急遽買い集めて色々試しているUSBメモリー。最近では超小型のものが各社からリリースされているが、小ささ故に無くしてしまう事が懸念だったり。でも、今回はその ”小ささ” を極限まで追求したモデルに注目。パソコンに常時装着となる
Ready boost 機能を活用するためだ。
Ready boost 機能は Windows Vista
から採用されたOSのキャッシュ機能だ。高速大容量のリムーバブルメディアにアプリケーションが頻繁にアクセスするファイルをミラーリングしておき、次回起動時からはHDDではなくメモリーから読み込む事でスピードアップを図ろうという技術。だから一番重要なのはアクセススピード。
各社から発売されているUSBメモリーの中には Ready boost 対応
と記された超高速タイプも存在するが、普通サイズのUSBメモリーをモバイルPCに常時装着しておくには出っ張りが大きく見た目もナンセンス。だから今回は小ささにもこだわったというわけ。
いくつか試してみた結果、一番のお気に入りはバッファローのUSBメモリーアダプター。リムーバブルディスクであれば使用メディアに制限は無いから、携帯電話などで使われる
micro
SD(SDHC)カードを用い小型のUSB変換アダプターと組み合わせれば世界最小USBメモリーの出来上がり。この小ささときたら、USB端子の中にmicro
SD カードを挿入するためPCからの出っ張りは 5mm 位。これ以上小さくなったら手では取れなくなります。そしてmicro SDHC
カードに選んだのは現時点でトップレベルのアクセススピードを誇る San Disk の Mobile
Ultra。ただしアクセススピードはメモリー本体の性能と変換アダプター(リーダー)の両方に依存するから、念のためベンチテストを行うと
Ready boost対応が謳い文句の Sony製メモリー同等の結果が出た。
さて準備が出来たところで次なる問題。それは Ready boost は
Windows Vista から標準搭載された機能であり、私が使用する Windows XP
では使えない事。でもね、あるんだな世の中にはソレを実現するソフトが。(シェアウェア)
で、効果はというと...。う〜ん、早くなったような気がする。それで良し。私のモバイル PC は内蔵HDDを
7,200rpm に交換しているため、それだけでディスクへの読み書きが非常に高速。Ready boost はマシンスペックの低い PC
のほうが効果が期待できるんじゃないかと思う。 |