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(2110) PIE2009(1)    2009/03/27

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PIE(PHOTO IMAGING EXPO)2009 に行ってきました。いや、正確には明日行くと言うか、この日記を1日遅れで書いているので結果的に明日の予告と言うか...。いつかこのページを自分で見る時のために、本当に行ったのは28日だという記録を残したいわけで。

今回、私が目玉として注目していたのは勿論 SIGMA DP2。当然、お客さんが触れる形で展示されていました。SIGMA ブースの中でも人だかりが出来ていたのもこの周辺。やはり皆が注目しているようです。

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DP1 というカメラはこの時代には珍しいほどのクラシカルな操作性。フィルムのマニュアルカメラに近いフィーリングで使えるところが良くもあり、他メーカーに負けているところでもあることは SIGMA 自身が一番分かっているのでしょう。今回の DP2 は見た目こそ DP1そっくりですが操作性がかなり変わっていました。その違いときたら DP1 に慣れていても取扱説明書を読まなければピンとこないくらい...。SIGMAの 担当者自身も私と同じ事を言っていました。

”買わないつもり” ながら心配になるのは、DP1の後継機種が DP2 では無いと言う事。レンズの焦点距離が 35mm換算で 28mm と 41mm。それぞれはシリーズとして平行して生産され、ユーザーも2台を使い分ける事が前提。となると、ボディを持ち替えるたびに操作性が異なるのは使いにくいのではないかと...。

それはさておき、このDP2、 F値全域でシャッタースピード 1/2,000 が切れます。DP1は開放付近では 1/1,000 とか中間絞りで 1/1,250 とか色々制限があるので、HDR用にオートブラケット撮影をすると気が付いたらオーバー側に比べアンダー側のステップ幅が微妙にずれる...ということが起きましたが、DP2は完璧です。


(2109) 情報は多いほうが有利    2009/03/26

量販店に並んでいるデジタルカメラ。フィルムカメラに代わる道具として一般的に受け入れられたということは、 ”写り” については十分実用域に達しているという事だと思います。それは撮るだけではなくその後の二次利用も考えた上で環境が整ってきたとも言えるのかも知れません。

ではこれからのデジタルカメラに求められる機能や性能は一体何か?と考えると、その答えには少し戸惑ってしまうと思います。それが更なる高画素数化では無い事は誰もが薄々気付いていると思いますが、かといって顔認識の精度アップでもないでしょう。

私個人が考える ”今後デジタルカメラに求められる機能” は、ずばり ”連写” です。それが秒間30枚(もしくは60枚)になれば立派なムービーカメラの代わりになるでしょうし、仮に2枚や3枚が限りなくタイムラグゼロで撮影できれば、ハイダイナミックレンジ合成撮影、パノラマ撮影、レンズを二つ持たせれば3D撮影にも使えそうです。デジタルはフィルムのような ”味” はありませんが、撮影後の処理に向いたデータですから、現時点でパソコン処理にて行っている補正や合成という機能をカメラに内蔵することで、デジタルの欠点を補ったり、フィルムでは不可能だった仕上げへと応用出来ます。

そのためには撮影条件の異なる画像がカメラ内に複数準備できれば加工材料として有利というわけです。

実はこういった機能、世のメーカーでどこよりも早く取り入れるのはいつも RICOH です。CX1 は連続撮影で自動的にフォーカスを前後にずらして撮ってくれたり、例のHDR撮影も可能です。そしてマルチピクチャーフォーマットを取り入れた世界初のカメラ。

2009年は、JPEG や RAW データばかりが写真ファイルではありません。複数の静止画ファイルを1ファイルにまとめて記録する。HDRi用やパノラマや3Dに使用するなら、コンテンツごと1ファイルにまとまっていたほうが管理がしやすいです。恐らく今後は他のカメラメーカーもマルチピクチャーフォーマットを順次取り入れていくでしょうから、Photoshop などでもレイヤーに展開できるようになりそうな予感がしています。

さて、そうするとRAWデータもマルチRAWみたいなものが規格化されるのでしょうか?いろいろ面白くなってきました。その辺りも含め PIE は注目です。


(2108) 気分は高まり    2009/03/25

いよいよ明日から PIE2009 です。それはアジア最大規模のカメラショー。場所は毎年恒例の東京ビッグサイト。

去年に引き続き今年も足を延ばすつもりですが、あの内田ユキオさんがカメラPRに訪れると言われているのは金曜日と日曜日だけど、私が行きたいのは土曜日だったりして、ちょっと日程について迷いがあります...。いずれにしてもWEB事前登録にて入場料が無料になりますからそれだけは手続きを済ませました。

今年の PIE は SIGMA から当然のように DP2 が展示されるでしょう。私個人の予想ではあと2週間もすれば店頭にも並ぶのではないかと...。実機に触れたら買ってしまいそうで怖いです。

また、カメラショーと言っても、カメラだけではなくフィルム、フォトペーパー、現像用品、フォトビューワー、モニターキャリブレーターなど、多くの周辺機器も展示されますから見るだけで楽しめます。


(2107) 名機は末永く使う    2009/03/24

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ここ最近 MINOLTA CLE を使っていて、距離計の微妙なズレを感じています。

通常、LEICA に代表されるこの手のレンジファインダーカメラは、
フォーカスを合わせるのに ファインダー内中心に表示される2重像を一致させるよう操作します。
小さな小窓の中に見える被写体が左右に2体現れて、フォーカスリングを回していくと徐々にその2体が重なって、
完全に一致したところがフォーカスの芯というわけです。

一眼レフやデジタルカメラに慣れてしまうと、レンジファインダーカメラでフォーカスを合わせる作業は職人技と感じます。
でも、実際は レンジファインダー=スナップ という使い方がほとんどですから、フォーカスはファインダーを見ずに感覚で操作する事が多いです。

とは言え、本来ピシャと一致すべきファインダー像が若干ズレていると感じるのは気持ちよくありません。
もはや修理不能と言われる25年も昔の MINOLTA CLE ですが、流石は名機。
このカメラの修理だけを専門に扱うカメラ店があるのです。早速依頼しましたとも。


(2106)それは ドラマチックな土曜日    2009/03/23

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写真を撮るときにはヘッドホンからBGMを流す...それが最高のバイオリズムを生む。

春には Calol King が柔らかい音色でマッチしそうだとか、夏なら Bryan Adams のストレートなサウンドが刺激的だとか考えながら。
でも今回は iPod で Shuffle されたその場限りの曲達が、何気ない日常的な景色の中に少しだけ刺激になりました。


(2105) Digital Photo の再現性    2009/03/22

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写真と言うのは、ある程度大きなサイズにしなければ見えてこない部分があります。それがフィルムの場合、2Lとか六つ切とか四つ切とか、規定のサイズを指定するだけで、世界各国何処へ行っても同じ大きさのプリントが再現できましたが、デジタルになって大きく状況が変わりました。

プリントせずに楽しむ事の多いデジタルデータは、それをプレビューするモニター性能によってオリジナルデータとは違った見え方をするということです...。

ピクセル数の同じ17インチモニターと20インチモニターでは解像度は同じですが物理的に見える大きさが変わりますし、サイズが同じモニターでもピクセル数が異なれば解像度の違いからなるディテールの見え方が変わってきます。まして、そこに Windows と Mac が混在すれば ガンマ値が異なるため中間調の再現性も変わってきます。

勿論、パソコンの世界にもモニター環境を統一するための規格は存在して、それに則って表示させれば明るさや色に関する見た目の統一性はある程度取れますが、画面サイズや解像度は、使用するモニターやパソコンの性能に左右されるため、特にこうしたWEBをデザインする際は基準が無くて迷ってしまう事が多いです。WEBページを作成する環境と、それを観覧する環境が異なれば作者が意図したレイアウトや大きさで表示されない事があるからです。

実は当WEBページも始めた当初は、掲載する写真サイズは極力小さくして解像度の小さなモニター環境でも画面スクロールせずに見えるよう心がけてきましたが、近年は流通しているモニターやパソコンの性能も徐々に上がってきたため、写真サイズは大きめにしております。

豆知識: 企業が作成するWEBページやブログなどは、そのほとんどが横幅800ピクセル程度に制限して作られています。パソコン画面内では縦スクロールより横スクロールのほうがやり辛いことが要因します。そんな中 Apple の WEB ページは例外で、横幅1,000ピクセル程度で作られています。勿論、モニター環境によっては横スクロールを強いられる場合もありますが、現行 MAC はその全てが高解像度ディスプレイと組み合わされるため、MACで見る分には快適と言うわけです。WEBデザイン一つをとってもビジネス的に良く考えられていますね。

え、当WEBはコーナーによって横幅はバラバラです。ページ数が増えすぎた今となっては取り返しが付かないのです...。あしからず。


(2104) 今でも心は学生気分    2009/03/21

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3連休の中日となる今日が唯一の ”お天気” と聞けば、寝坊しつつも大切に過ごしたい貴重な時間の使い道に悩む。
カバーが掛けられたままの MINI を駐車場に残し向かった先は、横浜みなとみらい。カメラを持ってこの地を訪れたのは十数年ぶりだ。

昨日に引き続きデジカメとフィルムカメラの両刃使いだが、日記用にチョイスしたのは SIGMA DP1。
フィルムカメラと持ち替えて使うには同じアスペクト比(2:3)が標準の DP1 が使いやすい。

記憶と重なる景色が減った分、新たに刻まれる景色にドキドキしながら、少し強めの海風から確実に春を感じた1日...。


(2103) 休みには公園でも    2009/03/20

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代々木公園を歩きました。沢山の出会いと、沢山の発見と、沢山の感動と、沢山の花粉が待って(舞って)いました。

今日が卒業式という学校も多いのでしょうか、卒業証書を持った制服姿の学生達が集まっていて、それに合わせる様にソメイヨシノが開き始めていました。この ”春” という季節に、出会い、別れ、淡いピンクの花びらは、どうしてこんなに心の振幅と上手くシンクロするのかと毎年のように感じます。

今日はこの日記用にデジカメも持っていきましたが、基本的にはすべてモノクロフィルムで撮りました。ただ、我ながら失敗したのは MINOLTA CLE に ISO400 をセットした事。CLE はシャッタースピードの上限が1/1,000秒なのでピーカンでは時々頭打ちになります。Nikon New FM2 なら上限1/4,000秒なので丁度2段分速く切れますから、FM2は ISO400、CLEは ISO100 が妥当です。

それでも撮り始めると昔の感覚がよみがえって来て、あっという間に100枚弱を撮りきりました。デジカメに慣れてしまったので、フィルムチェンジ中にシャッターチャンスを何度か逃したものの、レリーズ後に ”よし” という感覚も少しはありましたから何か撮れているでしょう。

そう、良い写真が撮れた時は、撮影直後に ”よし撮れた” という感覚があるのもフィルムならではです。そして、巻戻しクランクを回している時の手ごたえ...これも結構ドキドキしながら回します。もしその手ごたえが無い時は、フィルムが空回りしていて撮れていなかった時ですから...。

さあ、まずは現像上がりを楽しみに待ちますが、逆光撮影が多かった今日は露出が心配です...。


(2102) 名車記念日    2009/03/19

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今年は MINI 誕生から丁度50周年を数える、50th ANNIVERSARY です。当然世界各地でお祭り騒ぎになる事間違いなし...。
そこで今回はそれに先駆け、東京駅脇の Gran Tokyo South Tower にある BMW Group Studio にてちょっとした展示イベントが行われています。

お洒落で垢抜けた空間に2台の新旧 MINI。ROVER-Paul Smith と BMW-John Cooper S。どちらも 歴代 MINI の代表的存在です。

実はこの Paul Smith モデルは、私の MINI を購入したショップ iR が提供しているもの。とにかく状態の良いモデルを扱っていると評判だけの事はあります。
でも、こんなふうに展示するならこの私に一声掛けていただければ ”日本一綺麗なMINI” お貸し出ししますのにぃ。

帰りにちょっとしたおもちゃと、ポストカードを貰った。このポストカードがなんともカッコイイ。つい並べて写真を撮りました。

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(2101) 安定こそ成功の証    2009/03/18

昨日や今日の暖かさときたら、もうとっくに春の訪れを感じさせる ”外を歩くには暑いくらい” の陽気。部屋の暖房も徐々に稼働率が落ちているのが分かります。

これで、スギ花粉と黄沙が無く、風が弱かったなら、春という季節を最高に好きになれるのに。

最近順調なおかもち水槽は、変化に乏しく退屈と言えばそれまでだが、小さな環境で安定していることが何より成功の証だからして、こんなに有難い事は無い。ただ部屋の温度が少し高めになると途端に水温も上昇気味になるので、これからの季節気持ちがいいからとポカポカの部屋にしてしまうと魚が水温の急激な変化についてこれず白点病になる可能性が高い。ゴールデンウィーク以降はエアコンを掛けっぱなしにするとして、それまでの間が気を使う。


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