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(2050) 色々勉強になります    2009/01/26

前々から訴えている当WEBサイトの制作ツール更新。本心は、ツールではなくデザインを変えたいのだけれど...。なにぶん過去の情報が増えすぎてしまって二進も三進もいかない状態。

実は先日、知人にこのページの制作法をブログではなく完全なる html を WYSIWYG エディタで地味に更新していると話したら、さすがに驚いていた。今時のブログだったら、レンタルサーバーなどを利用すれば色々なテンプレートやツールが準備されていて、写真と文字をアップロードさえすればそれとなくデザインチックなページが完成する。だけど私の場合は、そーゆー便利なツールが出現する前から手をつけてしまったために、例えば写真を配置するなら横幅○○ピクセルの縦が○○ピクセルだから、差分の○○ピクセルを文字に利用して...なんて事を行い、ページを跨ぐ場合にはそれぞれにリンクを貼り付けてターゲットウィンドウのプライオリティを決めて...何て事で、とにかく労力と時間を要する。それでも毎日やっていれば慣れてきて今ではそれほど手間ではないのだけれど。

だが、明日から数日間大阪で仕事のため、このWEBページのデータを別PCに移動してみて気付いた事。これまで使ってきた WYSIWYG エディタ が Windows Vista では使えないことが発覚。アプリケーションを起動するだけで数々のエラーメッセージに見舞われる。1時間半程を費やして一つ一つ問題を解決していくと、Visual Basic 6.0ランタイムと、OCX・dll を Vista 環境に入れてあげなければ動作しない事が分かった。勿論それらのインストールには管理者権限が必要で且ついくつかのユーザーアクセス権を無効にしてあげないと始まらない。でも何とかクリアー。

ところが、Vistaの壁はそれだけではなく、私が愛用する WYSIWYG エディタ は、各ファイルのフォルダ階層構造がPCの中身とFTPサイトで全く同じでなければならない。まして、複数のPC間で環境を移動させ使おうものなら大変だ。Windows XP と Windows Vista では My Document の扱いがまるで違う。Cドライブの中での置き場所もフォルダ名も異なるため、これまで作成した数千にも及ぶファイルを全て再マウントしなければ使い物にならない。それがOS間移動の度に必要のなるのだから流石に私も頭を抱える。

あーこれに今後は Mac が加わる予定だけど、そろそろ手を打たねばなぁ。


(2049) 2週間に1度、2時間    2009/01/25

年末年始を体調不良で寝込んで過ごし、未だに咳は出るもののようやく本調子になってきたと思ったら、数日前から別の風邪を貰ってきたらしく、くしゃみ、鼻水、微熱に悩まされております。高熱は出ないようなのでインフルエンザではなさそうです。

それでも2週間に1度の水槽の水換えは待った無しでやってくるし、そのための水汲みは加湿器用も含めて必要だから、今日は万全の防寒対策を施して1.5km先のスーパーまで2往復。当然トレンクルでの出動です。ん、MINI はいつ乗るんだか...。

水槽の水換えもこの時期は大変です。何しろ元になる水が冷たいので、まずヒーターで1時間ほどかけ25℃まで温度調節を行ってから海水の元を解き下準備。水槽内の掃除と器具の掃除を行い、底砂を洗いながら水槽半分位の水を汲み出し、取り外した器具を組み上げ元の位置に設置。温度調節後の新しい海水を入れて照明器具を設置して終わり。でも実際はその後に控えるバケツやホースや洗浄器具の掃除が一番大変だったりします。

でもこの定期的なお手入れのおかげで、よく見る ”緑色の水槽” にならず、いつまでも新品のような透き通ったガラス面を保てます。何より、水質に敏感な珊瑚が順調に大きくなっています。


(2048) 神の目線    2009/01/24

DIARY2537.JPG - 66,423BYTES

ここのところデジタルばかりで、気が付けば加工する事ばかりに夢中。写真の本質を思い出すならモノクロが良い。

フィルムで写真を撮るのなら、そこに必要とされる最低限の機能と使い易さを併せ持つ名機を既に私は所有している。
MINOLTA CLE 、Nikon New FM2、どちらも素晴らしいカメラだ。

欲を出して Leica 何ぞが欲しいと言ってみたところで、私の腕と撮影スタイルからして前者には適わないと思う。

数年前の浅草。御賽銭箱の前で、人の数以上の願い事が聞こえてきそうだった。


(2047) 手段はいっぱいある    2009/01/23

DIARY2536.JPG - 112,396BYTES

今日の写真は HDRi ではなく1枚のRAWデータからの現像。

世の中にRAW現像ソフトは色々ありますが、SIGMA Photo Pro は結構優秀だと思っています。
特に明暗の激しい画像において Fill Light のパラメーターが有効で、シャドー部のみの調整が可能。

ある意味このソフトだけで HDR現像 に近い効果を出す事が可能です。


(2046) 私は思うのです    2009/01/22

久しぶりに開けた自宅郵便受け。正確には、毎日覗き込んではいたけれど、ある程度中身が溜まらないと開けない性分でして。そんな事だから、書留や小荷物の不在通知が入っていても気付いた時にはとっくに送り主の元へ返却されてしまっているのですが。

両手で抱えるようにして部屋まで運んだは良いけれど、その大半がチラシというのは頂けない。仮にチラシの内容が素晴らしかったとしても、この時代にエコと掛け離れた商売方法に少々疑問を感じる。ただこれについて語るには、まずこの私自身はエコと無縁の生活をしている事を始めに断っておかなければならない。

エコや環境という言葉を耳にする機会は色々あるように感じるが、実はそのほとんどがTV-CMの中だったりする。これは多くの企業が 「うちの会社はエコや環境問題にも取り組んでいます」 とアピールする手段であって、勿論それは悪い事ではないし、一個人が動くよりずっと大きな影響力があることは間違いない。

しかし、問題はそういったCMの登場人物が 「そっかぁ、環境にもやさしいんだぁ」 みたいな事を言っているケース。例えば車のCMなんかでよく目にするパターンだ。私の個人的意見として言わせて頂けば、環境に優しいかどうかで車購入を検討する人がどれだけいるだろう?ということだ。乗りやすさ、燃費、快適装備、デザイン、そして価格など、とにかく一個人が高価な買い物に至る時、環境問題よりまず自分が使うにあたって気に入るか気に入らないかが先ではないだろうか?

こうして書いていると、この時代、皆が環境問題に対し少しでも良い方向へと取り組んでいるというのに、私は凄く自分勝手な意見を言っているように思えてくるが、決して環境問題に対して取り組む事が悪いと言っているわけではない。ただあからさまに 「うちの会社はエコや環境問題にも取り組んでいます」 と謡っているのがプッシュされすぎてしまって本質が見えてこないような気がするのだ。

15秒や30秒という短いCMの中でお客さんが知りたいのは、車だったらどんな装備があるのかとか、食べ物だったらどんな素材が使われているかとか、CDだったらどんな曲が入っているかなど、少なくとも環境問題に取り組んだかどうかという企業努力ではないはずだ。

努力というのは決して人に語って認めてもらうものではなく、それを言わずして伝わってこそ何ぼだと思うのだ。

私はこれだけの努力をしました、だからいい商品になりました、買ってください!ってなんかおかしいと思いませんか?


(2045) HDRi な世界 (3)    2009/01/21

DIARY2534.JPG - 132,602BYTES DIARY2535.JPG - 121,211BYTES

HDRi、夜の撮影で気をつけたいのは必要以上の長時間露光。例えば、上の写真の場合、手持ち撮影は無理なので当然三脚を使用しますが、絞り値は昨日の日記の理由から固定。適正露出は、シャッター速度1秒、絞りF4.0なので、±2段の段階露出を考えるとオーバー側が4秒とアンダー側が1/4秒と算出できます。でももし適正露出時のシャッター速度が2秒だったとすると2段の段階露出のオーバー側は8秒となりこの辺りからが勝負。

何が勝負かと言うと、シャドー部のノイズです。

デジカメに搭載されるイメージャー(CCDやCMOS)は長時間露光を使用するとセンサー自体が熱を持つため ”熱ノイズ” なるものが発生します。ただ ”普通の1枚の写真” として楽しむ分にはそのノイズも大きな影響とはなりませんが、HDR合成素材として使用すると、シャドー部のノイズはノイズではなく適正露出とみなされ出力結果に残る傾向が強いです。そういったノイズを作画意図的に使う分にはいいのですが、そうでない場合には撮影時にあまり長時間露光をしないのがコツかもしれません。

もちろんシャドー部のノイズに対してはカメラのイメージャーサイズが大きいほど有利なので、こういった撮影にはフルサイズイメージャー以上を採用した一眼レフなどが向いている事は言うまでもありません。

実は今回の撮影は SIGMA DP1 で行っていますが、絞り開放F4で撮影しているのは長時間露光によるノイズを嫌っての事です。ノイズの影響が無視出来て長時間露光が自由に使えるのなら、F6.7かF8あたりで撮影することで光の回折効果が抑えられ更にシャープな画になるはずです。

サーバー容量に制限があるためオリジナルサイズとまではいきませんが、それぞれの写真はクリックすると大きな画像で見られます。


(2044) HDRi な世界 (2)    2009/01/20

DIARY2533.JPG - 119,271BYTES

高層ビルが、未来的高層ビルに変わるとき...。HDRi は摩訶不思議な世界を演出します。

オートブラケティングによる2段ステップ補正、3枚からの作画。
こうした素材の撮影では絞りは必ず固定で撮ります。つまりシャッター速度のみ可変。

フォーカスと絞りをいじってしまうと微妙に同ポジが来なくなるからです。


(2043) HDRi な世界 (1)    2009/01/19

DIARY2532.JPG - 135,275BYTES

HDR合成について、

1枚の画の隅々までを適正露出とするべく、広いダイナミックレンジの被写体を露出を変えて複数枚撮影し合成する作業である事は数日前の日記で説明したとおりです。

ところがこのHDR合成にはもう一つの楽しみ方があって、それが今回のような ”非現実的表現” への発展。実は近年、HDR合成と言うとこちらのほうが人気があります。

この半分絵画のようなディテールも面白いです。

結局のところHDR合成作業と言うのは、露出の異なる数枚の写真を重ねる工程で、いかに人間の目で見た ”感じ” に近付けるかがテクニックになってくるわけですが、近づけることが出来るのなら離れる事も出来るわけで、それをNGとするのではなく積極的に作画に生かそうというのがそもそもの始まりのように思います。

だからこういった合成技術というのは写真業界よりも、むしろ現実に似せた世界をゼロから作り上げるCG業界のほうがメジャーです。勿論このHDR合成も同様。

 

今日の写真は数日前に掲載したものとは違い、ちゃんと現場で段階露出撮影を行い、3枚のRAWデータから作っています。

ちょっと専門的な話になりますが、この写真は、3段もの露出補正を掛けて撮っていて、シャッター速度に置き換えると、1/1250、1/250、1/30、の3枚ということになりますから、シャドーとハイライトの輝度差が6段もあったと言う事です。

いろいろ撮影してみると、普通に写真を撮るには悪条件と思われるような極端な明暗差こそがHDR合成の素材としては面白かったりします。ただ、これまでは私の写真に対するテクニックというのがどれもその明暗差を生かすような、つまりシルエットにしたり、ハイキーにしたりすることでわざとコントラストを出す方法が多かったため、毎日の生活の中で絶好の被写体と思い撮った写真がHDR合成向きではなかったりする事もあります。

合成やレタッチと言う言葉には賛否両論あって、特に熱心な写真愛好家の間ではご法度とされる場合もありますが、案外やってみると面白かったりしますし、やはり現実の中から非現実的な合成用の被写体を探すのも難しいものだと実感します。

今後、いくつかの HDRi 紹介していこうと思います。


(2042) こんな便利そうなものが    2009/01/18

DIARY2531.JPG - 51,457BYTES

電波時計。今や目覚まし時計を中心として何も珍しいものではなくなった。いつでも正確に時刻を刻んでくれるから、ある意味、時計の正統派スタイルだ。

で、今回注目したのはその ”電波時計” ではなく、”電波温度計”。

例えば、起床時間ギリギリに起きた朝、急いで身支度をして家から出たら思ったより寒かった...なんて事はよくある。でももう一度着替えているような余裕が無ければそのまま駅に向かうしかない。だったら朝起きた段階で室内に居ながら外気温が分かれば非常に便利。

ただし、ベランダなどに温度計を設置してそれを朝一で見に行くとか、温度センサーだけベランダに設置して家の中までケーブルを引っ張ってくるのは美しくない。何とかベランダに設置したセンサーからワイヤレスで室内に情報を伝達できないものか...。

調べたら CASIO infoview(DQR-1J) という製品にたどり着いたというわけです。

でもこの製品、どうやら数年前に生産完了している製品のようで今や入手不可能。ネットオークションにすら出てこない。

そこで出しましたがな、直接メーカーにメールを。倉庫に眠っていたら譲ってちょってね。


(2041) トレンクル危うし    2009/01/17

2,3日前のTV番組で、珍しく自転車の特集が組まれていた。そこで少し面白い情報をゲット。昨年、2008年12月に道路交通法改正により、電動アシスト自転車の ”アシスト率” が従来の50%から66.7%に引き上げられた。

近年流行の電動アシスト自転車だが、実はそのアシスト率やアシスト可能な速度というのは法律によって決められていて、いたずらにハイパワーな自転車は製造できなかった。これまでは自転車が走行するのに必要とされる力の 「半分までならアシストしていいですよ」 という決まりだったものが、今後は 「2/3までならアシストしていいですよ」 になるわけだ。つまり人間の力は全体の1/3程度で走行可能と言う事。これはすばらしい。

昨年は原油高騰の影響もあったためか、電動アシスト自転車の年間売り上げ台数はついに原付バイクを抜いたというし、メタボ対策なども考えれば今後ますます自転車は注目されるはずだ。しかも今回の法改正により、これまで電動アシスト自転車と言えば専らママチャリタイプだったものがクロスバイクやマウンテンバイクにも発展するものと思われる。近年では回生充電なる技術も取り入れられているからブレーキングや下り坂で充電も可能。

ギアチェンジにオートマチックも登場したりしていて、自転車はいつしか車のようなハイテクな乗り物に進化しつつある。


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