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(2130) ファインダーを覗く感覚    2009/04/16

「さっき怒られてましたね」 と言われた一言が、今日はいつまでも頭から離れませんでした。

きっと私が話す電話を近くで聞いていたのでしょう。「いつが休みで、いつは出社します」 みたいな事を話していただけでも、受話器の向こうの声が聞こえない一方通行の会話では、受け止め方次第で怒られているように聞こえたのかもしれません。

私も気が付けば30も半ばに差し掛かっていて、振り返れば色々な仕事をさせてもらってきて、映像音声のクリエイターとして3日も寝ずに理想だけを求めて作品作りをする事もあれば、一般企業で機器の販売をお手伝いさせてもらう事もあり、またそれらの設計に携わる事もありました。どれも求められる技術は共通だったりするので全く畑の異なる仕事とは言い切れないですが、そこで働く人達の考え方とか行動力とか方向性にはかなり差があって私もあらゆる場面で刺激を受けます。

例えばクリエイターという仕事は時間にはルーズで数時間の遅刻は当たり前、そのかわり集中し始めたら時間を忘れ夜も寝ずに取り組む。どうしても納得のいく作品が出来なければ納期や発売を延期してもらう。一方、一般企業(その定義は様々ですが)の場合には10分前行動は当然で遅刻などもってのほか。残業をするには申請が必要でなるべく経費は節減。納期は絶対で品質よりも信頼が第一。

勿論これらは私の経験による大雑把な方向というだけで、どちらが良くてどちらが悪いということではありませんし、全ての企業やケースに当てはまる事でもありませんが、これだけ環境や考え方の異なる世界を私は運良くいくつもの現場で経験してきたので、その場に携わる人達の気持ちというのはそれなりに分かるつもりでいます。でも仮に一方しか経験せず同じ世界の中だけを見てこの歳まで生きてきたとしたら、今の私は何を正と捕らえ何に疑問を持つだろう?と不意に感じる事があるのです。

物事は見る方向を変えるだけで少し違って見えたりします。


(2129) 急に元気がなくなる理由    2009/04/15

週末からしばらく家を留守にするので今のうちから ”おかもち水槽” の水換えを行い、足し水とオートフィーダーのセットを始めたところなのだけれど、今日になってコンゴウフグの様子がおかしい事に気付いた。

2匹いるうちの1匹は私が帰宅した時点でろ過装置の給水スポンジと水槽ガラス面の間に挟まっていて、身動きがとれず体力を消費した状態で発見。すぐに開放してあげたもののその後も元気が無く餌も食べない。更に、どうやら目が見えにくくなっているようで水槽のあちこちにぶつかりながら泳いでいる。多分餌を食べないのは見え辛くて探せないんじゃないかと思う。

慌てていくつかの水質検査を行ったが、取り立てておかしな数値でもなく原因不明の超不安定状態。他の魚と違いフグの場合は毒を持っているので、仮に死んでしまったりすると珊瑚を含む全ての生体が毒の影響で全滅してしまうらしい。

このままの状態で家を留守にし、水質が不安定になる事でフグがこれ以上弱ってしまうと最悪の事態も想定される...。う〜ん、早く元気になって欲しい。


(2128) 目的はいろいろあって    2009/04/14

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ロスとラスベガスへは、SIGMA DP1 と RICOH R8 を持っていくつもり。

今回はそれなりに自由な時間が多いので、出来る事なら MINOLTA CLE を積極的に使いたい。でも、海外にフィルムカメラを持っていく ”空港での手間隙” と、先のデジカメ2台は欠かせないからして、トータル3台体制での旅行は、撮影が目的ならともかく ”ついでに撮ってくる” 程度の覚悟では少々くたびれる。

しかし、せっかく MINOLTA CLE が調整を終え手元に戻ってきているなら...とも思うし、今日の内田ユキオさんのブログなどを読むと、今使わずにいつフィルムを使う?とさえ思えてくるからなかなか頭を悩ませる。それに CLE と共に歩くだけでアメリカの街並みも少しは違って見えてくるのではないかと。

 

旅の荷物は少しでも少なく軽くするのが近頃の私の方針だから、どれか1台は確実に置いていく事になるのだけれど、こんな事ばかり積極的に考えていると、突然予期せぬ理由で旅自体行けなくなったりするものだから、今は気楽に考えようと思う。


(2127) 新幹線でも眠れず    2009/04/13

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明け方3時に寝て4時半に起きるのでは、翌日の活発な行動は望めないが、
仕事でこの程度の無茶をしなければ私の生活リズムは治らないだろう。

昼間は大阪、夜には静岡。

東京に戻ったらそれなりにやらなければならない事が待っているけど、
今は頭の中でそれらの整理がついていない。

 

 


(2126) エリオット・アーウィット写真展近し    2009/04/12

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ライカ銀座店のクリーンな空間でゆっくり時間を過ごしている自分を想像していたら、新宿に用事があったはずなのに、気が付いたら有楽町におりました。

ビッグカメラでの買い物は、写真用品関連の隣がなぜかおもちゃ売り場だったりするせいで、落ち着かないまま必要最小限の時間で店を後に。だからこそ余計にライカ銀座店はカメラを購入させようと押し付けるようなショップではありませんし、1Fはカメラの空間、2Fは写真の空間という感じで、とても上品な佇まいに感じます。

エリオット・アーウィットの写真展がそこで開催される事は帰宅後の情報収集となりましたが、インターネットで見るのと写真集で見るのとではだいぶ印象の異なる彼の写真はぜひとも生で見てみたいものです。


(2125) 花粉の終わらない春    2009/4/11

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天気が良いので表参道まで散歩がてらの買い物。

フィルムカメラを持っていけば ”何か撮れそうな” 気がしましたが、今日はデジカメのみ。
そろそろ欲しいと思っていた手頃なバッグを見繕うのにカメラ2台を持ち歩くのでは大変です。

吉田カバンは私の好きな ”布製バッグ” を豊富にリリースしているので、
それらを実際に手に取って検討してみましょう...という考え。
そして表参道の KURACHIKA YOSHIDA は吉田カバンの直営店だけに展示品が豊富。

ですがなぜか今日は気持ちが乗らず、見るだけで帰ってきました。
やっぱり ”欲しいと思った時が買い時” とは買い物の心得。
またの機会に楽しみは取っておきましょう。

 

ところで来週の今頃はロスに向けて旅立っているはずだけど、何一つ準備が出来ておりません。
パスポートとクレジットカード、カメラがあれば他に何がいるでしょう?

 

 


(2124) 大事に使う    2009/04/10

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MINOLTA CLE が調整を終え戻ってきました。

距離計の縦ズレを直すだけのつもりが、ファインダーフレーム交換、シャッター幕軸注油、幕速調整、モルトプレーン交換が追加され、お買い得なコンパクトデジカメが購入出来るくらいの出費。

まあまあ良いでしょう。MINOLTA というメーカーが存在しない今となっては、メーカー修理は出来ないからして、20年も昔のこのカメラを直したり調整したりしてくれるカメラ屋さんがあるというだけでもありがたい事です。と言っても、修理をしてくれる方は元 MINOLTA の技術者のようですが。

近頃は私自身が公園や観光地を歩く機会が多いためか、すれ違い様にフィルムカメラを首から提げている人を良く見かけます。圧倒的に多いのは Nikon FE、New FM2、FM3A、F3あたりですが、一昔前と違うのは、写真専門学校の学生ではなく20代や30代の男性が多い事。

フィルムカメラはこだわって使うもの...という時代になったのでしょうか。それを持ち歩いているだけで強い信念のようなものを感じます。フィルムカメラはそんなふうにしてこれからもずっと生きていくでしょうが、まともなラボが少なくなってきたことだけが気がかりです。


(2123) 生音に浸る    2009/04/09

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本当に久しぶりのLIVE。CHAGE & ASKA と言えば活動休止との事で新聞を賑わせたばかりですが、今日は ASKAさん のソロ。

ASKAさんとは以前仕事でご一緒させていただいた事はありましたが、実はライブを見たことがありませんでした。今回は知人からのお誘いで特別良い席を準備していただきました。ありがとうございました。

私が学生だった90年代、CHAGE & ASKA は爆発的ヒットとなる数々の曲を生み出し、それらは大人になった今も口ずさめる程に印象的なメロディ。誰しも学生時代に聞いていた曲には特別な思い入れがあるものでしょう。

その歌声が生で聞けたというのは、本人にお会いした時以上と言っても過言ではないくらい感動がありました。

歌を歌うために生まれてきたとしか思えない ”凄み” すら感じる声量と肺活量は人並み外れていて、CDで聞いていてはもったいないとさえ思わせます。そしてドラム、ベース、ギター、キーボードの4リズムが生演奏の最大の醍醐味。やはり、ライブって良いですね。

ライブとは何ら関係ありませんが途中で立ち寄った横浜中華街の写真。


(2122) 1年前の春    2009/04/08

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車は少し古いくらいのほうが絵になる...とは某Blogでのコメント。 ふむふむ...なるほど。
でもこの画を撮るなら、DP1の28mmではなく、DP2の41mmで2倍の距離から狙うべきですね。DP2安いんですよねぇ...。さて。


(2121) 新幹線に思うこと    2009/04/07

モミジの形をしていればなんでも ”もみじまんじゅう” という名で売られているから、正直お土産コーナーに立ち寄ってもどれが本物か分からない。もっとも、本物が一番美味しいという保証はないけれど。

広島への新幹線移動は ”じっとしていられる” 3時間の目安を大きく越えているから往復8時間はいささか退屈だ。

居眠りしていれば到着してしまうほど快適ではない理由は、そのシートにある。リクライニングするまでは良いが、ウトウトし始めると首が座らない赤ん坊のようになる私はそのサポートが欲しくなるし、長時間座っていると体は下に滑り落ちていく形になる。どうしてN700系でさえもシートの座面角度が変えられないのか?少し前を持ち上げるだけで大分楽になると思うのだけど。


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