こんな事なら不調を訴えた当日に早急の手配をすればよかった。
だって MINI って車はちょっと対処が遅れるとすぐに錆びてボロボロになってしまうからね。


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