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(2120) 仕上げると言う事    2009/04/06

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依頼してあったプリントがようやく上がってきたと思ったのに、またも納得のいかない仕上がりに再プリントを依頼。
またも...と言うのはこれが2度目の再プリント依頼と言うことです。

実は今回数コマの手焼きプリントを行っているのですが、そのうちの1コマがどうしても焼き込み過ぎていてコントラストが強すぎるのです。
勿論プリント依頼の際は、基準となるサービス版プリントに部分的な覆い焼き指定と、全体の仕上がり具合を書き込んで説明するのですが。

現像から数えたらもうすぐ3週間が経とうとしているのに未だにまともな画が仕上がってきません。
これがデジタルならマウスでちょいちょいっと簡単にいくところ、フィルムは職人の腕次第。

簡単にはいかないからこそ、仕上げまで持っていけた!という実感が特別な事に感じられるのです。


(2119) ミサイル<桜<だんご    2009/04/05

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お花見がしたかったわけではありませんが、「雨が降る」 と言われていた日曜日に日が射せば、自転車で出かけてみたくなるというものです。

流石にこの週末の公園は何処も人でごった返していて、自転車よりも徒歩が丁度良いペースと感じました。それでも駆動部分を Duraace で固め、カーボンシートポストが印象的なトレンクルオーナーも見かけましたし、折りたたんだブロンプトン脇のベンチに腰掛ける青年など、とにかく自転車が上手く溶け込む風景は桜と共に春を象徴していました。

印象的だったのは桜に向けてカメラを構える人々の多さ。高級一眼レフから携帯電話のカメラまで、足を伸ばして桜の枝に食いつかんばかりに集中している様子が、数年前よりも増した気がするのです。

一年で一番カメラが使われるのがこの ”桜” の季節と ”クリスマス” と言われますから当然でしょうけど、写真が昔より身近になった事は間違いないようです。

 

ミサイルが発射されたとの深刻なニュースを忘れさせるくらい、今日の石神井公園は穏やかで暖かでした。近所の団子屋さんも大賑わい...。


(2118) フィルムという選択    2009/04/04

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MINOLTA CLE は、距離計調整だけで済ませるつもりが、フタを開けてみたらあれもこれもと不具合が見つかり思いのほか修理代が嵩みそう。

 

近頃は MINOLTA CLE 以外に Nikon New FM2 も使っているし、勿論デジタルの SIGMA DP1 と RICOH R8 も活躍。利便性だけ考えれば圧倒的にデジタルだが、一枚の写真を仕上げる過程とプリントの質感を重視するとフィルムも外せない。

 

珍しく新宿の中古カメラショップに立ち寄って、世の中の ”相場” を色々と確認していたところ、焦点の定まらない物欲がふつふつと...。

正直、仮に 「どれか一つ買ってあげる!」 と言われたとしても、その選択に困ってしまう。

Nikon New FM2 用のレンズを買ったとしても、それをデジタルに応用するにはデジタル一眼レフカメラが必要になるし、MINOLTA CLE 用の G-Rokkor レンズを買ったとしても、それをデジタルに応用するには50万円オーバーの Leica M8 が必要になる。

一眼レフか、レンジファインダーか、それともデジタルとフィルムはまったく別のツールと考えるか...。

いずれにしてもフィルムとデジタルを両立しようと考えると、とてつもなくお金が掛かる。フィルムは贅沢な趣味になってきた。


 


(2117) 思い入れの強い国    2009/04/03

春という季節は、”花粉” と ”風” が穏やかなら、とても好きになれると思います。お日様の下が一番気持ち良い時期ですし。でもそれ以外に私が苦手とするのが衣類のチョイス。比較的 四季がはっきりしている日本では色に対する思い入れが強いようで、黒や茶色を基調とする私のような人はおのずとこの季節に溶け込み辛いわけでして...。

ピンクや緑とを見れば春や初夏を連想するでしょうし、茶色やオレンジなどは秋を思わせます。でも不思議な事に冬と言えば白やグレーを連想しますが、衣類に関しては白は夏だったりします。ポスターや雑誌のデザイナーとファッション関連のデザイナーでは求められる観点も違うのでしょうね。

女性はともかく、男性がTシャツ以外で白を着るというのはなかなか勇気がいることですし、いくら今年流行だからと言って緑は人を選びそうです。たまには私もカラーで行こうかな?なんて稀に頭を過ぎったりもしますが、実際のところ無難にグレーに落ち着きます。


(2116) 写真だけでも忙しい    2009/04/02

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一昨日の晩、
MINOLTA CLE は香川県のカメラ店まで距離計調整のため発送。

明日の午前中、
Rollei  INFRARED フィルムが長野のカメラ店から到着予定。

月曜日の夕方、
手焼き依頼中のモノクロプリントが仕上がってくる。

 

でも肝心な写真を撮る時間が無い...。


(2115) だから何度も歩く    2009/04/01

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いつものルートを歩くのに、買ったばかりの靴を履いているというだけで随分明るく有意義な時間に感じるのは、カメラの存在と似ている。
そして色や形、メーカーこそ一流でも、下ろしたての新品より履き慣れたスニーカーのほうが具合が良いのも共通する。

写真には自分自身が写ると言われている。嬉しい気持ちで撮れば嬉しさが、悲しい気持ちで撮れば悲しさが何処と無く現れるから不思議だ。

カメラを持って街を歩くとき、レンズ越しに見る画より、レンズを通す前に自分の目で見る景色のほうがよっぽど重要だと最近感じる。


(2114) キーホルダーとして    2009/03/31

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FUJIFILM に続き、AGFA と Kodak もとうとう 110フィルム の製造を終えるというニュース。
予告されていた2009春ですがヨドバシカメラにはまだ在庫が有り少しだけホッとしました。

110フィルムといえば昔ならポケットカメラでしょうが、近年では専ら ハリネズミカメラ だと思います。
ハリネズミカメラについては以前この日記でも取り上げた1,000円程度のトイカメラ。フィルムを装着したスタイルが可愛くて人気です。

そんなハリネズミも110フィルムが入手できなくなる今後は活躍の場を失う事となります。なんとも寂しい...。

と、そこに朗報が!出ました、まさかの ”デジタルハリネズミ”。可愛さ満点。これは欲しい。ただ、お値段がおもちゃとは思えない。


(2113) フィルムがデジタルに代われば    2009/03/30

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実は数年前にもこの駅で降りたけどその時は少し景色を眺める程度だったので、学生だった頃の記憶をトレースしながらカメラ片手に歩いたのは15年ぶりとなる大田区蒲田。

たった2年間という専門学校生活は、正直社会人になって過ぎていった時間よりも内容が濃く、記憶に残る景色は思いのほか鮮明で、だからこそ少しずつ変化を遂げる現実とのギャップに少し戸惑いと切なさを覚えたり。お金を節約するために TOKYU PLAZA (スーパー)でバイトをする友人から期限切れのカップラーメンをゴミ袋3つ分貰って、同室の先輩と何日も食べ続けた事、通学の途中に見える駅ビルの小さな観覧車の事、2年間で数えるほどしか外食をしなかった私が先輩に連れられて入った ”さんきち” (定食屋)。

ほとんどの景色に大きな変化は無かったけれど、ただ私がお世話になった寮の全部屋にはエアコンが設置され、それが女子寮へと変わっていた。

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寮と学校とは近いようで意外と遠く、線路沿いならではの直線の見通し距離が夏の炎天下には余計に気だるさを誘ったが、自転車でも渡れるよう異常にスロープを長くとった歩道橋や、走って通った銭湯へと続く操車場脇の道で、フェンス越しに見える休憩中の電車とブーンという小さな音のシンクロがあの頃の記憶をよみがえらせた。

さぼらずに毎日通った学校には校舎と呼べるものがいくつかあったけど、ある校舎は取壊され影形無く、ある校舎は新築されそれがかえって近寄りづらい空気を発し、いつまでも若いつもりだった自分に現実を押し付けられているようで少し寂しさを感じた。

変わらないものだってあるのさと、この日の昼食は ”さんきち” を訪れ、あの時食べたメニューを必死に探したが、見つからなかったのは献立ではなく私の記憶のほう。でもお店のおばちゃんとは15年前の会話をし、また15年後に来るからとだけ伝えて店を後にした。

駅の向こうには私がバイトをした回転寿司屋が今でもあるのか気になったが、次にこの土地を訪れるその日まで、そちらの景色は楽しみに取っておこうと思った。


(2112) ようやく人並み    2009/03/29

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私としては珍しく朝10時に約束の場所へ。助成制度の期限ギリギリで入荷したとの連絡を貰い、急遽昨日決めたスケジュールは iR MAKERS の協力あっての事。
高速に乗る機会は少ないにせよ、割引や一律 1,000円との話を聞けば、この機会に取り付けるしかないと世間に遅れて手配したETC車載機。

この程度の作業なら自分でやっても良いのだが、電源ケーブルの引き回しなどで試行錯誤するうちにインパネ類がダメージを受ける事は目に見えているので、勝手の分かっている iR MAKERS にお世話になったと言うわけ。大手量販店などで取り付けてもらったオーナーも仕上がりに満足できずにここを訪れると言う...。信頼のショップというわけですね。

MINI のインパネ周辺は正直この手の電子デバイスを上手く取り付けるのが難しい。それはスペース的な問題と、デザイン的問題の両方があって、今回もそれを両立するためワンオフ加工でアルミステーを制作してもらい、室内フレームに穴あけネジ止め装着と相成った。

仕上がりは上々で剛性感もバッチリ。スピーカー一体型アンテナもこのクラス最小の500円玉サイズ。しかもその厚さは5mm程。

あとはETCカードを作るのみですが、私の重い腰ではいつになる事やら...。


(2111) PIE2009(2)    2009/03/28

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PIE は新型カメラばかりが並んでいるわけではありません。コーナーの一部はフォトコンテストになっていてアマチュアからプロカメラマンまで、あらゆる写真が展示されています。ただ、デジタル時代ならではという印象が色とりどりのカラー写真の多さから感じ取れます。そんな中で ILFORD のモノクロ印画紙コーナーに立ち寄ると、慣れ親しんだ階調豊かなフィルムの質感になんだかほっとします。

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2年前の同展示会と比べ全体的にインパクトに掛ける気がした今回、いろんなメーカーの人と立ち話を繰り返す中で唯一真剣に聞けたのはモニターキャリブレーションについて。デジタルデータをパソコンからプリントするという工程を検討するにはどうしても避けては通れないモニターの色あわせ。そもそもモニターの色を合わせるためには部屋の照明にも気を使う必要があるから、昼光色を好む関東と昼白色を好む関西では、キャリブレート値も変わってくるという事になります。このあたりは、次にパソコンを買ったら本格的に始めようと思っています。

会場には他にもトイカメラや携帯電話カメラ用後付レンズなどの ”お遊びアイテム” も豊富にあって、高性能化ばかりが話題になりがちなカメラ業界を少しだけ ほんわかした空気に変えてくれます。そしてKenko から昨年発売になったデジタル一眼レフ用赤外フィルター。夏場のビーチで怪しい写真を撮る目的ではなく、世の赤外フィルムのほとんどが製造を終えた今、それに代わるアイテムとして注目されている製品です。残念ながら SIGMA DP1 用の46mm規格は作ってもらえない様子。

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